CTD
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CTDとはConductivity Temperature Depth profilerの略で、電気伝導度、温度、水深を観測する装置のこと。電気伝導度と水温、圧力から塩分を計算する。海洋観測の現場で良く使われる測器の一つ。
アーマードケーブル(電気信号を伝える心線をワイヤーで被覆したケーブル)が届き、測器が水圧に耐える限りの深海まで(CTDだけなら6000m以上)、水温や塩分をリアルタイムで観測することができる。同じフレームにニスキン採水器、DO(Dissolved Oxygen:溶存酸素)センサー、蛍光光度計、濁度計などを取り付け、現場海水の採集、溶存酸素濃度、蛍光(植物プランクトンのクロロフィル量の指標)、濁度などの同時測定を行うことができる。
右の写真では、フレームの下部にCTD、DOセンサー、蛍光光度計が取り付けられ、フレームの上部に灰色の1.5Lニスキン採水器が24本取り付けられている。白く塗装された部分は、CTDを海中に下ろす船のクレーン。
関連項目[編集]
参考文献[編集]
- Processing of Oceanographic Station Data. UNESCO, 1991. ISBN 92-3-102756-5