KURA MASTER

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2017年Kura MasterTop10受賞酒とチュイザ審査委員長

Kura Master(クラ マスター)は、2017年からフランスで始まったフランス人ソムリエによるフランス、欧州市場での日本酒の普及を目的にした日本酒コンクール[1]。主催はAssociation de Kura Master(所在地:パリ)。

審査委員長は、パリで最も格式と歴史を持つホテル・クリヨン(フランス語版)のシェフ・ソムリエでもあるグザビエ・チュイザ (Xavier Thuizat)。運営委員長は、フランスでソムリエや日本酒の輸入販売をしている宮川圭一郎[2]

2018年Kura MasterTop12受賞蔵元との記念写真(パリ日本文化会館)

第1回コンクールは、2017年2月6日にエントリーの受付を開始し、3月末日終了。仏市場への関心の高さを反映し、日本全国の酒蔵数の約2割に相当する220社から、計550銘柄(当初目標250銘柄)が集まった。カテゴリー別には、純米部門284種類、吟醸部門266種類でこれらのエントリー酒は、6月26日にパリ市内で35名のフランス人トップ・ソムリエ達によって審査され、金賞、プラチナ賞、特別審査委員賞、プレジデント賞が選出された。

その後、年々、日本酒エントリー数及び、フランス人のトップソムリエによる審査員の数を集め、第3回コンクールは、世界の日本酒コンクールには前例がない、100人コンクールが実施される。フランス各地から集まるトップソムリエやバイヤーなどプロが100人集まり、720点の日本酒を審査する、国際的に注目される日本酒コンクールとして、成長している。

審査委員長であるグザビエ・チュイザは、「昨今のフランス料理には、健康志向が定着しています。量より、素材の厳選が重視され、美味しくて軽いものが、主流です。そんな中、良質の有機野菜を使ったスープなどには、ワインより日本酒が合わせやすいと実感しています。また、マリネされたものや軽く酸味のあるお料理にも日本酒は、素敵なハーモニーを作り上げます。このコンクールをきっかけに、3年以内に日本酒が、有名レストランのワインリストの15%を占めることが目標です。」と明言している。

コンクールの結果発表は、KURA MASTER公式サイトでも公開されている。

ここ数年、日本酒全体の約3%に当たる大吟醸や純米酒の特級クラスの日本酒の輸出が、日本政府の政策も後押しし、拡大を続けている。フランスでは、2008年から現在までの約9年間で輸出額が、3倍以上、過去3年を見ると2倍に伸びている。当コンクールは、フランスだけでなく、世界の日本酒の輸出拡大に影響を与えるコンクールとして関係者の信頼を集めている。

プレジデント賞 審査員賞
第1回2017年 七田純米吟醸雄町50 (天山酒造) 花の香 桜花(花の香酒造)
第2回2018年 ちえ美人純米酒(中野酒造) 七本鎗 純米 渡船(冨田酒造) 山田錦 純米大吟醸 雑賀(九重雑賀) 八鹿にごり酒(八鹿酒造)
第3回2019年 2019年6月3日公式ウエブにて発表、プレジデント賞と審査員賞はパリOECD大使公邸で7月9日発表

脚注[編集]

  1. ^ KURA MASTERとは”. Kura Master, LLC.. 2017年5月29日閲覧。
  2. ^ 【フォーカス】宮川圭一郎さん/仏で日本酒コンクール主催 魅力伝え、応手への突破口に『日本経済新聞』夕刊2018年3月22日(ニュースぷらす面)

外部リンク[編集]