Ken's Bar II

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Ken's Bar II
平井堅カバー・アルバム
リリース
録音 Sony Music Studios
Brooklyn Recordings
Bunkamura Studios
ジャンル J-POP
時間
レーベル DefSTAR RECORDS
プロデュース 平井堅
チャート最高順位
  • 週間2位オリコン
  • 2009年6月度月間6位(オリコン)
ゴールドディスク
  • ゴールド(CD、日本レコード協会
  • 平井堅 アルバム 年表
    FAKIN' POP
    2008年
    Ken's Bar II
    2009年
    Ken Hirai 15th Anniversary c/w Collection '95-'10 “裏 歌バカ”
    2010年
    テンプレートを表示

    Ken's Bar II』(ケンズ バー・ツー)は、平井堅通算2枚目のカバー・アルバム2009年5月27日DefSTAR RECORDSから発売された。規格品番:DFCL-1504。DVD付初回限定盤(DFCL-1502/3)・Blu-spec CD盤(DFCL-20008)が同時発売。

    解説[編集]

    1998年5月29日から始まったコンセプト・ライブ「Ken's Bar」の開店10周年を記念して、実際のライブの構成をスタジオ・レコーディングで再現、シンプルなアコースティック編成で制作されたコンセプト・カバー・アルバム[注 1]の第2弾である[1]。第1弾『Ken's Bar』同様、過去にライブ内で歌われたことのある楽曲を中心に、洋楽や邦楽、男女、時代を問わず、広く選曲されているが、本作品ではJ-POPも多く取り上げられている。平井本人は演奏には参加しておらず、ボーカリストに徹している。レコーディング東京ニューヨークで行われた。

    封入ブックレットには、音楽ライター兵庫慎司氏によるライナーノーツと楽曲解説が掲載された。初回生産限定盤のみ特殊ダブル紙ジャケット仕様で、2009年2月14日に大阪城ホールで行われた「Ken's Bar 10th Anniversary Valentine Special!」公演を収録したDVDが封入されている。これまでテレビ放送のみであった「Ken's Bar」公演の模様が映像ソフト化されるのは、これが初である。また2009年6月10日には、初めて単品のDVDソフトとして『Ken Hirai Films Vol.11 Ken's Bar 10th Anniversary』(DFBL-7123)が発売された。

    DVD付初回盤、CDのみの通常盤に加え、高音質再生が可能とされているBlu-spec CD仕様盤も限定発売された(第1弾『Ken's Bar』のBlu-spec CD仕様盤(DFCL-20007)も同時に限定発売)。

    「Stardust」は、本アルバムから唯一、新規のミュージック・ビデオが制作され、2004年11月に発売されたMV集『Ken Hirai Films Vol.12』(DFBL-7147)にのみ収録されている。生前の美空ひばりと合成された映像が、アルバム発売前に公開されてマスメディア各媒体でも取り上げられた[2]

    収録曲[編集]

    CD[編集]

    1. Open(1:07)
      • 雨の降る中、バーへ向かう客の情景を表現したSE。
    2. even if 〜instrumental〜(3:34)
      • 作曲:Ken Hirai 編曲・ピアノ演奏:Matt Hales
      • 「Ken's Bar」のテーマソングと云えるシンボル的な楽曲。1998年の第1回から「バーボンとカシスソーダ」のタイトルで披露されていた[3]。2000年に11枚目のシングルとして期間限定発売された。
    3. New York State Of Mind(6:33)
    4. 僕がどんなに君を好きか、君は知らない(5:27)
    5. LOVE 〜Destiny〜(5:14)
      • 作詞:ayumi hamasaki 作曲:つんく 編曲・ピアノ演奏:鈴木大
      • 浜崎あゆみの1999年の楽曲。7枚目のシングルとしてリリースされ、初のオリコン・シングルチャート1位を獲得した。
    6. DESPERADO(4:02)
    7. MOON RIVER(4:29)
    8. Intermission(1:34)
      • 作曲:Ken Hirai 編曲・ピアノ演奏:鈴木大
      • 幕間に流れるBGMと位置づけられたInstrumental曲。
      • 後に詞がつけられ、ライブツアー『Ken's Bar 2009』のアンコールで「half of me」という曲名で披露。2018年に45枚目のシングルとして発売され、2021年リリースの10thアルバム『あなたになりたかった』に収録された。
    9. Because Of You(4:28)
    10. LATELY(4:46)
      • 作詞・作曲:Stevie Wonder 編曲・ピアノ演奏:Frank McComb
      • スティーヴィー・ワンダーの1980年の楽曲。19thアルバム『Hotter than July』収録。
      • アメリカのソウル・シンガー、フランク・マッコムとデュエットしている。
    11. わかれうた(3:49)
    12. Heart Of Mine(5:14)
    13. 白い恋人達(4:55)
    14. Close(0:50)
      • 家路へ向かう客の情景を表現したSE。
    15. Stardust(3:25)

    DVD 「Ken's Bar 10th Anniversary Valentine Special!」[編集]

    1. My Funny Valentine
    2. バレンタイン・キッス
    3. SWEET MEMORIES
    4. Sweet Pillow
    5. Missin' you 〜It will break my heart〜
    6. LIFE is... 〜another story〜
    7. 瞳をとじて
    8. Strawberry Sex
    9. the flower is you
    10. シルエット・ロマンス
    11. SHE
    12. キミはともだち
    13. POP STAR
    14. Love Love Love
    15. even if

     ※2009年2月14日大阪城ホール

    演奏[編集]

    ライブ「Ken's Bar」[編集]

    平井堅#コンセプト・ライブ「Ken's Bar」参照

    脚注[編集]

    注釈[編集]

    1. ^ 公式HPや雑誌、フライヤーにおける公式ディスコグラフィでは、他のスタジオ・アルバムと区別して、このカテゴリー名を使用している。
    2. ^ 4つの年代(70年代80年代90年代00年代)にわたってオリコン・シングルチャート1位を獲得した唯一のソロ・アーティストである。
    3. ^ このうち、ケイト・ウィンスレットが主演女優賞を受賞している。
    4. ^ 前作『Ken's Bar』では、同様の企画で坂本九の「見上げてごらん夜の星を」をデュエットしている。

    出典[編集]

    1. ^ 平井堅、<Ken's Bar>開店10周年記念にカヴァー作第2弾発売”. BARKS (2009年4月16日). 2021年6月18日閲覧。
    2. ^ livedoorニュース「平井堅、美空ひばりと時を越えたデュエット」 - 2009年5月21日閲覧。
    3. ^ 平井堅、<Ken's Bar>が20周年突入。記念公演で西城秀樹の名曲カバーも”. BARKS (2018年5月31日). 2018年11月1日閲覧。
    4. ^ 「平井堅/even if」”. 食卓ON楽 - 広島FM (2010年6月25日). 2021年6月18日閲覧。
    5. ^ Special Interview 玉田勝吾”. Ariola Japan 平井堅25th ANNIVERSARY特設サイト (2020年5月13日). 2021年5月18日閲覧。
    6. ^ 平井堅が「ザ・ムーン」主題歌で名曲「ムーン・リバー」をカバー!”. 映画.com (2008年12月22日). 2021年6月18日閲覧。
    7. ^ アカデミー賞受賞作「愛を読むひと」日本版イメージソングに平井堅”. 映画.com (2009年4月24日). 2021年6月18日閲覧。