Nintendo Creators Program
Nintendo Creators Programは、YouTubeの広告収益を任天堂と動画制作者との間でシェアするサービス[1]。2018年12月末日に終了[2]。
概要
YouTubeのルール上、任天堂の著作物が含まれる動画から得られる広告収益は任天堂に付与されている。しかし、動画制作者が本プログラムに登録することで、当該動画の広告収益を任天堂とシェアできるようになる[1]。なお、YouTube Liveによるライブ配信は対象外[1]。
利用にはGoogleアカウントとPayPalビジネスアカウントが必要[1]。毎月、月末締めで収益の集計を行い、翌々月中にPayPal口座を通じてUSドルで支払われる[1]。収益のシェア比率はチャンネルが70パーセント、動画が60パーセント[1]。
法令遵守の意思と本プログラムに参加している事実を示すため、動画には以下の文言を含める必要がある。
「 | 私は、Nintendo Creators Programのライセンスによって、この動画で任天堂コンテンツを使用しています。この動画は、任天堂による援助や支援がなされているものではありませんが、この動画から得られる広告収益は任天堂と分け合われます[1]。 | 」 |
公式サイトのリストに掲載されているタイトルが利用可能。ただし、不正な改造・改ざん(チート、TAS行為を含む)を行った動画や不正行為にかかわる無許諾のツールを用いた動画は申請が却下されることがある[1]。また、任天堂以外の著作物が含まれる動画やチャンネルは登録できない[1]。なお、ニコニコ動画で実施している同様の仕組み「クリエイター奨励プログラム」でも本プログラムと同じタイトルが対象となり[1][3][4]、OPENREC.tvでも任天堂タイトルの動画配信が可能となった[5]。
2018年11月29日の任天堂のニュースリリースにおいてNintendo Creators Programが2018年12月末日で終了することが発表され、新たに、YouTubeを含む動画・静止画の適切な共有サイト全般を対象とした「ネットワークサービスにおける任天堂の著作物の利用に関するガイドライン」が公開された。このガイドラインではストリーミング配信も対象になるなど投稿の要件が緩和されている[2][6]。
脚注
- ^ a b c d e f g h i j “Nintendo Creators Programとは”. 任天堂. 2017年10月7日閲覧。
- ^ a b “End of the Nintendo Creators Program & Information about New Guidelines” (英語). 任天堂 (2018年11月29日). 2019年3月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年9月17日閲覧。
- ^ “任天堂著作物を含む作品をクリエイター奨励プログラムに登録するには”. ニコニコ. 2017年6月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年9月17日閲覧。
- ^ “任天堂株式会社指定タイトルリスト”. ニコニコ. 2017年9月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年9月17日閲覧。
- ^ “任天堂タイトルの動画配信について”. OPENREC.tv. 2018年3月28日閲覧。
- ^ “ネットワークサービスにおける任天堂の著作物の利用に関するガイドライン”. 任天堂. 2018年11月29日閲覧。
外部リンク
- ネットワークサービスにおける任天堂の著作物の利用に関するガイドライン - 本サービス終了に伴い公開された新規ガイドライン