I-linkタウンいちかわ
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I-linkタウンいちかわ(あいりんくタウンいちかわ)とは、千葉県市川市を事業施行者とした市川駅南口再開発により誕生した、複合施設及び当該地域一帯である。施行区域面積約2.6ha、敷地面積約16,610m2、建築面積約11,460m2、延床面積約141,710m2、住宅戸数約970戸。
事業名称は「市川都市計画事業市川駅南口地区 第一種市街地再開発事業」。
目次
概要[編集]
1980年代初頭に計画が始まり、1993年に業務・商業を中心とした再開発が計画された。その後、バブル崩壊等の経済状況の変化により大幅な計画見直しを行い、住宅を中心とした計画になった。 高度成長期における急激な人口増加により、市川駅は急速に都市化が進んだ。その一方で、都市機能及び防災機能の不完全状態、道路及び公園等の公共施設の不足状態、住宅地過密化による住環境及び都市景観の悪化等、多数の問題が生じていた。そこで、市川市は「市川駅南口地区第一種市街地再開発事業」として、先進的で住みやすい都市型住宅の供給を図ると同時に、駅前広場及び道路整備を行い、暮らしやすい街を開発する事となった。
名称[編集]
この名称は、平成17年12月に一般公募され、応募総数1149件のなかから選定された。 "I"は、私の"I"(英語)、市川市の"I"(ローマ字表記の頭文字)、出「会い」の"I"、「愛」するの"I"を意味している。 また、"link"には次の意味が込められている。
- 千葉と東京をlinkする
- 自然・歴史・文化とlinkする
- 先進・健康・暮らしをlinkする
- 市民の安全とlinkする
- 多世代がlinkする
主な施設[編集]
両街区とも低層階には商業施設および公共施設が入る。A街区の高層階は野村不動産と三井不動産レジデンシャルが販売する分譲マンション、B街区の高層階は介護付有料老人ホームのライフ&シニアハウス市川と都市再生機構の賃貸住宅となる。
A街区[編集]
45階[編集]
- NHK学園市川オープンスクール
- アイ・リンクタウン展望施設(無料)
- 展望ロビー
- 交流ラウンジ
- アイリンク情報コーナー
- 屋上デッキ(屋上)
44~4階[編集]
- 分譲住宅(I-linkタウンいちかわ ザ タワーズ ウエスト プレミアレジデンス)572戸
3階[編集]
- 市川駅南口図書館
- 市川キッズステーション
2~1階[編集]
- 商業施設(いちかわMALLS)
B街区[編集]
37~10F[編集]
- UR賃貸住宅(I-linkタウンいちかわ ザ タワーズ イースト)398戸
9~4F[編集]
- 高齢者施設(ライフ&シニアハウス市川)
3階[編集]
- 市川駅行政サービスセンター
- I-linkルーム・ホール
- 地域包括支援センターあんしん市川駅前
- 高年齢者職業相談室
- ヤング・ジョブ・サポートいちかわ
2~1階[編集]
- 商業施設(いちかわMALLS)
事業詳細[編集]
| A街区 | B街区 | 合計 | |
|---|---|---|---|
| 施行区域面積 | - | 約2.6ha | |
| 駅前交通広場 | 約4200m2 | ||
| 敷地面積 | 約10400m2 | 約6170m2 | 約16610m2 |
| 建築面積 | 約7000m2 | 約4460m2 | 約11460m2 |
| 延床面積 | 約86500m2 | 約55120m2 | 約141710m2 |
| 規模 | 地上45階地下2階 | 地上37階地下2階 | - |
| 構造・高さ | RC造 約160m | RC造 約130m | - |
| 商業用途 | 約6,600m2(地下1・2階) | 約3600m2(地下1・2階) | 約10200m2 |
| 業務用途 | 約2200m2(3階・45階) | 約6,100m2(3階、4~9階) | 約8,300m2 |
| 住宅用途 | 約45,000m2(4~44階) | 約26,200m2(10~37階) | 約71,200m2 |
| 住宅戸数 | 573戸(分譲住宅・地権者住宅) | 約400戸(賃貸住宅) | 約973戸 |
| 駐車台数 | 約410台 | 約190台 | 約600台 |
| 特定事業参加者 | - | 独立行政法人都市再生機構 | - |
| 特定建築者 | 三井不動産・野村不動産・清水建設 | 大成建設・奥村組 | - |
| 設計者 | 株式会社日建設計 | ||
| 施工者 | 清水、戸田、五洋、上條、京葉都市開発建設工事共同企業体 | 大成、奥村、大城建設工事共同企業体 | - |
沿革[編集]
- 1980年、市川駅南口地区市街地再開発等調査
- 1993年、都市計画決定(主要用途を商業・業務とする)
- 1995年、社会経済状況の変化により施設計画の見直しに着手
- 2000年2月、都市計画変更
- 3月、事業計画変更
- 4月、権利変換計画縦覧
- 10月、事業計画変更
- 10月、権利変換計画再縦覧
- 12月、権利変換計画認可
- 2004年2月、権利変換期日(20日)
- 2月、90条登記
- 2004年度、土地建物の明け渡し、特定建築者公募
- 2005年3月、特定建築者決定(A街区 三井不動産レジデンシャル・野村不動産・清水建設特定建築者共同体、B街区 大成建設・奥村組特定建築者共同体)
- 2005年度、施設建築物工事着工
- 2007年(平成19年)11月7日、西地区分譲マンション「ザ・タワーズ・ウエスト」の工事中に、25階から29階の各階12本の外周柱で、柱毎に22本必要な鉄筋が2本不足、30階の4本の柱で同様の不足、全体で計128本の鉄筋不足が明らかとなった。清水建設は施行ミスを認め、補修工事を施し強度不足を解消する。販売会社が施行ミスを知った後も、説明せずに販売したことも指摘された。三社連名による「お詫び」
- 2007年(平成19年)12月25日、鉄筋不足をうけて、12月初めから事業主である市川市は、清水建設などの建築会社への工期が遅れた場合の損害賠償を、また分譲マンション購入予定者の不安解消のための訴訟などに対する誠意ある対応や瑕疵(かし)担保責任の通例の10年間を超える期間延長を、今後協議すると野村不動産と三井不動産レジデンシャルに求めていたが、相互にその確認書が交わされ、27日市議会に報告された。また鉄筋を設計どおりに戻す補修工事の計画が、28日国土交通省に認められ、補修工事は2008年2月にも始まる見通しとなった。
- 市は鉄筋不足の補強工事を2008年(平成20年)3月24日に完了したと翌25日に清水建設、野村不動産、三井不動産レジデンシャルの3社から報告を受けた。鉄筋不足だった柱側面を超高圧水で削り鉄筋を挿入しコンクリートで固め、「当初設計通りの強度が確保できる」とされた[1][2]。また、2008年(平成20年)6月15日、3社は新聞全面広告[3] によって、補強の是正工事内容を事前に指定確認検査機関、国土交通省および建築研究振興協会で審査し、工事後は同協会から妥当な施工であったと判断した評価書を2008年(平成20年)4月17日に受領したと公表した。これまで以上に品質管理に注意し取り組むともしている。
- 2008年7月、東地区、ザ・タワーズ・イースト竣工。
- 2009年1月、西地区、ザ・タワーズ・ウエスト竣工。
脚注[編集]
- ^ 2008年3月26日、読売新聞13S版33面記事
- ^ A街区ビルにおける工事上の不具合について
- ^ 読売新聞2008年6月15日朝刊12版24面