Excavator (マイクロアーキテクチャ)

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Excavator
生産時期 2015年から
販売者 AMD
設計者 AMD
生産者 GLOBALFOUNDRIES
プロセスルール 28nm[1]
命令セット AMD64 (x86-64)
コア数 4
ソケット Socket FM2+
Socket AM4
コードネーム Carrizo
Bristol Ridge
Stoney Ridge
前世代プロセッサ Steamroller (マイクロアーキテクチャ)
次世代プロセッサ Zen (マイクロアーキテクチャ)
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Excavator(エクスカベーター)とは、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(以下AMDと略)によって開発されたマイクロアーキテクチャである。Bulldozer派生マイクロアーキテクチャとしての第3世代であるSteamrollerの後継となるAccelerated Processing Unit (APU) に使うために開発された。

2015年にリリースされたExcavatorベースのメインストリーム向けCPUとAPUは『Carrizo』というコードネームで、[2][3]HSA英語版 1.0に対応するように設計されている[4]。 時を同じくして、Excavatorベースのサーバーおよびエンタープライズ向けのAPUやCPUは『Toronto』というコードネームでリリースされた[5]

2016年にはSocket AM4及びDDR4に対応した、コードネーム『Bristol Ridge』及び『Stoney Ridge』のAPUとCPUが発表された[6]

アーキテクチャ[編集]

ExcavatorはAVX2, BMI2, RdRandのような新しい命令をサポートする[7]。Excavatorは電力消費とダイサイズを削減するために、普通はGPUに使われるような「High-Densityライブラリ」(Thinライブラリ)を用いて設計された。これにより30%のエネルギー消費効率の向上がもたらされた[8]。Excavatorは以前のSteamrollerに比べて最大15%多くのIPC (instructions per clock; クロックあたりの命令数) を処理できる[9]

出典[編集]