Hi-NRG

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ハイエナジー 『Hi-NRG』
様式的起源 エレクトロニカ
シンセポップ
ディスコ
ポップ・ミュージック
文化的起源 1970年代イギリスおよびアメリカ合衆国
使用楽器 ドラムセットシンセサイザー鍵盤楽器ミュージックシーケンサー
派生ジャンル EUROBEAT」、テクノ
地域的なスタイル
東京ニューヨークニューヨーク州

Hi-NRGHigh Energy, ハイエナジー)は、1980年代初期にディスコやクラブで人気の高かったクラブミュージックの一種であり、今日に至るまでダンス音楽ファンの一部に人気のあるジャンルである。ディスコ音楽から発展して生まれた音楽であるとされる。

概要[編集]

1977年に電気楽器中心だったディスコ音楽に対して、”電子楽器”を導入することで制作された、ドナ・サマーの「I Feel Love」[1][リンク切れ]が起源であるとされる。従って、ディスコ音楽電子音楽の融合により誕生したジャンルであると言える。

楽器電気楽器で作られるディスコ音楽から派生した、電子楽器によるダンスミュージック(Hi-NRG,ユーロビート,ハウス,テクノ等)の中でも最初に登場したジャンルである。全面的に電子楽器を導入しているが、1970年代から続く伝統的なディスコ音楽が持つ華美さを色濃く残している。1980年代中盤に、よりポップさとスピードを増したユーロビートへと進化した。ダンス・ミュージック・シーンにおいては、万人受けを目指したジャンルであり、極めて定型的な楽曲が発表され続けていた。1970年代終盤から1980年代後半に掛けて、今日で言うEDMと同じような役割を担っていた。しかし、世界的に無個性な音楽性が飽きられたため、1980年代末から、流行はハウスに移行してしまった。その後は、コアなジャンルとして細々と制作が続けられているようである。

"Hi-NRG"という名称は、ロンドンイアン・レビーン(Ian Levine)によってプロデュースされた、イブリン・トーマス(Evelyn Thomas)のディスコ・ヒット"ハイエナジー(High Energy)"(1984年)に由来する。

典型的な"Hi-NRG"は、ベースがハイハットのような使われ方(曲でテンポを刻むように低音と高音が交互に並ぶ)をする事が多く、シーケンサーで組まれたエネルギッシュでスタッカートの効いたシンセサイザー音が使用され、ドラムマシンのクラップ音も頻繁に使用される。1982年The EndUp英語版(※訳注:サンフランシスコナイトクラブ)で、DJパトリック・カウリーが最初にHi-NRG音楽の人気を高めた。1984年には主にレコードレーベルレコード・シャーク(Record Shack)が、イギリスアメリカの主流ポップチャートで成功を収め、一気にポピュラー化する。

レコード・シャークは、ブレイク・マシン英語版ミケール・ブラウンによるトラックと、84年に奇跡的にカムバック・シングルをヒットさせた大ベテランの女性歌手、アーサ・キット(Eartha Kitt)によって、ダンス・チャートでの成功を収めた。

ストック・エイトキン・ウォーターマン(Stock Aitken Waterman)も、その時期のHi-NRGプロデューサーである。彼はディヴァイン(Divine)とヘイゼル・ディーン英語版を世を送り出し、プロデュースとして最も成功したHi-NRGトラック、デッド・オア・アライヴの「You Spin Me Round (Like a Record)」は、UKナンバーワンとなった。 その後のHi-NRGは、主にハウスミュージックに取って代わられた観があるが、それでも主流ポップヒットでは、Hi-NRGバージョンとしてアンダーグラウンドシーンにおいて楽しまれているものも残っている。

現代のHi-NRGサウンドは、1990年代に出現したクリスティーン W英語版アビゲイル (歌手)英語版という、2人の主要なHi-NRGアーティストの功績によってクラブ/ダンスミュージックシーンのメジャー勢力となっているが、かつてと基本的なスタイルは同じであるものの、時代の流行が取り込まれたリズムとシンセへと変化している。

この時期にヨーロッパで作成されたHi-NRGトラックの例としては、イタロ・ディスコ(すなわち、タフィーマガジン60Roni Griffithなど)と、ディスコフォックス(すなわち、リンダ・ジョー・リッツオリアン・ロスモダン・トーキングファンシーレフト・アップブルー・システムバッド・ボーイズ・ブルー)を挙げることができる。

アーティスト[編集]

レコード[編集]

これらのレコードは全て、1980年代にHi-NRGチャートに到達した

ナンバー1[編集]

これらのレコードは、レコードミラーでジェームズ・ハミルトンとアラン・ジョーンズによって作成されたHi-NRGチャートにおいて、ナンバー1に着いた

Hi-NRGスタイルとしてのカヴァー・ヴァージョン[編集]

レコード・レーベル[編集]

比較的多くレコードミラーのHi-NRGチャートに入ったレコード・レーベルは次の通り

その他のHi-NRGレコード・レーベル[編集]

日本版コンピレーション[編集]

ALFA INTERNATIONALより、『THAT'S Hi-NRG』がリリースされる。レコードでは楽曲のイントロからアウトロまでをフルに収録したノーマルなコンピレーションが、カセットテープではM.I.D.によるノンストップなメガミックスがそれぞれ発売された。

このコンピレーション商品は、『That's EURO BEAT』として以降シリーズ化されていくことになる。

出典[編集]

  • Jones, Alan and Kantonen, Jussi (1999) Saturday Night Forever: The Story of Disco. Chicago, Illinois: A Cappella Books. ISBN 1-55652-411-0.

関連項目[編集]

脚注[編集]

外部リンク[編集]