OpenVAS

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
OpenVAS
OpenVAS-Logo-2010
開発元 Greenbone Networks GmbH
最新版
20.8.0 / 2020年8月11日
リポジトリ ウィキデータを編集
対応OS クロスプラットフォーム
種別 脆弱性スキャナ
ライセンス GPL
公式サイト www.openvas.org
テンプレートを表示

OpenVASOpen Vulnerability Assessment System、旧称:GNessUs)は、脆弱性のスキャニングと脆弱性の管理の機能を提供するサービスおよびツール群からなるソフトウェアフレームワークである。

OpenVASの全プログラムは自由ソフトウェアであり、大部分のコンポーネントはGNU General Public License(GPL)でライセンスされている。OpenVASのプラグインは、Nessus Attack Scripting Language(NASL)で書かれている。

歴史[編集]

OpenVASは、以前はオープンソースだったNessusスキャンツールのフォークとして、GNessUsという名前で開発が始まった。Nessusを開発していたTenable Network Securityが、2005年10月に、Nessusをプロプライエタリ(クローズドソース)ライセンスに変更したためである[1]。OpenVASは、もともとはPortcullis Computer Securityでのペネトレーションテスト[2]として提案されたものだったが、その後、Tim BrownによってSlashdotで公開が発表された[3]

OpenVASは、Software in the Public Interestのメンバープロジェクトの1つである[4]

フレームワークの構造[編集]

OpenVAS 8の構造

ネットワーク脆弱性テスト(Network Vulnerability Tests; NVTs)の日次更新フィードがあり、合計47,000件以上が配信されている(2016年6月現在)。

ドキュメント[編集]

OpenVASプロトコルの構造は、開発者を助けるために十分ドキュメント化されている。OpenVASに関するドキュメントを配布するためのOpenVASプロジェクトの出版物として、OpenVAS Compendiumがある。

関連項目[編集]

参考文献[編集]

外部リンク[編集]