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G2 (数学)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

G2 は14次元単純リー群であり、3つの単純リー群の一つである。対応するリー代数であり、代数群の一つである。ランクは2である。G2の単純形は八元数であり、SO(7)群の正規部分群である。単純ベクトルは8次元スピノール表現に対応する。

概要

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リー代数は最も小さい例外単純リー群である。1887年5月23日ヴィルヘルム・キリングが今でいるに該当する14次元単純リー群を提唱した[1]

詳細

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カルタン行列

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G2カルタン行列は以下の通りである。

ディンキン図形及びルート図

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ディンキン図形及びルート図は以下の通りである。

Dynkin diagram of G 2


G2ディンキン図形 G2のルート系 A2立方八面体への射影 G2の部分群としてのF4とE8の射影
(1,−1,0), (−1,1,0)
(1,0,−1), (−1,0,1)
(0,1,−1), (0,−1,1)
(2,−1,−1), (−2,1,1)
(1,−2,1), (−1,2,−1)
(1,1,−2), (−1,−1,2)

ワイル群及びコクセター群

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ワイル群及びコクセター群は12次元二面体群である。これの最小次元はである。

ホロノミー群

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G2リーマン多様体におけるホロノミー群英語版の一つである。そのホロノミー多様体G2多様体英語版とも呼ばれる。

生成子

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14個の生成子A, ..., Nから成る生成子行列は以下の通りである。

これは以下のリー群に該当する

には480の異なる表現がある。 には30の異なる表式と16の異なる記号がある。代数学的には、少なくとも11の代数はから導かれる。

表現

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G2の77個の表現行列

表現はワイルの指標公式による。これらの表現はオンライン整数列大辞典の数列 A104599にある:

1, 7, 14, 27, 64, 77 (2重項), 182, 189, 273, 286, 378, 448, 714, 729, 748, 896, 924, 1254, 1547, 1728, 1729, 2079 (2重項), 2261, 2926, 3003, 3289, 3542, 4096, 4914, 4928 (2重項), 5005, 5103, 6630, 7293, 7371, 7722, 8372, 9177, 9660, 10206, 10556, 11571, 11648, 12096, 13090....

関連項目

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参考文献

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  1. ^ Agricola, Ilka (2008). “Old and new on the exceptional group G2. Notices of the American Mathematical Society 55 (8): 922–929. MR2441524. https://www.ams.org/notices/200808/tx080800922p.pdf.