NOBODY (映画)

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NOBODY
監督 大川俊道
脚本 大川俊道
製作 末吉博彦
石野憲助
出演者 加藤雅也
根津甚八
竹内力
中野英雄
遠藤憲一
四方堂亘
小沢和義
中島宏海
西山由海
音楽 京田誠一
主題歌 寺田恵子「天国の出口」
撮影 緒方博
編集 北沢良雄
製作会社 ニューウェーヴ
配給 ヒーロー
公開 日本の旗 1994年5月28日
上映時間 100分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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NOBODY』(ノーバディ)は、1994年公開の日本映画加藤雅也主演。第4回日本映画プロフェッショナル大賞ベストテン2位。VHSビデオタイトルは、『NOBODY 〜ノーバディ〜』。

概要[編集]

脚本家出身で、『クライムハンター』シリーズ、『サニー・ゲッツ・ブルー』等といったVシネマ作品を黎明期から手がけてきた大川俊道監督による劇場用第一作。大川は拘りのガンアクションに加え、一見安全な日本の治安に対する潜在的な不安と恐怖を緊迫感に満ちたサスペンススリラー仕立てで描いている。

惹句[編集]

誰もいない―。
乾ききったこの街で男たちは出会ってしまった。
そしてルールのない死のゲームが始まる―。

ストーリー[編集]

結婚式帰りの大手広告代理店のエリートサラリーマン仲間のタキ、南部、小西の三人がショットバーで飲んでいたが、ジッポ、マルボロ、ロレックスと名乗る三人組と些細な事から口論。一旦引き上げるものの、忘れ物を取りに戻った小西がその三人からのリンチを受ける。数日後、たまたまロレックスを見つけたタキ等は彼を報復リンチ。ロレックスはその場で動かなくなった。以来罪悪感を抱え続けていたタキの元へジッポからの電話が入る。ジッポはロレックスの死を告げてから、「お礼をさせてもらう」と処刑宣告。その日から命の脅威にさらされ、南部、小西と仲間が次々と消されて行き、そしてタキにジッポ等の正体を告げようとした唐木刑事も凶弾に倒れてしまい、タキは追い詰められて行く……。

エピソード[編集]

  • 公開直後に一部シーンを撮り直している。
  • 1998年には小規模ながら、アメリカでも公開された。
  • DVD版は日本未発売だが、北欧版が存在している。

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

  • 監督・脚本:大川俊道
  • 企画・製作:末吉博彦(ヒーロー)、石野憲助(ニューウェーヴ)
  • プロデューサー:小椋正樹、古澤敏文(ニューウェーヴ)、服部紹男(セントラル・アーツ
  • 撮影:緒方博
  • 照明:居山義雄
  • 録音:林大輔
  • 整音:小峰信雄
  • 編集:北沢良雄
  • 助監督:大津是
  • 音楽:京田誠一
  • 音響効果:中村佳央(東洋音響カモメ
  • 装飾:安達巌、毛尾喜泰
  • 持道具:大野利秋
  • 衣裳:湯浅昌美
  • メイク:横井君夫、安達亜紀子
  • スクリプター:荘原はる
  • スチール:竹内健二
  • ガンアドバイザー&スペシャルエフェクト:BIG SHOT、納富貴久男、唐沢裕一、今関謙一
  • 技斗:二家本辰巳
  • 人体スタント:大滝明利
  • カースタント:TA・KA
  • 主題歌:「天国の出口」寺田恵子BMGビクター
  • 現像:東映化学
  • 制作協力:にっかつ撮影所
  • 製作:ニューウェーヴ

ソフト[編集]

外部リンク[編集]