Origin

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Origin
Originワークスペースの例
開発元 OriginLab Corporation
最新版 ver.2016 / 2015年10月
対応OS Windows
種別 グラフ処理
ライセンス プロプライエタリ
公式サイト OriginLab Home Page, 株式会社ライトストーン
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Originは米国 OriginLab Corporation社のWindowsグラフ作成・データ解析用ソフト。(ただし、Macintoshプラットフォームについては、Parallels Desktop for MacVMWar Fusionなどの仮想化ソフトウェアやBoot Campなどによるデュアルブートを、公式サポートに取り入れている。)日本国内の販売元は株式会社ライトストーン。

グラフ作成では、種々の2D/3Dグラフをサポートする。

データ解析には、統計信号処理曲線フィット、ピーク解析、画像処理などを含む。Originの曲線フィットは非線形の最小二乗フィット機能を含み、それはLevenberg–Marquardt(LMA)のアルゴリズムに基づいている。

近年のバージョンではバッチ処理のための各種機能が導入され、プログラミングすることなくルーチン的なタスクを一括処理することができるようになった。 それらの機能には、通常の「バッチ処理」の他、カスタム化可能なグラフテンプレート、分析オプションの「テーマ」、データや処理パラメータ変更に伴う自動再計算機能、ワークブック内に一連の操作手順を保存した「分析テンプレート™」などの機能を利用することができる。

データインポート機能としてOriginは、ASCII, Excel, NI TDM, DIADem, NetCDF, SPCなどのデータフォーマットをサポートしており、また、ADO(ActiveX Data Objects)を通じたデータベースアクセスのための組み込みクエリー処理機能も含まれている。グラフエクスポート機能としては、JPEG, GIF, EPS, TIFFなどのイメージフォーマットをサポートしている。

OriginにはLabTalkと呼ばれるスクリプト言語や、OriginCとよばれるC言語準拠のプログラミング環境が備わっている。より高機能なバージョンOriginPro [1] はさらに高度な解析・統計機能を備える。 また、Origin Viewer[2]という無償配布のビューアーソフトウェアがあり、Originのプロジェクトファイル内のデータやグラフなどを閲覧することが可能である。 インターフェイスがやや独特であるが、高機能かつ安定している。日本語の取り扱いにも問題がなく、バージョン9.1よりUnicodeにも対応するようになった。

機能[編集]

ユーザインターフェース[編集]

データ列のスパークライン表現を含むOriginワークブックの例。スパークラインを列表示に含めることによりデータを作図することなく一覧性を高めることができる。

Originは、スプレッドシートをフロントエンドとする視覚的ユーザインターフェース(GUI)を基本操作環境としたソフトウェアである。しかしExcelのような通常のスプレッドシートとは異なり、各列に列名や単位などの属性が与えられ、それらを一括して参照することができるように、Originの「ワークシート」はデータ列(内部的にはデータセットと呼ばれるベクトルデータ)を操作単位とするものである。従って計算においては、セルについての式の代わりに、列に対する計算式が利用される。

Originの機能にアクセスする別の方法として、LabTalkと呼ばれるスクリプト言語の利用がある。LabTalkはOrigin内蔵のCコンパイラ言語(Origin C)を使うことにより機能を拡張することができる。

その他、 VB.NET, C#, LabVIEWなどで書かれた外部プログラムからCOMサーバーを使ってOriginの機能にアクセスすることもできる。

歴史[編集]

Originは当初MicroCal[3]微小熱量計の専用ソフトウェアとして開発され、その測定データのグラフ化、非線形の曲線フィットやパラメータ推定などに使われた。

Originはその後、現OriginLab社[4]の前身であるMicrocal Software社より1992年に一般向けソフトウェアパッケージとして発表されることになる。OriginLab社の本社は現在、米国マサチューセッツ州ノースハンプトン市(英語サイト)に所在する。

リリース履歴[編集]

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]