車線逸脱防止支援システム
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車線逸脱防止支援システム(しゃせんいつだつぼうししえんシステム)は、自動車が走行中に車線を逸脱することを防ぐ機能の総称である。
概要[編集]
車線逸脱警報(LDW,Lane Departure Warning)は車内に設置されたC-MOSやCCDカメラ画像をもとに車線を認識し、方向指示器を操作されないまま車線を逸脱しそうになると警報音を鳴らしディスプレイに表示するなどしてドライバーに知らせる機能である。
レーンキープアシスト(LKAS)はACCと基本的に一緒に使用されるもので、電動パワーステアリング(EPS)作動中適切なトルクを発生させるなどのステアリング制御を行い、車線維持をアシストする機能である。これにより軽いステアリング操作で車線維持走行が可能となる。車線逸脱を検知したときのみ機能するタイプと、積極的に車線維持を行うタイプがある。
日本で販売されるレーンキープアシスト機能は、国土交通省の定める車線維持支援装置の技術指針に適合しており、下記の要件がある。
- ドライバーが機能をオン/オフできるスイッチを備えていなければならない。また、エンジンをかけた直後はオフでなければならない。
- システムの作動下限速度が65km/h以上であること。これは、高速道路・自動車専用道路を対象であることにより、一般道の法定速度60km/hより高い数値に定められている。各社の下限速度は65km/hで統一されている。
- 機能の作動状態がメータなどで常に表示されること。各社ともにメータ内のディスプレイ上に、白線やハンドルのデザインの表示を行っている。
- カーブ半径が1,000mよりも急な道路まで作動可能な機能は、ハンドルから手を離した場合に機能を停止させること。トヨタ・ホンダ・フォルクスワーゲンではこれに該当する。
各社の名称[編集]
現在ドイツが主導となりISO規格化が進められており、Lane Keeping Assist Systemはこの議論で用いられる一般名称であり、各社は以下の名称を使用している。
- 日産自動車:レーンディパーチャープリベンション(LDP)[1]
- ホンダ:レーンキープアシストシステム(LKAS)[2]
- トヨタ:レーン・キーピング・アシスト[3]
- レクサス:レーン・ディパーチャー・アラート(LDA)[4]
- スバル:アクティブレーンキープ
- フォルクスワーゲン:レーンアシスト[5]
- BMW:レーン・ディパーチャー・ウォーニング[6]
- フォード・モーター:レーンキープ・システム
脚注[編集]
- ^ 車線逸脱しそうな場合、ドライバーが車線内に戻す操作を支援します
- ^ LKAS(レーンキープアシストシステム)のヒミツ
- ^ 車線に沿った走行をサポートするレーンキーピングアシスト
- ^ Lane Departure Alert
- ^ カメラにより安全な車線維持をサポート
- ^ 自らの道を、逸れることなく。レーン・ディパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告システム)