FM情報誌

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FM情報誌(エフエムじょうほうし)とは、FM放送番組確認やエアチェックに便利なように演奏曲目を情報提供することを基本とし、CDの新譜案内やアーティストの情報などさまざまな情報により構成されている雑誌である。

概要[編集]

FM放送が開始された頃は、電電公社中継回線がステレオに対応しておらず、テープネットで放送していたため、番組の曲目があらかじめ数週間前から決められており、これを逆手にとって演奏曲目を雑誌に掲載されたのが始まりだといわれている(NHK-FM放送も参照)。

FM情報誌が出版されていた時代は音源としてアナログレコードとFM放送が中心であり、いかに音を記録・再現するかといったことについて多くの紙面が割かれていた。 音を取り出すレコードプレーヤーカートリッジから出口であるスピーカーにいたるまで詳細に検討されそれが記事となった。読者の視聴する部屋を紹介してその環境改善のアドバイスをするといった企画すら存在していた。

テレビ情報誌同様、地域によって放送局・番組が異なるために地域版として発行されていたこともあったが、レンタルレコード業の登場やCDの普及によりエアチェックの習慣が衰退したのと、民放FM局の多くが生放送に移行したこともあって、ほとんどが休刊となった。

情報誌一覧[編集]

FM情報誌[編集]

NHKウイークリーステラ - NHKサービスセンター
1950年5月「グラフNHK」として創刊。1990年6月より現タイトル。
NHKの子会社が発行。民放テレビ局も掲載しているが、NHKは中波BSなど、全メディアの情報が充実している(NHKワールドTVNHKワールド・プレミアムNHKワールド・ラジオ日本の海外向け国際放送は掲載なし)。
FM Fan - 共同通信社
1966年創刊 - 2001年12月10日号にて休刊。
クラシック音楽系の記事が多かった。また、オーディオ関連の記事(長岡鉄男のダイナミックテストなど)も多かった。
週刊FM - 音楽之友社
1971年創刊 - 1991年3月休刊)
FMレコパル - 小学館
1974年創刊 - 1995年休刊)
FM STATION - ダイヤモンド社
1981年7月創刊 - 1998年3月休刊。
最後発ながら、4誌の中でもっとも多くの売上げを誇っていた(最盛期には40万部を超えていたと言われる)。鈴木英人のイラストを表紙に使用し、若者を中心に人気を得ていた。
FM CLUB - エフエム企画
2001年12月24日号創刊 - 2016年11月休刊)
下記FM Fanの休刊が発表された際に「番組表だけでも残して欲しい」と声が寄せられ、「定期購読のみ」と「5000人以上の賛同者」の条件をクリアし、FM fanの番組表制作元が発行していた。年間もしくは半年の定期購読契約が必要であった。32ページと薄い上にNHK-FMの番組表のみだが、隔週刊は同じで放送する曲目の演奏時間まで載っていた。2016年11月9日、約2,000名の定期購読者に弁護士事務所から廃刊及び任意整理の書類送達。エフエム企画は2017年4月21日に東京地方裁判所から破産手続開始決定を受け、エフエム企画の債権者の大半がFM CLUBの定期購読者であった[1]

ラジオ情報誌[編集]

中波放送局も掲載。

ラジオマガジン - モーターマガジン社
1980年9月創刊 - 1985年4月休刊。
ラジオパラダイス - 三才ブックス
1985年9月創刊 - 1990年7月休刊。
ラジオ番組表 - 三才ブックス
1981年4月「ラジオ新番組速報版」として創刊。2001年春より現タイトル。
全国版として春・秋の年2回発行。

脚注[編集]

  1. ^ TSR速報 (株)エフエム企画東京商工リサーチ 2017年4月27日