R-79 (大型ミサイル艇)

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R-79
Р-79
艦歴
起工 1980年 ハバーロフスク造船工場
竣工 1984年12月19日
所属 ソ連海軍太平洋艦隊
ロシア海軍太平洋艦隊
除籍 現役
要目
艦種 大型ミサイル艇
艦型 12411T号計画型
工場番号 904
排水量 基準排水量 392 t
満載排水量 469 t
全長 56.1 m
全幅 10.2 m
喫水 2.5 m(艇体高)
4.15 m(スクリュー高)
機関 2倍膨張式巡航用ガスタービンエンジンM-75 2 基 10,000 馬力
ブースト用ガスタービンエンジンM-70 2 基 24,000 馬力
推進 2推進
電源 ディーゼル発電機3 基 200 kWt
速力 最大速度 42.0 kn
巡航速度 13 kn
航続距離 1,400 /13 kn
760 浬/42 kn
行動期間 10 日間
乗員 士官 5 名
水兵 36 名
武装 艦対艦ミサイルP-15M「テルミート2」連装発射機KT-138 2 基
76 mm単装両用AK-176M 1 基(弾数314 発)
30 mm6砲身機関砲AK-630M 2 基(弾数1000 発)
個艦防空用艦対空ミサイル9K34「ストレラ-3M」発射機MTU-4US 1 基(弾体16 発)
レーダー ミサイル管制・水上捜索照準レーダー34K1「モノリート」 1 基
ミサイル誘導レーダーMR-405 1 基
射撃管制レーダーMR-123「ヴィーンペル」 1 基
航法レーダー「ドン」 1 基
電子戦装備 電子戦対抗装置「ヴィーンペルR2」 1 基
チャフフレア発射機PK-16 2 基

R-79(ロシア語:Р-79エール・スィェーミヂェスャド・ヂェースィェチ)は、ソ連ロシア連邦大型ミサイル艇(Большой ракетный катер)である。

概要[編集]

1241.1T号計画「モールニヤ」型大型ミサイル艇の1 隻となるR-79は、1980年ハバーロフスクハバーロフスク造船工場で起工された。R-79は、ハバーロフスクで建造された最後の4 隻の1241.1T型の内、最後の1 隻であった。1984年12月19日には竣工し、ソ連海軍太平洋艦隊に配備された。

1991年末にソ連が崩壊すると、R-79はロシア海軍太平洋艦隊に編入された。1994年9月1日付けで姉妹艇2 隻が海軍を除籍になったが、R-79は残る1 隻の姉妹艇R-42とともに現役に留まっている。2007年には艦隊の記念パレードに参加しており、艇が稼動状態にあることが確認されている。

外部リンク[編集]