DARPAグランド・チャレンジ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
DARPAグランド・チャレンジ

DARPAグランド・チャレンジ英語:DARPA Grand Challenge)とは国防高等研究計画局(DARPA)によるロボットカーロボットカーレースである。アメリカ合衆国では防衛上の先進的な課題の解決方法として従来の枠組みにとらわれない手法を求め、このような競技を行い、問題点を洗い出し、解決の糸口を探っている。最初の競技では未舗装路を制限時間内に走破するものだった。2007年11月3日に実施された3回目の競技では市街地を想定したコースが用意された[1]

歴史と背景[編集]

完全な自律型自動車は国際的に多年にわたって開発が行われている。日本では1977年から開発が始まった。ドイツでは(Ernst DickmannsVaMP)、イタリアでは(ARGO 計画)、欧州連合では(EUREKAプロメテウス計画)、アメリカでや他の国でも行われている。

グランドチャレンジは世界初の長距離無人自動車の競技である。他の無人自動車の研究ではより伝統的な商業的あるいは学術的な努力が行われてきた。合衆国議会はDARPAに対して2015年に自立的な無人軍用車の比率を1/3にすべく最初のグランドチャレンジの賞金(100万ドル)の拠出を承認した。2004年に開催された時にはディレクターを勤めるTony Tether博士が、次回の賞金は200万ドルと発表した。2007年のアーバンチャレンジでは第1位、2位、3位にそれぞれ200万、100万、50万ドルの賞金が贈られた。

競技の参加は世界中の個人や組織に対して開かれている。参加者は高校生、大学生、企業、他の組織と多岐に渡る。100以上のチームが最初の年に参加して幾多の技術をレースに持ち込んだ。2年目は195チームが36州と4ヶ国から参加した。

2004グランドチャレンジ[編集]

2004年にモハーヴェ砂漠で開催の最初の競技ではどの車両もゴールまでたどり着けなかった。カーネギーメロン大学のレッドチームが11.78kmまで走った。

2005グランドチャレンジ[編集]

2度目のDARPAグランドチャレンジの競技は2005年10月8日に開催された。5台が完走した。

車両 チーム名 本拠地 所要時間
(h:m)
結果
スタンレー Stanford Racing Team スタンフォード大学, パロアルト, カリフォルニア州 6:54 1位
サンドストーム Red Team カーネギーメロン大学, ピッツバーグ, ペンシルベニア州 7:05 2位
ハイランダー Red Team Too 7:14 3位
Kat-5 Team Gray Gray 研究所, メテリー, ルイジアナ州 7:30 4位
TerraMax Team TerraMax Oshkosh Truck Corporation, オシュコシュ, ウィスコンシン州 12:51 10時間超過、5位
2007年度の競技に参加するために開発された車両

2007アーバンチャレンジ[編集]

3度目のDARPAグランドチャレンジ[2]は"アーバン チャレンジ"として知られ、2007年11月3日に今では閉鎖されたジョージ空軍基地(現在は南カリフォルニア物流空港)で開催された。(Google map).[1] コースは市街地を想定した総延長96 km (60-mile)で6時間以内に完走することが求められた。

6チームが完走した:

Team Name ID# 車両 形式 拠点 所要時間
(h:m:s)
結果
Tartan Racing 19 Boss 2007 シボレー・タホ カーネギーメロン大学, ピッツバーグ, ペンシルベニア州 4:10:20 1位; 平均14 mph (22.53 km/h)で走破 [3][4]
Stanford Racing 03 Junior 2006 フォルクスワーゲン パサート ワゴン スタンフォード大学, パロアルト, カリフォルニア州 4:29:28 2位; 平均約13.7 mph (22.05 km/h)で走破[5]
VictorTango 32[6] Odin 2005 フォード・エスケープハイブリッド バージニア工科大学, Blacksburg, バージニア州 4:36:38 3位; 平均 13 mph (20.92 km/h)で走破[3]
MIT 79 Talos ランドローバー・LR3 マサチューセッツ工科大学, ケンブリッジ, マサチューセッツ州 約 6 時間 4位[7]
The Ben Franklin Racing Team 74 Little Ben 2006 トヨタ・プリウス ペンシルベニア大学, リーハイ大学, フィラデルフィア, ペンシルベニア州 公式資料なし 完走6チームの1つ
Cornell 26 Skynet 2007 シボレー・タホ コーネル大学, イサカ, ニューヨーク州 公式資料なし 完走6チームの1つ

2012年ロボティクスチャレンジ[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b Welcome
  2. ^ "The contest, called the Grand Challenge and sponsored by the Defense Advanced Research Projects Agency, or Darpa, featured both robot collisions and robot traffic jams." John Markoff (2007年11月5日). “Crashes and Traffic Jams in Military Test of Robotic Vehicles”. New York Times. 2008年12月7日閲覧。
  3. ^ a b Carnegie Takes First in DARPA's Urban Challenge | Danger Room from Wired.com
  4. ^ First-Place Finish - Carnegie Mellon University
  5. ^ Stanford Racing Team
  6. ^ The Virginia Tech robot carried number 32 to commemorate the thirty-two people killed in the campus massacre on April 16 2007 [1].
  7. ^ Contact

外部リンク[編集]

報道関係[編集]

いくつかの賞[編集]