GABA (企業)

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株式会社GABA
GABA Corporation
ロゴ
種類 株式会社
市場情報
東証マザーズ 2133
2011年11月30日上場廃止
本社所在地 日本の旗 日本
153-0051
東京都新宿区北新宿2-21-1 新宿フロントタワー23階
設立 2004年6月16日
業種 サービス業
法人番号 1011001064866
事業内容 マンツーマン英会話
代表者 代表取締役社長 齊藤 正俊
資本金 4億9000万円 (2011年3月31日)
売上高 86.0億円(2011年12月期)
純資産 14億65百万円(2010年12月)
総資産 83億76百万円(2010年12月)
従業員数 スタッフ553人 インストラクタ1,106人(2015年3月)
決算期 12月31日
主要株主 ニチイ学館 100%
外部リンク http://www.gaba.co.jp/
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株式会社GABA(ガバ)[1]は、東京都新宿区に本社を置く主に首都圏マンツーマン英会話の語学学校を展開する企業。学校教育法で定める学校ではない。「大胆不敵な人生目標に挑む人を応援すること」、「国際舞台で活躍できる人材を育成すること」、「多様な文化の相互理解に貢献すること」という3つのミッションを掲げているのが特徴。

2015年3月にスタッフ553人 インストラクター1,106人がいる。2016年1月42ヶ所のラーニングスタジオ(LS)がある。[2]

Gaba Day, 東京ドーム 2007年

沿革[編集]

  • 1995年7月 - 創業。講師宅で外国語教授サービスを提供する「Gabaランゲージスクール」事業を開始。[3]
  • 2000年3月 - スクール事業開始。[4]
  • 2000年10月 - 「GABA マンツーマン英会話」に変更。事業を英会話のプライベートレッスンに特化し、事業展開も首都圏のみに集中。
  • 2005年1月 - 関西初拠点 梅田LS(大阪)を開校。[5]
  • 2005年4月 - 中部初拠点 栄LS(名古屋)を開校。[6]
  • 2006年12月 - 東京証券取引所マザーズ市場上場。[7]
  • 2011年12月 - ニチイ学館の完全子会社となる。[8]
  • 2014年8月 - 本店を渋谷区から新宿区へ移転。

特徴[編集]

駅近立地で朝7時から夜10時40分まで開講して関東、関西、中部に43校を展開しているマンツーマンレッスンの英会話スクールで、本社の所在地は東京都渋谷区元代々木にある。 多くの英会話学校が能力別のグループレッスンを行うのに対し、GABAでは100%マンツーマンで講師は外国人が殆ど(ネイティヴスピーカーの日本人講師も在籍)という内容でレッスンを行っている。

これらのマンツーマンレッスンに加えて、LPOを活用したインターネットによる新規顧客獲得の効率化などにより、売上状況を改善している。[9]

ラーニングスタジオ[編集]

GABA池袋LSの中に

2016年1月現在、GABAは42か所のラーニングスタジオ(LS)があり[10]、そのほとんどは関東地方にある(33ヶ所)。また、東海地方にLSが2か所あるほか、関西地方にも6つのLSがある。

  • 関東地方
    • 東京都
      1. 赤坂
      2. 赤羽
      3. 秋葉原
      4. 池袋
      5. 恵比寿
      6. 大手町
      7. 表参道
      8. 北千住
      9. 吉祥寺
      10. 銀座有楽町
      11. 品川
      12. 渋谷
      13. 下北沢
      14. 自由が丘
      15. 新宿東
      16. 新宿西
      17. 新橋汐留
      18. 成城
      19. 立川
      20. 東京
      21. 八王子
      22. 二子玉川
      23. 町田
      24. 目黒
      25. 六本木
      26. 錦糸町
    • 神奈川県
      1. 青葉台
      2. 川崎
      3. 藤沢湘南
      4. 横浜
    • 千葉県
      1. 千葉
    • 埼玉県
      1. 大宮
  • 東海地方
    • 愛知県
      1. 名古屋
  • 関西地方
    • 大阪府
      1. 梅田
      2. 茶屋町
      3. なんば
      4. 天王寺
    • 京都府
      1. 京都
    • 兵庫県
      1. 神戸

講師業務委託制度[編集]

GABAの本店,北新宿新宿区東京

GABAの講師は、個人の業者としてGABAから委託されたレッスンを提供する。講師は、自分のスケジュールをほぼ自由に決めることができるものの、生徒のリクエストにより、朝、夕方、土日などにレッスンが予約される傾向がある。講師は、GABAのイントラネットを通して自分のスケジュールを提出するが、GABAは、前日午後6時以降に予約されたレッスンに対して支払う。

2007年より講師の基本レッスン単価は1レッスンあたり1,400円から1,500円に引き上げられた。さらに、契約期間の延長が行なわれ4ヶ月が6ヶ月となった。これによって、より質の高い講師と契約を締結することが可能になったといわれている。

GABAの顧客は、前日午後6時までならばレッスンのキャンセルができる。それ以降キャンセルされた場合、会社は講師にすでに委託した分のレッスンを他の生徒へのレッスンか、レッスン同様の業務「R活動」に振り替えることができる。「R活動」は、英文ポストカードの郵送、レッスン記録の更新、宿題チェックなど生徒の学習に関連した様々な仕事が規定されている。もし受講生がすでに予約した時間のレッスンに現れない場合、レッスン終了まで教室に待機するため、講師はその分を支給される。

GABA講師はひと月、特定のレッスン数以上を担当した場合、ボーナスがもらえる。また、顧客になりうる人と、ファースト・ミーティング(「FM」)のレッスン(初レッスン)を行う講師は、その生徒がGABAと契約した場合もボーナスがもらえる。なお、「FM」のレッスンはGABAと特定の契約を結んだ講師に限られる。

会社は、業務委託契約のGABA講師に対し、8%の消費税を上乗せし、10%の税の源泉も差し引いている。GABA講師は個人事業主であるため、個人で、年金および健康保険等の加入を推奨されている。また、講師は自分の責任で税の申告し、、講師の所得区分は「給与所得」はなく「事業所得」となる。GABAはオンラインで「請求書」を作成し、講師はそれを承諾する意思を表明するためにチェックをすることになっている。

ベルティング・システム[編集]

インストラクターにはGABAが「ベルト」と呼ぶものが適用され、それによりレッスン単価が決められる。インストラクターは講習を受け、ある要件を満たした後、ベルトの一つが適用される。 基礎ベルトをAとし、1500円が支払われる。2008年4月までベルトAは1400円が支払われる。

より高額のベルトは2005年に導入され、それ以後ベルトの適用を受けたインストラクターの数は徐々に増加してきている。2015年4月にGABAは1106インストラクターがいる。2015年4月時点で、GABAのインストラクターの53.07%(578人)にはピークレッスンに対して1500円の報酬が支払われている。

ベルトの範囲は、A、A2、B1、B2、C1、C2、D1およびD2までとする。GABAには、さらにピーク・レッスンおよびノン・ピーク・レッスンと呼ぶものが規定されている。Aベルトが適用されるインストラクターでは、ピーク・レッスンであっても給与支払額はなんら変わるものではない。しかし、その他のベルトの適用を受けるインストラクターについては、ピーク・レッスン(平日の朝および夕方のレッスン、および週末または休日のレッスン)に対する報酬額は増えることとなる。

詳細は以下のとおりとする。

インストラクター報酬[11]
ピーク・レッスン ノン・ピーク・レッスン
D2 2200 1600
D1 2100 1600
C2 2000 1500
C1 1900 1500
B2 1800 1500
B1 1700 1500
A2 1600 1500
A 1500 1500


インストラクターは講習を受け特定の要件を満たした後、ベルトの適用を受ける。 ベルトのレベルに到達し、そのレベルを維持するための要件は以下のとおりである。

ベルトの適用
評価平均 (2011年2月から) 評価平均 (2009年4月から) 評価平均 (2009年4月まで) 否定的評価のパーセンテージ 時間通りのスケジュールの提出 時間厳守/欠勤の問題 ピーク・レッスン
D2 4.7 4.6 4.6 0.3% 常時 80
D1 4.7 4.6 4.5 0.3% 常時 80
C2 4.5 4.4 4.4 0.4% 常時 60
C1 4.5 4.4 4.3 0.4% 常時 60
B2 4.3 4.2 4.2 0.8% 常時 40
B1 4.3 4.2 4.0 0.8% 常時 40
A2 4.3 4.2(*) N/A 0.8% 常時 40
A 4.1 4.0 N/A 1.0% 常時 0

(* A2 は2010年5月に作った。)


ここで言う評価とは、生徒が行なう評価のことであり、5段階評価の形で行なわれ、優秀なレッスンを5とし、非常に不満足なレッスンを1とするものである。GABAはレッスンの質を向上させるため生徒の評価に基づき講師のベルトを決定するシステムを採用している。実際、評価の大部分が4または5の評価で占められていると言われているため、インストラクターが現在のベルトのレベルを引き上げるためにはほぼ5の評価を得ることが期待されている。

否定的評価とは、1と2の評価のことを言う。スケジュールはインストラクターのスケジュールのことを指し、前月の10日までに提出をするものとする。時間厳守/欠勤の問題は自明のものであり、ピーク・レッスンの説明は上記に述べたとおりである。

現在のところ、インストラクターのベルトがC1とC2レベルに上昇することはない。これはこれらのベルトが適用されるインストラクターの数が会社が規定した制限数(C1とC2ベルトは30名、およびD1とD2ベルトは15名となっているからである。2015年4月からC1とC2ベルトは40名、およびD1とD2ベルトは20名となっているからである。

毎月、GABAはインストラクター評価委員会(IRC)を開き、ベルト要件に基づいて、どのインストラクターのベルトを引き上げるか(昇給するか)、引き下げるか(減給するか)の決定を行なっている。

インストラクターのベルト分布状況[編集]

上記に説明されるように、GABAのインストラクターはなんらかの講習を受け、テストに合格しより高いベルトの適用を受ける、つまり、より高い時間単価の適用を受けるようになる。上位ベルトインストラクターの契約終了、生徒による低評価によるベルト引き下げ、または高評価によるベルト引き上げにより、ベルト分布は変動する。2010年10月において以下のように講師のベルトは分布している。

Belt changes
Feb 2010 Jan 2011 Jan 2012 Jan 2013 Jan 2014 Feb 2014 Mar 2014 Apr 2014 May 2014 Jun 2014 Jul 2014 Aug 2014 Sep 2014 Oct 2014 Nov 2014 Dec 2014 Jan 2015 Feb 2015 Mar 2015 Apr 2015 Change
D2 19 14 13 12 13 13 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 12 -7
D1 20 15 12 14 9 9 9 9 9 9 9 9 10 10 11 11 11 11 12 12 -8
C2 37 31 27 31 35 36 36 36 34 34 34 35 34 35 35 35 35 32 35 32 -5
C1 36 31 32 31 31 30 31 32 29 31 36 35 37 37 36 35 34 36 35 33 -3
B2 93 99 93 99 123 127 124 121 119 124 123 125 125 127 130 134 138 137 139 135 +42
B1 139 87 81 119 109 113 115 114 109 120 116 118 122 121 122 124 119 121 123 125 -14
A2 N/A 89 160 244 244 244 249 256 247 242 240 233 229 228 230 229 231 232 237 231 +231
A 505 491 543 465 495 497 506 508 496 522 521 536 539 540 542 535 519 518 517 511 +6
Total 849 847 961 1015 1,067 1,069 1,082 1,088 1,055 1,094 1,091 1,103 1,108 1,110 1,118 1,115 1.099 1,099 1,106 1,089 +240
Belted 344 356 418 550 572 572 576 580 559 572 570 567 569 570 576 580 580 581 589 578 +234

争議行為[編集]

ゼネラルユニオンGABA支部結成と初期の議論[編集]

2007年9月6日、GABA講師の組合が結成された。[12] GABAユニオンは、大阪に基盤をおくゼネラルユニオンの支部として結成され、他の地域のGABAにも組合員がいる。ゼネラルユニオンは、全国労働組合協議会(全労協)の一員である、全国一般労働組合(NUGW)の加盟団体である。[13] ユニオンの代表は、2007年頃、会社と何度も話し合いを持った。2008年4月には、GABAは「帯なし」の講師の基本レッスン単価を1400円から1500円に、「帯あり」の講師についても、レッスン単価を引き上げた。さらに、契約期間も4ヶ月から6ヶ月に延長されたが、他には変更はなかった。ゼネラルユニオンは、ずっと、これらの変化はユニオンの圧力によるものだと言ってきたが、[14] GABA側は、これらの変化は、GABAに組合ができる前、2006年のうちに検討されたものであり、ユニオンの圧力とは無関係だと主張している。

脚注[編集]

  1. ^ 会社名は"Girls, be ambitious; boys, be audacious.(女性は大志を抱け、男性は大胆になれ)というフレーズから(「キミの名は」朝日新聞2014年10月11日)。
  2. ^ GABA Corporation website Company information Retrieved on May 30, 2014
  3. ^ Metropolis issue 387 Leading the Way Retrieved on August 31, 2010
  4. ^ GABA homepage History Retrieved on October 2, 2013
  5. ^ GABA website 関西第一号・梅田LSオープン記念「GABAファースト・キャンペーン」で GABAオリジナル・タンブラー&旅行券プレゼントのお知らせ November 18, 2004
  6. ^ GABA website 2005年4月23日、関西地区に続き、名古屋・栄に 中部地区第一号校オープンのお知らせ March 16, 2005
  7. ^ GABA to Launch IPO on December 1, 2006 November 1, 2006
  8. ^ Nichii Gakkan website 2012 Financial Results Briefing Document November 8, 2011 page 23 Retrieved on November 28, 2011
  9. ^ 「英会話教室GABAがLPO(ランディングページ最適化)で成果」『日経ビジネスオンライン』日経BP社、2008年4月9日付配信
  10. ^ LS一覧
  11. ^ GABA Website Earning potential Retrieved on October 2, 2013
  12. ^ National Union Voice, October 2007 Issue: GABA Workers Demand Dignity at Work Retrieved on August 31, 2010.
  13. ^ General Union website General Union Affiliation Retrieved on June 1, 2012
  14. ^ General Union website, GABA page Retrieved on August 31, 2010

関連項目[編集]

  • COCO塾 - 同じニチイ学館グループにおける語学事業の一つ。

外部リンク[編集]