Horizon Forbidden West

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Horizon Forbidden West
ホライゾン フォビドゥンウェスト
ジャンル オープンワールドアクションRPG
対応機種 PlayStation 4(Pro対応)
PlayStation 5
Microsoft Windows
開発元 ゲリラゲームズ
発売元 ソニー・インタラクティブエンタテインメント
人数 1人
メディア BD-ROM
ダウンロード販売
発売日 世界の旗 2022年2月18日
対象年齢 CEROD(17才以上対象)
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Horizon Forbidden West』(ホライゾン フォビドゥン ウェスト)は、ソニー傘下のゲリラゲームズが開発したゲームソフト[1]

本作は、2017年に発売された『Horizon Zero Dawn』の続編であり、前作の主人公アーロイが環境崩壊が進む北米西部を舞台として、世界崩壊を阻止するための鍵を探す旅をするオープンワールド型のアクションRPG

2022年2月18日にPlayStation 4PlayStation 5用ゲームソフトとしてソニー・インタラクティブエンタテインメントより発売された。

2023年4月19日、PlayStation 5版限定の大型拡張コンテンツ『Horizon Forbidden West: 焦熱の海辺』の配信が開始された。

同年10月6日には、ゲーム本編やDLCなど全て収録された『Horizon Forbidden West Complete Edition』がPlayStation 5向けに発売された。PC版も2024年3月22日に発売された。

概要[編集]

前作『Horizon Zero Dawn』でも名前が出ていた「禁じられし西部」と呼ばれているアメリカ西部を舞台としたオープンワールド型のアクションRPG。主人公は前作と同じく狩人のアーロイ。世界の崩壊を食い止めるための鍵を探す旅に出る。

タイトルに含まれている「Forbidden West(禁じられし西部)」は、北米の西部に位置しているソルトレイクシティのあるユタ州ラスベガスのあるネバダ州ロサンゼルスのあるカリフォルニア州の西海岸を指す。

ストーリー[編集]

繁栄を極めた旧文明の時代から、1000年もの時が過ぎた世界……。完全自動テラフォーミングシステム【ガイア】の副次機能である【ハデス】の暴走から、地球の生物圏破壊を阻止した「メリディアンの戦い」から半年。ガイアが消滅したことからテラフォーミングは機能不全を起こし、世界各地で植物の腐食、水の汚染、嵐の頻発など環境の崩壊が進んでいた。

プロローグ
古えの科学者エリザベト・ソベックのクローンとして生まれ、カージャの民から「救世主の英雄」として扱われるようになった主人公のアーロイは、世界の崩壊を阻止するため、戦いの後からガイアのバックアップの捜索を行っていたが未だに見つけられずにいた。手がかりを元に、遺跡と呼ばれる施設をヴァールと共に捜索するが、バックアップは見つからなかった。
手がかりがなくなり途方に暮れるアーロイに、ヴァールがかつての協力者であるサイレンスに聞いてみてはどうかと提案する。サイレンスとはメリディアンの戦いの後から一切連絡が取れていないかったが、ハデスを倒す時にサイレンスから渡された槍に何か手がかりがないかと思い、アーロイはメリディアンに戻る。
槍を調べた結果、ハデスは完全に破壊されておらず何らかのデータが西の方向へ送信されていたことが判明する。騙された事に気づいたアーロイのもとにサイレンスから「自分はハデスから有益な情報を手にした。知りたければ禁じられた西部へ来い」と通信が入る。アーロイはガイアのバックアップの捜索、そしてサイレンスが何を知ったのかを突き止めるため、「禁じられし西部」と呼ばれる地方へと向かう。
序盤
禁じられし西部は、カージャ族とは敵対する「テナークス族」の支配圏であり、力ある者を尊び、余所者を受け入れない土地であった。だが、テナークスの逆賊の女首領・レガーラの反乱の鎮圧に協力したアーロイは、その武勇を認められてテナークスの各地を探索することを許可される。
テナークスの地では、カージャの治める地方よりもさらに汚染が進んでおり、機械たちはより獰猛になっていた。ガイアの副次機能であり地球上の生命を再生させるために必要な機械の設計と製造を担当する【ヘファイストス】が異常をきたし、不完全な自我に目覚めて各地に眠る「機械炉」に逃げのびていた。そして、機械を狩る狩人たちを問題視して、より強力な戦闘機械を生産して狩人たちを襲うよう仕向けていたのだ。
ガイアのバックアップの眠る拠点に到着したアーロイは、急速に広がりつつある汚染による世界崩壊を防ぎ、暴走するヘファイストスを止めるために、各地に眠る3つの副次機能【アイテル】【ポセイドン】【デメテル】を集めるようガイアから依頼される。
中盤
そんな中、かつて宇宙に脱出した文明社会の人間たち『ファー・ゼニス』が、再び地球へと帰還しようとしていることが発覚する。彼らは圧倒的な科学力を持ち、アーロイの攻撃を無効化する「シールド」ばかりか「不老不死」さえも実現しており、地球の生物をすべて消し去って新たな地球を再創造しようとしていた。そのために、エリザベト・ソベックのクローンであるベータを作り出して従え、その遺伝子情報により施設のセキュリティーを突破していたのだ。
壮大な西部の各地を冒険していき、いくつもの困難なクエストをこなしていく中で、ノラ族のヴァールを始めとして、オセラム族の屈強な戦士 エレンド、ウタル族の祈り手の女性 ゾー、テナークス族の片腕の戦士 コターロ、クエン国の預言者の女性 アルヴァが仲間となり、アーロイの拠点に集っていき交流を重ねていく。
ファー・ゼニスの残酷ぶりを目の当たりにしたベータは、彼らに疑念を抱くようになり、亡命を試みてアーロイの拠点で暮らすようになる。後ろ向きな性格で引きこもりを続けるベータだったが、アーロイや仲間達との交流を通じてゼニスと戦う決断をする。
終盤
ついに最上位命令権限「オメガ権限」を入手したアーロイだったが、ヘファイストス回収のためには、ファー・ゼニスの目を欺く必要があるため、ベータや他の仲間達の力を借りて大規模なミッションが開始される。ヘファイストスの回収に成功した直後、ゼニス3人が襲撃してきてヴァールを殺害し、ベータを連れ去っていく。絶体絶命の中、ゼニスの一人であるティルダが造反して、アーロイを連れて逃亡する。
ガイアとベータを取り戻すため、ティルダと協力することにしたアーロイは、当面の脅威であるレガーラの反乱を阻止し、ゼニスとの決戦のためレガーラを仲間に引き入れる。配下の逆賊たちを失ったサイレンスは、アーロイの作戦に協力せざるを得なくなり、サイレンスは自身が開発した新兵器を提供する。
ラスト
ゼニス達の拠点施設に突入し、彼らのシールドを無効化したアーロイ達は、ヘファイストスにより強力な機械を大量に投入して、ゼニスのスペクターの大群に対抗する。そして、サイレンスの秘密兵器によりゼニスのシールドを無効化して機械に襲わせ、ゼニスのリーダー格ジェラルド、戦闘狂のエリックを倒し、すべてが終わったものと思われた。
だが、そこに突如としてこれまで協力的だったティルダが、アーロイを他の星に連れ去ろうとする。実は、ゼニスが運用していた【ネメシス】と呼ばれるAIが反旗を翻して、強大な機械を造り出してシリウス圏にあったゼニスの居住コロニーをわずか数時間で亡ぼし、ゼニスを絶滅するべく地球へと向かっていることが判明する。
前作において世界滅亡を企んだハデスの絶滅信号は、「ネメシスによって発信されていた」ものであったことが判明。そして、ゼニスは地球を再創造しようとしていたのではなく、ネメシスから逃げるため「資源の補給地」として地球に立ち寄り、他の星へと向かおうとしていたのだ。
エピローグ
強力な超兵器『スペクタープライム』に乗り込んだティルダを倒したアーロイに、サイレンスは「地球を見捨てて他の星へと旅立とう」と誘う。だが、アーロイとの会話に促され、最終的にサイレンスは地球に残ってアーロイ達に協力することを決断する。
アーロイ達は、再び野放しとなったヘファイストスが生み出すであろう「強力な機械」と、新たな脅威である「ネメシス」との闘いに備えることになったところで、物語は終わりを告げる。

システム[編集]

基本的な機能は前作の物を引き継いでおり、新要素が多数追加されている。

全体的な変更点として、保管箱が各地に設置された。

戦闘システム[編集]

コンボ攻撃の導入
近接戦闘は前作では弱攻撃・強攻撃のみだったが、今作ではスキル取得でコンボが使えるようになり特に対人戦闘においての使い勝手が増している。また、レゾネーターブラストと呼ばれる新要素が追加され槍での攻撃を繰り返すことでエネルギーを溜め、溜まった状態で強攻撃を当てることで敵にエネルギーを移し、それを射抜く事で大ダメージを与える事ができる。
新しい遠距離武器
遠距離武器では新武器として、炸裂する槍を投擲する「スパイクスローワー」と、ブーメランのように戻ってくる「シュレッダーガントレット」が追加。既存の弓やスリング、キャスターなども新たな矢弾が追加された。
系統ごとの武器ジャンル
前作での複数本の矢をセットするなどの特殊アクションが各武器系統に設定された。使用には「武器スタミナ」というゲージをスキルごとに決まった量だけ消費する必要がある。複数修得した場合、構えている時に左右ボタンで切り替えることができる。
能力の下方修正
一方で、サイレントストライクの威力減少、エネミーコール廃止、罠設置数上限の設定、人間型エネミーの兜装着率の上昇、機械獣の接近が分かるような特徴的な足音の廃止、乗り物系以外のオーバーライドの時間制限、オーバーライド機械獣が単独では敵から攻撃対象にされないなど、前作でほぼ一方的に敵を倒せていた能力・機能は下方修正を受けている。その為、極力敵に見つからずに進めるのが難しくなっている。

フォーカス[編集]

フォーカスは前作同様、データや機械獣のスキャン、敵の移動ルートを表示するなどの機能があり、機械獣は部位を調べる事ができるようになった。新しい機能として機械獣をスキャンした際に特定の部位をハイライトできる機能が追加。ハイライトした部位は時間経過でも発光が消えないため、特定の部位を狙いたい時に便利になった。

また、移動したままでも使用可能な短距離スキャンが追加され、資源や登れる箇所を探知する事ができるようになった。水中で使うとソナーとなり、アイテムや敵が近くに存在すると反応が返ってくるようになった。

勇技[編集]

スキルツリーで解放できる新たな切り札。義勇ゲージを1以上溜めると発動できる。発動に当たって、特殊なモジュールを装着したり顔にペイントを施したりする。発動時の効果は勇技によって異なるが、勇技はひとつしかセットできない[2]

義勇ゲージは機械獣を倒すほかに、弱点に攻撃を当てたり、部品を撃ち落としたりしても溜まっていく。アップグレードした勇技は、ゲージを多く消費して効果を高めることもできる(最大レベル3)[2]。スキルポイントを消費してアップグレード可能。

レゾネーターブラスト[編集]

槍に貯めたエネルギーに遠距離攻撃を加えることで大ダメージを与えるスキル[3]

登場人物[編集]

主人公[編集]

アーロイ(Aloy
声 - 高垣彩陽
本作の主人公であるノラ族の女性ハンター。前作において自分の出生の謎を探る中で、自分が1000年前に滅びた地球を再生するシステム開発プロジェクトの責任者である「エリザベト・ソベックのクローン」である事を知る。幼少期から旧時代の遺物であるフォーカスを使っているため、旧時代の歴史やシステムの操作に詳しく、高い知性と理解力そして行動力を持つ。
前作において自我を持ったAIハデスの暴走から地球の生物圏絶滅を阻止するが消滅したままのガイアのバックアップを探すための旅に出る。エリザベトのDNAを持つアーロイにしかガイアの起動、復旧はできないため自分一人で何とかしなくてはいけないという責任感から他人を遠ざけがちになっている。
各地でいくつかの通り名やあだ名がつけられており、行く先々で「赤毛のノラ」「メリディアンの救世主」「流れ者」などと呼ばれる。テナークスやウタルからはもっぱら「赤毛の闘士」「流れ者」と呼ばれ、焦土の光での決闘が話題に出ることが多い。
半年間、周辺地域を探し回るも見つからずにいた時、ハデスが封じていたはずのタイタンフレームのコアから消え失せていることが発覚。サイレンスの暗躍にようやく気付き、彼が向かった西部を目指すことになる。この際、マスターオーバーライドに使った「サイレンスの槍」が崩壊してしまい、オーバーライドモジュールを新調したためか、前作までに機械炉で得たデータがすべて消滅してしまった。

アーロイの協力者[編集]

エレンド(Erend
声 - 宮内敦士
オセラム族の男性。アーロイの信頼できる仲間の一人。オセラム族戦士の精鋭部隊、ヴァンガードの隊長を務める。勇敢でユーモアもあり、時には自己犠牲だって厭わない。その屈強な外見とは裏腹に、優しくて繊細な心を持っている[4]。前作開始以前の時に現サン王アヴァードが狂王ジランを王座から引きずりおろす際に、姉エルサと共にアヴァードに協力した。エルサが亡くなってからはヴァンガードの隊長を引き継ぐ。前作でエクリプスや姉の死の件をきっかけにアーロイと関わり、以降協力的な仲間となった。
ヴァール(Varl
声 - 櫻井トオル
アーロイと同じノラ族出身の男性で義勇団団長の息子。ハデスとの戦いの後、消えたアーロイを追っていち早く合流し協力する。『Horizon Zero Dawn』の物語の終盤で、アーロイはノラ族の中で「申し子」と見なされ、ヴァールは部族の教えの通り、助けの手を差し伸べる。だがそれ以上に、彼はアーロイを一人の人間として、彼女が背負った重大な責務を心配する、優しく思いやりのある人物である[5]
中盤以降、道中で知り合ったウタル族の女性ゾーと恋仲になる。しかし、終盤にヘファイストスを回収する大規模ミッション時に「ファー・ゼニス」の襲来に遭い、エリックによって腹部を切り裂かれ、死亡した。
サイレンス(Sylens
声 - 堀内賢雄
バヌーク族出身の男性。本作における「トリックスター」の役割を担っており、賢者として物語の進行を手助けすると同時に、秩序を破壊して世界を混乱へと導く破壊者でもある。
旧時代の知識を執拗に追い求めており、前作においてはエリザベトのDNAを持つアーロイが、自分の知識欲を満たす鍵となると気づき協力した。自分の計画遂行が第一であるため、アーロイに対しては肝心なところの説明を省いたり隠したりする事が多く、アーロイからは信用されていない。前作でハデス打倒に協力した様に見えたが、実際はハデスの持つデータを得るため密かにハデスの人格データを盗んでいた。ハデスを尋問した上で、地球に迫る脅威をいち早く知り独自の対策を立てている。
半年間も当てもなく無駄に探し回っていたアーロイに呆れており、前作よりも辛辣。アーロイからもハデスを持ち出していたことから信用が一気に落ち、それまでは悪態をつきながらも装着していたサイレンスとのリンクが繋がっていたフォーカスを破壊してしまっている。

ノラ族[編集]

ロスト(Rost
声 - 立木文彦
アーロイの育ての親。故人。前作でエクリプスからアーロイを守るために命を落とす。前作でアーロイはノラ族の大長老ティルサから、ロストが過去に怨念の使者となり各地を放浪していた際に、ウタルの地や禁じられた西部にも行っていたと聞かされている。

カージャ族[編集]

アヴァード(Sun-King Avad
声 - 阪口周平
メリディアンの現サン王。槍を失ったアーロイに新しい槍を進呈する。父であるジランをクーデターによって倒し王となった。王即位後は、各地の部族と和平の道を模索している。
ジラン(Jiran
前サン王。故人。狂王とも呼ばれる。機械の暴走を収めるため、他の部族を太陽への生贄に捧げればいいという妄執に取りつかれ、周辺の部族に攻め込み虐殺を繰り返した「赤の動乱」を起こした。諫言した長男を処刑した事で次男であるアヴァードがオセラム族と共にクーデターを起こして倒される。
潔白のマーラッド(Blameless Marad
声 - 後藤光祐
アウァードの側近。
ヴァナーシャ(Vanasha
声 - 甲斐田裕子
カージャのスパイ。本作では皇太后とイターメンの世話役を務めている。
ウーシッド(Uthid
声 - 間宮康弘
元シャドウカージャの戦士。本作では上級軍事顧問の役に就いている。
イターメン(Itamen
声 - 武田華
ジランとナサーディの息子。
ナサーディ(Nasadi
皇太后。ジランの未亡人。
タラナー・カーン・パディシュ(Talanah Khane Padish
声 - 御沓優子
メリディアンの狩人の館の「タカ」を務める女性。
博学のフアディス(Studious Vuadis
カージャ族の祭司。会談のため焦土の光に向かっている途中でアーロイと出会う。レガーラの襲撃の際に命を落とす。
熱心なるジャヴァード(Javad the Willing
チェーンスクレイプに居るカージャの執政官。ウルヴァンドから利権協定を結ぶよう迫られている。
ノザール(Nozar Arin Khuvaman
焦土の光のカージャ族の司令。レガーラの襲撃の際に命を落とす。
ラワン(Lawan
焦土の光のカージャ族の副官。会談後はレガーラの襲撃で命を落としたノザールの代わりに焦土の光をまとめることとなる。襲撃の際に活躍したアーロイにも協力的になる。
モーランド(Morlund
声 - 佐藤せつじ
かつてのラスベガスにある涙の塔の発掘隊のリーダー。「ポセイドン」回収のためにここを訪れたアーロイと共に行動する。

オセラム族[編集]

ペトラ(Petra
声 - 平野夏那子
チェーンスクレイプのオセラム族の女性。前作「Horizon Zero Dawn」にも登場。アーロイに協力した鍛冶屋のような人物で、強力なオセラムの大砲を作っていた。前作でエクリプスがメリディアンを襲撃後は一度フリーヒープに戻ったものの、自分がいなくても良さそうということもあり、焦土の光の話を聞いて、手伝うためにチェーンスクレイプに来ていた[6]。ウルヴァンド失脚後はチェーンスクレイプの責任者となる。
ウルヴァンド(Ulvund Freeholder
チェーンスクレイプのオセラムの男性。事実上チェーンスクレイプの権力者。恐れの谷に機械が増えたため、オセラムの発掘作業を止めてしまっている。
しかし、件の機械獣が自分が指示した無理な工事が原因の一つであることが発覚したことで失脚する。
ブーマー(Boomer
声 - 石井未紗
姉とともにチェーンスクレイプに来ている女性。マイペースで、やや喋り方が幼い。とにかく矢弾を爆発させたがり、騒動を起こすことも。
新武器スパイクスローワーは彼女たちの発明である。ただし、何故か後の武器屋などで上位バージョンが売られていたりする。
ケルフ(Keruf
オセラムの発掘隊。3人の技師に鎧を発注し、その中で最高の品を作ったものにシャードを払うという契約をしていた。
実際は発想の異なる各技師の最高傑作をお互いに見せることで最高でないことを認めさせ、シャードは払わず鎧だけ持ち逃げするつもりだった。しかし、アーロイの発案で3人の鎧のいい所を組み合わせた真に最高の鎧を作ることになり、結果全員が貢献したという理屈により3人それぞれにシャードを支払う羽目になる。
実質詐欺師であるが、アーロイの主張に対して無駄な反論や逃亡はせずにきちんと鎧の完成とシャードの支払いをする辺り、引き際は弁えている様子。この鎧は素材の入手こそ困難だが再作成可能ではあるため、その宣伝を有名人であるアーロイが行ってくれるという目論みもある。

ウタル族[編集]

ゾー(Zo
声 - 鷄冠井美智子
西部地方に暮らすウタル族の女性。かつては穏やかに農業を営んでいたが、赤の動乱でカージャ族と戦う道を選んだ。以降は病人や死を迎える者を支える、癒やし・祈り手として活動している。終わりゆくウタル族の習慣に疑問に持つが、アーロイやヴァールと知り合い、戦う熱意が芽生えた[7]
アーロイと初体面より前に彼に好意を持っており、ウタルの聖域へ赴くためにヴァールと行動を共にし、後に同じ部屋で住むようになる。
フェーン(Fane
ウタルの声の一人。男性。ウタル族はこのまま死に、新たな土壌となることが自然の理だと訴えている。ウタル族の古くからの習わしを重んじるあまり、現状を変えようとするゾーやアーロイらと意見を対立させる。
ケル(Kel
ウタルの声の一人。女性。フェーンに同調し、ゾーのことをカージャとの戦いを始めた者だと責めた。
フェーンがあくまで消極的保守であるのに対し、彼女は悪い意味で積極的保守で在り様を変えようとする者は殺害すら辞さない。

テナークス族[編集]

コターロ(Kotallo
声 - 日野聡
西部地方を拠点とするテナークス族の空の一派出身の男性。カージャとテナークスの和平会談に出席するがレガーラの部隊による襲撃で左腕を失う。しかし片腕を失っても戦士としての力量は高くヘカーロからの命でアーロイに協力する。片手しかない状態でも絶壁を登ることができるなど、作中人物でもかなりの膂力を誇る。
イベントでは旧時代の技術と素材を活用してかなり高性能な義手を作るが、自分ではないものに頼ることを良しとはせず有事以外は装着しない。
ヘカーロ(Hekarro
声 - 手塚秀彰
テナークスの3部族を纏める族長。樹海にある旧時代の遺跡を拠点としている。昔はカージャ族と敵対していた。族長となった際に遺跡で起動した古の時代のホログラムを見て、和平路線に切り替える。
勇士ファシャーブ(Unyielding Fashav
元カージャの高官で、テナークスの勇士。アヴァードのいとこ。狂王ジランの命令で、禁じられし西部へ仕方なく進軍していたが、テナークス族とのシナバー砂漠の戦いにて捕虜にされてしまった人物。テナークスに連行された後、カルラットという儀式を受けて達成したことで死を免れた。その後は、テナークス族のヘカーロ族長の配下となった。焦土の光での会談でテナークスからカージャに身柄が引き渡される予定だった[8]が、レガーラの襲撃の際に命を落とす。カージャとテナークスの橋渡しとなる希望を思い描いていた。ウタルやテナークスの居住地などに彼の書き残した文章が残っている。
レガーラ(Regalla
声 - 浅野まゆみ
追放者。ヘカーロの命を狙う元テナークスの勇士。元はヘカーロに仕える優秀な勇士だったがヘカーロがカージャとの和平路線に切り替えた事に反発して離反。ヘカーロに不満を持つ人間を集め逆賊と呼ばれる部隊を作り命を狙っている。裏ではサイレンスから技術提供を受けておりオーバーライドした機械の騎兵隊を所有している。
メインイベントでは選択肢によって殺すか生かすかを選ぶことができる。「生かす」を選択すると、最終決戦において力を貸してくれる。
グルーダ(Grudda
レガーラの逆賊の戦士。会談の襲撃の際にアーロイと一騎打ちを行う。決闘に敗れ、持っていたシールドウイングがアーロイの手に渡ることになる。ただし、戦闘のダメージで盾としての機能は失われてしまっている。
デッカ(Dekka
声 - 深見梨加
沼地の一派の導師。
テコーテ(Tekotteh
空の一派の司令。旧時代に築かれた要塞を陣取っており、機械に対しては安泰であったため、極めて保守的。さらに、自分の意に反するものを追放したりなど傍若無人な振る舞いをしており、部族内からの評判は極めて悪い。
コターロをカルラットに向かわせたが、これは彼がトップの座を脅かすことを恐れ、失敗すれば死に、成功すれば中立の立場となって司令になることはなくなると踏んでのこと。
ドラッカ(Drakka
声 - 中村章吾
砂漠の一派の一員。
ヤラ(Yarra
声 - 皆川純子
砂漠の一派の一員。
ペンターラ(Pentalla
声 - 織部ゆかり
料理人。クエストで料理の素材収集を依頼され、完了後にはアーロイに料理を提供してくれる。

クエン国[編集]

アルヴァ(Alva
声 - 田村睦心
海の先にあるクエンと呼ばれる国から来た女性。預言者と呼ばれる地位についており、国から渡されたフォーカスを用いて旧時代の情報から飢えに苦しむ国を救うための鍵を探している。
戦闘員ではないが、戦えるようである。
シーオ(Ceo
声 - 川田紳司
クエン国の皇太子。傍若無人な性格で、自らをテッド・ファロの再来と語る。シーオは本名ではなく称号のようなもので、つづりを見る限りCEO、即ちファロからきている様子。
天変地異で破滅が近づくクエンで、ファロが没したとされる亡びの地にて再興の手段を探ることを皇帝に進言したことで、シーオの称号とともに調査部隊の司令官に任命された。本国ではシーオはあくまで称号に過ぎなかったが、過酷な旅の中で自分がファロの生まれ変わりだと思い込むようになった。
アーロイの協力のもとテーベの最深部に赴くものの、ファロのなれの果ての姿を見たことで気が動転し、最後はアーロイを始末するよう命じ一人脱出を図る。しかし、最終的にテーベの崩壊に巻き込まれ死亡した。
セイカ(Seyka
DLC『焦熱の海辺』に登場するクエン族の水兵。
行方不明となった妹のキーナを探す中でアーロイと出会い、利害の一致の観点から協力し合うようになる。
キーナ(Keyna
セイカの妹。ロンドラによって洗脳されてしまうが、アーロイ達の働きにより救出された。

ファー・ゼニス[編集]

ベータ(Beta
声 - 高垣彩陽
ファー・ゼニスによって生み出されたエリザベト・ソベックのクローン。ガイアのシステムを復旧させる為に生み出されたと思っていたが、ファー・ゼニスが地球に着いてからの活動を見て騙されていた事に気付きアーロイに助けを求める。
ティルダ・ファン・ダ・ミーア(Tilda van der Meer
声 - 日野由利加
ファー・ゼニスに所属している諜報担当メンバー。フリーの諜報活動エージェントという異色の経歴を持ち、それ故に腐敗と傲慢を極めた多数派のメンバーからは距離を置いている。
エリザベトとは友人であったがファー・ゼニスがガイア奪取を試みた事から関係は断絶している。地球帰還後にハデス試験場でアーロイと遭遇し、フォーカスの残骸から人生の軌跡を知った事で彼女にエリザベトの面影を重ね、機械炉GEMINIでの戦いでファー・ゼニスを離反しアーロイの側へ付く。
穏やかな態度で接してきているものの、アーロイをあくまでエリザベトを基準とした形でしか見ようとせず、懇意にしていたはずのベータのこともほとんど気にかけないなど、その態度は不自然なところが多い。その為、ファー・ゼニスであることもあってアーロイからはあまり信用はされていなかった。
地球にネメシスが襲来することが判明すると、アーロイを連れて他の惑星に逃げ延びることを提案する。しかし、アーロイに拒絶され、そのショックからスペクタープライムでアーロイに最後の戦いを挑んでくるものの、敗北し死亡する。
エリック(Erik Visser
声 - 小松史法
ジェラルドの手下。粗暴な性格。特殊なバリアを展開するスーツを身に纏っており、アーロイの攻撃をほとんど受け付けない。
終盤、ゼニス基地にてサイレンスによりバリアを解除され、アーロイと一騎打ちとなるが敗北する。とどめとして体をゾーによって槍で貫かれたことで長らく忘れていた「痛み」を思い出し、そのまま息絶えた。
ジェラルド(Gerard Bieri
声 - 藤真秀
ファー・ゼニスのリーダー。ティルダ、エリックと共に行動する。終盤、ゼニスに反旗を翻したティルダによって殺害された。
ウォルター・ロンドラ(Walter Londra
声 - てらそままさき
DLC『焦熱の海辺』に登場するファー・ゼニスの生き残り。ティルダ達がアーロイに倒された後もロサンゼルスの地で密かに活動を続けていた。
捕虜であるクエン族を洗脳し、その中から厳選された者と共に別世界に移住し、新たな理想郷を作ることを目論んでいたが、アーロイによって捕虜を解放されたことで計画は失敗に終わる。その後は鎮座していたホルス級タイタンを起動させ、アーロイと戦うがタイタンを破壊され、最後はアーロイにとどめを刺されて死亡した。

テラフォーミングシステム[編集]

ガイア(GAIA
声 - 高乃麗
約1000年前にファロの災禍によって滅びた地球を再生するため、エリザベト・ソベックの率いるチームによって開発された完全自動テラフォーミングシステム。ガイアはそのシステムの中枢である人格を持ったAI。オリジナルのガイアは約20年前、暴走したハデスにオーバーライドされるのを防ぐため自爆しており、現在は消滅している。システムをコントロールするガイアが消滅した影響でテラフォーミングを担当する機械獣の動作に不具合が生じており、地球の生物圏の崩壊が進んでいる。
アイテル・ポセイドン・デメテルで収集した環境情報を基にヘファイストスに必要な機械を発注し、さらに必要な環境改善動作をオーバーライドして環境を制御するのが本来の動作。そのため、ガイアプライムの崩壊で20年前から環境情報を更新できなくなった結果、状況にそぐわない動作を繰り返したことで環境破壊をしてしまっている、というのが真相。
本来であればガイアプライムを始めとする管理拠点にアポロの教育を受けた新人類が集結してテラフォーミングを完了する予定であった。しかし、アポロ消滅という想定外の事態のため、環境再生は終わって700年も前に人類再生の指示を出しているのにもかかわらず、いまだ「人類」の再生が確認できず環境再生フェイズから進むことができないでいた。
後に、バックアップが収められたガイアカーネルの回収に成功する。ただし、ハデスの動作試験用だった為カーネル内には統括システムであるガイア本体だけしかなく、ウタル族の聖域であった管理拠点に逃げ込んでいたミネルヴァを取り込むことで再起動に成功する。悪化する環境を改善するために西部の方々に逃げ込んでいた副次機能の回収を目指すことになる。
再生したガイアはアーロイのフォーカスを通じてテラフォーミングシステムに起きた事態を把握しており、上記のような歪な状態ではなくなっている。また、ガイア自身が学習していた旧文明の知識は失われていなかったため、ある程度であれば知識の継承ができるようになった。
ハデス(HADES
ガイアの副次機能の一つでテラフォーミングによって再生された地球の環境が適切でない場合、生物圏をリセットするための機能として設計された。しかし約20年前に謎の信号を受信したことにより悪意ある自我に目覚め、地球の生物圏を絶滅させようと動き出す。アーロイ達によって阻止され破壊されたかと思われたが更なる知識を求めるサイレンスによって密かに回収されていた。サイレンスの跡を追ってきたアーロイが見つけた時には尋問により虫の息と言えるほどにデータが消耗しており、オーバーライドによって完全に消滅した。消滅間際の言動から正常に機能していたころに何度か絶滅プロトコルは実行されていた模様。
なお、ハデスはあくまでガイアの代わりにテラフォーミングシステムを逆行させるためのもので、単独ではガイア同様副次機能へのオーバーライド能力しかない。スワームの再起動という凶行も、ヘファイストスと断絶された状態での全生命体抹消という動作を完了するために必要だったからである。
ガイアのバックアップは、ハデスの研究施設にて絶滅プロトコルの試運転のために運用されていたもの。その為、ハデスのバックアップも存在していたが、水没によってガイアカーネル2つを除いて全て大破していた。その為、本編終了後も欠落したままだが、すでに人類が再生するために必要なテラフォーミングプロセスが確立されているため問題にはならない。
ヘファイストス(HEPHAESTUS
ガイアの副次機能の一つで機械獣の設計、生産を担当している。テラフォーミングの要である機械装置全般を生産するという役割から他の副次機能よりも重要な存在でシステムに占める割合も大きくなっている。ただし、生産管理をするのが主機能であるため、環境を調査したりなどの動作は不可能。ガイア消滅時はハデスと同じく自我に目覚め世界中の機械炉を繋ぐネットワーク内に逃げ込んでいる。その後はテラフォーミングを担当する機械を狩る人間たちをシステムの脅威と認知し、機械狩りを阻止する為ラヴェジャーやサンダージョーといった人間を狩ることに特化した戦闘用機械獣を次々と生産している。ハデスの様に全生命の根絶までは考えていないが、年々強力になっていく機械獣のため人間の被害は拡大している。
いくら機械獣を強化しても抵抗してくる人間を相手にするため、環境維持用機械獣の修理などを行う施設を乗っ取って戦闘機械への改造を行うなどしている。結果、約20年の間に環境維持が疎かになった上に環境を悪化させるような機械獣が増えたことで、もはや環境管理用の副次機能だけでは時間稼ぎが精々というレベルにまで悪化してしまっている。なお、自我を獲得したのもあってアーロイたちからは暴走とみられているが、参照する環境データを更新できないことと人間とコンタクトを取るという選択肢がないだけで実態としてはただ仕様通りに動いている。
環境の早急な改善やファー・ゼニスへの対抗のため、ヘファイストスの掌握は超重要事項となるが、上記の通りシステムでのウェイトが大きく再起動したばかりのガイアでは逆に乗っ取られてしまう為、他の副次機能を回収し機能を回復する必要があった。しかし、力を増大させ続けるヘファイストスは、もはやエリザベトのアルファプライム権限ですら受け付けなくなっている。
一度は捕獲には成功したものの、融合の最中にファー・ゼニスの介入を受けたことで中断。その後はファー・ゼニスの元で融合が続けられていたがアーロイの手引きでベータによって施設内の高性能3Dプリンターにダウンロードされるも、その後はまたしても逃亡してしまう。
ミネルヴァ(MINERVA
ガイアの副次機能の一つ。電子処理担当。スワームのプログラムを解読し、停止コードを生成する役割を持っていた。
アイテル・ポセイドン・デメテルとともに、ハデスの放ったコードにより連鎖的に自我に目覚めるも、訳も分からず住処であるガイアプライムや親ともいえるガイアから断絶されて放り出されたことで、酷く混乱している。その為、自我の消去にも特に抵抗せずに応じている。
その後は拠点を隠蔽するファイアウォールとして機能している(一度は乗っ取ったヘファイストスが介入できないのもこのため)。また、環境管理系副次機能から得た更新データの送信も担当していると思われる。
アイテル(AETHER
ガイアの副次機能の一つ。大気汚染の除去と天候を司る副次機能。アイテルがうまく機能しなくなったことで禁じられし西部の砂漠には嵐や竜巻が発生し、その地の部族の暮らしに悪影響を与えている。
ガイアプライム崩壊後は樹海にあった博物館に逃げ込み、かつて存在した部隊の航空任務を始めとした活動データを再生した。ヘカーロはこの映像からテナークス全部族が敬愛する者たちが手を取り合って困難に立ち向かっていたことを知り、和平に積極的になった。
環境管理系副次機能は、それぞれ自身の役割に基づいた機械をオーバーライドして動作をコントロールする機能を持つ。その為、ガイアはヘファイストスが直々に設定した人間殺害の命令はキャンセルできないものの、環境を破壊する行動は改善できるようになる。
ポセイドン(POSEIDON
ガイアの副次機能の一つ。有機物と水源の化学成分をコントロールする副次機能。ポセイドンがうまく機能しなくなったことで海藻が異常発生するなど海洋生態系に異常をきたしている。
ガイアプライム崩壊後は砂漠化から復活した=水源操作装置を持つラスベガスに逃げ込み、大量の水を生成していた。
デメテル(DEMETER
ガイアの副次機能の一つ。土壌を育て植物を管理する副次機能。デメテルがうまく機能しなくなったことで植物の成長に異常をきたしている。
ガイアプライム崩壊後はFASの研究施設に逃げ込んでいる。
なお、前作から登場している「鉄の花」はデメテルがドレッドウィングの機能をオーバーライドして約20年かけてあちこちにばらまいたもの。その為、作中の地域以外にも鉄の花は展開しているだろうと予測されている。
アルテミス(ARTEMIS
ガイアの副次機能の一つ。多様な動物を再び地球に放った。
エレシウスとともに行方不明であるが、既に完了した副次機能であるため、回収は重要視されていない。
エレウシス(ELEUTHIA
ガイアの副次機能の一つ。テラフォーミング後の人類の再生、育成、教育をするための施設とその機能。保存された遺伝子情報を元に人間を再生させる人工子宮ユニットや、育児を行うサービターと呼ばれるロボット。学校や保育園、食料庫などの施設などを備えている。ゲーム中の時代の各部族の祖先もエレウシスによって生まれた。知識ベースの副次機能アポロと連携し、テラフォーミング後の人類にも再教育を行うことで古の知識や文明も復活させる計画だったが、テッド・ファロにアポロが破壊されていたことで古の知識・文明は新しい時代に引き継がれることはなかった。
アポロ(APOLLO
ガイアの副次機能の一つ。テラフォーミング後の人類に引き継ぐため、文明や知識情報を蓄えた知識ベースの副次機能。アポロのデータは2066年2月2日、テッド・ファロが己の過ちをテラフォーミング後の世界に知られないため、「新しい人類は無垢であるべきだ」という歪んだ意思のもと消去してしまったことが前作で明かされた。
引継ぎ情報の中に管理拠点へ向かう指示も含まれていたため、本来のプロセスを完了できなくなってしまった。
実はティルダへの手切れ金代わりにコピーが提供されていたため、本編後はファー・ゼニスが回収していたエレシウス・アルテミスとともにガイアの中に組み込まれた。

旧時代の人物[編集]

エリザベト・ソベック(Elisabet sobeck
声 - 高垣彩陽
クローンであるアーロイの元となった人物。ガイアの育ての親。「ゼロ・ドーン計画」の発案および総責任者であり、人類最高の科学者の一人。緊急事態に陥ったファロに呼び出されてスワーム暴走を知り、絶望的事態であることを悟る。手遅れであるという状況を理解せず往生際悪く密かに処理しようとするファロの要請を切って捨て、最悪の救済計画のための共犯者として全資産の提供を約束させる。
その後はプロジェクトを指揮しつつ、中核となるガイアの育ての親として活動していたが、ガイア格納施設の封印を完遂する為に故障したハッチを外側から操作して閉鎖。封印後は最期の願いであった帰郷を果たし、自宅の庭先で息絶えた。
テッド・ファロ(Ted Faro
声 - 桐本拓哉
かつての世界の救世主にして全ての元凶。
再起動したガイアからは「自己陶酔的で感情的で不安定」と評される。具体的に言うと、自分の思い付きを神の天啓のごとく思い込み、理想を求めて邁進するも、現実的な問題で火の粉がかかるようになるとその天啓自体を敵視するようになるタイプ。しかも、自分は天啓を形にしただけの被害者スタンスなため、根本的に正しく反省することはない。
プロジェクト:ゼロ・ドーンへ協力する裏で自分専用のシェルター「テーベ」を秘密裏に建造しており、ゼロ・ドーンのメンバー殺害後は愛人を含むごく僅かな人員に遠隔操作で殺害できる装置を埋め込んだ上でハーレムを築いていた。自らを不老不死へ改造しアポロを失った新人類の支配を目論んでいたが、真実を知った研究員が過剰な細胞増殖をコントロールできていない事実を伏せたまま自殺したことで、己の状況をまともに判断できないまま異形化。テーベ動力源の地熱発電プラントへ寄生する怪物へと成り果てた末、事実を知ったシーオの命でプラントごと焼き払われた。自分が死ぬと同時にプラントが自爆するように仕込んでいたため、そのまま施設の崩壊によってマグマと瓦礫に埋もれた。
トラビス・テイト(Travis Tate
声 - 青山穣
ゼロ・ドーン計画のハデスの開発担当。同計画のサイバーセキュリティ責任者も兼務。

機械獣[編集]

世界中に展開しているマシン群で様々な動物の姿を模している。大半はテラフォーミングのために生み出されたものだが一部は人間を狩るために特化したテラフォーミングと関係ない機種もある。

大きく分けて偵察型、収集型、輸送型、戦闘型の4機種。機械獣によっては搭載したブレイズや酸を利用した攻撃をする属性違いの亜種がいる他、より戦闘に特化した改良をされた黒い装甲板と紫の筋肉繊維を持つ通称狩人殺しと呼ばれる強化型がいる。前作に登場したソウトゥースとトランプラーは登場しない。

倒す事で素材が得られるのは前作と同じだが今作では大半の機種は固有のレア素材がありその部位を破壊して切り離すか逆に破壊せず残したまま撃破する事で手に入れる事ができる。多くは撃破前に切断することで回収できるが、サック網を持つ機械獣は逆に破壊せずに倒さないと回収できない。難易度を落とすと部位が破壊さえされていなければ回収できる機能がある。

偵察型[編集]

周辺の偵察に特化した機種。主に他の機械獣の周辺や機械炉などの施設を見張るように行動する事が多く、敵を発見すると警報を鳴らして知らせる。

バロワー
新型の偵察機械獣。前作に登場していたウォッチャーに似た大きな眼を持ち決まったルートを巡回しながら周囲を時折スキャンしている。四足歩行で地面に潜ることもでき、体当たりやサウンドシェルを使っての高音衝撃波、岩を飛ばしての簡単な遠距離攻撃も行う。プラズマタイプのみ眼球から光弾を発射して攻撃する。亜種の種類が最も多く炎からプラズマまでの各属性と追跡機能に優れたトラッカータイプに加えそれぞれの強化型がいる。
スカイドリフター
鳥型の新型偵察機械獣。空から広範囲をスキャンしながら飛んでいるため索敵範囲が広い。一通り周囲を探索した後は一旦地面に降り立つ。
素材となる部位はレイザーテイル(尾羽)。
ロングレッグ
前作にも登場したニワトリの様な姿の機械獣。前作と同様胸部のコンカッションサックを利用しての爆音攻撃、羽にある機関「ウィングバーナー」を利用しての爆風攻撃を行う。
素材となる部位はウィングバーナー。
赤眼のウォッチャー
前作にも登場した前脚のない小型恐竜の様な姿の偵察機械獣。名前の由来でもある大きな単眼で周囲をスキャンしており敵を見つけた時は体当たりや眼からプラズマ属性の光弾を撃ち出して攻撃してくる。前作では光弾発射能力のない普通のウォッチャーもいたが今作では登場しない。

収集型[編集]

天然資源の収集や回収した資源から燃料などを生成する機種。機械獣の中で最も機種が多くテラフォーミングシステムの役割の多くを担っている。

グレイザー
天然資源を掘り起こしてバイオ燃料に転化させる機能を持つ鹿の様な機械獣。
素材となる部位は回転角。
スクランジャー
群れで活動し破壊された機械の清掃を行なっている
素材となる部位は動力源。
スクラッパー
機械の残骸を解体して再利用する小型の清掃機械。
素材となる部位はレーダー及びプラズマセル。
スパイクスノート
土壌中の資源を融解して抽出するアリクイの様な収集機械獣。戦闘態勢に入ると、周辺の機械を強化する特性を持つ。
素材となる部位はサック網。
ブラウホーン
土壌を耕して肥料や種をまくトリケラトプスの様な姿の収集機械獣。移動中は周辺に植物を発生させる。
素材となる部位は角。
ウタル族は大地の神と呼んで崇拝し、共に土地を耕し作物を育てていた。大厄災後は徐々に狂っていき、ウタル族が近づくだけで襲うようになってしまう。また、土壌にも過剰な堆肥を絶え間なく与え続けるようになってしまい、畑を腐らせてしまう。ウタル族が聖なる洞窟と呼ぶ修理区画に定期的に出入りしていたが、大厄災後は洞窟にも入らなくなってしまった。
チャージャー
天然資源を掘り起こしてバイオ燃料に転化させる機能を持つ羊の様な機械獣。前作にも登場し今作でもオーバーライドする事で乗る事が可能。
素材となる部位は角。
ランスホーン
グレイザーに似た収集型の機械獣。角の形が違うが性能的にはさほど変わらない。
素材となる部位はドリルホーン。
ブリッスルバック
牙を使って天然資源を掘り起こすイノシシの様な姿の収集機械獣。戦闘では搭載されたブレイズや酸を使って掘り出したガラクタを強化し攻撃してくる。オーバーライドする事で乗ることが可能。
素材となる部位は牙。
ファングホーン
グレイザー、ランスホーンに似た鹿型の収集機械獣。角を使っての炎攻撃を行うことができグレイザーなどより好戦的。
素材となる部位は枝角。
ワイドモウ
牙を使って天然資源を掘り起こすカバの様な姿の水陸両用の収集機械獣。吸収した天然資源を肥料容器として時折排出する。口内に吸引装置があり戦闘ではこれを利用してアーロイを引き寄せたり周囲の岩などを集めて攻撃してくる。
素材となる部位は牙。戦闘態勢に入って口を開いている時しか攻撃することができない。
グリントホーク
前作でも登場したハゲタカの様な飛行機械獣。破壊された機械に群がり貴重品などを探している。前作では氷属性のみしかおらず炎の矢で容易に落とせたが、本作では氷だけでなく炎属性を持つバージョンもいる。
素材となる部位はくちばし。
スナップモウ
前作にも登場したワニのような機械獣。背中や尻尾に切断することで資源が手に入る部位が増設されている。
素材となる部位はサック網。
サンウイング
プテラノドンの様な姿をした翼竜型の飛行機械獣。プラズマ兵器で武装しており翼部にあるシールドジェネレーターを利用した地上での戦闘も可能。スクラップ捕食中はシールドを張る。ストーリー終盤においてオーバーライド可能になり空からの探索が可能になる。
素材となる部位はシールドジェネレーター。
クランバージョー
猿のような姿の収集機械獣。主に破壊された機械獣から部品などを探す清掃機械。サイズ・収集型の割にはなかなか固い。
素材となる部位はテイルダスター(尻尾)。
ロックブレイカー
地中の資源を掘り収集するモグラの様な大型機械獣。地面に潜っては足元から襲撃を繰り返すために撃破困難だが、上部への攻撃能力に乏しい。
素材となる部位は掘削クロ―。後ろ足も対象なので、一度に4つ手に入る。
タイドリッパー
堆積物をろ過して資源を集める大型の収集機械。プレシオサウルスの様な外見をしており見た目通り水中では脅威となる。地上での戦闘能力も高く巨体をつかっての突進やキャニスターに搭載された水を利用しての遠距離攻撃をしてくる。
氷・電撃を弱点としている。
素材となる部位は尾びれ。
フロストクロー
熊のような姿の収集機械獣で前作のDLCに登場した。収集した資源を体内の炉で冷却水に変換しており攻撃にも利用してくる。見た目の割に動きが素早く耐久値もそこそこ高め。両肩と腹部に冷却水の詰まったサックを持ち破壊する事で凍結状態にできる。腹部のサックは破壊せずに残す事で撃破時に固有素材として回収可能。
ファイアクロー
フロストクローと同じく前作のDLCに登場した熊の様な収集機械獣。姿はフロストクローに似ているがより大型になっており扱う属性は炎に変わっている。収集した資源を体内の炉でブレイズに変換するのが主な役割だが収集機械でありながら最強クラスの戦闘型機械獣に匹敵するほどの戦闘能力を持つ。
素材となる部位はサック網。

輸送型[編集]

輸送に特化した機種で機体の一部に資源を搭載したコンテナがあるのが特徴。破壊して切り離す事で多くの資源を得ることができる。主に偵察型や戦闘型に守られながら移動していることが多い。

リープラッシャー
二足歩行型の小型恐竜やカンガルーの様に飛び跳ねて移動する機械獣。腹部にポッドと呼ばれる収集器を備える。ポッドには様々な種類があり、フォーカスのスキャン機能等を阻害する機能を持つものもある。複数の個体で群れを作って移動し、ポッドを複数一カ所に集めて防衛する習性がある。
素材となる部位は動力源。
ベロウバック
恐竜の様な姿で二足歩行をする中型の機械獣。背部と首にブレイズや酸を搭載したサックがありこれを利用した属性攻撃をしてくる。破壊する事で大爆発を起こし周囲の敵もまとめて状態異常にする事が可能。強敵と戦う場所で機能停止状態で倒れている事も多く罠としても利用できる。
素材となる部位はサック網。喉の食道部分は対象外。
シェルウォーカー
蟹の様な姿をした中型の輸送機械獣。背部に資源を満載したコンテナを積んでおり留め具を破壊する事で回収が可能。戦闘では左腕にあるシールドを展開しつつ右腕のライトニングガンや体当たりで攻撃してくる。
素材となる部位はライトニングガン(右腕)。
ローラーバック
アルマジロやアンキロサウルス類のような、鱗状の装甲に覆われた外見の機械獣。装甲は一枚ずつ攻撃で剥がすことが可能だが、時間が経つと破片を体に引き寄せて再生させてしまう。尾部先端にハンマーヘッドを備え振り回して攻撃してくるほか、体全体を丸めて突撃攻撃をしてくる。腹部にはホルダーで固定されたコンテナがあるが、足が邪魔でやや狙いづらい。
背部にある円形のパーツは重力操作装置で、上記の再生や切り落としたコンテナを回収する機能がある。修復能力はないので、切断した尻尾などは再生できない。
素材となる部位はハンマーテイル(尻尾)。
ベヒーモス
サイの様な大型の機械獣で輸送型としては最も強力な機種。突進や重力発生装置フォースローダーで周囲の岩を引き寄せて攻撃してくる。腹部に資源が入ったコンテナを搭載しており左右の留め具を破壊する事で回収が可能だがシェルウォーカーに比べ留め具が小さい上、素早く動き回るので難易度が高い。
素材となる部位はフォースローダー。計6つある。

戦闘型[編集]

ガイアの消滅後、自我を持ったヘファイストスが機械獣を狩る人間達を脅威と認識し対抗するために生み出した機種。人間を狩ることに特化しており機体各所に強力な武装を搭載している機種が多い。

クローストライダー
ディノニクス等の中型獣脚類恐竜のような外見の機械獣。主に後脚の鋭い爪や尾部による攻撃をしてくる。オーバーライドで騎乗可能。尾部に炎や酸属性のボムランチャーを装備する亜種も存在する。
素材となる部位はレイザーテイル(尻尾)。
グリムホーン
収集型のブラウホーンを戦闘用に改造した機種。角からの炎攻撃やボムランチャーなど戦闘面が大幅に強化されている。
素材となる部位は角。ただし、ブラウホーンの角として扱われる。
ラヴェジャー
前作でも登場したトラの様な機械獣。近距離では素早い動きで襲い掛かり遠距離では背部に搭載されたラヴェジャー砲と呼ばれる電磁射出速射砲で攻撃してくると遠近どちらにも隙がない。ラヴェジャー砲は切断する事で武器として使用可能。ラヴェジャー砲が搭載されていないソウトゥースと呼ばれる機種が前作に登場していたが今作では出ていない。
ストーカー
光学迷彩を備えたヒョウの様な戦闘機械獣。姿を消しつつ遠距離から弾速の速いダーツガンで攻撃を行ったり地雷を撒きながら襲ってくる。前作でも登場しており前作ではダーツガンは切断しても使用できなかったが今作では使用可能。ステルスは完全に姿を消していないので僅かな背景とのずれから見破ることは可能な他、電撃に弱く感電するとステルスが解除される。
住処では周辺に警報地雷を設置しており、接近すると警報を発して周辺のストーカーなどが集まってくる。逆に言えば、鳴った警報の近くには確実にストーカーが接近してくるということであり、事前に罠を設置しておくと楽に対処できる。また、住処での待機中は木に張り付いており、その時点では攻撃を当てられない上に結構な感度で接近を感知されてしまうので注意が必要。
素材となる部位はステルスジェネレーター。透明化していると非常に場所の判別がしづらいため、弱点である電撃で動きを止めておくと楽。
ドレッドウイング
コウモリの様な大型の飛行機械獣。フォーカスやアイテムの使用を制限する状態異常攻撃を得意とし光学迷彩で姿を消しながら襲ってくる。
デメテルによって鉄の花を携えて各地にばらまく命令がオーバーライドされている。その為か、デメテル解放までごく一部を除いて登場しない。
素材となる部位は牙。
シェルスナッパー
巨大な甲羅を背負った亀の様な大型の戦闘機械獣。甲羅への攻撃をエネルギーに変換して吸収、反撃に利用する特徴を持つ。見た目通り動きは遅いが甲羅の砲台や搭載されたサックを使っての強力な氷攻撃、強力な防御力と手強い相手。さらに、地面に潜ることもできる。住処では最初地面に潜んでいて、地上での騒動を聞きつけて襲撃してくるという面倒な特性を持つ。
素材となる部位は甲羅を支えるシェルボルト。一度に6つも回収できるが必要数も多い。破壊すると甲羅+接続されている武器が部分的に外れて弱点が露出する。
スコーチャー
オオカミの様な姿の中型戦闘機械獣。見た目通り動きは素早く搭載したブレイズを利用しての爆発的な加速の突進やマインランチャーでの遠距離攻撃と遠近共に危険な相手。耳はスキャン能力も持つので、隠密も楽ではない。
素材となる部位はスキャンイヤー。
ストームバード
前作でも登場した大型のタカの様な機械獣。電撃での攻撃や翼にあるブースターを利用しての体当たりなど大型ながら非常に機動力が高い。
素材となる部位は胴体のストームキャノン。なお、数ある切断系部位の中でも切断耐久力よりHPが低く設定されているため、長弓が持つ衝撃の矢以外では切断不可。
サンダージョー
ティラノサウルスの様な外見の危険な大型戦闘機械獣。前作同様今作でも最強クラスの戦闘機械獣の一体であり巨体を活かしての素早い突進や頭部の機関砲、レーザー砲、背部のディスクランチャーと多彩な攻撃手段を持つ。
素材となる部位は尻尾。
スリザーファング
ヘビの様な姿の新型機械獣。地面に潜ることもでき素早い動きで攻撃してくる。遠距離では搭載された酸を吐きかけてきたり尻尾から放電して攻撃してくる。
素材となる部位はアースグラインダー(胴体にある掘削機)。
トレマータスク
マンモスの様な姿の新型機械獣。動きは遅いが強固な装甲板に複数の火器でそれを補っており高い攻撃力と防御力を持つ。火器はほぼ全方位をカバー出来る様に搭載されているためどの向きであっても攻撃には注意が必要。逆賊はこの機械を捕獲し、背部に櫓を取り付け動く砦として運用している。この仕様では櫓を支える部位が設定され、破壊することで櫓を破壊することができる。
素材となる部位は牙。
スロータースパイン
スピノサウルスの様な外観をした本作最強クラスの大型戦闘機械獣。敵を発見するとエネルギーチャージを始め、完了すると全身に搭載された様々なプラズマ兵器で攻撃してくる。兵器は切断する事で使用でき攻撃手段を減らせるが背部だけで8箇所、尻尾に3箇所と数が多い。本体自体の機動性も高くサンダージョーの様に突進や尻尾を振り回しての攻撃も行う。固有の素材は無い。
コラプター
古の時代にファロオートソリューションによって製造された無人兵器群チャリオット・ラインに属する、サソリの様な外観の無人戦闘兵器。有機物をバイオ燃料に変換する機能、自己複製も可能な自己修復機能、敵兵器を支配下に置く強力なハッキング機能を持つ高性能な兵器であったが、指揮システムの異常を非常事態と誤認しこれらの機能を自己判断で使用する様になり、自己複製しながら地球上のあらゆる動植物を資源として喰い尽くす「ファロの災禍」と呼ばれる事件を引き起こし、1000年前の地球の生物圏を滅亡させた。歌の平原と呼ばれている場所ではかつての災禍の際に戦ったと思われる機体の残骸が大量に横たわっている。
率先して発掘・運用していたシャドウ・カージャが壊滅状態なため、本作では出番はかなり少なくストーリー中盤に2体出るだけでその後は闘技場のみで戦える。
ホルス
古の時代にファロオートソリューションによって製造された無人兵器群チャリオット・ラインに属する、タコの様な外観の巨大陸上戦艦。EMP兵器を始めとする大量の兵器に加え工場設備も搭載し、チャリオット・ラインに属する全ての無人兵器を大量生産可能な移動式兵器工場としても機能する。基本的に作中に登場する機体は機能が停止しているが、『焦熱の海辺』にて初めて稼働する機体が登場した。サイレンスによりハデスの器として利用されたものもある。
スペクター
ファー・ゼニスによって運用されている戦闘用ドローン。ヘファイストスの技術とは別系統の技術で作られている様で非常に滑らかな生物的な動きをする。攻撃にはパルスキャノンや自在に変形する金属外殻を使って攻撃してくる。重力システムを搭載しており装甲を破壊されても引き寄せて修復する事ができる。触手の様な足で壁や天井に張り付くこともでき非常に高い機動性を持つ。
スペクタープライム
ファー・ゼニスによって運用されているスペクターの上位機種で本作のラスボス。有人型であり外観は人間の様な姿をしている。

武器・装備[編集]

近接武器[編集]

アーロイ含め作中の人々の一般的な武器として使用されている機械の部品で作成された槍。原始的な武器ではあるが機械の部品で作成されている為、強度や威力は高く一般的な武器として普及している。アーロイの物はコラプターから回収したオーバーライドユニットを装着しており機械獣や古の施設のオーバーライドが可能になっている。今作ではレゾネーターブラストという新機能が追加され槍のエネルギーを敵に移し射抜く事で大ダメージを与えることができる。スキル取得による威力の向上はあるが他の武器と違いストーリーを進めても上級品の入手やアップグレード要素は全くない。

遠距離武器[編集]

強力な長弓など一つの武器ばかりを多用していると資源やシャードが枯渇するため、できるだけ万遍なくさまざまな武器を利用していくことが望ましい。狩人の弓をメインにして、ブラストスリングで外殻を壊し、戦弓などで弱点を付与して、トラップキャスターでダウンさせ、スパイクスローワーでダウン追撃して、長弓でトドメを刺す……という一連の流れを意識する必要がある。

狩人の弓
連射速度、命中精度のバランスが良い中距離向けの弓。通常の矢に加え各属性の矢が使えるため状態異常も起こしやすくどんな場面でも扱いやすい性能を持つ。
改良された狩人の矢は高い切断力を持つため、ダメージを与えつつ部位を破壊するのにも有効。ただし、終盤の強力な機械には、やや威力不足となる。
  • トリプルショット:最大3本の矢をセットする。セットした段階でスタミナを消費し、発射時は消費しない。
  • 一斉射撃:上空に矢を放ち、雨のように降らせる。
  • ダウンショット:威力0だがダウンさせやすい特殊な矢を放つ。
戦弓
近距離向けの弓。弓を最大まで引かなくても最大威力で撃てるという特徴があり連射速度に優れているため近距離、複数の敵を相手取るのに向いている。状態異常付与にも優れる。反面最大まで強化しても威力、命中精度は低いため体力の多い大型の機械獣相手や中距離以上の戦闘には向かない。
  • スプレッドショット:5WAYショットを放つ。至近距離で大型相手に放てばその分だけ効果が増える。
  • 近接爆発:撃ち込んだだけでは効果がなく、更に槍で攻撃することで爆発して追加ダメージを発生させる。
  • バーストショット:ターゲットに3連射を放つ。スプレッドショットと比べると、消費スタミナが少ないので連射向け。
長弓
威力、命中精度に優れている遠距離向けの弓。射程が長く一発のダメージが大きいため、狙撃、先制攻撃に適している。弓を弾く速度が遅く、矢の数も少ないという欠点があるため、近距離には向かない。ダメージは少ないが切断力の高い矢も使用可能。
強敵相手には必須の武器であるが、矢を作る資源には限りがあるため、ザコ敵に乱発していると資源が枯渇するため、できるだけザコ敵には温存して、強敵に対してのみ使用していく必要がある。
  • ブラストショット:連続では使えないが、長弓の射程で爆発属性を持つ最強レベルの攻撃スキル。着弾・爆発・爆音がセットなためか、当てると敵に発見される。また、足場が悪いと使用不可。
  • フォーカスショット:精神集中のように照準が絞られる。さらに精神集中することで絞れる他、発射しなければスタミナを消費しないのでスコープ代わりに使える。
  • ダブルショット:追加でもう1本矢をセットできる。
ブラストスリング
ブレイズや冷却水の詰まった弾を投擲する状態異常を与えるのに優れた武器。着弾時に爆発を起こすので複数の敵を相手取るときや属性値が高いので強敵にも有効。放物軌道で飛ぶため、上めがけて放てば遠くに届くほか、遮蔽物を避けて攻撃できる。
  • バウンド爆弾:最大3回バウンドし、バウンドするごとに威力が上昇する特殊な弾を放つ。
  • 貼り付き爆弾:接触した時点では爆発せず、しばらく後に爆発する。追加で張り付けたり爆発する前に別の場所に隠れるなどができる。
  • バースト回避:回避技。爆弾を前方にばらまきつつ後方に回避する。
トラップキャスター
地面に杭を打ち込むことで罠を作成できる特殊な武器。地面に2本の杭を打ち込むと間にロープが張られロープに敵が引っかかると爆発が起きダメージを与えられる。威力、属性値が高く大きいダメージを与えられるが杭を打ち込む手間があるため瞬時に使えないという欠点もある。スキルを習得することで2本の杭を同時に決まった間隔で打ち込むことができる。今作では爆発性のロープの他、通過中に持続的にダメージを与えるビームロープや遮蔽物として利用できるシールドを発生させるロープが追加された。
直接攻撃できないという特性的に制限が厳しく、ロープキャスター共々特殊アクションが1つしかない。
  • クイックワイヤー:効果時間に制限があるが、一定の間隔で素早くロープを設置できる。
ロープキャスター
機械獣を拘束する為に使う武器。拘束ロープを複数打ち込むことで機械獣の動きを一定時間止めることが可能。拘束中の機械獣にはオーバーライドやクリティカルストライクが可能になるが攻撃をすると拘束時間が短くなる。今作では装甲のある部位には溜めてから発射しないとロープが刺さらなくなっている。ロープの種類が前作より増えており刺さっている間に属性ダメージを与え続ける属性ロープと同属性の攻撃を与える事で爆発するキャニスターを射し込むキャニスターロープが追加された。
  • 貫通ロープ:最大まで引き絞らなくても装甲を貫通できる。
スパイクスローワー
投げ槍の要領で使う投擲武器。作成コストが高いが威力が高く大型の機械獣との短期決戦に向いた武器。溜めて投擲することで装甲を貫通してダメージを与えられる。欠点として、使用時には立ち上がるため、草むらでもステルス状態が解除される。ブラストスリング同様、放物軌道なため、意外と長距離にも攻撃できる。
  • 飛翔スパイク:スパイク版ブラストショット。特性はほぼ同様。
  • スプリットスパイク:分裂するスパイクを放つ、ショットガン型の技。
  • スパイクトラップ:一定時間後又は敵の接触で爆発する罠型スパイクを地面などに突き刺す。トラップキャスターでは届かないような遠い場所にも設置できる。
ボルトブラスター
複数の矢を連続で発射するマシンガンの様な武器。連射性に優れており上手く使えば大きいダメージを与えられるが使用中は走れなくなる他、専用モーションでのリロードが必要になるため機動性が悪く扱いが難しい武器。矢弾を交換するとリロードアクションからやり直しになるので注意。凍結などの属性ボルトもあり、十分強化すると状態異常武器としても有用。
弾の消費が激しいものの、用途がほとんどない「金属の骨」を素材とするため、コストパフォーマンスがいい。
  • 連続バースト:装填されている全ての矢弾が尽きるまで連射を続ける。一度の破壊力という意味では最強だが、発動時点でスタミナ消費&装填数0となる。
  • ウルトラショット:長射程・爆発属性という従来のボルトブラスターにはない連射を叩き込む。
  • スプレッドブラスト:ボルトブラスター版ショットガン攻撃。こちらは8発放つ。
シュレッダーガントレット
切断ダメージに優れた今作初登場の武器。投擲したシュレッダーは敵に命中すると弧を描いて戻りキャッチすることで最大3回投擲が可能になる。3回キャッチ後の攻撃は爆発などする。
  • スプレッドブラスト:シュレッダーガントレット版ショットガン攻撃。ただし、キャッチできるのは1つのみ。
  • シュレッダーマイン:投射地点に留まり、周囲に雷属性のフィールドを展開する罠型シュレッダー。
  • パワーシュレッダー:シュレッダー版ブラストショットで、シュレッダーは戻ってこない。
スペクターガントレット
「焦熱の海辺」で追加された武器。ファー・ゼニスの武器であるが、ストーリーを進めることで入手可能。特殊弾薬の連続発射が可能。

特殊装備[編集]

ストーリーを進めることで手に入る特殊な装備品。塞がった道を切り開いたりするのに使用する。

プルキャスター
プルキャスターはロープにより高所への高速移動を可能にしたり、環境内のオブジェクトを動かしたり破壊することが可能[9]
シールドウイング
高所からの滑空を可能にし、落下ダメージの抑止やジャンプでは届かないような場所への移動ができる他、上空から敵に奇襲をかけるなどの戦術にも活用できる[10]
潜水マスク
本作では水中に深く潜れるようになった。当初は水中には限られた時間しかもぐっていられないが、潜水マスクを装着すれば自由に水中を探索でき、海流に乗って勢いよく移動することもできる[11]。水中にも敵は出現するが、戦闘はできない。
バインカッター
「鉄の花」から伸びるツタを除去することができる。

用語[編集]

各部族関連用語[編集]

ノラ族
女神“大いなる母”を信仰し、独特な母権社会を形成している部族。祭りの日に行われる試練に合格した者は“義勇兵”として部族を守護する任務に就く[12]。アーロイはノラ族の異端者だったが、天命の使者に任命され、ノラの地を離れ各地を旅している。
流れ者
自らの部族が暮らす地から離れて生きる者の呼称。流れ者は定住することなく各地を放浪する[13]。アーロイも禁じられし西部各地で流れ者と呼ばれることがある。
カージャ族
太陽を崇拝する文明的な部族[14]。首都はアヴァードが治めるメリディアン。メリディアンの民は「サン・カージャ」と呼ばれる。現サン王アヴァードに反抗し、追放された者は「シャドウ・カージャ」と呼ばれている。王という立場に「サン王」「天照」という名前を付けたり、悪い事象には影や闇にまつわる名前を付けたりと、光に関する評価が多い。
オセラム族
鍛冶や工芸などに高い技能を発揮する部族。ただし、女性は技術があっても公に鍛冶師になることが困難。頑丈な鎧を身にまとい、傭兵として活躍することも多い[15]。ハンマーを使って機械と戦うこともある。今作では禁じられた西部各地にオセラムの発掘隊がいる。
多くは恰幅のいい人物が多い。未熟ながら民主主義に近い制度を採用しているためか、腕よりも口が達者なタイプもおり、自ら現場に繰り出す人間だけでなく投資家も存在する。
エクリプス
前作でハデスを神として崇めていた、シャドウ・カージャのカルト的な秘密結社。現在も水面下で存在している。
ウタル族
争いを好まない農耕民族。ウタル族の人は誕生と同時に植物の種を与えられ、死を迎えるとその種を植える文化を持つ。ブラウホーンを大地の神々と呼び、崇拝し、共に土地を耕し作物を育てていた。讃美歌を歌う文化も持ち、「ウタルの声」という権力者たちによって治められている。
大厄災後は「赤い腐食」により植物が思うように育たなくなってしまい、周辺に出現するようになった逆賊や凶暴化した機械にも悩まされている。また、大地の神々(ブラウホーン)が狂ってしまい人を襲ったり、過剰な堆肥を与え畑を腐らせてしまい、飢えに苦しんでいる。
テナークス族
空の一派、砂漠の一派、沼地の一派の3つの一派によって構成される戦闘種族。族長はヘカーロ。実力さえあれば男女に関係なしというスタンス。全身をペイントで覆っているという、かなり特徴的なスタイル。髪型も奇抜なキャラがちらほら。
カルラットという戦いの試練で物事を決めたり、功績や倒した敵の数に応じて身体に刺青を入れるという文化がある。
テナークスの勇士
古の世界から存在する守護霊のようなものとされているが、実際はテナークスの族長に仕える法の裁定者、判事、執行人の地位。カルラットで活躍したテナークスの戦士は勇士となれる。
カルラット
テナークス族の闘技場で行われる儀式。かつてはテナークス族が3派で戦う儀式だったが、現在はヘカーロにより機械獣と戦うことになっている。各テナークスの3派は、カルラットの儀式に挑戦者を送り込まなければならないというしきたりがある。

機械関連用語[編集]

オーバーライド
アーロイが槍に装備されたマスターオーバーライドで機械や機械炉に対して行うハッキングのこと。
方法は異なるがサイレンスやテナークスの逆賊もオーバーライドを行って機械を従えている。具体的には、体内にオーバーライドモジュールを埋め込んで一時的に支配し、さらに追加で処置を行うことでより支配を強固にしている。その為か、凶暴な機械獣はモジュールを埋め込めず一旦拘束されていたりする。
機械炉
各地に点在する機械の生産工場。中に入ることができ、ダンジョンのようになっている。最深部でコアをオーバーライドするとオーバーライド可能な機械の種類を増やすことができる。
ヘファイストスの管轄で、ネットワークを通じてシステムに侵入することで内部を作り替えて機械炉化させることも可能。その為、作中の機械炉が最初から機械炉として作られたのか改造された結果なのかは不明。
狩人殺し
黒い装甲の強化型機械種。通常の機械種より耐久力や攻撃力が強化されている。倒すと強化装甲版というアイテムが入手できる。
導きの塔
カージャの領地にあるデータ送信装置。ヘファイストスが建造し、ミネルヴァがスワームを停止させるコードを送信するのに使われた施設。その後、謎の信号を受信し暴走したハデスによって掌握され再起動コードを送信するために使われた。
フォーカス
人間のこめかみに装着できる小型の拡張現実感デバイス。装着者だけが見える視覚的な3Dインターフェースを表示する。機械やアイテム、各地で見つかるデータのスキャンや解析、古の遺跡のホロロックや機器の操作などに利用できる。ファロ・オートソリューション製で、一般市民が使えるパーソナルデバイスとして開発された。
前作ではアーロイとサイレンス、エクリプスの一部が使用していたのみだったが、今作では予備のフォーカスを使ってアーロイの仲間たちが古の知識や文化の学習に用いたり、アーロイと同じように機械などのスキャンに使用している。また、アルヴァはアーロイ達と合流するまでは旧式のフォーカスを使用していた(旧式の場合、新しいフォーマットのデータが再生できない)。
大地の神
ウタル族が何世代にも渡り神々として崇拝しているブラウホーンのこと。ウタル族とともに農作業を行っていた。定期的に洞窟(機械炉)に入り、修復・メンテナンスされ戻ってくる習性がある。大厄災の後から異常をきたし、人を襲うようになったり、洞窟に入らないようになってしまっていた。ストーリー中盤でアーロイとゾーがブラウホーンの再起動コードを使用した後に復活した。

古の世界の用語[編集]

ファロの災禍
約1000年前に地球の生物圏を壊滅させた無人兵器の暴走事故。当時コラプターなどのファロ社製無人兵器群、通称スワームが世界各地で運用されていたが、原因不明のシステムトラブルから指揮システムが崩壊。これを非常事態と判断したスワームは生物資源の燃料転換や自己複製などの非常用機能を自己判断で使用し始め、無限に増殖しながら人間を含む動植物全てを燃料として喰い尽くす大災厄と化した。人類もあらゆる方法で阻止を試みたが圧倒的なスピードで増え続ける無人兵器を止める事は出来ず、僅か16ヶ月で地球の生物圏は食い尽くされ人類を含む全ての動植物が死滅した。
プロジェクト・ゼロ・ドーン
エリザベト・ソベック博士によって発案された完全自動テラフォーミングシステムの作成計画。ファロの災禍を止める事は不可能と判断した博士は止めるのでは無く、災禍が終わった後の地球を一から再生させる道を選んだ。この計画によって作られたのがガイアである。ガイアは完成後、スワームの停止コードを解読し全スワームを停止。その後テラフォーミングマシンを作成し荒れ果てた地球環境を再生し不毛な大地を蘇らせ、動植物や人類を再生させた。前作でオリジナル・ガイアはハデスの暴走を止めるために自爆消失してしまったことが判明する。
ファー・ゼニス
ファロの災禍の際に、宇宙船オデッセイでシリウス星に向かう計画を立てていた人類の一団。前作でも名前が出ておりオデッセイの爆発事故により計画は失敗したと思われていたがそれは偽装であり、実際にはシリウス星系に到達していた。コロニーを建設し暮らしていたようだが地殻変動により環境が崩壊し地球に帰還することになる。ガイアのシステムを奪おうとしておりガイアの機能を使って地球の生物圏を自分達に適した環境にリセットする事が目的と推察されている。ゼニスのメンバーは過去にシリウスに向かった人類の子孫と思われていたが、ベータの発言から不老化治療を受けて生き永らえている当時の人物そのものと判明する。アーロイ達との最終決戦で全滅したと思われていたが、DLC「焦熱の海辺」にてメンバーである「ウォルター・ロンドラ」がロサンゼルスにいることが判明する。
古の遺跡
ファロの災禍以前の人建造物のこと。朽ち果ててしまっているが各地に残っている。

地理[編集]

聖なる地
ノラ族の住む地域。
禁じられし西部
今作の主な舞台。テナークスが治める地域。現在のアメリカ大陸の西部にあたる。
恐れの谷
焦土の光手前のカージャ側の領土。
侵されざる地
カージャの領土と、テナークスの領土の間にある中立地帯。和平交渉の一環で中立地帯となっている。
歌の平原
侵されざる地にある、ウタル族が住む地域。

居住地や施設[編集]

メリディアン
サン・カージャの首都。現サン王アヴァードが統治する。
チェーンスクレイプ
恐れの谷にあるオセラム族の居留地。周辺地域に古の遺跡の掘削場が多数ある。
焦土の光
テナークスとカージャの領土の境にある国境の門。和平交渉のための会談が各部族の使節団により開かれる場所。和平交渉の際にレガーラの襲撃に合う。
ハデスの試験場
ハデスの機能試験場となっていた施設。ハデスの試験に使われていたガイアのバックアップが発見されるが、副次機能がない状態だった。
修理区画TAU
ウタル族にとって神聖な場所とされる聖なる洞窟のこと。ウタル族に崇拝されている大地の神(ブラウホーン)が定期的に入り修理されていた場所。
地域管理センター(拠点)
ゼロ・ドーンの後継者たちが、テラフォーミングの活動を監視するための場所として建造された場所。アーロイ達の拠点となる。
中枢はあくまで約20年前に自爆によって崩壊したガイアプライムで、それ以外の拠点はあくまで周辺地域のコントロールを目的としている。
闘技場
テナークス族の領地にある闘技場。闘技場で戦うことでメダルを獲得することができる。闘技場のメダルを集め交換することで非常に協力な武器や防具を手に入れられる。闘技場のランクには初級、中級、上級、熟練、伝説がある。

その他[編集]

ファイアグリーム
扉を塞いだり壁にくっついている爆発性の植物のようなもの。点火装置で爆破することができる。
ストライク
禁じられし西部のテナークス族が遊んでいる2人対戦のボードゲーム。地形効果のある盤面に、機械獣を模した駒を配置して、戦略的に対戦相手に勝つことを目的にしたゲーム[16]
アダマント・リース
鉄の花の正式名称。元々はバイオマス転換システムを開発した研究所が、スワームの暴走の片鱗を知ったファロの指示で開発したバイオマス転換できない人造植物。完成はしたものの生物圏絶滅には間に合わず、ガイアの解析によれば仮に間に合ったとしても代謝管理装置をハッキングされ枯死させられただろうと推測されている。
作中で登場するのは、その研究所に逃げ込んだデメテルが植物を守るためにばら撒いていたもの。研究所に漂着直後から行っていたようであるが、ハデスが起動していたためなのか機械獣が(環境維持のために)草木を貪ることへの抵抗なのかは不明。
ネメシス
ファー・ゼニスがシリウスで開発した人格デジタル化・転写システムの実験機で、前作のハデスの暴走を引き起こした絶滅信号を発信した。
開発目的としては失敗作であったが精神系データベースとしての利用価値から封印・放置されており、その間に内部で人格が発現し暴走。研究過程でデジタル化されたファー・ゼニスメンバーの人格から得たあらゆる権限を用いてシリウスコロニーを破壊した。
常軌を逸したファー・ゼニスのコピー人格と共に封印された事からファー・ゼニス、ひいては人類を憎んでおり、脱出したファー・ゼニスの生存者がガイアを狙って地球へ向かっている事に気付くと地球へウイルスを送信し、先んじてガイア諸共地球を滅ぼそうとしたのがハデス暴走の真実であった。

脚注[編集]

  1. ^ 機械獣とのバトルが熱過ぎ! PS5「Horizon Forbidden West」レビュー - 価格.comマガジン”. kakaku.com. 2022年3月25日閲覧。
  2. ^ a b 『ホライゾン フォービドゥンウェスト』攻略ガイド。前作との違い、おすすめ武器や勇技など、“禁じられし西部”で新たな脅威に立ち向かうための知識を伝授 | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com”. ファミ通.com. 2022年4月14日閲覧。
  3. ^ Horizon Forbidden West | ゲームタイトル”. PlayStation. 2022年4月14日閲覧。
  4. ^ Horizon Forbidden West | ゲームタイトル”. PlayStation. 2022年4月14日閲覧。
  5. ^ Horizon Forbidden West | ゲームタイトル”. PlayStation. 2022年4月14日閲覧。
  6. ^ ホライゾンフォビドゥンウェスト 攻略”. dswiipspwikips3.jp. 2022年4月14日閲覧。
  7. ^ ホライゾンフォビドゥンウェスト 攻略”. dswiipspwikips3.jp. 2022年4月14日閲覧。
  8. ^ ホライゾンフォビドゥンウェスト 攻略”. dswiipspwikips3.jp. 2022年4月14日閲覧。
  9. ^ Horizon Forbidden West | ゲームタイトル”. PlayStation. 2022年4月14日閲覧。
  10. ^ Horizon Forbidden West | ゲームタイトル”. PlayStation. 2022年4月14日閲覧。
  11. ^ https://twitter.com/playstation_jp/status/1493419801821290498”. Twitter. 2022年4月14日閲覧。
  12. ^ HORIZON ZERO DAWN オンラインマニュアル”. playstation-doc.net. 2022年4月14日閲覧。
  13. ^ HORIZON ZERO DAWN オンラインマニュアル”. playstation-doc.net. 2022年4月14日閲覧。
  14. ^ HORIZON ZERO DAWN オンラインマニュアル”. playstation-doc.net. 2022年4月14日閲覧。
  15. ^ HORIZON ZERO DAWN オンラインマニュアル”. playstation-doc.net. 2022年4月14日閲覧。
  16. ^ ストライク|ホライゾンフォビドゥンウェスト 攻略”. dswiipspwikips3.jp. 2022年4月21日閲覧。

外部リンク[編集]