Clover Chronicles I

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Clover Chronicles I
b-flowerEP
リリース
ジャンル ネオアコ
時間
レーベル 東芝EMI/スイートスプエスト・レーベル(suite¡supuesto!)
プロデュース 外間隆史
b-flower アルバム 年表
World's End Laundry〜メルカトルのための11行詩〜1993年ミニアルバム Clover Chronicles I
1994年
Grocery Andromeda
1995年
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Clover Chronicles I(クローバー・クロニクルズ・ワン)』は、日本ネオアコバンドである b-flower の4th アルバムで、全7曲からなる初のミニアルバムである。1994年6月8日に東芝EMI(現・EMIミュージック・ジャパン)よりリリースされた。

「新曲、カバー曲、既発表曲のレコーディングによって構成されたベスト盤的内容のアルバム」(ROCKIN'ON JAPAN[1]

プロデュースは、前作から引き続き外間隆史冨田恵一飯尾芳史も続投。

収録曲[編集]

  1. 誕生日(Strings)(2:54)
    • 作詞・作曲:八野英史
    • 1993年作。同年に「Strings」としてアナログ7インチで英国リリースされた。
    • 「好んで(子宮から)出てきたっていう感じではないんですよ。『もう出ざるをえんぞ』っていう感じで"誕生日"っていう曲は出来たんですよ。だからすごく不安なんです。あれは不安の曲で、『生まれ変わった希望の光』とかじゃなくて、『お母さんが笑ってくれたら僕は恐くないよ』っていう不安の曲なんです」[1]
  2. 日曜日のミツバチ(Nothing on Sunday) (3:58)
  3. ペニーアーケードの年(In the Penny Arcade)(3:18)
  4. Dear, 1984年の僕(#1984) (3:27)
    • 作詞・作曲:八野英史
    • 1989年にできた曲。詳細は 1st『ペニーアーケードの年』を参照のこと。
    • オリジナル・バージョンが同アルバムに収録されている。
  5. 冬の最後の雪(The Last Snow of Winter) (4:44)
  6. Both Sides, Now (3:50)
  7. サトウカエデの下で(Under the Maple Tree) (4:12)
    • 作詞・作曲:八野英史
    • 1994年作。「Original Version」が、次作『Grocery Andromeda』に収録されている。
    • 「『とにかく(世界に生まれて)一遍雲の上に上がって状況を見てみよう』っていうのが、あの曲("サトウカエデの下で")で、またそこから降りてきて一体どうなるのかが、自分でも楽しみなんやけど」[1]

クレジット[編集]

参加ミュージシャン[編集]

  • 冨田恵一 : コンピュータ & シンセサイザー・プログラミング、ピアノ、ハモンド・オルガン、キーボード
  • 外間隆史 : シンセサイザー
  • 飯尾芳史 : サウンド・トリートメント

その他[編集]

備考[編集]

  • ジャケット内では邦題で記載されているが、裏カバーでは各曲とも英題で、英語での紹介がなされている。
  • 英語では、「宮大:延々と続くアルトリコーダー」「笹原与志一:アーモンドグリーン色のミキシング」「冬の最後の雪:録音時に雪が降った。音のない言葉のようだった。それも録音した。」など、バンド独特の遊び心が散見される。
  • 2010年現在、廃盤。

脚注[編集]

  1. ^ a b c 文・インタビュー砂上史子、ROCKIN'ON JAPAN Vol.85、ロッキング・オン社、1994年6月、108-113頁

関連項目[編集]

外部リンク[編集]