Garbage in, garbage out
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Garbage In, Garbage Out(ガービッジ・イン、ガービッジ・アウト/ガベージ・イン、ガベージ・アウト)、略してGIGOは、計算機科学および情報技術の分野における概念。
直訳は「ゴミを入力するとゴミが出力される」。すなわち、「『無意味なデータ』をコンピュータに入力すると『無意味な結果』が返される」という意味である。
歴史[編集]
この概念は、コンピュータの黎明期から存在するが、今日においてもなお、あてはまる。今日では高性能なコンピュータが存在するが、こうしたコンピュータは短時間で大量の情報を処理でき、結果として大量の誤ったデータを作成する。最初にこの用語が用いられたのは1957年11月10日[1]であり、アメリカ陸軍のウィリアム・メイリン[2]が、アメリカ陸軍の数学者たちが初期のコンピュータでした仕事について解説した新聞記事である。
用法[編集]
- 量子化
- この用語は、低質な映像や音声ファイルを量子化する際に用いられる。アナログで録画・録音された情報は、デジタル信号に変換する際に画質・音質の劣化を起こす。したがって、量子化の際に元の情報の質を超えることはない。
- 信仰
- Garbage in, gospel outという文字列として用いられることがある。これはコンピュータがどのような性向をもって処理しているのかを知らずにコンピュータのデータを過度に信仰することに対する皮肉である。
脚注[編集]
- ^ “Work With New Electronic 'Brains' Opens Field For Army Math Experts”. p. 65. 2016年3月20日閲覧。
- ^ 英: William D Meilin