Wikipedia:GFDL1.3のリリースについて

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GFDL1.3がリリースされました。このライセンスで、特に重要なのは、CC-BY-SA 3.0への移行を可能にする条項が追加されていることです。

新ライセンスでは、2008年10月31日以前にウィキペディアのような大勢が共同で執筆するようなサイトに投稿されたGFDL文書はそのままCC-BY-SA 3.0へ移行が可能になりますが、11月1日以降の投稿分については、それがウィキペディア外から持ち込まれたものである場合には、移行できないことになっています。

CC-BY-SA 3.0へ移行するかどうかは、今後2009年7月31日までに決定しなければなりません。ウィキメディア財団では、GFDL v1.3とCC-BY-SA 3.0の両方のライセンスを適用する提案を行い、ウィキメディアプロジェクトの参加者の投票が行われ、75.8%の多数で変更が支持されました[1]

外部のGFDL文書は、11月1日以降にウィキペディアに投稿したとしても、ウィキペディアがCC-BY-SA 3.0へ移行するとなった場合、ライセンス違反で削除する必要が生じます。このため、日本語版では、一時的に外部GFDL文書を受け入れることを停止します。

もともと、日本語版へのGFDL文書は、履歴の扱いの難しさもあって、めったに持ち込まれるものではないと思います。韓国ではダウム・グローバル百科事典がGFDLでリリースされているため、韓国語版経由でこれが日本語版に持ち込まれることが予想されます。報道では「コンテンツをウィキメディア財団に寄贈」とあり、著作権の状態が明らかでない部分、ダウム側でのライセンスの変更の可能性もあり、いろいろわからないところがあります。

ダウム・グローバル百科事典のコンテンツの扱いやテンプレート、及び、持ち込まれたGFDL文書をどのタイミングで削除するかどうか、それまでの間の処置をどうするかについては、Wikipedia:ダウムグローバル百科事典のノートで議論を行います。

GFDL1.3についてのまとめ[編集]

  • 原則: GFDL 1.3で提供されてるウィキペディア上のコンテンツは、原則として、2009年8月1日より前に、CC-BY-SA 3.0で再ライセンスすることができる[2]
    • 制限: ウィキペディア外で[3]GFDLのもとで最初に発行され、その後、2008年11月1日以降にその全部あるいは一部がウィキペディアのコンテンツに組み入れられていた場合、そのウィキペディアのコンテンツをCC-BY-SA 3.0に再ライセンスすることはできない
      • 制限の例外: 上記の制限にあたる場合でも、もしその持ち込みもとがCC-BY-SA 3.0で再ライセンスすることができ、うまくタイミングを合わせてそちらもCC-BY-SA 3.0で再ライセンスするのならば、それが組み入れられたウィキペディアのコンテンツをそのままCC-BY-SA 3.0で再ライセンスする余地がある[4]

脚注[編集]

  1. ^ meta:Licensing update/Resultを参照してください。
  2. ^ 再ライセンスのときにGFDL 1.3に従うものであればよいので、「GFDL 1.2か、それ以降に従う」という利用許諾であれば問題ない。
    他方、GFDL 1.2以前に限定された利用許諾(GFDL 1.1限定や、GFDL 1.2限定など)の内容をウィキペディアのコンテンツに組み入れていた場合、それがウィキペディアに投稿・アップロードされた時期に拘らず(過去であっても、将来であっても)、そのウィキペディアのコンテンツをCC-BY-SA 3.0で再ライセンスすることができない。しかし、それは、そもそも時期に拘らずライセンス違反となるはずである。
  3. ^ より正確には、ウィキペディア日本語版と同一の「Massive Multiauthor Collaboration Site」(GFDL 1.3)外で。
  4. ^ ウィキメディア財団の副事務長 Erik Möller は、このような前提に立っていると思われる。[Foundation-l] GFDL 1.3 Releaseを参照のこと。

関連リンク[編集]

先行する議論と関連する条項の仮訳はWikipedia:井戸端/subj/一部のテキストの持込の一時制限の提案