Hinemos

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Hinemos
開発元 NTTデータ
最新版 6.1.0 / 2018年2月7日(6か月前) (2018-02-07[1]
リポジトリ https://github.com/hinemos/hinemos/, https://osdn.net/projects/hinemos/
プログラミング言語 Java
対応OS LinuxUNIXMicrosoft Windows
種別 運用管理
ライセンス GNU General Public License
公式サイト http://www.hinemos.info/
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Hinemos(ヒネモス)は、複数のコンピュータを単一のコンピュータのイメージで運用管理することを実現するオープンソースソフトウェア。運用目的ごとにコンピュータをグループ登録し、グループに対して状態監視、ジョブ管理性能管理、環境構築、収集蓄積を行う機能を備えている。

機能[編集]

基本機能[編集]

利用できる基本的な機能は以下の通り。

  • 統合画面機能:各種運用管理画面を統合的に表示する機能。
  • 環境構築機能:複数のノードに対して環境構築に必要な処理(ファイル配布、コマンド実行)を一括で実行する機能。
  • ジョブ:管理対象のコンピュータでジョブを実行・制御する機能。
  • RBA機能:管理対象に対する運用操作の定型化・自動化を実現する機能。
  • 監視機能:管理対象のコンピュータを監視する機能。以下の状態監視が可能。
  • 収集蓄積機能:監視対象となる数値・文字列データの収集・蓄積・転送が可能。
    • ping監視
    • リソース監視
    • JMX監視
    • プロセス監視
    • サービス・ポート監視
    • HTTP監視
    • HTTPシナリオ監視
    • SQL監視
    • Windowsサービス監視
    • Windowsイベント監視
    • システムログ監視(syslogの監視)
    • ログファイル監視
    • SNMPTRAP監視
    • SNMP監視
    • カスタム監視
    • カスタムトラップ監視
  • 性能管理機能:CPUメモリディスクネットワークのリソース情報を収集し、グラフ表示する機能。
  • リポジトリ管理機能:複数のコンピュータやネットワーク機器をグループ単位で管理する機能。
  • 通知機能
    • イベント通知:履歴としてHinemosの画面に表示する通知
    • ステータス通知:最新の状態としてHinemosの画面に表示する通知
    • コマンド通知:マネージャでコマンドを実行する通知
    • ジョブ通知:エージェントでコマンド(ジョブフロー)を実行する通知
    • メール通知:メールを指定の宛先に送信する通知
    • ログエスカレーション通知:syslogを指定の宛先に送信する通知
    • 環境構築通知:管理対象機器側で環境構築定義を実行する通知
  • カレンダ機能:指定の曜日・日時での挙動をコントロールする機能
  • アカウント機能:Hinemosユーザ・ロールの作成・変更・削除・権限の付与を実行し、各機能、設定に対するアクセス権を制御する機能。
  • メンテナンス機能:Hinemosで利用するデータベースをメンテナンスする機能。
  • WebサービスAPISOAPを通して外部プログラムからのHinemosの利用を可能にする機能。

オプション機能[編集]

オプションとして利用できる機能は以下の通り。

  • エンタープライズ機能
    • HInemosジョブマップ:ジョブをグラフィカルに表示して視認性・操作性を高める機能
    • Hinemosノードマップ:管理対象をグラフィカルに表示しシステム運用状況の視認性を高める機能
    • Hinemosレポーティング:蓄積しているシステム稼働情報やジョブ制御情報を稼働状況レポートとして出力する機能
    • Hinemos Utility:効率的な設定操作、設定データの管理、インポートエクスポートを可能とする機能
  • クラウド管理・VM管理機能
    • Hinemosクラウド管理(AWS版);AWS環境に特化した運用管理を実現する機能
    • Hinemosクラウド管理(Azure版);Azure環境に特化した運用管理を実現する機能
    • HinemosVM管理管理(VMware版);VMware環境に特化した運用管理を実現する機能
    • HinemosVM管理管理(Hyper-V版):Hyper-V環境に特化した運用管理を実現する機能
    • Hinemos Utility:効率的な設定操作、設定データの管理、インポートエクスポートを可能とする機能
  • ミッションクリティカル機能
    • Hinemos HA:HAクラスタを構成し、Hinemosの信頼性を高める機能
    • Hinemos Utility:効率的な設定操作、設定データの管理、インポートエクスポートを可能とする機能

特徴[編集]

  • 国産のオープンソースソフトウェア。
  • 管理対象のグループ化、階層化が容易。
  • オープンソースの運用管理ソフトウェアの中では珍しく、ジョブ管理機能を備える。[2]
  • エージェントレスでも基本的な監視管理機能や性能管理機能が利用可能。

構成[編集]

Hinemosは、以下の三つのコンポーネントによって構成されている。

  • Hinemos マネージャ
  • Hinemos エージェント
  • Hinemos クライアント

マネージャサーバにインストールされたHinemosマネージャが管理対象ノードを管理し、情報を管理DBに蓄積する。 管理対象ノードには、ジョブ管理機能やログ転送機能等を利用する場合にHinemosエージェントをインストールする。 運用管理者は端末にインストールされたHinemosクライアント、もしくはWebブラウザ(Webクライアント)を利用し、Hinemosマネージャの管理DBに蓄積された情報を参照する。

対応OS(Hinemos ver.6.0)[編集]

歴史[編集]

Hinemosは独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の2004年度下期オープンソースソフトウェア活用基盤整備事業の委託を受けて開発された[3]。テーマ名は「分散ファシリティ統合マネージャの開発」。2007年にIPAが主催する「ソフトウェア・プロダクト・オブ・ザ・イヤー2007」( SPOTY2007 )を受賞した[4]

関連項目[編集]

  • 関連製品
    Hinemos Light(OpenBlockS専用アプリケーション)[5]

関連書籍[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 【リリース/Release】Hinemos ver.6.1.0 リリース/Hinemos ver.6.1.0 Released
  2. ^ 情報処理推進機構:クラウド構築のためのソフトウェアカタログ  http://www.ipa.go.jp/about/pubcomme/201009/201009softcatalog.pdf
  3. ^ 情報処理推進機構:2004年度下期オープンソースソフトウェア活用基盤整備事業 http://www.ipa.go.jp/software/open/2004/result.html
  4. ^ 情報処理推進機構:SPOTY2007 http://www.ipa.go.jp/software/oftheyear/SP003.html#2007
  5. ^ ぷらっとホーム:OpenBlockS 600 http://openblocks.plathome.co.jp/products/600/software/hinemos/

外部リンク[編集]