Distributed Management Task Force

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Distributed Management Task ForceDMTF)は、企業やインターネットにおけるIT環境のシステム管理のための標準を策定・保守する標準化団体である。当初、"Desktop Management Task Force" と称していた。

概要[編集]

DMTF は1992年に創設された。オープンな団体であり、営利企業でも非営利組織でも個人でも参加できる。2005年現在、DMTF には 200 以上の企業や組織から 3500 人が参加している。

DMTF 内でワーキンググループが結成され、標準の策定と保守が行われている。DMTF は他の標準化団体や学会とも連携して標準化作業を行っている。

DMTF が策定した標準は、プラットフォームに依存しない中立的なシステム管理の基盤となっており、各種IT機器間のシステム管理面での相互運用を実現している。

主なメンバー企業[編集]

団体の取締役企業としてブロードコムCAテクノロジーズデルヒューレット・パッカード日立製作所インテルレノボネットアップソフトウェアAG英語版Vertiv英語版VMwareが名を連ねている[1]

DMTFが策定した標準[編集]

Common Information Model (CIM)
IT環境における管理対象(コンピュータストレージエリアネットワーク)を共通のオブジェクトとオブジェクト間の関係で表現する概念スキーマとその基盤である。実際の機器固有の拡張を施すことが可能となっている。CIM はUMLに基づいたモデルでスキーマを定義しており、DMTFによる他の標準の基盤となっている。
Common Diagnostic Model (CDM)
CIMスキーマの一部であり、診断機能と管理基盤との関係を定義している。
Web-Based Enterprise Management (WBEM)
CIMに基づいたシステム管理基盤コンポーネント間のプロトコル定義。
Systems Management Architecture for Server Hardware (SMASH)
CIM基盤とやり取りするためのコマンド行プロトコルと、サーバハードウェア管理のためのDMTF管理プロファイルが定義されている。
System Management BIOS (SMBIOS)
x86システムのBIOSインタフェースをCIM(とDMI)で表現する方法の定義。
Alert Standard Format (ASF)
OSのない環境での遠隔制御と警報インタフェースの定義(例えば、PCのマザーボードコントローラなど)。
Directory enabled networking (DEN)
CIMで管理される要素にLDAPディレクトリがアクセスする方法を定義し、CIMスキーマの一部としてCIMからLDAPへのマッピングを定義している。
Desktop Management Interface (DMI)
最初に定義されたデスクトップ管理標準。CIMなどによる管理技法の発展により、DMTFはDMIの寿命を 2005年3月31日までとした。

CIM関連標準[編集]

DMTF以外で策定された標準として以下のようなものがある。

CIM/WBEM関連製品など[編集]

CIM/WBEM をサポートする製品やオープンソースプロジェクトとして以下のものがある。

  • Windows Management Instrumentation (WMI) - Microsoft Windows での CIM/WBEM の実装
  • SBLIM - Linuxでの CIM/WBEM 実装のオープンソースプロジェクト
  • OpenPegasus - C++ で書かれた CIM オブジェクトマネージャ(CIMとWBEMの中心となるコンポーネント)のオープンソースプロジェクト
  • WBEM Services - Java で書かれた CIM オブジェクトマネージャのオープンソースプロジェクト
  • OpenWBEM - C++ で書かれたもう1つの CIM オブジェクトマネージャのオープンソースプロジェクト

脚注[編集]

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外部リンク[編集]