GOLDEN J-POP/THE BEST 南沙織

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GOLDEN J-POP/THE BEST
南沙織
南沙織ベスト・アルバム
リリース
録音 1971年 - 1977年(Disc 1)
1972年 - 1978年(Disc 2)
1997年(Disc 2)
ジャンル J-POP
時間
レーベル ソニー・ミュージックエンタテインメント
プロデュース 山下鉄男
南沙織 アルバム 年表
Cynthia Best 〜 Eternity
1996年
GOLDEN J-POP/THE BEST
南沙織

1998年
CYNTHIA ANTHOLOGY 
2000年
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GOLDEN J-POP/THE BEST 南沙織』(ゴールデン・ジェイポップ / ザ・ベスト みなみさおり)は、シンシア(南沙織)ベスト・アルバム。1998年11月21日発売。発売元はソニー・ミュージックエンタテインメント規格品番はSRCL-4414/5。

解説[編集]

CD帯のコピー:永遠に心に残る極上のPOPSをシンシアからあなたに!! 初CD化10曲収録!!97年の最新曲「初恋」を含むJ-POPの歴史的遺産!!南沙織を聴かずしてJ-POPを語るなかれ!!

1990年代後半に複数タイトルが発売されて以降シリーズ化した、「ゴールデン・J-ポップ」の南沙織篇である。CD-DA2枚組。20世紀中に発売された南沙織の非限定生産ベスト・アルバムは、本作が最後の作品である[1]。収録楽曲の詳細は下記の通り。

  • ディスク2は、1978年発売のシングルレコード全4枚から洋楽カバー「グッバイガール(A面の歌詞は日本語)」(1978年)1曲を除いたA面曲3タイトルと、シングルレコードB面曲とスタジオ・アルバム収録曲から選ばれた楽曲で構成されている。当時の最新シングル「初恋」(1997年7月21日発売:SRDL-4361)も初アルバム収録となった。また当時、一般発売商品ではCD化されていなかった楽曲が10曲、収録されている[2]

歌詞ブックレットには、堤昌司(音楽ライター)によるライナーノーツと楽曲解説、藤沢和美の寄稿文のほか、1970年代に発売されたレコード盤のディスクジャケット写真や別カット写真も数点、掲載されている。音源は、SBM(SuperBitMapping)という、ソニーが持つ技術のフォーマットでリマスタリング収録されたため、既に前年に発売されていたキャンディーズ山口百恵らの本シリーズ同様、高音質になった。SBM(SuperBitMapping)については、CD帯や歌詞ブックレットの巻末で解説がなされている。

収録曲[編集]

Disc 1[編集]

  1. シンシアのテーマ(0:30)
  2. 17才(2:46)
  3. 潮風のメロディ(3:29)
    • 作詞: 有馬三恵子、作曲・編曲: 筒美京平
  4. ともだち(3:07)
    • 作詞: 有馬三恵子、作曲・編曲: 筒美京平
  5. 純潔(3:01)
    • 作詞: 有馬三恵子、作曲・編曲: 筒美京平
  6. 哀愁のページ(2:47)
    • 作詞: 有馬三恵子、作曲・編曲: 筒美京平
  7. 早春の港(2:50)
    • 作詞: 有馬三恵子、作曲・編曲: 筒美京平
  8. 傷つく世代(2:37)
    • 作詞: 有馬三恵子、作曲・編曲: 筒美京平
  9. 色づく街(2:50)
    • 作詞: 有馬三恵子、作曲・編曲: 筒美京平
  10. ひとかけらの純情(3:05)
    • 作詞: 有馬三恵子、作曲・編曲: 筒美京平
  11. バラのかげり(3:13)
    • 作詞: 有馬三恵子、作曲・編曲: 筒美京平
  12. 夏の感情(2:42)
    • 作詞: 有馬三恵子、作曲・編曲: 筒美京平
  13. 夜霧の街(3:15)
    • 作詞: 有馬三恵子、作曲・編曲: 筒美京平
  14. 女性(3:01)
    • 作詞: 有馬三恵子、作曲: 筒美京平、編曲: 高田弘
  15. 想い出通り(2:34)
    • 作詞: 有馬三恵子、作曲: 筒美京平、編曲: 萩田光雄
  16. 人恋しくて(4:22)
  17. ひとねむり(3:25)
  18. 気がむけば電話して(3:10)
    • 作詞: 中里綴、作曲: 田山雅充、編曲: 萩田光雄 
  19. 青春に恥じないように(3:30)
  20. 哀しい妖精(3:41)
  21. 愛はめぐり逢いから(3:26)
  22. ゆれる午後(3:31)
    • 作詞: 有馬三恵子、作曲: 筒美京平、編曲: 萩田光雄
  23. 街角のラブソング(3:22)
  24. 木枯しの精(3:10)

Disc 2[編集]

  1. 春の予感 -I've been mellow-(3:08)
  2. 愛なき世代(4:29)
    • 作詞: 松本隆、作曲: 木戸一成、編曲: 川村栄二
  3. Ms.(ミズ)(3:53)
    • 作詞: 有馬三恵子、作曲・編曲: 筒美京平
  4. いつか逢うひと(2:45)
    • 作詞: 有馬三恵子、作曲・編曲: 筒美京平
    • 3枚目のシングル「ともだち」(SONA-86215)片面
  5. 素晴らしいひと(2:46)
    • 作詞: 有馬三恵子、作曲・編曲: 筒美京平
    • 4枚目のシングル「純潔」(SOLA-28)片面
  6. 魚たちはどこへ(2:22)
    • 作詞: 有馬三恵子、作曲・編曲: 筒美京平
    • 6枚目のシングル「早春の港」(SOLA-74)片面
  7. 美しい娘たち(2:54)
    • 作詞: 土橋正之、補作詞: 有馬三恵子、作曲・編曲: 筒美京平
    • 5枚目のシングル「哀愁のページ」(SOLY-7)片面
  8. 純情(3:02)
    • 作詞: 有馬三恵子、作曲・編曲: 筒美京平
    • 6枚目のスタジオ・アルバム『傷つく世代』(SOLJ-63)収録
  9. 素顔の朝(2:38)
    • 作詞: 有馬三恵子、作曲・編曲: 筒美京平
    • 7枚目のアルバム『20才まえ』(SOLJ-82)収録
  10. 殉愛(3:16)
    • 作詞: 有馬三恵子、作曲・編曲: 筒美京平
    • 8枚目のスタジオ・アルバム『ひとかけらの純情』(SOLL-62)収録
  11. 透き通る夕暮れ(2:50)
    • 作詞: 有馬三恵子、作曲・編曲: 筒美京平
    • 10枚目のシングル「ひとかけらの純情」(SOLB-90)片面
  12. 粉雪の慕情(4:27)
    • 作詞: ちあき哲也、作曲・編曲: 水谷公生
    • 10枚目のスタジオ・アルバム『20才』(SOLL-112)収録
  13. GET DOWN BABY(2:59)
  14. 人のあいだ(3:08)
    • 作詞: 有馬三恵子、作曲・編曲: 筒美京平
    • 14枚目のシングル「女性」(SOLB-206)片面
  15. おはようさん(2:56)
    • 作詞: 小原弘亘、作曲: 奥村貢、編曲: 萩田光雄
    • 17枚目のシングル「ひとねむり」(SOLB-336)片面
  16. PEOPLE TALK(輝く瞳)(3:13)
    • 作詞: J.IAN、訳詞: 中里綴、作曲: J.IAN、編曲: 萩田光雄 
    • 15枚目のスタジオ・アルバム『ジャニスへの手紙』(25AH-134)収録
  17. Good-bye My Yesterday(4:10)
    • 作詞: 竜真知子、作曲・編曲: 林哲司
    • 21枚目のシングル「愛はめぐり逢いから」(6SH-100)片面
  18. アリスの世界(3:53)
    • 作詞: 有馬三恵子、作曲: 筒美京平、編曲: 水谷公生
    • 16枚目のスタジオ・アルバム『午後のシンシア』(25AH-160)収録
  19. 黄昏ドライブイン(3:35)
  20. つぶやき(3:11)
    • 作詞・作曲: 丸山圭子、編曲: 萩田光雄
    • 24枚目のシングル「木枯しの精」(6H-239)片面
  21. シンプル・シティー(3:02)
    • 作詞: 有馬三恵子、作曲: 筒美京平、編曲: 萩田光雄 
    • 19枚目のスタジオ・アルバム『Simplicity』(25AH-553)収録
  22. 初恋(4:41)
    • 作詞: 山本次郎、補作詞: 夏実唯、作曲: 山本次郎、編曲: 梅垣達志

関連作品[編集]

2枚組以上のベスト・アルバム、CD-BOX

脚注[編集]

  1. ^ 限定生産商品としては、歌手デビュー30周年記念メモリアル特別企画として2000年6月7日に発売されたCD-BOXセットCYNTHIA ANTHOLOGY』(SRCL-4801/6)がある。
  2. ^ 「いつか逢うひと」「美しい娘たち」「人のあいだ」「おはようさん」「Good-bye My Yesterday」「つぶやき」「PEPOLE TALK(輝く瞳)」「アリスの世界」「黄昏ドライブイン」「シンプル・シティー」の10曲。なお、通信販売専用CD - BOXCynthia Memories』(1994年5月1日、ソニーレコード)で一部はCD化されていた。

外部リンク[編集]