CMフィラー

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CMフィラー(シーエムフィラー)は、民間放送ラジオ放送(民放ラジオ)におけるフィラー素材のひとつで、コマーシャルメッセージ(CM)枠にあらかじめ挿入するための音楽。「フィラー音楽」、「BGM[1]」とも呼ぶ(BGMといっても、それをバックにアナウンスを流すわけではない)。

概要[編集]

技術的背景[編集]

民放ラジオのうち、ネットワークを通じての放送の場合、キー局送出のタイムCM以外は、基本的にローカル局各社による調達となる。ローカル局側でその枠に放送する素材を用意できない場合があり、かといって空き枠を無音状態にすることは、放送事故不体裁又は無変調)扱いとなる可能性がある。

そこで、その穴埋めとして、キー局からの配信時に、あらかじめ音楽を挿入している。各局は、この枠をローカルCM(パーティシペーション)などに差し替えるか、フィラーをそのまま放送するかを選択できる。

CM枠だけでなく、全国ネット番組内にローカル枠内包する際にもキー局がフィラーを設定するケースがある。

様式[編集]

基本的にCM枠開始1~3秒後に流れ出すが、各キー局により終わり方は様々である(後述)。

使用音楽はインストゥルメンタルが望ましいとされる[1]が、例外もある。

局によっては、ローカルCMの代わりにACジャパンJAROなどの公共広告、放送局の子会社のCM、放送局の番宣スポット、放送局主催・後援イベントの告知、ヘヴィー・ローテーション指定曲などを流すこともある。

番組構成の都合でフィラーの時間が長くなりすぎる場合は、スポットニュース天気予報などをインサートすることがある。

実例[編集]

★ - ネット局向け編集分のみ

JRN[編集]

TBSラジオは、番組が再び始まる7秒前にフィラーをフェードアウトさせており、枠も5秒程余裕を持たせているため、ネット局では無音時間が長くなる(TBSラジオではその5秒を、サウンドステッカーを流して穴埋めするパターンが多い)。

NRN[編集]

ニッポン放送オールナイトニッポンを始めとする生ワイド番組ではかつて(~2020年5月頃まで)、CM枠より10~15秒程長くフィラーを流してそのままフェードアウトしていた。そのため、キー局であるニッポン放送でも末尾が数秒間聞こえていた。この余り時間は、ニッポン放送ではローカルスポンサーを読んでからフェードインさせるための時間であった(ミュ〜コミ+で曜日別の筆頭スポンサーを読み上げるなど)。

ニッポン放送・文化放送テープネット番組では、CM枠が終わる1~3秒前ギリギリでフィラーをフェードアウトさせている。

JFN[編集]

JFNの番組では、CM枠が終わる1~3秒前ギリギリでフィラーをフェードアウトさせている。また、番組内でかけた曲がそのままCMフィラーとなる番組もある。

以下の例は全て生放送。

過去のJFN[編集]

2009年の場合。

独立局[編集]

その他[編集]

脚注[編集]

関連項目[編集]