JR九州駅ビルホールディングス

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JR九州駅ビルホールディングス株式会社
JR Kyushu Ekibiru Holdings, Ltd.
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
812-0012
福岡県福岡市博多区博多駅中央街7番21号 紙与博多中央ビル12階
業種 サービス業
法人番号 2290001084755
事業内容 駅ビル事業の経営管理他
代表者 渡邊晴一朗(代表取締役社長
資本金 1億円
主要株主 九州旅客鉄道株式会社(100%)
主要子会社 JR博多シティ株式会社
JR小倉シティ株式会社
JR長崎シティ株式会社
JR大分シティ株式会社
JR鹿児島シティ株式会社
JR九州ビルマネジメント株式会社
外部リンク https://www.jrk-ekibiru.co.jp/
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JR九州駅ビルホールディングス株式会社(ジェイアールきゅうしゅうえきビルホールディングス)は、九州旅客鉄道(JR九州)グループの運営会社を管理する九州旅客鉄道(JR九州)の中間持株会社である。

概要[編集]

中間持株会社設立の背景[編集]

2018年12月25日、九州旅客鉄道では取締役会にて共同株式移転により、駅ビル事業およびホテル事業について、新たに中間持株会社を設立することを決議したことを発表した[1]。JR九州では駅ビル事業およびホテル事業について、鉄道に並ぶ基幹事業として順調に業務を拡大していたが、少子高齢化のトレンドに加え、駅ビル事業において、Eコマースの急成長による競争激化やテナント出店意欲の減退、ホテル事業において、競合の乱立や人手不足の常態化など、急速に厳しさを増している背景がある、としている[1]。このような状況に対応するため、駅ビル事業及びホテル事業の経営体制を見直し、より機動的かつ柔軟な意思決定と業務執行を可能とすべく、両事業において中間持株会社の設立を核としたグループ再編を実施した[1]

実施内容[編集]

駅ビル事業を6社管理する中間持株会社設立のために以下の再編が行われた。

  • 小倉ターミナルビルの事業分割
    • 駅ビル事業とホテル事業を兼任する小倉ターミナルビルを事業別に会社分割を実施。
      • 2018年12月26日、九州旅客鉄道本社の100%連結子会社として「JR九州ステーションホテル小倉」を設立
      • 2019年4月1日、小倉ターミナルビルを吸収分割会社、JR九州ステーションホテル小倉を吸収分割承継会社として吸収分割を実施し、ホテル事業を後者へ移管。
  • グループ内での商号統一
    • 2019年4月1日、「小倉ターミナルビル」・「長崎ターミナルビル」・「鹿児島ターミナルビル」を「JR小倉シティ」・「JR長崎シティ」・「JR鹿児島シティ」に商号変更。
  • 中間持株会社の設立
    • 2019年4月1日に、駅ビル6社の実施する共同株式移転により「JR九州駅ビルホールディングス」を設立
    • 代表取締役社長・常務取締役はJR博多シティの同職が、取締役の一部は残り5社の社長が兼任

傘下企業[編集]

詳細は各記事を参照。主にアミュプラザえきマチ1丁目の運営・マネジメントを主体とする。

JR博多シティ
JR博多シティ(アミュプラザ博多)

アミュプラザ博多博多デイトス、エキサイド博多(現デイトスアネックス)、博多駅コンコース内店舗、JRJP博多ビル地下の店舗運営・マネジメントを行う。

アミュプラザ小倉
JR小倉シティ

旧・小倉ターミナルビル。アミュプラザ小倉の運営・マネジメントを行う。かつてはJR九州ステーションホテル小倉の運営も行っていた。

アミュプラザ長崎
JR長崎シティ

旧・長崎ターミナルビル。アミュプラザ長崎の運営・マネジメントを行う。

アミュプラザ鹿児島
JR鹿児島シティ

旧・鹿児島ターミナルビル。アミュプラザ鹿児島の運営・マネジメントを行う。

JRおおいたシティ(アミュプラザおおいた)
JR大分シティ

旧・別府ステーション・センター。JRおおいたシティ、アミュプラザおおいたの運営・マネジメントを行う。かつては別府駅商業施設(現・えきマチ1丁目 別府)別府駅駐車場の運営を行っていた。

JR九州ビルマネジメント
えきマチ1丁目(写真はえきマチ1丁目別府B-passage)

えきマチ1丁目(旧フレスタ)の運営を行う。このほか、複合型商業施設の経営(ロードサイド事業)[2]や、北九州市・鹿児島市でのゴルフ練習場の経営[3]、分譲マンション「MJR」シリーズや、賃貸マンション「RJR」シリーズの管理事業を行っている[4]

今後の展開[編集]

熊本地区での駅ビル事業[編集]

熊本駅構内の高架化に伴う「0番線」ホームや駅前のホテル敷地等の自社所有地および、熊本駅の南区画、あわせて7haに規模を拡大し、鹿児島中央駅や大分駅を上回り、博多駅に次ぐ規模の駅ビルの建設を予定している。2017年11月、駅ビルの概要が発表され、シネコンやホテル、結婚式場などが入る地上12階、地下1階の大型ビルが建設されることになった。駅ビルは2021年春の完成を目指すとしている[5]

宮崎地区での駅ビル事業[編集]

宮崎駅ではJR化直後に高架化したこと等からJR九州が運営する商業施設は高架下の「えきマチ1丁目宮崎」のみであり、加えて駅前の商業施設が宮崎商工会議所の運営するKITENのみの状況であり、他県と比較して駅前開発が遅れていた。2018年10月18日、宮崎駅西口の再開発について、商業施設とオフィスフロアからなる複合ビルをJR九州と宮崎交通の共同で開発すると発表した。商業施設は「アミュプラザ宮崎」とし、2019年春に事業に着手、2020年秋の完成を目指す[6]。また、開発用地はJR九州の所有する駅前用地と宮崎県道341号を跨いだ宮崎交通の所有する広島用地からなるツインビル体制となる。

アジアへの進出[編集]

初代社長の渡邊晴一朗によれば、シンガポールや台湾など、「アジアへの進出を実現したい」と述べ、ショッピングモール展開を検討しているという[7]。すでに現地の鉄道会社の打診があり、HDで進出を検討しているという[7]。アジアの都市で収益を上げ、また、(現地の人に)『商業施設を運営する会社がある九州に行きたい』と思ってもらえる効果を狙っていくため、創業後5年以内に具体的な進出計画を発表したいるという[7]

脚注[編集]

  1. ^ a b c 駅ビル事業及びホテル事業の再編に関するお知らせ - 九州旅客鉄道 2018年12月25日(2018年12月25日閲覧)
  2. ^ ロードサイド事業 JR九州ビルマネジメント株式会社
  3. ^ ゴルフ練習場事業 JR九州ビルマネジメント株式会社
  4. ^ マンション管理事業 JR九州ビルマネジメント株式会社
  5. ^ 熊本駅ビルの開発概要について JR九州 2017年11月8日
  6. ^ 宮崎駅西口共同開発の概要決定~ 宮崎駅西口に“アミュプラザ宮崎”誕生 ~ JR九州 2018年10月18日
  7. ^ a b c “JR九州駅ビルHD社長「アジアへの進出検討」”. 産経新聞. (2019年4月5日). https://www.sankei.com/region/news/190405/rgn1904050025-n1.html 2019年6月6日閲覧。 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]