Kissin' Christmas (クリスマスだからじゃない)

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Kissin' Christmas (クリスマスだからじゃない)
桑田佳祐 & His Friendsの楽曲
収録アルバムI LOVE YOU -now & forever-
リリース2012年7月18日
規格シングルレコード(発表当時)
12cmCDアルバム
デジタル・ダウンロード
ジャンルロック
時間7分10秒
レーベルタイシタレーベル
作詞者松任谷由実(“お正月”:東くめ “Joy to the world”:Isaac Watts)
作曲者桑田佳祐(“お正月”:滝廉太郎 “Joy to the world”:Georg Friedrich Handel, Lowell Mason)
チャート順位
いつか何処かで (I FEEL THE ECHO)
(3)
Kissin' Christmas (クリスマスだからじゃない)
(4)
漫画ドリーム
(5)

Kissin' Christmas (クリスマスだからじゃない)」(キッシン・クリスマス-)は、桑田佳祐 & His Friendsの楽曲。作詞・松任谷由実、作曲・桑田佳祐、編曲・KUWATA BAND

背景[編集]

日本テレビ1986年1987年12月24日に放送した音楽番組「Merry X'mas Show」のテーマソングとして使用され、番組のラストで出演者全員によって歌われた。

作詞:松任谷由実(以下記事内では「ユーミン」と表記)、作曲:桑田佳祐、編曲:KUWATA BANDという組み合わせで製作されており、桑田が作曲したこともあってか随所にクリスマス的お遊びや正月に向けたメロディー[注釈 1]などの遊びが施され、歌詞は冬の曲が多いユーミンらしい独特なウィンターラブソングに仕上がっている[注釈 2]。なお、番組中でユーミンは「詞を書くのに桑田君が作ったデモテープを聞いたところ、英語の歌詞が全部デタラメですごく苦労した」と語っている[注釈 3]。元々4分ほどの曲で作っていたものの、番組の制作会社であるフルハウス(現:ハウフルス)の菅原正豊に「4分じゃ短い」と言われ5分に延ばしたものの、「まだ足りない」として7分超まで演奏時間を延ばしたという話がある。

放送内では「Merry X'mas Show」の出演者が歌う場面が多々見られており、サザンオールスターズのメンバーとしては桑田のほか彼の妻である原由子、KUWATA BANDのメンバーである松田弘もボーカルの一節を歌ったことがある。番組内で「レコードにはしない!」と宣言されたために、有線ラジオ放送およびFM放送のプロモレコード(CD)がある以外には長年一般発売されていなかったが、音源化を熱望したスタッフがビクターエンタテインメント(桑田、及びサザンの所属レコード会社)のスタジオでマスターテープを発見したことから、2012年7月18日発売の桑田のベスト・アルバムI LOVE YOU -now & forever-』に収録されることが決まり、26年の歳月を経て初めて商品として音源化されることとなった[1][注釈 4]。バージョンは「Merry X'mas Show」の番組での音源ではなくリード・ボーカルを桑田が1人で全編を担当しており、ユーミンではなく別の女性ボーカルと桑田が歌った音源である[2]

録音[編集]

有線ラジオ放送FM放送用、また番組放送前後にレコード・ショップに配布されたプロモーション用のアナログ盤がある(桑田曰く「150枚ほど」[3])以外は長年商品化されず、番組中でも「レコード(商品)化しないから、いいんです」と言っているように、当初から商品化する予定は無かったようである。ただし、USENやラジオ局には音源があるため、リクエストすれば季節に関係なく聴くことができ、バージョンは「Merry X'mas Show」の番組での音源ではなく、リード・ボーカルを桑田が1人で全編を担当している。

マスターテープを発見した時、デジタル盤とアナログ盤がみつかったが、アナログ盤はあまりにも古かったためテープ同士が1枚1枚張りついており、オーブンで少しずつ温めて丁寧に直していった。なお、デジタル盤は使い物にならなくなっていたという[4]

その他[編集]

2018年12月31日には『第69回NHK紅白歌合戦』で桑田とユーミンがこの曲の制作及び『メリー・クリスマス・ショー』以来31年ぶりに共演。「勝手にシンドバッド」の歌唱中に実現したツーショットが話題となる[5]。2019年6月には東京ドームで行われたサザンの全国ツアーの最終日に観覧し、双方のSNSにサザンとユーミンが楽屋で集合した写真が掲載された[6][7]

現在も桑田は自身のラジオで度々ユーミンに対する尊敬の念を語ることがある[8][9]。ライブ『ひとり紅白歌合戦』などで楽曲をカバーすることもある[10]

参加ミュージシャン[編集]

『I LOVE YOU -now & forever-』に収録されたプロモーションレコードのバージョンのもの。

カバー[編集]

  • 1999年:TRY-TONE - アルバム『J-POP A CAPPELLA CHRISTMAS ALBUM』に収録。

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

  1. ^ Joy to The World(もろびとこぞりて)」や「お正月」の一節が流れる。
  2. ^ 桑田、ユーミンともに作詞・作曲のいずれかのみ担当している楽曲は少ない。
  3. ^ 桑田は普段の曲作りにおけるデモテープ制作の際にはデタラメ英語で仮歌の収録を行なっている。
  4. ^ 最初は初回盤のボーナスディスクに収録する予定だったが、スタッフの助言により急きょ本編に入れることになった。

出典[編集]

  1. ^ 桑田佳祐、ユーミン共作曲初音源化 26年前のXマスソング - オリコン・2012年6月11日
  2. ^ 桑田佳祐、ユーミンとのコラボ曲甦る! 2/2 - サンケイスポーツ・2012年6月11日
  3. ^ スペースシャワーTV 8月6日『V.I.P.-桑田佳祐-』内のインタビューによる。2012年。
  4. ^ wowow内のインタビューによる。2012年。
  5. ^ 【紅白】サザン、お祭り騒ぎで平成最後の紅白締め ユーミンとキス&“胸さわぎの腰つき”も オリコン 2018年12月31日配信 2012年5月3日閲覧
  6. ^ サザンオールスターズ official  2019年6月18日のツイート
  7. ^ 松任谷由実、サザンと集合写真を公開「豪華過ぎ」「紅白思い出す」など大反響スポーツ報知 2019年6月19日配信 2020年12月12日閲覧
  8. ^ ユーミンと中島みゆきは“涙活”に良い 桑田佳祐もびっくり「原さんが泣いていた」エキサイトニュース 2016年12月28日配信 2021年5月3日閲覧
  9. ^ 桑田佳祐、サザン『ほぼほぼ年越しライブ』について語る! 嵐へのエールもリアルサウンド 2020年11月30日配信 2021年5月3日閲覧
  10. ^ 桑田佳祐、「ひとり紅白」完結を振り返る 「歌謡曲はいろんなことをごった煮に飲み込んだニューミュージック」2018年12月9日配信 2021年5月3日閲覧 リアルサウンド

外部リンク[編集]