Pelecus cultratus

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Pelecus cultratus
Pelecus cultratus1.jpg
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 LC.svg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: コイ目 Cypriniformes
: コイ科 Cyprinidae
亜科 : ウグイ亜科 Leuciscinae
: Pelecus Agassiz1835
: P. cultratus
学名
Pelecus cultratus (Linnaeus1758)
シノニム
  • Clupea ziga Wulff, 1765
  • Cyprinus cultratus Linnaeus, 1758[2]

Pelecus cultratusウグイ亜科に属する淡水魚の一種。他の名称としてsichelziegesabre carpsabrefishなどもある。東欧から西アジア、中央アジアの河川に生息する。個体数は安定しており、IUCN保全状況軽度懸念としている[1]

形態[編集]

25-40cmに達し、最大で60cm・2kg程度[3]。ニシンを大型にしたような外見である。背はほとんど直線だが、腹部は下方に張り出して弧を描く。吻は上を向き、下顎もそれに合わせて傾斜する。側線は波打ち、体側のかなり下方を走っている。胸鰭は長くて尖る。体色は淡い銀色で、鰭はほぼ無色である[4]

分布[編集]

黒海カスピ海アラル海バルト海に注ぐ大河や、それにつながる湖で見られる。バルト海での分布は、ヴィスワ川から北緯61°以南のフィンランドスウェーデン南部。ラドガ湖オネガ湖にも分布する。遡河回遊を行うが、一生を淡水域で過ごす個体群もある[1][4]

生態[編集]

表層遊泳性で、動物プランクトン甲殻類・昆虫・小魚などを食べる。繁殖は5-6月で、川を遡って産卵に適した開けた水面を探す。卵は浮遊性で、川では水流に乗って流される。3-4日で孵化する。繁殖後の親魚は餌を求めて河口に戻る。3-5歳、20-30cmで性成熟し、寿命は9年程度[1]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d J. Freyhof & M. Kottelat (2008年). "Pelecus cultratus". IUCN Red List of Threatened Species. Version 2014.2. International Union for Conservation of Nature. Retrieved 2014年11月5日.
  2. ^ "Pelecus cultratus". World Register of Marine Species英語版. Retrieved 2014-11-05.
  3. ^ Froese, Rainer and Pauly, Daniel, eds. (2006). "Pelecus cultratus" in FishBase. April 2006 version.
  4. ^ a b Ziege: Pelecus cultratus”. NatureGate. 2013年12月14日閲覧。