MARCH (学校)

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MARCH(マーチ)とは、日本の大学群のひとつを示す通称。これらには以下の大学が含まれ、名称は各校英字表記の頭文字で構成される[1]

概要[編集]

大学受験就職活動等に際して使われることがある関東の上記私立大学5校を指した語である。この括りには実態はなく、この大学群を単位とした特別な交流や集会などは存在しない。MARCHの一部は東京六大学とも重複し、スポーツの連盟などで交流する大学もある。

学生スポーツでは関東大学リーグに加盟している。バスケットボールでは関東大学バスケットボール連盟アメリカンフットボールでは関東学生アメリカンフットボール連盟に加盟しているが、硬式野球では明治大・立教大・法政大は東京六大学野球連盟、中央大・青学大は東都大学野球連盟にそれぞれ加盟しているなど、同じリーグではないスポーツもある。またMARCHのみを対象としたカンファレンスは存在しない。

MARCH現役進学率では、鎌倉を筆頭に、神奈川と東京の学校がベスト10を占めている[2]。ジャーナリストの國貞文隆によると、MARCHクラスの大学は公務員を目指す学生が多い[3]

「MARCHは高学歴か」の問いに、55.5%が高学歴、37.8%が高学歴ではないと回答しており、「知名度が高い大学」「実際に頭がいい」として高学歴だと回答する人がいる一方、「有名大学だとは思うが高学歴ではない」「上には上がある」として高学歴ではないと回答した人もいた。[1][4]

2015年6月、「学歴フィルター」における早慶とMARCHの間の大きな差を、ふるいにかける企業側の本音として指摘された[1]

2018年3月、ちょっと言いにくいのですが・・・MARCH(明治・青学・立教・中央・法政)に行く意味って何?と称した記事では、「最近の学生のレベルの降下で、MARCH学生の劣化がこのまま進むなら「学歴フィルター」での足切りが避けられない」「もはやMARCHは、「その他の大学」のくくりで考える」MARCHの「その他の大学」への評価の低下は、学生がMARCHに進学する事自体の意味が失われる事を意味する。「社会からのMARCHへの評価は崩れた」MARCH出身者にはショックだが、就職を目指すにしても、研究をするにしても、もうMARCHに進学する意味はない。と述べられている[5]

歴史[編集]

『MARCH』という大学グループ名は、受験専門誌『螢雪時代』の編集長である代田恭之が考案したもので、「大学進学率が1割を超えた昭和30年代、大学がエリート期からマス期に移行するのに従って、私大グループの呼び名を、合格発表のある『3月』のMarchにかけて名付けたのが始まり」だという [6]

1960年代、雑誌 『螢雪時代』の誌面には、「マーチ」に早稲田大学(W)と慶應義塾大学(K)を加えた『WKMARCH』という表記も見られる[7]

2005年頃から学習院大学(G)を含めた6校とし、『GMARCH』と呼ぶ例がみられはじめた[8]

2014年に大学通信が運営する携帯サイトが発表した「生徒に人気がある大学ランキング」では、1位「明治大学」491ポイント、2位「早稲田大学」442ポイント、3位「立教大学」225ポイント、4位「東京大学」208ポイント、5位「慶應義塾大学」197ポイント。上位20位は、知名度の高い私立総合大学と旧帝国大学、地方の有力国立大学が占めた[9]。同年、文部科学省が選ぶスーパーグローバル大学(トップ型)には漏れ、(グローバル化牽引型)には、MARCHからは明治大学、立教大学、法政大学の3大学が選ばれた[10]

2016年4月入学者を対象とした入試では、地方創生を狙いとした文部科学省が進める定員の厳格化の影響で、志願者は増えたものの合格者が減少した[2]

キャンパス写真集(ギャラリー)[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c 「学歴フィルター」早慶とMARCHの大きな差”. 東洋経済新報社 (2015年6月22日). 2016年7月30日閲覧。
  2. ^ a b 安田賢治 (2016年7月1日). “MARCH現役進学率が高い学校ランク 東京、神奈川がベスト10占める”. ZAKZAK. 2016年7月30日閲覧。
  3. ^ 中央、明治など「MARCH卒」が出世する150社”. 東洋経済新報社 (2014年11月26日). 2016年7月30日閲覧。
  4. ^ MARCH(マーチ)とはどういう意味? 大学の難易度は? 一般的なイメージは高学歴?”. マイナビ (2018年1月25日). 2018年2月4日閲覧。
  5. ^ 『週刊現代』 2018年3月3日号 59-60ページより引用。
  6. ^ 『AERA』 2011年1月17日号 31-32ページより。かぎ括弧内は直接引用。
  7. ^ 『AERA』 2011年1月17日号 31-32ページ。クワイ河マーチをもじったという。
  8. ^ 難関14私大 高校別合格者数Top10、親子世代比較(1984年/2014年)”. excite.co.jp (2014年7月8日). 2014年7月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年9月13日閲覧。
  9. ^ 高校生に人気がある大学ランキング、明大1位に返り咲き”. リセマム (2014年11月28日). 2016年7月30日閲覧。
  10. ^ <大学の国際化(下)>有力大「MARCH」「関関同立」、グループ内で明暗―「ランキング至上主義」に弊害も”. レコードチャイナ (2014年12月16日). 2016年7月30日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]