JOY (山下達郎のアルバム)

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JOY
–TATSURO YAMASHITA LIVE–
山下達郎ライブ・アルバム
リリース
録音 1981年3月11日
六本木PIT−INN
1984年1月6日
大阪フェスティバルホール
1985年2月24日
神奈川県立県民大ホール
1986年7月30・31日
1989年3月2・3日
中野サンプラザホール
1986年10月9日
郡山市民文化センター大ホール
1989年4月6・7日
宮城県民会館大ホール
ジャンル ロック
ポップス
レーベル MOON ⁄ ALFA MOON
プロデュース 山下達郎
チャート最高順位
山下達郎 年表
僕の中の少年
1988年
JOY –TATSURO YAMASHITA LIVE–
1989年
ARTISAN
1991年
JOY –TATSURO YAMASHITA LIVE–収録のシングル
  1. おやすみロージー -Angel Babyへのオマージュ-
    リリース: 1989年9月25日 (1989-09-25)
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JOY –TATSURO YAMASHITA LIVE–』(ジョイ タツロー・ヤマシタ・ライブ)は、1989年11月1日に発売された山下達郎通算2作目のライブ・アルバム

解説[編集]

アルバムリリース当時のインタビューで山下達郎はリスナーとして、好きな洋楽のライブ・アルバムがあまりないという。にもかかわらずライブ・アルバムをリリースした経緯について「洋楽のライブ・アルバムをあんまり聴く気がしないっていうのは、ステージを実体験として見たことがないからなの。でも、ドメスティックの場合には、見た人がたくさんいるし、特に僕がこの10年ライブでやってきたのはフェイドアウトの先を聴かせる作業だから、そういう意味合いからすれば、ライブ・アルバムはある程度必要なんだよ。具体的にどういうことかっていうと、どんな曲でもレコードとは違ったファクターがないとライブとして絶対に面白くないと思う。<ラスト・ステップ>みたいな弾き語りでも、何かやってないとイヤなの」[1]と答えている。

リリースにあたっては当初“ライブはラフなもの”というイメージがあってそういったものをレコード化することに抵抗があったとし「だから作る前は、かなり手直しする覚悟だったのね。ところが、テープを聴いてみると、自分で言うのもおかしいけど、良かったんだよ。結果的にはほとんど差し替えなしで済んだの。僕自身もね、ライブよりレコーディングのほうが格として上だっていう意識がずっとあったの。レコーディングというのは、無から有を産む非常にクリエイティブな作業だと。ライブってできたものの反復だから、そういう点では劣ると思ったんだけど、ちょっと見方が変わって、別の意味でライブは非常に重要なファクターを持ってるなと思った。レコードの場合は、クォリティを高める目的で何回もトライしてるんだけど、お客の前で一発勝負でドンと出してる音が、それを軽くゲット・オーバーするんだよね。しかもシックス・リズムでしょ。このシックス・リズムで何の遜色もなく出てくるんだよね、レコード以上のことが。これは異常にショッキングで、『ポケット・ミュージック[2]以来、ある意味でレコードに関していじり過ぎだな、っていう自戒が出てきた。だから、いい時期にこの音源を聴いたという感じがしてるのね」[1]という[3]

結果として80年代の10年間の音源が収録されているが、アルバムを聴いても10年の流れは感じないとのインタビュアーの問いに「うん、いかにワン・パターンかっていうのはわかるね。基本的にメンバーがほとんど変わっていない。とくにドラム、ベースが変わっていない。編成が基本的にリズムでさ。だから<ダウン・タウン>から<ライド・オン・タイム>へのクロスなんて89年からいきなり84年に飛ぶけど、自分でもあきれるほど違和感がない。でも、僕は基本的に1曲にアレンジはひとつしかないっていう主義。アレンジを変えるくらいなら、新しい曲を書いたほうがいいという主義だから、ああいうことができるんだよ」[1]と答えていた。

アートワーク[編集]

ジャケットは次作『ARTISAN[4]でもアルバム・ジャケットとインナーのイラストを手がけた、アンドレ・ミリポルスキー(Andre Miripolsky)によるイラストがレイアウトされている。

収録曲[編集]

DISC 1[編集]

  1. ラスト・ステップ
  2. SPARKLE
  3. あまく危険な香り
  4. RAINY DAY
  5. プラスティック・ラブ
    竹内まりやの楽曲のカヴァー。
  6. THE WAR SONG
  7. 蒼氓
  8. LA LA MEANS I LOVE YOU
    THE DELFONICSの楽曲のカヴァー。
  9. DANCER
  10. LOVE SPACE

DISC 2[編集]

  1. Introduction to“FUTARI”
  2. ふたり
  3. ドリーミング・デイ
  4. GOD ONLY KNOWS
    THE BEACH BOYSの楽曲のカヴァー。
  5. メリー・ゴー・ラウンド
  6. LET'S DANCE BABY
  7. LOVELAND, ISLAND
  8. ゲット・バック・イン・ラブ
  9. 恋のブギ・ウギ・トレイン
    アン・ルイスへの提供曲のセルフカヴァー
  10. DOWN TOWN
  11. RIDE ON TIME
  12. おやすみロージー -Angel Babyへのオマージュ-
    鈴木雅之への提供曲のセルフカヴァー。

3LP:MOON-63001~3[編集]

JOY
–TATSURO YAMASHITA LIVE–
山下達郎ライブ・アルバム
リリース
録音 1981年3月11日
六本木PIT−INN
1984年1月6日
大阪フェスティバルホール
1985年2月24日
神奈川県立県民大ホール
1986年7月30・31日
1989年3月2・3日
中野サンプラザホール
1986年10月9日
郡山市民文化センター大ホール
1989年4月6・7日
宮城県民会館大ホール
ジャンル ロック
ポップス
レーベル MOON ⁄ ALFA MOON
プロデュース 山下達郎
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解説[編集]

完全限定生産によるアナログ盤は、“史上最後の3枚組レコード”とのコピーで3枚組にてリリースされたが、収録時間の都合で2枚組CDと曲順が一部変更されている。

収録曲[編集]

SIDE A[編集]

  1. ラスト・ステップ
  2. SPARKLE
  3. あまく危険な香り
  4. RAINY DAY
  5. プラスティック・ラブ

SIDE B[編集]

  1. GOD ONLY KNOWS
  2. 蒼氓
  3. LA LA MEANS I LOVE YOU

SIDE C[編集]

  1. THE WAR SONG
  2. DANCER
  3. LOVE SPACE

SIDE D[編集]

  1. ふたり
  2. ドリーミング・デイ
  3. メリー・ゴー・ラウンド

SIDE E[編集]

  1. LET'S DANCE BABY
  2. DOWN TOWN
    ※CDとはミックスが異なる。
  3. LOVELAND, ISLAND

SIDE F[編集]

  1. ゲット・バック・イン・ラブ
  2. 恋のブギ・ウギ・トレイン
  3. RIDE ON TIME
  4. おやすみロージー -Angel Babyへのオマージュ-

クレジット[編集]

スタッフ[編集]

PRODUCED and ARRANGED by TATSURO YAMASHITA for Tenderberry Music
EXECTIVE PRODUCER : RYUZO“Junior”KOSUGI
 
Engineered by Tamotsu Yoshida, Toshiro Ito, Yasuo Sato, Akira Fukada
Remixed by Yasuo Sato at Smile Garage, Shibaura, Tokyo
Assistant Engineers (live) : Yoichi Tokunaga, Haruyo Takagishi, Shinya Tanaka
Assistant Engineers (remix) : Tatsuya Nakamura, Jiro Takita
Masatered by Mitsuru“Teppei”Kasai at CBS Sony Shinanomachi, Tokyo
A&R Co-ordinator : Satoshi Nakao (Moon Records), Shin Katayama (Smile Co.)
 
CONCERT CREW('82-'89)
Stage Directors : 
 
 
Satoru Ide
Hiroshi Suenaga
Katsumi Ninagawa
Lighting Designer : Yoshi Toya
Lighting Operators : 
 
 
Yoshi Toya
Takenobu Itokazu
Mitsuyuki Ihashi
Stageset Designers : 
 
Shintaro Saiki
Koji Nakamatsu
P.A.Engineers : 
 
Ryoichi Hashimoto
Ryo Ito
Monitor Engineers : 
 
 
 
 
Yoshio Shimada
Noriyasu Nishiumi
Izumi Morita
Koichi Tanaka
Hiroyuki Matsuura
Instruments Technicians : 
 
 
 
 
 
Takashi Miyamura
Kazuyuki Arai
Junji Iguchi
Akihiko Yamazoe
Shunichiro Iwakiri
Hirokazu Ono
Drums Technicians : 
 
Koji Katarao
Shigemi Kajiwara
Wardrobe : 
 
Katsuya Onaka
Yoichi Muragaki
Tour Managers : 
 
Hiroyuki Hagiwara
Tsuyoshi Yamato
Assistant Tour Managers : 
 
Yasushi Mizuno
Masahide Shinozawa
Production Managers : 
 
Shin Katayama
Masayuki Matsumoto
 
Art Direction : Kenichi Hanada with Osamu Horiba
Cover and Inner Art : Andre Miripolsky
Photography : Kazuo Yamazaki, Hiro Ito, Masashi Kuwamoto
 
HIROYUKI NANBA by the courtesy of BMG Victor/Air Records
SOICHI NORIKI by the courtesy of Toshiba EMI/Who-Ring
HIDEFUMI TOKI by the courtesy of MELDAC Corporation
KAZUHITO MURATA by the courtesy of Toshiba EMI/East-World
CINDY by the courtesy of Kitty Records, Inc.

リリース履歴[編集]

地域 タイトル リリース日 レーベル 規格 カタログ番号 備考
日本 JOY –TATSURO YAMASHITA LIVE– 1989年11月01日 MOON ⁄ ALFA MOON 2CD 50XM-95/96
1999年06月02日 MOON ⁄ WARNER MUSIC JAPAN WPCV-10024/5 品番改定によるアルファ・ムーン盤の再発。
1989年11月10日 MOON ⁄ ALFA MOON 3LP MOON-63001~3 完全生産限定盤。
CDとは曲順が異なる(収録曲は同じ)。

脚注[編集]

  1. ^ a b c 『週刊FM』1989 No.23(音楽之友社)pp.8-9、1989年10月30日発行
  2. ^ POCKET MUSIC1986年4月23日発売 MOON ⁄ ALFA MOON LP:MOON-28033
  3. ^ 山下は自身のラジオ番組内で、本作に収録されなかった音源は『JOY 2』として発表する予定とコメントしている。
  4. ^ ARTISAN1991年6月18日発売 MOON ⁄ MMG CD:AMCM-4100

外部リンク[編集]

作品紹介