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iOS 18

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
iOS > IOS 18
iOS 18
開発者 Apple
OSの系統 iOS
ソースモデル オープンソースのコンポーネントを使用したクローズドソース
最新安定版 18.0 Beta3 (22A5307f) / 2024年7月9日 (3日前) (2024-07-09)
使用できる言語 [注釈 1]
プラットフォーム

iPhone

カーネル種別 ハイブリッド(XNU
既定のUI Cocoa Touch (マルチタッチ, GUI)
ライセンス プロプライエタリソフトウェア
先行品 iOS 17
ウェブサイト Apple - iOS 18 Preview
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iOS 18は、Appleが開発しているモバイルオペレーティングシステムiOSの18番目のメジャーリリースである。開発者向けβ版は、発表当日の2024年6月11日(日本時間)に配信された。正式リリース版は2024年秋から配信開始される予定である[2]

概要[編集]

2024年6月11日、WWDC 2024で発表された[3]。対応端末はiPhone XS/XS Max以降のiPhoneで、iOS 17でサポートされたモデルの全てがサポート対象になった[2]

新機能・変更点[編集]

Apple Intelligence[編集]

Apple Intelligence(アップルインテリジェンス)が、プライバシー保護に配慮し、パーソナルコンテキストを理解する、独自開発した生成モデルを据えるパーソナルインテリジェンスシステム(人工知能プラットフォーム)として、iOS 18、iPadOS 18macOS Sequoiaでの全面採用と応用した多数の機能が発表された[注釈 2][3][5][6][7]

新しいSiriから、外部のChatGPT-4oをOpen AIのアカウントや契約無しで利用することも可能となる。2024年秋から米国英語でのベータテストが始まり、多言語対応は2025年中となる予定[注釈 2][3][6]

ホーム画面とロック画面[編集]

ホーム画面[編集]

ホーム画面のアプリが画面上の自由な位置に配置する事が可能となった。また、アプリアイコンがダークモードによって専用の色彩に変更されるオプションも追加された[3][2]

ロック画面[編集]

ロック画面の下に表示されるアイコンの変更と用途が変更可能になった[3][2]

アプリのロック[編集]

全てのアプリでFace IDあるいはTouch IDでのロック機能に対応したほか、他の人に見られたくないアプリを隠す機能などが搭載された[3][2]

コントロールセンター[編集]

新しくデザインされたコントロールセンター。これまでよりもさらに自由にカスタマイズ可能になり、今までのコントロールセンターの画面に加え、ミュージック、ホーム、通信用の画面が追加された[3][2]

写真[編集]

写真アプリが一新され、新しい表示方法に変更された。Apple Intelligenceを活用し、自動でアルバムを生成したり、音楽と共にスライドショーを作成する機能の機能向上とより一層複雑な検索キーワードに対応した検索機能や、意図しない写り込みを除去してくれる機能などが搭載された[注釈 3][3][2]

メール[編集]

一新されたデザインに変更され、「重要」「支払い」「プロモーション」などに自動で振り分ける機能が追加される予定である[注釈 4]。また、Apple Intelligenceを使用できるようになるため、メールの返信内容を校閲してくれたり自動で返信内容の提案や文体の変更を行なってくれる[注釈 3][3][2]

メッセージ[編集]

新しいテキストスタイル(太文字、イタリック下線など)に対応。リアクション機能も強化され、より多くのリアクションの選択肢が追加された。さらに、「あとで送る」機能やRCSに対応した[3][2]

RCS対応により、iPhoneAndroidの端末同士でのメッセージ機能が強化され、SMSよりも高解像度の写真、動画、大きなファイルサイズのファイル共有、音声メッセージ、絵文字リアクション、入力中のインジケーターの表示、既読機能、携帯電話もしくはWi-Fi経由でのメッセージ送信に対応した[注釈 5][注釈 6][9]

衛星通信を経由したメッセージ[編集]

米国でiPhone 14以降のモデルの場合、インターネット通信がない場合でも通信衛星を経由してメッセージを送信する機能が登場[3][2]

電話[編集]

電話内容を録音する機能に対応した。さらに録音した音声を自動でテキストに変換する機能も実装された[注釈 7][3][2]

計算機[編集]

計算機アプリが大幅に強化され、通貨や単位の変換にも対応した。その他、縦画面での関数計算に対応し、「計算メモ」と呼ばれるメモに手書き、もしくは打ち込みで計算式を書くと自動的に計算したりグラフを表示する機能が搭載された[3][2]

Safari[編集]

Safariに関連項目について自動的に検索し表示してくれる機能やApple Intelligenceを活用した要約機能が追加された[注釈 3][3][2]

AirPods[編集]

AirPods(第二世代)が首振りによる操作に対応。電話等に出る際は縦に、拒否する際は、横に振ることで人の多いところや話せない場面で操作が可能になった[3][2]

ノート[編集]

ノートアプリで音声から自動で文章を書き出す機能やノートに手書き、もしくは打ち込みで計算式を書くと自動的に計算したりグラフを表示する機能が搭載された[3][2]。その他、ハイライトの色や折りたたみ式の書式が追加された。

Apple TVアプリ[編集]

Apple TVアプリで音声の協調に対応[注釈 8]。InSightと呼ばれる機能で映画の最中に出演している俳優や音楽を検索しお気に入りやAppleミュージックに追加する事が可能になった[3][2]

パスワード[編集]

これまでのiCloudキーチェーンが独立したアプリになった。このアプリはiPhone、iPad、Mac、Apple Vision Pro、Windowsに対応している[3][2]

ゲームモード[編集]

macOS Sonomaで追加されたゲームモードと同様の機能に対応した。これにより、ゲーム時のゲームアプリ以外の動作を極力控えることでゲームパフォーマンスを向上させる[3][2][10]

マップ[編集]

高度が表示に対応し、ハイキングコースをカスタマイズする事が可能になった[3][2]

ウォレット[編集]

ウォレットに追加したパスに会場の案内やマップ、当日の天気などが表示できる機能が追加された[3][2]

ホーム[編集]

iPhoneをポケットに入れたまま、Apple Watchを装着したまま何も操作せずにロックされたドアのロックを解除できる機能が追加された[3][2]

カレンダー[編集]

新しくなったデザインにより見やすさが向上したほか、リマインダーとの機能連携が可能になった[3][2]

プライバシーとセキュリティー[編集]

アプリに共有する連絡先が、今までは全てを共有するかしないかの二択だったが、自由に共有する連絡先をユーザー自身が選択する機能が追加された[3][2]

緊急通報[編集]

緊急通報時に接続している機関とビデオ通話を行う機能に対応した[3][2]

アクセシビリティ[編集]

アイトラッキングによって目線での操作に対応。その他、音楽のリズムと共に振動する「Apple Musicカタログ」機能が追加された[3][2]

バージョン[編集]

バージョン ビルド 配信日 更新内容 リリースノート
Developer Beta iOS18 Beta1 22A5282m 2024年6月11日 Apple Developer Programに参加する開発者向け(Apple Developer Beta)
  • ホーム画面:ホーム画面のアプリが画面上の自由な位置に配置する事が可能となった。また、アプリアイコンがダークモードによって専用の色彩に変更されるオプションも追加された。
  • ロック画面:ロック画面の下に表示されるアイコンの変更と用途が変更可能になった。
  • アプリのロック:全てのアプリでFace IDあるいはTouch IDでのロック機能に対応したほか、他の人に見られたくないアプリを隠す機能などが搭載された。
  • コントロールセンター:新しくデザインされたコントロールセンター。これまでよりもさらに自由にカスタマイズ可能になり、今までのコントロールセンターの画面に加え、ミュージック、ホーム、通信用の画面が追加された。
  • 写真:写真アプリが一新され、新しい表示方法に変更された。
  • メッセージ:新しいテキストスタイル(太文字、イタリック、下線など)に対応。リアクション機能も強化され、より多くのリアクションの選択肢が追加された。さらに、「あとで送る」機能やRCSに対応した。
  • 衛星通信を経由したメッセージ:米国でiPhonen14以降のモデルの場合、インターネット通信がない場合でも通信衛星を経由してメッセージを送信する機能が登場。
  • 電話:電話内容を録音する機能に対応した。さらに録音した音声を自動でテキストに変換する機能も実装された[注釈 9]
  • 計算機:通貨や単位の変換にも対応した。その他、縦画面での関数計算に対応し、「計算メモ」と呼ばれるメモに手書き、もしくは打ち込みで計算式を書くと自動的に計算したりグラフを表示する機能が搭載された。
  • Safari:Safariに関連項目について自動的に検索し表示してくれる機能が追加された。
  • AirPods:AirPods(第二世代)が首振りによる操作に対応。電話等に出る際は縦に、拒否する際は、横に振ることで人の多いところや話せない場面で操作が可能になった。
  • ノート:ノートアプリで音声から自動で文章を書き出す機能やノートに手書き、もしくは打ち込みで計算式を書くと自動的に計算したりグラフを表示する機能が搭載された。その他、ハイライトの色や折りたたみ式の書式が追加された。
  • Apple TVアプリ:Apple TVアプリで音声の協調に対応[注釈 8]
  • パスワード:これまでのiCloudキーチェーンが独立したアプリになった。このアプリはiPhone、iPad、Mac、Apple Vision Pro、Windowsに対応している。
  • ゲームモード:macOS Sonomaで追加されたゲームモードと同様の機能に対応した。これにより、ゲーム時のゲームアプリ以外の動作を極力控えることでゲームパフォーマンスを向上させる。
  • マップ:高度が表示に対応し、ハイキングコースをカスタマイズする事が可能になった。
  • ウォレット:ウォレットに追加したパスに会場の案内やマップ、当日の天気などが表示できる機能が追加された。
  • ホーム:iPhoneをポケットに入れたまま、Apple Watchを装着したまま何も操作せずにロックされたドアのロックを解除できる機能が追加された。
  • カレンダー:新しくなったデザインにより見やすさが向上したほか、リマインダーとの機能連携が可能になった。
  • プライバシーとセキュリティー:アプリに共有する連絡先が、今までは全てを共有するかしないかの二択だったが、自由に共有する連絡先をユーザー自身が選択する機能が追加された。
  • 緊急通報:緊急通報時に接続している機関とビデオ通話を行う機能に対応した。
  • アクセシビリティ:アイトラッキングによって目線での操作に対応。その他、音楽のリズムと共に振動する「Apple Musicカタログ」機能が追加された。
[11][3][2]
iOS18 Beta2 22A5297f 2024年6月25日 Apple Developer Programに参加する開発者向け(Apple Developer Beta)
  • macOS SequoiaでのMac上でのiPhone操作に対応。
  • RCSメッセージがメッセージでのアプリで米国の一部キャリア(RCSに対応したキャリア)を使用する利用者が利用可能になった。
iOS18 Beta3 22A5307f 2024年7月9日 Apple Developer Programに参加する開発者向け(Apple Developer Beta)
  • アプリアイコンのダークモードへの対応。(開発者によるアイコンの追加が必要なく、可能な場合は自動で背景を切り出し黒い背景を適用される。自動で切り抜きが不可能な場合はアイコンが若干暗くなる仕様に変更された。)
  • RCSメッセージ利用可能対象の拡大。
  • 絵文字キーボードでの絵文字のサイズ調整。(従来より少し大きく表示されるようになった。)
  • 壁紙に新たな「ダイナミック」のオプションが追加。

(注:全て日本時間) 凡例:   過去のバージョン   最新のバージョン   最新のベータバージョン

対応端末[編集]

以下は、iOS 18に対応している端末の一覧である[2]

iPhone[編集]

関連項目[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 英語, 広東語, 中国語(繁体字、簡体字), フランス語, ドイツ語, イタリア語, 日本語, 朝鮮語, スペイン語, ポルトガル語, アイヌ語, アルバニア語, アムハラ語, アラビア語, アルメニア語, アッサム語, アッシリア語, アゼルバイジャン語, ベンガル語, ベラルーシ語, ボド語, ブルガリア語, ビルマ語, カタロニア語, チェロキー語, クロアチア語, チェコ語, デンマーク語, ディベヒ語, ドーグリー語, オランダ語, 絵文字, エストニア語, フェロー語, フィリピノ語, フィンランド語, フラニ語, ジョージア語, ギリシャ語, グジャラート語, ハワイ語, ヘブライ語, ヒンディー語, ハンガリー語, アイスランド語, イボ語, インドネシア語, アイルランド・ゲール語, カンナダ語, カシミール語, カザフ語, クメール語, コンカニ語, クルド語, キルギス語, ラオ語, ラトビア語, リトアニア語, マケドニア語, マイティリー語, マレー語, マラヤーラム語, マルタ語, マニプル語, マオリ語, マラーティー語, モンゴル語, ナバホ語, ネパール語, ノルウェー語, オディア語, パシュト語, ペルシャ語, ポーランド語, パンジャブ語, ロヒンギャ語, ルーマニア語, ロシア語, サンスクリット語, サンタル語, セルビア語, シンド語, シンハラ語, スロバキア語, スロベニア語, スワヒリ語, スウェーデン語, タジク語, タミール語, テルグ語, タイ語, チベット語, トンガ語, トルコ語, トルクメン語, ウクライナ語, ウルドゥー語, ウイグル語, ウズベク語, ベトナム語, ウェールズ語[1]
  2. ^ a b iPhone 15 Pro/15 Pro Maxのみ対応[4]
  3. ^ a b c この機能はiPhone 15 Pro/15 Pro Max以降のみ対応[8]
  4. ^ 年内に使用可能(2024年)
  5. ^ 米国の一部キャリア(RCSに対応したキャリア)を使用する利用者が利用可能。[9]
  6. ^ Wi-Fi経由で‌のRCSメッセージ送信は無料
  7. ^ 英語の他、日本語にも対応
  8. ^ a b iPhone11以降対応
  9. ^ 英語の他、日本語にも対応

出典[編集]

  1. ^ iOSとiPadOS - 利用できる機能”. Apple(日本). 2021年9月20日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa iOS 18 Preview” (英語). Apple. 2024年6月11日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa Keynote - WWDC24 - Videos” (英語). Apple Developer. 2024年6月12日閲覧。
  4. ^ published (2024年6月10日). “Here are the devices that will support Apple Intelligence — no older iPhones allowed” (英語). Tom's Guide. 2024年6月10日閲覧。
  5. ^ Apple Intelligence Preview” (英語). Apple. 2024年6月11日閲覧。
  6. ^ a b iPhone、iPad、MacにApple Intelligenceが登場”. Apple Newsroom (日本). 2024年6月11日閲覧。
  7. ^ macOS Sequoiaは、Macの生産性とインテリジェンスを新たな高みへと引き上げます”. Apple Newsroom (日本). 2024年6月11日閲覧。
  8. ^ published (2024年6月10日). “Here are the devices that will support Apple Intelligence — no older iPhones allowed” (英語). Tom's Guide. 2024年6月10日閲覧。
  9. ^ a b iOS18の開発者向けベータ2で、米国の一部ユーザーがRCSを利用可能に - iPhone Mania”. iphone-mania.jp (2024年6月26日). 2024年6月27日閲覧。
  10. ^ iPhoneの新機能ゲームモードがiOS 18にて登場決定”. Yahoo! ニュース (日本). 2024年6月11日閲覧。
  11. ^ Operating Systems - Apple”. idmsa.apple.com. 2024年6月12日閲覧。

外部リンク[編集]