OKI Common Lisp

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
OKI Common Lisp
開発元 沖電気工業株式会社
初版 1991年10月 (32年前) (1991-10)
最新版
"2.00" / 1992年6月17日 (31年前) (1992-06-17)
対応OS OKI UX, SunOS, HP-UX
プラットフォーム i860, SPARC, PA-RISC
対応言語 Lisp, Common Lisp
種別 コンパイラおよびインタプリタ
テンプレートを表示

OKI Common Lisp (開発コードネーム Tachyon Common Lisp) は沖電気工業によるCommon Lispの実装である。

当時最も高速であったLucid Common Lispよりもインタプリタで6倍、コンパイラで2倍の高速性を誇り、一部のベンチマークでは最適化されたCコードよりも同一マシン上で高速であったため、開発者によりC(物理の光速度)よりも高速という意味を込めてTachyon Common Lispと名付けられた[1][2]

言語仕様[編集]

開発当初はCLtL2準拠であったが、後にANSI規格への準拠が進められた[3]

動作プラットフォーム[編集]

OKIstation 7300を初期動作プラットフォームとしたが、後にSPARCPA-RISCを搭載するマシンへも移植された。

脚注[編集]

  1. ^ https://dl.acm.org/doi/abs/10.1145/141471.141561
  2. ^ https://www.oki.com/jp/Home/JIS/Books/KENKAI/n197/pdf/197_R32.pdf
  3. ^ http://id.nii.ac.jp/1001/00123818/