CANNONBALL RUNNING

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
水樹奈々 > 水樹奈々の作品 > CANNONBALL RUNNING
CANNONBALL RUNNING
水樹奈々スタジオ・アルバム
リリース
ジャンル J-POP
時間
レーベル KING AMUSEMENT CREATIVE
プロデュース 三嶋章夫
チャート最高順位
  • 週間3位(オリコン[2]
  • 週間デジタル2位(オリコン)[3]
  • 2020年度年間80位(オリコン)
水樹奈々 アルバム 年表
THE MUSEUM III
(2018年)
CANNONBALL RUNNING
(2019年)
DELIGHTED REVIVER
(2022年)
『CANNONBALL RUNNING』収録のシングル
  1. 「BLUE ROSE(配信シングル)」
    リリース: 2018年5月19日
  2. WHAT YOU WANT
    リリース: 2018年9月26日
  3. NEVER SURRENDER
    リリース: 2018年10月24日
  4. 「REBELLION(配信シングル)」
    リリース: 2019年1月21日
  5. METANOIA
    リリース: 2019年7月17日
  6. 「FINAL COMMANDER(配信シングル)」
    リリース: 2019年8月25日
  7. 「ALL FOR LOVE/DAYBREAKERS(配信シングル)」
    リリース: 2019年11月25日
テンプレートを表示

CANNONBALL RUNNING』(キャノンボール・ランニング)は、水樹奈々の13枚目のオリジナルアルバム2019年12月11日KING AMUSEMENT CREATIVEから発売された。

概要[編集]

前作『NEOGENE CREATION』から3年ぶりのリリースとなるオリジナルアルバム[4]。 「CANNONBALL RUNNING」というタイトルは、「弾丸のように駆け抜けてきた」という自分自身を表す言葉として、水樹自らが選んだ。2020年に歌手デビュー20周年を迎えるにあたり、「その後も変わらず“走り続けていきたい!”」という気持ちも込められているという[5]

解説[編集]

2曲目の「カルペディエム」は、水樹曰く、アルバムにおいて毎回設定されている「変態曲枠」とのこと。作曲の上松範康に「これまでの上松さん曲にはなかった切り口の変態曲」をリクエストした結果生まれたピアノを基軸にした歌謡ロックとなっている[5]

3曲目の「Love Fight!」は、映画『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』のようなダークファンタジーをイメージしたダンス曲[5]

4曲目の「DAYBREAKERS」は、bilibiliのスマートフォンゲーム『ファイナルギア -重装戦姫-』の主題歌[6]

5曲目の「Knock U down」はTBSテレビCOUNT DOWN TV』の2019年12月度・2020年1月度のオープニングテーマ[7]

6曲目の「BLUE ROSE」はコロプラのスマートフォンゲーム『クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ』内のイベント「メアレスシリーズ」のテーマ曲[8]

8曲目の「WHAT YOU WANT」は、Webアニメモンスターストライク』(第3期アーサー編)のエンディングテーマ。

9曲目の「マーガレット」は、水樹が「まさにやりたかった」というバラード曲で[4]、『NEOGENE CREATION』収録の「絶対的幸福論」のアンサーソングとして位置づけられている。2019年3月に開催したライブ『NANA MUSIC LABORATORY 2019 ~ナナラボ~』にて自身の歌声と楽器一つのみでライブを行った経験を活かしたシンプルなアコースティックバラードとなっている[5]

10曲目の「METANOIA -Aufwachen Form-」はテレビアニメ『戦姫絶唱シンフォギアXV』のオープニングテーマ。本作ではロングイントロバージョンの「Aufwachen Form」(アウフヴァッフェンフォーム)として収録されている。

12曲目の「NEVER SURRENDER」は劇場版アニメ『魔法少女リリカルなのは Detonation』主題歌。

13曲目の「Light Births Shadow」は、プロデューサーの三嶋章夫が「アイドル的な要素のあるキュートな曲を入れたい」として2年前から温めていたという曲で、三嶋曰く「おじさんホイホイ曲」とのことである[5]

14曲目の「REBELLION」は、スクウェア・エニックスのスマートフォンゲーム『叛逆性ミリオンアーサー』の主題歌[9]

15曲目の「UPSETTER」は水樹自ら作詞・作曲を行った。プロデューサーの三嶋から「メジャーコードの応援ソング」という「お題」をもとに製作されたが、この曲の製作時期はラグビーワールドカップ2019の開催時期であり、曲のアイディアが降りてきたのが日本代表対南アフリカ代表戦の日であったという[5]

16曲目の「ALL FOR LOVE」は、2019年11月24日放送の文化放送水樹奈々 スマイルギャング』において水樹は、この曲に出会ったのは「METANOIA」を製作している時期であったが、「デモを聴いて心をわしづかみにされた」というこの曲を「特別なときに形にしたい」として、約半年間暖める形で収録されたと語っている[10]

17曲目の「FINAL COMMANDER -Aufwachen Form-」は、『戦姫絶唱シンフォギアXV』第1話挿入歌および第8話劇中歌。オープニングテーマの「METANOIA」と同じくロングイントロバージョンの「Aufwachen Form」として収録されている。

リリース[編集]

通常盤(KICS-3884)と、ブルーレイまたはDVD(DVDは2枚構成)とフォトブックが同梱される特製BOX仕様の初回限定盤(Blu-ray:KICS-93884、DVD:KICS-93885)がリリースされる。また、初回限定盤には「CANNONBALL RUNNING抽選キャンペーン」の応募用シリアルコードが封入される。あわせて各盤初回仕様にはレコチョク運営のダウンロードサービス「プレイパス」を利用できるシリアルコードが同梱されており、入力することでスマートフォン・タブレット端末にアルバム収録楽曲と初回限定盤同梱DVD/Blu-ray収録映像を無料ダウンロードすることが可能となっている[11]

CD発売と同時にハイレゾ音源でのアルバム配信リリースも行われており、ハイレゾ版限定として「METANOIA」「FINAL COMMANDER」のオリジナル版のハイレゾ音源も追加収録されている[12]

収録内容[編集]

CD[1]
#タイトル作詞作曲編曲時間
1.「Higher Dimension」藤林聖子EFFY太田雅友EFFY
2.「カルペディエム」ヨシダタクミ上松範康藤永龍太郎
3.「Love Fight!」TATSUNE原一博原一博
4.「DAYBREAKERS」藤林聖子光増ハジメ光増ハジメ、太田雅友、弦一徹
5.「Knock U down」水樹奈々、山田竜平山田竜平山田竜平
6.「BLUE ROSE」しほり福田初kikurage石川陽泉藤間仁
7.「Sweet Dealer」あおまふ石川ゆう石川ゆう、TSUDA KEI
8.「WHAT YOU WANT」しほりats-ats-、清水武仁渡辺徹
9.「マーガレット」水樹奈々BOUNCEBACK日比野裕史
10.「METANOIA -Aufwachen Form-」水樹奈々上松範康藤永龍太郎
11.「glitch」中野領太中野領太中野領太
12.「NEVER SURRENDER」水樹奈々加藤裕介加藤裕介
13.「Light Births Shadow」松井五郎ラムシーニ小高光太郎藤井亮太小高光太郎、藤井亮太
14.「REBELLION」しほり高尾奏之介加藤裕介
15.「UPSETTER」水樹奈々水樹奈々藤間仁
16.「ALL FOR LOVE」岩里祐穂吉木絵里子華原大輔吉木絵里子、華原大輔、前嶋康明
17.「FINAL COMMANDER -Aufwachen Form-」しほり上松範康菊田大介
合計時間:
BD/DVD(初回限定盤のみ。DVDは2枚構成。)[13]
#タイトル作詞作曲・編曲
1.「NANA MUSIC LABORATORY 2019 〜ナナラボ〜」  
2.「making of NANA MUSIC LABORATORY 2019 〜ナナラボ〜」  
3.「NANA in Melbourne」  

NANA Music Laboratory 2019 〜ナナラボ〜[編集]

NANA Music Laboratory 2019 〜ナナラボ〜
公演が行われたひめぎんホール
公演が行われたひめぎんホール
イベントの種類 音楽系イベント
開催時期 2019年3月23日
会場 ひめぎんホール
プロデューサー 三嶋章夫矢吹俊郎
来場者数 6,000人
最寄駅 南町停留場
公式サイト
テンプレートを表示

2019年3月23日にひめぎんホールにて昼夜2公演で開催されたスペシャルライブ。「研究室」のコンセプトの元、バックバンド「cherry boys」のメンバーやプロデューサーの矢吹俊郎とのタイマンセッションを軸にしているほか、スペシャルゲストとして早見沙織を招いてのデュエットも披露した。本CD初回限定盤同梱DVD/BDには夜の部の模様を収録。昼の部は全国の映画館でライブビューイングも行われた。

NANA Music Laboratory 2019 ~ナナラボ~
昼の部 夜の部
2019/3/23(愛媛県・ひめぎんホール)
1 Rock Ride Riot (VS 坂本竜太
2 Trickster (VS 北島健二
3 迷宮バタフライ -diverse- (VS 門脇大輔
4 STAND UP! (VS 渡辺格
5 ミラクル☆フライト
6 MARIA & JOKER (VS 藤陵雅裕
7 Mr.Bunny! (VS 松永俊弥
8 Lovely Fruit (VS 福長雅夫
9 奇跡のメロディア (VS 大平勉
10 GUILTY(藤陵雅裕、松永俊弥、福長雅夫、大平勉)
11 少年 (VS 矢吹俊郎
12 Heart-shaped chant (VS 早見沙織
13 POWER GATE New Sensation
14 ETERNAL BLAZE
E01 REBELLION
E02 JEWEL
E03 サーチライト

演奏[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b CANNONBALL RUNNING<通常盤>”. TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード株式会社. 2019年12月31日閲覧。
  2. ^ CANNONBALL RUNNING【初回限定盤/CD+2DVD】”. ORICON NEWS. 株式会社oricon ME. 2019年12月31日閲覧。
  3. ^ 週間デジタルアルバムランキング 2019年12月23日付”. ORICON NEWS. 株式会社oricon ME (2019年12月23日). 2019年12月31日閲覧。
  4. ^ a b 水樹奈々 『CANNONBALL RUNNING』撒いてきた種がすべて実を結んだようなスペシャルな1枚”. Mikiki. タワーレコード株式会社 (2019年12月10日). 2019年12月31日閲覧。
  5. ^ a b c d e f 【水樹奈々 インタビュー】 “CANNONBALL”は弾丸のように 駆け抜けてきた私自身を表す言葉”. OKMusic. 株式会社ジャパンミュージックネットワーク (2019年12月11日). 2019年12月31日閲覧。
  6. ^ “水樹奈々、新ALから「DAYBREAKERS」「ALL FOR LOVE」先行配信開始”. Billboard Japan (株式会社阪神コンテンツリンク). (2019年11月25日). https://www.billboard-japan.com/d_news/detail/82415 2019年12月31日閲覧。 
  7. ^ “KinKi Kids 7日放送『CDTV』出演 女性声優ソロ特集で逢田梨香子も”. ORICON MUSIC (株式会社oriconME). (2019年12月5日). https://www.oricon.co.jp/news/2150299/full/ 2019年12月31日閲覧。 
  8. ^ “水樹奈々さんが歌う『クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ』「メアレス」シリーズテーマソングがデジタルリリース決定! 配信スケジュールも公開”. アニメイトタイムス (株式会社アニメイト). (2018年5月14日). https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1526260114 2019年12月31日閲覧。 
  9. ^ “水樹奈々、「REBELLION」を自身の誕生日である1月21日にデジタルリリース”. マイナビニュース (株式会社マイナビ). (2019年1月17日). https://news.mynavi.jp/article/20190117-758166/ 2019年12月31日閲覧。 
  10. ^ 水樹奈々、新曲「ALL FOR LOVE」を語る!「半年あたためて『今しかない!』ということで」 『スマイルギャング』”. 文化放送公式ホームページ. 株式会社文化放送 (2019年11月27日). 2019年12月31日閲覧。
  11. ^ 水樹奈々、ニューアルバムより新曲 「Knock U down」試聴動画&収録内容の全貌を公開,OKMusic,2019年11月18日
  12. ^ CANNONBALL RUNNING | キングレコードのハイレゾオーディオカタログ
  13. ^ CANNONBALL RUNNING [CD+Blu-ray Disc+スペシャルフォトブック]<初回限定盤>”. TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード株式会社. 2019年12月31日閲覧。

外部リンク[編集]

CANNONBALL RUNNING特設サイト