GMOクラウド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Jump to navigation Jump to search
GMOクラウド株式会社
GMO CLOUD K.K.
Gmocloud logo
CeruleanTowerTokyuHotel-2.jpg
GMOクラウド株式会社
(渋谷セルリアンタワー10階)
種類 株式会社
市場情報
東証1部 3788
2005年12月上場
略称 GMO-CL
本社所在地 日本の旗 日本
150-8512
東京都渋谷区桜丘町26-1
セルリアンタワー10階
設立 1993年12月14日
業種 情報・通信業
法人番号 7011001037734
事業内容 クラウド・ホスティングサービスおよびセキュリティサービスを中核とした各種インターネットソリューションの開発・運用
代表者 代表取締役社長 青山満
資本金 9億1690万円(2017年12月末)
発行済株式総数 11,693,000株
売上高 連結122億6百万円
単体59億67百万円
(2017年12月期)
営業利益 連結10億61百万円
単体1億52百万円
(2017年12月期)
純利益 連結6億35百万円
単体▲43百万円
(2017年12月期)
純資産 連結52億56百万円
単体40億56百万円
(2017年12月末)
総資産 連結86億19百万円
単体60億10百万円
(2017年12月末)
従業員数 連結937名
単体426名
(2017年12月末)
決算期 12月31日
主要株主 GMOインターネット株式会社 51.0%
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口)8.1%
株式会社あおやま 3.7%
青山満 2.4%
日本マイクロソフト株式会社 0.95%
(2017年12月末)
主要子会社
  • GMOグローバルサイン株式会社
  • GMO GlobalSign Ltd. (英国)
  • GlobalSign NV(ベルギー)
  • GMO GlobalSign,Inc.(米国)
  • 環璽信息科技(上海)有限公司(中国)
  • GMO GlobalSign Pte. Ltd.(シンガポール)
  • GMO GLOBALSIGN INC.(フィリピン)
  • GMO GlobalSign Certificate Services Private Limited(インド)
  • GMO GlobalSign Russia LLC(ロシア)
  • GMO GlobalSign FZ-LLC(ドバイ)
  • 株式会社トリトン
  • GMOデジタルラボ株式会社
  • 株式会社DIX
  • JCスクエアジャパン株式会社
  • GMOカーズ株式会社
外部リンク http://ir.gmocloud.com/
テンプレートを表示

GMOクラウド株式会社(じーえむおーくらうど、GMO CLOUD K.K.)は、GMOインターネットグループで、東京都渋谷区に本社を置くクラウド・ホスティング(レンタルサーバー)事業、セキュリティ事業およびソリューション事業を行う東証一部上場企業である。証券コードは3788。[1]

概要[編集]

GMOクラウド株式会社は、国内最大級のクラウド・ホスティング提供会社であり、13万人以上のクライアントにサービスを提供。2011年からクラウドサービスを開始し、急激にクラウドが社会に浸透する中で、社名を「GMOホスティング & セキュリティ株式会社」から「GMOクラウド株式会社」に変更。[2]2014年10月、東京証券取引所マザーズ市場から東京証券取引所第一部市場へ市場変更。[3]

GMOクラウドグループは、子会社15社(うち連結子会社13社)からなり、世界10ヶ国にて事業活動を展開し、事業セグメントは、「クラウド・ホスティング事業」、「セキュリティ事業」および「ソリューション事業」の3つである。IAM事業については、2017年度より「セキュリティ事業」へ統合。現在はIoT(モノのインターネット)事業、その中でもデータ管理、蓄積などを扱うIoTプラットフォームの提供、通信の「セキュリティ」に注力する。[4]

GMOクラウドグループは、GMOインターネットグループの中でもグローバル展開をいち早く進めており、その基盤を活用しGMOインターネットグループも海外展開を進めている。また、海外パートナー社員の比率も高くグローバル化を加速させている。

サービス構成[編集]

クラウド・ホスティング事業[編集]

クラウド・ホスティングサービスは、ウェブサイトの公開や電子メール、アプリケーションの利用等に必要なサーバー群の機能をインターネットに繋げた状態で貸し出すサービス。インターネットに接続されたサーバーを利用して、利用者は自己の企業名及び商品名等を用いたドメイン名によるウェブサイトの公開や電子メールのやりとりが可能となる。

GMOクラウドグループでは、利用者のビジネスモデル、運用・管理の自由度、ハードウェア・ソフトウェアの拡張性および信頼性などの様々なニーズに合わせて、幅広いサービスの種類を取り揃えてクラウド・ホスティングサービスを展開。[5]

GMOクラウドが提供する主なブランドは以下のとおり。

共用ホスティング[編集]

・iCLUSTA+(共用サーバー アイクラスタプラス)[6]

・WADAX byGMO(ワダックス)[7]

専用ホステイング[編集]

・GMOクラウド専用サーバー[8]

・WADAX 専用サーバー[9]

仮想専用ホスティング(VPS)[編集]

・GMOクラウドVPS[10]

パブリッククラウド[編集]

・ALTUS byGMO(アルタス)[11]

プライベートクラウド[編集]

・GMOクラウド[12]

GMOクラウドブランド名でのパブリック、プライベートクラウドサービス、共用サーバー、VPSおよび専用サーバーのホスティング(レンタルサーバー)サービスを提供。クラウドサービス利用会員数は約4,000社超(2017年12月末現在)。[13]

セキュリティ事業[編集]

2003年には日本ジオトラスト株式会社(現 GMOグローバルサイン株式会社)設立、サーバ証明書発行をメインとするセキュリティサービス事業に参入。連結子会社のGMO GlobalSign Pte.Ltd.(シンガポール)が運営する認証局で認証する「グローバルサイン」ブランドの電子証明書を、GMOグローバルサイン株式会社、GMO GlobalSignLtd.(英国)、GMO GlobalSign, Inc.(米国)、GlobalSign NV(ベルギー)、GMO GLOBALSIGN INC.(フィリピン)、環璽信息科技(上海)有限公司(中国)、GMO GlobalSign Certificate Services Private Limited(インド)及び非連結子会社であるGMO GlobalSign Russia LLC(ロシア)、GMO GlobalSign FZ-LLC(UAE)の世界10カ国の拠点を通じて世界中で発行している。また、株式会社トリトンにおいて、他ブランドによるセキュリティサービスを提供しています。国内シェア最大級。[14]

現在、当社グループが提供している主なサービスの詳細は以下のとおり。

SSLサーバ証明書[編集]

「グローバルサイン」ブランドの公開鍵暗号基盤(PKI)を用いたSSLサーバ証明書を提供。これによりウェブサーバーのコモンネームの認証とSSL暗号化通信による通信の暗号化を行い、機密情報などを安全に送受信する事が可能となる。

クライアント証明書[編集]

SSLサーバ証明書がウェブサーバーにインストールされ、ウェブサイトの所有者の実在性を認証するのに対し、クライアント証明書は、システムやサービス、メールを利用するユーザのデバイスに証明書をインストールし、そのユーザが正規の利用者であることを認証する。クライアント証明書を用いるとで、利用者は毎回ID・パスワード入力の手間が省け、管理者にとってもアクセスコントロールが容易となる。これにより、情報漏えいリスクの大幅削減と、ユーザの利便性の向上を両立させることができる。[15]

企業実在性認証[編集]

ウェブサイトが実体のある企業・団体によって運営されていることを証明し、ウェブサイトの信頼性を確保するサービス。これにより、ウェブサイトの利用者が実体のある企業・団体によって運営されているサイトかどうかを判断でき、昨今横行している「フィッシング(Phishing)」詐欺を目的とするウェブサイトでないことを見分けられる。[16]

IDアクセス管理[編集]

一つのIDで複数のサービスを利用可能とするシングルサインオン、システム管理者の煩雑な社員のID・パスワード管理作業を容易にするID・パスワード管理、ユーザー・グループのアクセスできるサービスをコントロールできるアクセスコントロール機能をクラウドベースで提供。2014年より、子会社のGMOグローバルサイン株式会社が、フィンランド国内シェアNo.1のIAM事業者であるUbisecure Solutions Inc.の株式を取得。これにより、IoTの実現に必要不可欠な信頼性の高い認証サービスとID統合管理を提供する体制を整える[17]。同社取得により、モノのインターネットが急激に進む中、IDやパスワード管理に関するサービスであるアクセスコントロールやシングルサインオンのサービスを提供。しかし、同社のサービスがオンプレミスのサービスであり、また導入までにSI経由の脚の長いサービスであったため、2016年9月に同社を譲渡し、GMOグローバルサイン株式会社が独自で、クラウドベースの「IDアクサセス管理クラウドSKUID byGMO」[18]の提供を開始。IAM事業は、2016年をもってセキュリティ事業へ統合。[19]

ソリューション事業[編集]

GMOクラウドグループは、クラウド・ホスティング事業およびセキュリティ事業に付随するサービスとして、以下のサービスを提供。なお、翻訳サービスを行う翻訳特化クラウドソーシング「スピード翻訳」については、2017年12月をもって全株式を譲渡。[20]

IoTの窓口[編集]

GMOクラウド株式会社は、企業のIoTビジネスの実現を支援するため「IoTの窓口byGMO」を開設し、クライアントの抱える様々な課題に対して当社グループのIoTコンサルタントによる無料相談から、ビジネス化を実現する仕組み(システム)の企画・開発、製品・サービス化までワンストップでサポートする。20年以上にわたって展開してきたクラウド・セキュリティ・各種ITソリューションの運用ノウハウを生かし、また複数の企業・サービスと連携して開発製品・サービス化における技術的な課題をクリアした提案を行う。[21]

WEBソリューションサービス[編集]

GMOデジタルラボ株式会社は、中小企業のIT支援サービスとして、ホームページ制作及びスマートフォン等の電子端末向けのO2O(オンライン・ツー・オフライン)集客支援アプリケーション「GMOおみせアプリ」制作を行うWEBコンサルティングサービス、また、オフィス機器・情報通信サービスのトータルコーディネートを行うオフィスコンサルティングサービスを提供。[22]

ネットワークエンジン[編集]

GMOクラウド株式会社は、オンラインゲームを開発するための「Photon」を提供。「Photon」は、様々なゲーム開発環境に対応しており、スマートフォンやインターネットのプラットフォームを問わずにリアルタイムに同期させることができる。例えば、オンライン対戦ゲームで、複数のプレイヤーが操作するキャラクターの動きをお互いの画面の中でリアルタイムに同じように動かすことができるようになる。[23]

電子契約サービス[編集]

GMOクラウド株式会社の「GMO電子契約Agree」は、電子署名法に準拠した電子契約サービスであり、0円から利用することができ、企業の費用及び管理コストを大幅に削減することが可能。自社のクラウド基盤とGMOグローバルサインの電子証明書を利用した自社サービス商材である。

沿革[編集]

  • 1993年12月 - 有限会社アイル創立。
  • 1997年5月 - 株式会社アイルに組織変更。
  • 2001年5月 - GMOインターネット株式会社と資本提携。
  • 2002年7月 - ラピッドサイトと合併。
  • 2003年4月 - 日本ジオトラスト株式会社設立。
  • 2003年5月 - 社名を「GMOホスティング アンド テクノロジーズ株式会社」に変更。
  • 2005年2月 - お名前ドットコムを吸収合併。
  • 2005年2月 - 株式会社アット・ワイエムシー(後のGMOビジネスサポート株式会社)を子会社化。
  • 2005年3月 - マイティーサーバー株式会社を設立。
  • 2005年9月 - 社名を「GMOホスティング & セキュリティ株式会社」に変更。
  • 2005年12月 - 東京証券取引所マザーズ上場。
  • 2007年]]3月 - 韓国企業と合弁によりGlobal Web株式会社(現・GMOスピード翻訳株式会社)設立。
  • 2007年5月 - 日本ジオトラスト株式会社の社名を「グローバルサイン株式会社」(現・GMOグローバルサイン株式会社)に変更。
  • 2010年2月 - ホスティングサービスの「ロケットネット」を開始。
  • 2010年8月 - 株式会社ワダックス(後のGMOクラウドWEST株式会社)を子会社化。
  • 2011年4月 - 社名を「GMOクラウド株式会社」に変更。
  • 2014年10月 - 東京証券取引所市場第一部への上場市場変更[24]
  • 2014年10月 - IoT市場規模の拡大に伴いIAM事業開始に向け、Ubisecure Solutions, Inc.(本社:フィンランド 現・GMO Globalsign Oy)を子会社化。[25]
  • 2015年6月 - GMO CLOUD AMERICA INC.(本社:米国)の全株式をGMOインターネット株式会社へ譲渡。また、GMO-Z.COM PTE.LTD. (本社:シンガポール)の第三者割当増資を引受け、同社を持分法適用関連会社化。
  • 2015年7月 - GMOクラウドWEST株式会社及びGMOビジネスサポート株式会社を吸収合併[26][27]
  • 2016年4月 - GMO-Z.COM PTE.LTD.の保有株式の一部を譲渡、関連会社より除外。
  • 2016年9月 - GMO GlobalSign Oyの全株式を譲渡
  • 2016年12月 - GMO GlobalSign FZ-LLC(本社:アラブ首長国連邦ドバイ)を設立。[28]
  • 2017年5月 - ジェイシースクエア株式会社(現・JCスクエアジャパン株式会社連結子会社)を子会社化。[29]
  • 2017年12月 - GMOスピード翻訳株式会社(連結子会社)の株式を全部譲渡。[30]

脚注[編集]

  1. ^ “GMOクラウド(株)【3788】:株式/株価 - Yahoo!ファイナンス” (日本語). Yahoo!ファイナンス. https://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=3788 2018年4月6日閲覧。 
  2. ^ 社名変更に関するお知らせ | GMOクラウド株式会社” (日本語). ir.gmocloud.com. 2018年4月6日閲覧。
  3. ^ 東京証券取引所市場第一部への上場市場変更に関するお知らせ | GMOクラウド株式会社” (日本語). ir.gmocloud.com. 2018年4月6日閲覧。
  4. ^ 平成29年度 決算発表 | GMOクラウド株式会社” (日本語). ir.gmocloud.com. 2018年4月6日閲覧。
  5. ^ クラウド・ホスティング事業 | GMOクラウド株式会社” (日本語). ir.gmocloud.com. 2018年4月6日閲覧。
  6. ^ ビジネス向けレンタルサーバー|GMOクラウドのiCLUSTA+” (日本語). GMOクラウドのiCLUSTA+. 2018年4月6日閲覧。
  7. ^ レンタルサーバーのWADAX” (日本語). レンタルサーバーのWADAX. 2018年4月6日閲覧。
  8. ^ GMOクラウド 専用サーバー ホスティングサービス(旧アイル|iSLE)” (日本語). private.gmocloud.com. 2018年4月6日閲覧。
  9. ^ “専用サーバー | サービス | レンタルサーバーのWADAX” (日本語). レンタルサーバーのWADAX. https://www.wadax.ne.jp/service/private/ 2018年4月6日閲覧。 
  10. ^ VPS|GMOクラウド” (日本語). GMOクラウド VPS|GMOクラウド株式会社. 2018年4月6日閲覧。
  11. ^ 導入実績4,000件の高品質パブリッククラウド” (日本語). GMOクラウド ALTUS(アルタス). 2018年4月6日閲覧。
  12. ^ K.K., GMO CLOUD. “IaaSなどプライベートクラウドサービスのGMOクラウド Private” (日本語). GMOクラウド Private. 2018年4月6日閲覧。
  13. ^ 決算説明会資料”. 2018年4月6日閲覧。
  14. ^ 会社沿革 | GMOクラウド株式会社” (日本語). ir.gmocloud.com. 2018年4月6日閲覧。
  15. ^ クライアント証明書サービス|GMOグローバルサイン【公式】” (日本語). jp.globalsign.com. 2018年4月6日閲覧。
  16. ^ 企業認証SSL|GMOグローバルサイン【公式】” (日本語). jp.globalsign.com. 2018年4月6日閲覧。
  17. ^ フィンランドのIAM*1ソフトウェア会社Ubisecure(ユビセキュア)社をグループ化
  18. ^ ID管理クラウド「SKUID」by GMO” (日本語). ID管理クラウド「SKUID」by GMO. 2018年4月6日閲覧。
  19. ^ 連結子会社(孫会社)の異動に伴う特別損益の計上に関するお知らせ | GMOクラウド株式会社” (日本語). ir.gmocloud.com. 2018年4月6日閲覧。
  20. ^ 連結子会社の異動を伴う株式譲渡及び通期業績予想の修正に関するお知らせ | GMOクラウド株式会社” (日本語). ir.gmocloud.com. 2018年4月6日閲覧。
  21. ^ IoTの窓口” (日本語). www.iotnomadoguchi.com. 2018年4月6日閲覧。
  22. ^ リピーターを育てる販促アプリ |GMOおみせアプリ” (日本語). GMOおみせアプリ. 2018年4月6日閲覧。
  23. ^ グローバル クロスプラットフォーム リアルタイムゲーム開発 | Photon Engine” (日本語). www.photonengine.com. 2018年4月6日閲覧。
  24. ^ マザーズから市場第一部への変更 -GMOクラウド(株)-
  25. ^ フィンランドのIAM*1ソフトウェア会社Ubisecure(ユビセキュア)社をグループ化 -IAM事業-
  26. ^ 連結子会社の吸収合併及び定款一部変更に関するお知らせ
  27. ^ 連結子会社の合併完了に関するお知らせ
  28. ^ GMOグローバルサイン社、UAE法人をドバイに設立
  29. ^ ジェイシースクエア株式会社の第三者割当増資引受に関するお知らせ
  30. ^ 連結子会社の異動を伴う株式譲渡及び通期業績予想の修正に関するお知らせ

外部リンク[編集]