INFOBAR 2

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
au INFOBAR 2 (W55SA)
キャリア au
製造 鳥取三洋電機
発売日 2007年12月1日
概要
OS REX OS + KCP
CPU Qualcomm MSM6550
225MHz
音声通信方式 CDMA 1X WIN
(CDMA2000 1xMC)
800MHz[1]/新800MHz/2GHz
データ通信方式 CDMA 1X WIN
(CDMA2000 1xEV-DO Rel.0)
形状 ストレート型
サイズ 138 × 47 × 15.5 mm
質量 104 g
連続通話時間 290分
連続待受時間 350時間
(移動と静止の組合せ)
外部メモリ microSD
日本語入力 Advanced Wnn α
電子決済機能 あり
赤外線通信機能 あり
Bluetooth なし
放送受信機能 ワンセグ・FM放送
備考 SAR値:1.09W/kg
メインディスプレイ
方式 有機EL
解像度 ワイドQVGA
240×400ドット
サイズ 2.6インチ
表示色数 約26万色
サブディスプレイ
なし
メインカメラ
画素数・方式 有効197万画素CMOS
機能 オートフォーカス
サブカメラ
なし
カラーバリエーション
NISHIKIGOI
(ニシキゴイ)
SILVER
(シルバー)
MIDORI
(ミドリ)
WARM GRAY
(ウォームグレー)
テンプレート / ノート
ウィキプロジェクト

INFOBAR 2(いんふぉばーつー)は、KDDIおよび沖縄セルラー電話auブランドで発表された携帯電話である。デザインは前身である初代INFOBARに引き続き深澤直人。端末型番はW55SA。設計、製造はこちらも引き続き鳥取三洋電機[2](現・LIMNO)が行った。

au design project第7弾で、最後のモデルとなった。

特徴[編集]

SILVER 正面から

2006年10月31日に、新たなコンセプトモデルとして発表され、KDDI DESIGNING STUDIO(Kスタ)にて11月16日までの期間限定で展示された。「の中で溶けかけた」をイメージした丸みを帯びたデザインで、NISHIKIGOI、ANNINの2種類のほか、新たに3種類のカラーバリエーションがあった。なお、製品版はNISHIKIGOI、SILVER、MIDORI、WARM GRAYの4色である。

2007年9月26日KDDIより11月下旬以降に発売されると発表された。CDMA 1X WIN対応端末では5年目にして初のストレート端末である。 前身であるINFOBARでは外部に出ていたアンテナは本機では内蔵された。 ワンセグのアンテナはau初の内蔵型で、本機以外のワンセグ受信用内蔵アンテナを搭載したWoooケータイ W53Hなどの端末と同様に、基本的に強電界エリアでの使用が前提となっている。加えて、弱電界エリア対策のためイヤホンマイク(ステレオイヤホン、ヘッドホン)用平型端子に外部アンテナを接続することも可能。

ちなみにadp端末全シリーズ中では唯一、N800MHz(新800MHz・CDMA Band-Class 0)帯エリアに対応している(後述参照)。

2007年秋冬モデルでは、既にCDMA 1X WINの上位規格にあたる「EV-DO Rev.A」に対応するW54SAW54SW56Tの3機種のベースバンドチップに米国クアルコム社製の最新チップセット「MSM7500」を採用すると発表されているが、この機種には従来のチップセット「MSM6550」が採用されているため「EV-DO Rev.A」には対応していない。

沿革[編集]

機能および対応サービス[編集]

ほか

不具合[編集]

2008年8月22日に以下の不具合の修正がケータイアップデートにより行われた[3]

  • 稀にケータイサイトの会員登録や登録済サイトへの接続ができない場合がある

話題[編集]

mixiでの発言をめぐる騒動[編集]

mixiの日記にINFOBAR 2生産工場の関係者と名乗る者により、「企業秘密漏洩します。携帯は機械ではなく、人間様の手で作られている為、かーんなり適当です。眠たい時とかそのまま流すよ。クシャミをよくするから、鼻水やら唾液ついとるよ。イヤホンとmicroSDのトコのビスが浮いてたから閉めてたら割れちゃったけどそのまま流しちゃったぁ。カメラ内の毛ゴミ……携帯振ったら消えたから流しちゃったぁ」との書き込みがなされ、ネット掲示板等で話題となった[4]。なお、当該記事はユーザーIDごと削除された。三洋およびKDDIは「アルバイト作業員の書き込みは事実無根の冗談だったことを確認した」[5] としており、商品の信頼性については問題ないとコメントしていた。

脚注[編集]

  1. ^ 2012年7月23日より利用不可
  2. ^ INFOBARを開発した三洋マルチメディア鳥取を2004年に吸収合併したため、実態としては同一法人である
  3. ^ ケータイアップデートのお知らせ au 2008年8月22日
  4. ^ “mixi日記に「INFOBAR 2に欠陥品」と“告白”?”. ITmedia News. (2007年12月3日). https://www.itmedia.co.jp/news/articles/0712/03/news048.html 
  5. ^ “INFOBAR 2告白は「事実無根」三洋が説明、「本人が謝罪」”. ITmedia News. (2007年12月4日). https://www.itmedia.co.jp/news/articles/0712/04/news053.html 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

先代
INFOBAR(A5307ST)
au INFOBARシリーズ
INFOBAR 2(W55SA)
※ここまで鳥取三洋製でかつフィーチャーフォン。
次代
INFOBAR A01(SHX11)
※ここからシャープ製でかつスマートフォン。