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butaji

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
butaji
出身地 日本の旗 日本 東京都板橋区[1][2]
ジャンル
職業 シンガーソングライター
担当楽器
レーベル SPACE SHOWER MUSIC
共同作業者
公式サイト butaji(ブタジ)|SPACE SHOWER MUSIC

butaji(ブタジ)は、日本のシンガーソングライター[6][注釈 1]東京都を拠点に活動する[7]

ライブでは弾き語りを始めバンド、デュオなどさまざまな形態で演奏する[6]。トラックメイカーの荒井優作とのユニット・butasakuとしても活動している[8]

経歴

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幼少期、クラシック音楽に影響を受け作曲を始める[6]

友人であるバンド、ペンネンネンネン・ネネムズのスタッフを2012〜2014年頃に務める[9]。同バンドの作品に演奏やコーラスで参加。

2015年に1stアルバム『Outside』をリリース。

2018年に2ndアルバム『告白』を発表。

2021年に3rdアルバム『RIGHT TIME』を発表し、「APPLE VINEGAR - Music Award - 2022」を受賞した[10]

同年にドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』主題歌「Presence」をSTUTSと共作[11]。同曲は第108回ザテレビジョンドラマアカデミー賞ドラマソング賞[12]東京ドラマアウォード2021主題歌賞を受賞した[13]

2022年にはドラマ『エルピス-希望、あるいは災い-』のエンディングテーマ「Mirage」をMirage CollectiveにおいてSTUTS長澤まさみ、YONCE(Suchmos)、長岡亮介ハマ・オカモトらと共に制作。同曲で12月23日(金)、『ミュージックステーション』に出演した。

活動形態

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  • butaji(ソロ)
  • butaji(バンドセット) - Gt.樺山大地/Ba.山本慶幸/Key.坂口光央/Dr.岸田佳也
  • butasaku - butajiとトラックメイカー荒井優作からなるユニット[8]
  • 青い果実(aokaji) - METEOR、KYN、butaji からなる3人組ユニット[14]
  • 喝采 - ソーシキ博士、butaji、伊藤暁里(Taiko Super Kicks)からなるテキストサイト。飲み歩きながらの3人の雑談が記録されており、時折イベントも開催されていたが、現在はこの形態での活動は休止している。
  • はかブタラジオ - 喝采のうちソーシキ博士とbutajiを基本メンバーとして行われるラジオ。2022年2月17日まで毎週木曜日20時にYouTubeなどを通して放送されていたが、2月27日の「喝采アウトドア報告会」を一つの結実として、現在は定期的な放送を休止している。
  • 遠い街 - butajiが作曲と歌唱、テクノラップバンド「チミドロ」のリーダー・ スズキナオが作詞を行うユニット。

ディスコグラフィー

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スタジオ・アルバム

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発売日 タイトル レーベル 規格品番 収録曲
1st 2015年8月 Outside P-VINE PCD-93935 全10曲
2nd 2018年7月 告白 P -VINE PCD-24743 全9曲
3rd 2021年10月 RIGHT TIME SPACE SHOWER MUSIC PECF-1186 全10曲
2022年04月 PEJF-91040 (LP盤)
4th 2025年3月 Utsukushigaoka - 全7曲

その他のアルバム

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発売日 タイトル 名義 レーベル 規格品番 収録曲 備考
2013年9月 シティーボーイ☆ butaji - - 全10曲 自主制作盤のアルバム。
2018年1月 AOKAJI 青い果実 VYBE MUSIC 4526180436515 全11曲 METEOR、KYN、butaji からなる3人組ユニット「青い果実」のアルバム。
2022年3月 forms butasaku RIGHT PLACE / JET SET (JPN) JSLP184 全11曲 トラックメイカー荒井優作とのR&B/ambientユニットbutsakuのアルバム。
2022年12月 Mirage Mirage Collective SPACE SHOWER MUSIC PECF-5006 全11曲 STUTSがプロデュースを手掛ける音楽集団「Mirage Collective」によるドラマ主題歌。
2022年12月 forms Remixes & Covers butasaku - - 全12曲 前述「forms」に多数のミュージシャンが参加したリミックス・カバーアルバム。

シングル・EP

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発売日 タイトル 名義 レーベル 規格品番 収録曲 備考
2013年6月 四季 butaji - - 全5曲 自主制作盤のEP。
2015年7月 探偵物語 入江陽とbutaji P-VINE PCD-4632 全6曲 歌謡ソウルシンガー入江陽とポップマエストロbutjaiによる共作EP。
2018年12月 遠い街 KOTOSARA PUBLISHING KTSR-001 全3曲 butajiが作曲と歌唱、テクノラップバンド「チミドロ」のリーダー・ スズキナオが作詞を行うユニット「遠い街」の1stEP
2019年12月 中央線 butaji butaji BTJ1001 全2曲
2021年1月 acception butaji FRIENDSHIP - 全2曲
2021年4月 free me butaji SPACE SHOWER MUSIC - -
2023年2月 everywhere butaji SPACE SHOWER MUSIC - -
2024年6月 True Colors butaji SPACE SHOWER MUSIC - - METの制作途中だったというトラックに、butajiとSSW・Flower.farが「セクシャリティ、そしてナショナリティを越えた自由」をテーマにそれぞれの自由な解釈をメロディとリリックに落とし込んだ1曲[15]
2024年7月 stay here butasaku Right Place - -

映像作品

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2015年
  • ”サンデーモーニング”ミュージックビデオ公開。
2016年
2018年
  • ”I LOVE YOU”ミュージックビデオ公開。「EYES」同様、映画『息を殺して』、『恋につきもの』、『泳ぎすぎた夜』などを手がけた五十嵐耕平が監督[16]

脚注

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注釈

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  1. ^ Pヴァインの公式サイトにおけるアーティスト情報では「藤原幹によるソロ・ユニット」と紹介されている[7]

出典

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  1. ^ 渡辺裕也『美声を操る音楽家・butaji、家から抜け出しその歌を全ての街へ』(インタビュアー:渡辺裕也)、CINRA、2015年8月28日https://www.cinra.net/article/interview-201508-butaji2024年1月9日閲覧 
  2. ^ パリッコ (2019年7月9日). “シンガーソングライター・butajiさんの暮らす街「駒込」【教えて!あなたの街の飲み心地】”. SUUMOタウン. リクルート. 2024年1月9日閲覧。
  3. ^ 入江陽とbutaji、大谷能生も魅了した歌謡ソウル歌手と気鋭ポップス・メーカーがコラボEPをリリース”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク (2015年6月18日). 2024年1月9日閲覧。
  4. ^ a b TakakuDaiki『「僕がポップスを作る理由はそこにある」 butajiの最新作『RIGHT TIME』が探る、対話の可能性』(インタビュー)、TURN、2021年10月7日https://turntokyo.com/features/butaji-right-time-interview/2024年1月9日閲覧。「石橋英子やtofubeatsら盤石のゲスト・ミュージシャンと共にフォーキーなサウンドからバンド・アレンジ、エレクトロニクスまで自在に操りながら...」 
  5. ^ a b butajiと荒井優作によるアンビエントR&Bユニット、butasakuの1stアルバム「forms」が本日リリース”. Qetic (2022年3月16日). 2024年1月9日閲覧。
  6. ^ a b c butaji(ブタジ) | SPACE SHOWER MUSIC”. SPACE SHOWER MUSIC (スペースシャワーミュージック). 2023年11月20日閲覧。
  7. ^ a b アーティスト情報 - P-VINE
  8. ^ a b 天野龍太郎「butasakuの〈良いことの報せ〉――butajiと荒井優作のアンビエントR&Bユニットが初アルバム『forms』をリリース」『Mikiki』タワーレコード、2022年3月18日。2023年12月17日閲覧。
  9. ^ Podcast #479/【ゲスト】butaji|radioDTM”. radioDTM (2018年8月22日). 2025年2月20日閲覧。
  10. ^ APPLE VINEGAR - Music Award -”. APPLE VINEGAR - Music Award - 2022. 2023年11月20日閲覧。
  11. ^ 実験的なドラマの主題歌はどう作られた?STUTS×butajiが語る、共作の妙(2021年11月24日)、BRUTUS、マガジンハウス、2023年11月20日閲覧。
  12. ^ 第108回ドラマアカデミー賞”. ザテレビジョンドラマアカデミー賞. ザテレビジョン. 2023年11月20日閲覧。
  13. ^ “「大豆田とわ子」の「Presence」が東京ドラマアウォード主題歌賞、STUTSが喜びのコメント”. 音楽ナタリー (株式会社ナターシャ). (2021年10月27日). https://natalie.mu/music/news/451158 2023年11月20日閲覧。 
  14. ^ 3人組ユニット「青い果実」って何者? HIPHOPやシティポップが融合した名盤”. KAI-YOU.net | POP is Here . (2018年2月5日). 2023年11月20日閲覧。
  15. ^ butaji × Flower.far × MET、「自らを愛する喜び」を称えるコラボ曲“True Colors”配信” (2024年6月26日). 2025年3月24日閲覧。
  16. ^ butaji、新作より五十嵐耕平が手がけた「I LOVE YOU」MV公開 曽我部恵一、磯部涼らからのコメントも - Spincoaster (スピンコースター)” (2018年7月13日). 2025年4月26日閲覧。

外部リンク

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