Hitman: Absolution

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ヒットマン: アブソリューション
ジャンル ステルス
対応機種 PlayStation 3/Xbox 360/Microsoft Windows(日本語版は スクウェア・エニックスでのオンライン販売のみ)/クラウドコンピューティング (OnLive)
開発元 IO Interactive
発売元 スクウェア・エニックス[1]
シリーズ Hitman
バージョン 1.00
発売日 2012年11月20日[2]
日本の旗2013年1月24日
対象年齢 CEROZ(18才以上のみ対象)
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ヒットマン: アブソリューション』(原題:Hitman: Absolution)は、2013年1月24日に発売されたテレビゲームである。

プロット[編集]

今作は、前作までと異なり、任務自体も一貫したストーリーの上で展開される。また、3つの章立てで展開される。

プロローグ[編集]

前作(Blood Money)で壊滅した「ザ・エージェンシー」は元に戻りつつあり、47も組織の暗殺者として復帰していた。そんな折、ダイアナがエージェンシーを裏切り、シカゴにいる彼女を見つけ出した組織は、47にその暗殺と、彼女が連れている少女の確保を命じる。ダイアナに致命傷を与えた47だったが、死の間際、ダイアナは彼女が連れていた少女・ヴィクトリアを守ることを依頼する。

ヴィクトリアを守るため、47はヴィクトリアが狙われる理由と狙う敵を調査し始める。

PART1[編集]

47はひとまずヴィクトリアをローズウッド孤児院に預けて隠し、チャイナ・タウンに住む情報屋のバーディにヴィクトリアについて情報の探りの依頼をする。その代償としてバーディはシルバーポーラを預かった上で、キング・オブ・チャイナタウンの暗殺を依頼し、47は実行する(「キング・オブ・チャイナタウン」)。

バーディの情報によって現在ターミナス・ホテルにいるデクスターという男がヴィクトリアを狙っていることが分かり、47はターミナスホテルへ潜入する。47は無事に最上階まで潜入したものの、デクスターの護衛・サンチェスに倒されてしまう(「ターミナス」)。サンチェスが倒した男を見て、それが伝説の暗殺者47であることに気付いたデクスターはヴィクトリアを手に入れるため、命を取ることはせず、ハウスキーパー殺しの罪を着せる。部屋が炎に包まれる中、目を覚ました47は警察の追手を振り切り、何とか包囲網を抜ける(「決死の逃走」)。デクスターはストリップバー「ヴィクセン・クラブ」のオーナーであるドム・オズモンドと、ギャング団のボス・ウェイドと懇意の中であり、バーディは、彼らが協力する以上、すぐにデクスターはヴィクトリアを見つけ出すだろうと言う。さらにバーディ自身にもウェイドの手が伸びているため助けるよう懇願される。47はシカゴ警察の厳戒態勢の中、ヴィクセン・クラブに潜入してオズモンドを暗殺し、その足でチャイナタウンへ急行。チャイナタウンでバーディの居場所を聞きこむウェイドの手下達を暗殺するが、一歩遅く、バーディは保身からウェイドにヴィクトリアの情報を渡していた(「狩る者、狩られる者」)。

孤児院にやってきた47はヴィクトリアと再会するが、その矢先にウェイドが手下を率いて孤児院に突入してくる。ウェイドの手下達は孤児院で殺戮の限りを尽くし、47とはぐれたヴィクトリアの確保に成功する。しかし、追跡してきた47を迎え撃とうとして逆にウェイドは返り討ちに遭う。ウェイドを倒し安心したのもつかの間、その隙をついてレ二ーがヴィクトリアを連れ去ってしまう。彼らが持っていたバーのマッチから彼らの本拠地がサウスダコタ州ホープだと知った47は、ウェイドの車を拝借し、シカゴを出る(「ローズウッド」)。

PART2[編集]

ホープへ着いたレ二ーの居場所を探るため、バーに立ち寄る。そこでバーテンダーよりレ二ー一味について情報を得る(「ようこそ、ホープへ」)。一方、バーディはエージェンシーとデクスターの仲介役となることを目論見、エンジェンシーに47の居る場所を明かした上で、デクスターには自分を売り込むがこれは失敗する。バーディは預かっていたシルバーポーラーをホープの銃器店に預け、47はこれを取り戻す(「バーディの贈り物」)。レ二ーのギャング団の幹部達を次々と暗殺した47は、ヴィクトリアの行方を知るためレ二ーを誘拐する(「レ二ーのカミソリ」)。レ二ーからヴィクトリアが「デクスター・インダストリーズ」に捕えられていることを聞きだし(「道の終わり」)、閉鎖された鉱山から建物内部への潜入を試みる。建物の地下では高度な兵器開発プラントが備わっており、その研究のトップ達を暗殺しながら、ヴィクトリアのいる最下層へたどり着く。しかし、既にヴィクトリアはデクスターに連れ去られた後であり、47はヴィクトリアの研究データを消去して研究所を後にする(「デクスター・インダストリーズ」)。途絶えた手掛かりをつなぐため、サンチェスのレスリングの試合が行われてる中、アリーナへ潜入した47はサンチェスを殺害し、次の手がかりとして悪徳警官スカーキーの名を知る(「ファイトナイト」)。

モーテルに泊まっている47をトラヴィスの命令を受けたセインツ率いるエージェンシーの要員達が急襲する。一般人関係無く殺害されていく中、47はセインツのメンバーを全員返り討ちにする(「セインツの襲撃」)。先の情報を元に裁判所にやってきた47は併設されている拘置所へと潜入し、最奥にあるスカーキーの部屋へ向かう。しかし、仕掛けられた罠によって気絶し、捕えられてしまう(「スカーキーのルール」)。47が隙を見て拘置所から脱したところで、トラヴィスの命令を受けたエージェンシーの部隊がホープの街を急襲する。街を襲うエージェンシーの部隊にまぎれて、47はスカーキーの後を追い、葬儀中の教会で彼を射殺する(「オペレーション・スレッジハンマー」)。

PART3[編集]

シカゴに戻ってきた47は、新たに卸したトレードマークのスーツを着込み(「無二の一着」)、デクスターのシカゴの拠点である「ブラックウォーター・パーク」ビルへ向かう。一方、屋上での取引でトラヴィスを出し抜き、まんまと大金をせしめたデクスターは喜びも束の間、47がやってきていることを知る。デクスターはヴィクトリアを連れて屋上へ向かい、レイラが47を待ち構えるが、逆に殺害される。レイラへの電話でデクスターの居所を知った47は、屋上に爆弾を設置して待ち構えるデクスターを殺害し、ついにヴィクトリアを保護する(「ブラックウォーター・パーク」)。

失態続きのトラヴィスは原点に立ち返り、発端であるダイアナの死を疑い始めていた。エージェンシーを動員し、バーンウッド家の墓の調査を開始するが、そこに47が潜入する。そして47はジェイドを暗殺し、教会堂に立て篭もるトラヴィスを殺害する(「罪の赦し」)。

エピローグ[編集]

一連の事件はトラヴィスによって引き起こされた物とされ、47は「ザ・エージェンシー」に復帰する。そして、離れた場所から密かにヴィクトリアの無事を見守っていた。そして、そこにはダイアナの姿もあった。

登場人物[編集]

主要人物[編集]

エージェント・47 (Agent 47)
声:デイビッド・ベイトソン (David Bateson) / 吹替:てらそままさき、モーションアクター:ウィリアム・メイポーザー
主人公。「ザ・エージェンシー」(以後「組織」と「」付けで表記。)に所属する伝説的な暗殺者。
ヴィクトリア (Victoria)
声:イザベル・ファーマン (en:Isabelle Fuhrman) / 竹達彩奈
ダイアナから託された謎の少女。彼女を巡る争いに47は巻き込まれ、彼女を守るために行動を起こす。
ダイアナ・バーンウッド (Diana Burnwood)
声:マーシャ・トマソン (en:Marsha Thomason) / 深見梨加
「ザ・エージェンシー」に所属し、長年、47とのコンタクトを取ってきた女性であり、友人でもある。今作は彼女が「組織」を裏切ったところから物語が始まる。
シリーズのレギュラーキャラクターであるが、今作で初めて容姿などが明かされた。

47の協力者[編集]

バーディ (Birdie)
声:スティーヴン・バウアー (en:Steven Bauer) / 安原義人
チャイナタウンに居を構える情報屋。序盤、47に協力し、ヴィクトリアの正体や彼女の身柄を狙う者達の情報を集める。だが、その後、トラヴィスやデクスターに取引を持ちかけるなど、したたかに行動する。
シスター・メアリー (Sister Mary)
声:(en:Phoebe Dorin)
47から依頼され、ヴィクトリアを自身の孤児院で匿うシスター。ウェイド一味の襲撃によって無残に殺害されてしまう。

デクスターとその仲間[編集]

ブレイク・デクスター (Blake Dexter)
声:キース・キャラダイン (en:Keith Carradine) / 石井康嗣
デクスター・インダストリーズCEO。トラヴィスと並ぶ本作の敵役であり、物語全般における悪役。
ヴィクトリアが金になる少女との断片的な情報を掴み、その身柄を狙う。ターミナス・ホテルでの出来事以降、47との抗争が始まり、さらにはトラヴィスも絡んでくることとなる。中盤以降はヴィクトリアは彼の手の中にあり、事を有利に進め、トラヴィスを出し抜くしたたかさも見せる。だが、最終的には47に無力化された上、人質のヴィクトリアの体術によって倒されてしまう。
レイラ・ストックトン (Layla Stockton)
声:トレイシー・ローズ (en:Traci Lords) / 合田絵利
デクスターの護衛を兼ねた側近の女性。常に彼と行動を共にする。
レニー・デクスター (Lenny Dexter)
声:シェーン・スティーヴンス (en:Shane Stevens) / 川中子雅人
デクスターの息子。通称「玉無しレニー」。地元ホープでストリートギャング「クーガーズ」を率いる。
サンチェス (Sanchez)
声:アイザック・シングルトン (en:Isaac C. Singleton Jr.) / 広田みのる
デクスターの護衛。山のような大男で地元ホープで英雄とまで言われる人気レスラー。ターミナスホテルでは47に背後からワイヤーをかけられるも、逆に振り払い、47を昏倒させる。
ウェイド (Wade)
声:ラリー・セダー (en:Larry Cedar) / 青木強
デクスターと懇意のギャングのボス。デクスターの依頼でヴィクトリアの身柄を拘束するべく孤児院を襲撃する。その際にシスター達を虐殺するなど残虐。
クライブ・スカーキー保安官 (Sheriff Clive Skurky)
声:ジョン・グライス (Jon Gries) / 白熊寛嗣
デクスターからの賄賂で動くホープの郡の悪徳保安官。

ザ・エンジェンシー[編集]

ベンジャミン・トラヴィス (Benjamin Travis)
声:パワーズ・ブース (en:Powers Boothe) / 宝亀克寿
「組織」のオペレーター。また、プロローグにおける47のオペレーター。デクスターと並ぶ本作の敵役であり、最終的な標的。
47にダイアナ暗殺を命令した人物で、ヴィクトリアの誕生にも関わる今回の物語の発端となる人物。「組織」の上層部に秘密で遺伝子改良による優れた暗殺者の製造計画を指揮し、ダイアナに連れさられたヴィクトリアの奪還に血道をあげる。47の確保(殺害)のために、組織での自身の権限を利用して最大限の人員を動員し、一般人の殺害も厭わない。一方でヴィクトリアを手に入れたデクスターとの駆け引きでは、彼に一歩及ばず苦汁を舐めさせられる。
47やデクスターに翻弄され続けるが、最後にダイアナの死自体を疑う。そして47の誘い出しも兼ねたバーンウッド家の墓の捜索において、万全の状態で迎撃態勢を整えたものの47に殺害され物語は幕を閉じる。
ジェイド (Jade)
声:シャニン・ソサモン (en:Shannyn Sossamon) / 合田絵利
トラヴィスの秘書的な存在の女性。
セインツ
「組織」に所属する女性暗殺者集団。
トラヴィスが暗殺者の素質がある犯罪者、孤児などを集めて結成した集団で、全員が修道女の格好をしているのが特徴。47を捕まえられず業を煮やしたトラヴィスが切り札として招集し、47の殺害または確保のため、彼を襲わせるが、全員が返り討ちにあう。
ラサンドラ・ディクソン(LaSandra Dixon)
声:ヴィヴィカ・A・フォックス (en:Vivica A. Fox)
セインツの隊長。

その他[編集]

コズモ・フォークナー (en:Cosmo Faulkner)
声:ジョナサン・アダムス英語版 / 赤城進
シカゴ市警の刑事。
ナレーション
声:斎藤恵理

脚注[編集]

  1. ^ Johnny Cullen (2011年5月10日). “Square Enix announces Hitman Absolution with teaser”. VG247. 2011年5月20日閲覧。
  2. ^ Harman, Stace. “Hitman: Sniper Challenge official, launching next week”. VG247. 2013年2月22日閲覧。

外部リンク[編集]