Marmalade (SDK)

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Marmalade SDK
開発元 Ideaworks3D Limited.
最新版 6.2.2 / 2013年04月12日(11か月前) (2013-04-12
プログラミング言語 C++
対応OS iOS, Android, BlackBerry, Windows Phone 8, Mac OS X, Windows, LG TV, Symbian, webOS
種別 ゲームエンジン
ライセンス プロプライエタリ・ソフトウェア
公式サイト www.madewithmarmalade.com
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Marmalade SDKはIdeaworks3D Limited[1]が開発し、ライセンス提供するクロスプラットフォーム対応のソフトウエア開発キットで主にモバイル端末向けのアプリを開発、テスト、展開するためのライブラリ、サンプル、ドキュメント、ツールが含まれます。

歴史[編集]

Marmalade SDKはかつてAirplay SDKという名称で提供されていましたが、2011年6月[2]のVersion 5.0.0のリリースからリブランドされました。本SDKはIdeaworks3D[3]社内でモバイル端末向けのゲームを開発するために元々、内製ライブラリとして活用されていたもので、後に製品化されました。

Marmalade SDK設計の根底は”Write once, run anywhere" (一度プログラムすれば、どこでも実行が可能)というもので、異なるプラットフォーム向けのAPIを使用して、異なるプログラミング言語でそれぞれ書き直すのではなく、単一のコードベースからコンパイルし、全ての対応プラットフォームへの展開を実現するものです。このために各プラットフォームのコアAPIに対して抽象化レイヤーとして機能するC/C++ベースのAPIを提供しています。

2012年9月にはWeb Marmalade[4]がリリースされました。これは同様に”write once, run anywhere”の特色を持つライブラリ群から構成され、HTML5, CSS 3 及び JavaScript 開発に対応したもので、加速度センサーやGPSデータなどモバイル端末の機能を活用できるAPIを提供しました。

Marmaladeは2013年2月にRAD (計算機プログラミング環境) システムMarmalade Quickをリリースしました。[5] [6]このMarmalade QuickはMarmalade SDKの上にハイレベルライブラリ群を提供するもので、プログラマーに短期間でゲームやアプリ開発を可能にする スクリプト言語Luaに対応しました。

機能[編集]

ライセンス[編集]

Marmalade SDKを使用するにあたっては、ライセンスを購入する必要があります[7]。展開プラットフォームの違いや、技術サポートのレベルにおける違いによって4種類のライセンスが存在します。SDKがインストールされた各コンピュータ端末にそれぞれライセンスが必要です。

ライセンスのレベルは、低コストから順番に次のようになります。

  • Community
  • Indie
  • Plus
  • Professional

プラットフォーム[編集]

Marmalade SDKは次のプラットフォームへのアプリ展開に対応しています。実際に展開可能なプラットフォームは取得したライセンスレベルによって異なります。

C/C++ ベースの開発[編集]

主製品のMarmalade SDKは次の2つの層から構成されています[11]

Marmalade Systemと呼ばれるローレベルC言語 APIは抽象化レイヤーを提供し、メモリ管理、ファイルアクセス、タイマー、ネットワーク機能、各種I/F (例:加速度センサー、キーボード、タッチスクリーン)及びサウンド、ビデオ出力などの端末機能にプログラマーがアクセス出来るようにします。

Marmalade Studioと呼ばれるC++ APIは2D (例:ビットマップ、フォントの処理)、3Dグラフィクス描画(例:3Dメッシュ描画、ボーンアニメーション)などの機能を提供します。また、拡張可能なリソース管理システムとHTTPネットワーク機能も含まれます。

グラフィクス[編集]

Marmalade SDKはモバイル端末のグラフィクス描画機能に OpenGL ES API (OpenGL ES 1.x、2.x共に対応)を直接使用して、もしくはMarmalade Studio層のミドルウエアを介してアクセスすることが出来ます。

Marmalade Studioはビットマップや3Dモデルデータ等のグラフィクスリソースのロード及び描画の機能を提供します。OpenGL ESを直接使用する場合には、これら機能はデベロッパー側で別途実装する必要があります。Marmalade StudioはAutodesk 3ds Max 及び Autodesk Maya 用のエクスポータープラグインを提供し、これらの3Dパッケージで作成した3Dモデルやアニメーションをアプリ内で使用することが出来ます。

また、描画専用のハードウエアを搭載していない比較的古い端末対応には、ソフトウエア描画処理オプションが提供されていますが、これは既にレガシーモジュールという位置付けになっています[12]

オーディオ[編集]

SE効果音や音楽の出力には、ローレベルMarmalade System APIが圧縮オーディオやビデオフォーマットのデータを再生する機能を提供します。

Marmalade Systemには、マルチチャネル対応のサウンドミキサー機能があり、複数チャネルの非圧縮サンプル音源を、ピッチ及びボリューム制御を各チャネルに対して行い、同時再生することが出来ます。

Marmaladeを活用して制作されたゲーム[編集]

その他[編集]

参照[編集]

  1. ^ Marmalade, About Us”. 2013年4月17日閲覧。
  2. ^ Tim Green (2011年6月17日). “Airplay SDK re-branded as Marmalade”. Mobile Entertainment. 2013年4月20日閲覧。
  3. ^ Kyle Flanigan (2011年1月25日). “A Sit-Down With Phil Waymouth of Ideaworks”. 148Apps. 2013年4月20日閲覧。
  4. ^ Tim Green (2012年4月17日). “Marmalade targets web developers with new update”. Mobile Entertainment. 2013年4月20日閲覧。
  5. ^ James Nouch (2013年2月15日). “Corona is good, but Marmalade Quick is better”. Pocket Gamer. 2013年4月20日閲覧。
  6. ^ 土本学 (2013年3月7日). “モバイルで利用が広がるクラスプラットフォーム開発環境「Marmalade」 RADツールも提供開始”. gamebusiness.jp. 2013年4月25日閲覧。
  7. ^ Purchase Marmalade SDK”. Marmalade SDK website. 2013年4月21日閲覧。
  8. ^ BerryReview Team (2011年9月16日). “Dev Explains Why Marmalade SDK is Great for Cross Platform Games & Apps”. BerryReview. 2012年11月22日閲覧。
  9. ^ Keith Andrew (2011年8月31日). “Marmalade adds native support for QNX OS and BlackBerry PlayBook”. Pocket Gamer. 2012年11月22日閲覧。
  10. ^ Keith Andrew (2011年11月2日). “Eating the Apple: Marmalade adds iOS 6 and iPhone 5 support to SDK”. Pocket Gamer. 2012年11月22日閲覧。
  11. ^ The Two Sides of Marmalade”. Marmalade SDK documentation. 2013年4月21日閲覧。
  12. ^ Floating your boat - Marmalade's newly-optimised graphics pipeline”. Marmalade SDK blog (5 October, 2012). 2013年4月21日閲覧。

外部リンク[編集]