BOY (漫画)

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本来の表記は「BØY」です。この記事に付けられた題名は、技術的な制限により、記事名の制約から不正確なものとなっています。
BØY
ジャンル 少年漫画ヤンキー漫画
漫画
作者 梅澤春人
出版社 日本の旗 集英社
掲載誌 週刊少年ジャンプ
レーベル 日本の旗 ジャンプ・コミックス
台湾の旗 熱門館(大然文化)
台湾の旗 旋風館(尖端出版)
発表号 1992年50号 - 1999年9号
巻数 全33巻
アニメ:HARELUYA II BØY
原作 梅澤春人
監督 江上潔
シリーズ構成 今川泰宏
キャラクターデザイン 岸田隆宏
音楽 小林信吾
アニメーション制作 トライアングルスタッフ
製作 BØY製作委員会読売広告社
放送局 テレビ東京
放送期間 1997年4月7日 - 9月29日
話数 全25話
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画アニメ
ポータル 漫画アニメ

BØY』(ボーイ)は、梅澤春人による日本の漫画作品、およびそれを原作とするテレビアニメ作品。『週刊少年ジャンプ』(集英社)に1992年50号から1999年9号まで掲載された。全33巻、文庫版全20巻。

概要[編集]

梅澤の前作『HARELUYA』のキャラクターおよび物語設定を改変した読切漫画[1]として、『週刊少年ジャンプ』43号に掲載。これが好評であったため、同年同誌50号より連載が開始された。

タイトルロゴ「BØY」の上には小さく「HARELUYA II」と記されている。また、ロゴの下には「――ボーイ――」が添えられているが、これらはタイトルの一部ではない[2]。タイトルはロックンロールバンドのBOØWYが元になっている。

あらすじ[編集]

私立楽園高校に通う1年生日々野晴矢は、世界征服の野望を持つ一度怒らせると止められない無敵の男。晴矢の下僕(友達)の岡本清志朗は画家志望、同じく下僕(友達)の一条誠はロックに命を掛けるバンドマン。そんな熱いヤツらが起こす数々のドタバタ劇が繰り広げられる。

作中の時代背景[編集]

作品内の時代について、晴矢が入学した当時は1992年に設定されている。これは、入学後に新規オープンしたお好み焼き屋「らりるれろ」[3]の窓に「SINCE1992」と表記されていることから確認できる。

連載が進むにつれ、1992年当時には存在しなかった風俗などが描かれていくようになった。例を挙げると、1996年頃に流行したコギャルファッションの女性キャラのナオミ(後述)や携帯電話が登場しており、他の登場人物のファッションもその時代の流行を取り入れたものに変化している。背景などにも1992年当時、販売されていなかった車が描かれている。

物語最末期で晴矢達は2年生に進級し、雨宮達が高校に入学したことで1年が経過(1993年に移行)したことが判る。

登場人物[編集]

主要人物[編集]

日々野晴矢(ひびの ハレルヤ)
声 - 三木眞一郎
主人公。
私立楽園高校1年5組→2年生の男子生徒。16歳→17歳。世界征服の野望を持ち、仲間や友人を「下僕」と称する傲岸不遜な性格で、一人称は「オレ様」。自分に歯向かう相手には容赦しないが、弱い者いじめはしない。女性や子供に対しては比較的軽めに返す。
恐怖概念を持っていないらしく、どんなに凶悪で凶暴な相手であろうと、例え本物のを目の前に突き付けられようと、全く怖れる様子がないどころか逆に相手を挑発して煽り立てるのが趣味。とんでもないお調子者でイタズラ好き。反面、口には出さないが人一倍仲間思いで、清志郎や一条などの親しい友人や仲間を傷付けた者、私利私欲のために他者の夢や努力を馬鹿にする行為は絶対に許さず、特に保健医の山ノ上春香を傷付けた相手に対しては激昂する。自分だけでなく他人の夢も大切にする為、清志郎らをはじめとして自身の長所を理解する者達からの信頼は厚い。目上の人間にも平気でため口で会話するが、山ノ上にだけは頭が上がらず、彼女から注意を受けて禁酒している。健全な男子でもあり、繊細かつ奥手で純情。基本的には女性の顔は殴らない。マジョガク編では、ザコのスケ番相手には頭突きやくすぐりで対応していた。
友人である一条のことを「むっつりスケベ」と呼んでつっかかるなど、事あるごとに口喧嘩しているものの、パートナーとして敵と共闘するシーンが多く、お互いに信頼している。
世界征服が野望であるものの、作中では「金がない」を理由に一度も日本から出ていない。記憶力が悪く、5桁以上の数字が嫌いで頭痛がする。
口癖は「無敵」・「これが日々野晴矢様の実力じゃ!」と「うるァー!」[4]
背中とジャケットの間には、ふしぎな空間・四次元背中がある。主に出てくるのはバットとフライパン、時には体育館の仕切りネット・カニ鍋一式・ボウリングのマイボールなど数多い。必殺技は、素手で金属バットを曲げる秘奥義「金属バット曲げ」や、どんな相手でも全て自白させ、かつ女性相手でも容赦なく失禁させる秘奥義「くすぐり地獄の刑」などだが、基本的にネーミングセンスはデタラメかつ見た目通りである。
格闘技や武術は一切習ったことがないが、子供の頃からケンカばかりしてきた[5]。楽園高校入学式当日にシメに来た2年生(揉山の子分)を返り討ちにし、入学初日から停学処分を受ける。
お好み焼きやラーメンが好物で、いつもそれらを食べている。それらを頼み事の報酬や誤解の謝罪として相手に要求することもある。
マイク以上の超最大音声を持つが故に、ロックボーカルの才能がある。一条のライブハウス「エデン」でのみ復活したFIRE GUNSのボーカルとして採用した。晴矢自身は、ドラムをやりたがっていたようで、椎名のドラムセットを奪って叩いていたが、全くの素人であったためにろくに演奏できていなかった。物語のラストで一条から正式にバンドに誘われ、一度は「俺様は世界征服で忙しい」と断るも「音楽でも世界征服は出来るんだぜ」の言葉を聞き誘いを受け入れた。
キャラクターの原型は、前作『HARELUYA』の主人公「ハレルヤ」(人間時の名前は「日々野晴矢」)。しかし、父親の怒りで地上に落とされて神の力を失い、ひ弱な人間に成り下がっていた前作とは対照的に、本作の晴矢は生身の人間でありながら無敵といってよいほどの強さを誇っている。
また、前作とは違って、口数は少なく、心の内面に関する描写がほとんどなく、彼が一体何を考えているのか分からない面がある(作中に登場する敵キャラ達も、晴矢が何を考えているのか全く分からず戸惑うシーンも多い)。
一条誠(いちじょう まこと)
声 - 有馬克明
楽高に通う1年5組→2年生の男子生徒。16歳→17歳。渾名はムッツリスケベ(晴矢限定)。晴矢のライバルでクラスメイト。普段は口喧嘩が多いが、強敵との喧嘩では互いに協力して戦っている。
布袋中学に通っていた時代は神崎とに明け暮れ、自身も非常に強かったために恐れられていたが、ロックに魅せられて足を洗った。風間憂作や君島祥子とも中学かそれ以前の仲。伊部麗子とは一応恋人同士。
ロックに目覚めてからは、FIRE GUNS(ファイヤー・ガンズ)という3人組ロックバンドを結成し、ボーカルギタリストとしてライブハウスで活動、「ツッパルのはステージの上だけ」と自分に誓う。バンド名の由来は「冷めた奴らの魂に火をつけてやる」から。当時のメンバーでは彼が一番の人気者らしい。神崎に脅されたバンド仲間に裏切られたために解散状態に陥るが、サポートメンバー2人を迎えたFIRE GUNSの復活ライブを行うことを考える。レコード会社の人も来るほど注目されていた。マッドサタンの妨害に遭ったためにライブ開始が遅れ、レコード会社の人が帰ってデビューへの道は消えるが、本人は観客の為だけに演奏できることを喜んで気にしなかった。
ベースに雨宮、ドラムに椎名、晴矢をボーカルに迎えたFIRE GUNS復活ライブをライブハウス「エデン」で行い、葦怒(アシド)高校の連中を叩きのめし、ライブとしても成功する。それがきっかけで、2年生に進級後、晴矢・雨宮・椎名の4名で本格的にバンド活動を行う。バンド名を変更しようとしたが、DALIマスターから「いい名前だから」で止められたため、「FIRE GUNZ」と変えた。
中学時代の悪名が、楽高入学後も不良界に広く知れ渡っている。
特技はギターのピックを投げつけることであり、その威力はスチールの下駄箱に突き刺さる。
大型二輪免許はないがカワサキ・ゼファーを所有し、『マッドマックス』でやっていたマックスターンを得意するが、この技はタイヤが極端に擦り減るため、本人はあまりやりたがらない。自動車運転もでき、また飲酒もする。
登場初期、普段はウェーブがかったセンター分けのセミロングで、バンドとして活動する際は髪を立てていた。ミリオン編辺りから、やや茶髪気味のストレートロングヘアー。一時的に、太郎の行っているゲームの囮となるために金髪を立てていた。連載終盤になると、それにパーマをあてたような趣きになった。
マジョガクの伊部麗子とは付き合っているのかは不明だが、相思相愛であり、よく一緒にいる。
キャラクターデザイン(黒髪を立てた姿)は前作『HARELUYA』の「氷室真志」が元になっている。
岡本清志朗(おかもと きよしろう)
声 - 上田祐司
フランスに行き、画家になることを夢見る楽園高校1年生の男子生徒。16歳→17歳。楽高で晴矢と初めて友達になった人物。一条や山奈みちるとも友人である。1年5組。
普段は大人しいが、常に自分や仲間の夢を大切にし、正義感が強く、やる時はやるタイプ。小柄ながら、工事現場のバイトをしているためか、筋力が見た目以上にある。
事実、渡仏資金のために工事現場で力仕事を有するアルバイトをしており、工事現場の大人達からは頑張っているとして信頼されている。
みちるとは恋仲、最終回間際で念願のフランスへ旅立つ。親は画家になることを反対しており、渡仏の際の見送りにも姿を現さなかった。
前作『HARELUYA』から登場しているが、髪型はやや異なる。
山奈みちる(やまな みちる)
声 - みうらうらら
楽高に通う高校1年生→2年生の女子生徒。16歳→17歳。ヒロインの1人。
晴矢たちとは友人。1年1組。将来の夢はジュエリーデザイナーになること[6]で、初登場時は路上で手作りのアクセサリーを売っていた。アクセサリーの技術は、兄として尊敬する人(アニキ)から習った。晴矢・岡本と話している途中でアニキの形見をキラーにひったくられるが、晴矢がそれを取り返し、揉山を通して返された後(取り返したのはいいが傷だらけになり、直接返せなくなったため)、晴矢達と友達になる。以後岡本に好意を寄せ、連載終盤では岡本と両想い。敵キャラに目を付けられやすく、何度も酷い目に遭っている。作中で原付免許を取り、アニキのベスパを引き継いだ。
初期は大人びた外見で男言葉を使っていたが、連載が進むと幼い顔立ちで描かれるようになり、今時の女子高生風の口調に変化していった。
北原俊太朗(きたはら しゅんたろう)
声 - 立木文彦
通称ボブじいさん。似顔絵などで日銭を稼ぐホームレスの老人で、年齢は70歳前後[7]。かつては偉大な画家であったが、今では地位名誉戸籍も捨て、路上生活を営んでいる。
サングラスをかけ、長いあごひげ、白髪のドレッドヘアー、派手なヒッピーファッションが外観上の特徴。
画家だった頃、フランスに妻(マリアンヌ)がいた。病床に臥せっていた妻の傍らで彼が描いた絵は、完成を待たずマリアンヌが息を引き取ったため、彩色が完了していなかったが、「未完の情景」と名付けられたその絵は美術界から莫大な価値が認められる。心無い者によってマリアンヌの墓から暴かれ、絵を取り返す際、犯人の画商に重傷を負わせてしまう。妻の平穏な眠りを願い、かつ「未完の情景」に纏わる騒動を嫌った北原は、単身「未完の情景」を携えて帰国し、日本で路上生活者として生きることを決める。岡本は彼の人柄と絵画の技術に惚れ込み、日本にいる間に弟子入りする。
ピカソ
声 - 佐々木菜摘
ボブじいさんの相棒であり猫。知能が非常に高く、危機に陥った人々を救うため、的確な処置ができる。
揉山正象(もみやま しょうぞう)
声 - 梁田清之
私立楽園高校3年生の男子生徒で、30歳から40歳ぐらいに見える老け顔の18歳→19歳。その為か、一条や日比野から「オッさん」・「ダンナ」・「モミー」などと呼ばれている。必殺技は拳を瞬間的に3発繰り出す「トリプルパンチ」。当初は楽高番長だったが、晴矢の停学明け初日に子分ごとやられる。そのような経緯から、当初は晴矢を陥れようと色々と小細工を弄することもあったが、ことごとくやられた。愛車はシボレー・インパラだが、何度も晴矢のアシ代わりにされたり、破壊されたりしている。不良連中に対して顔が広く一般的な不良では知り得ない様な深い情報まで掴んでおり、晴矢たちにその情報を教えることにより重要な存在となっている。番長の座を失った後も、数人ほど子分がいる。学年末試験での不正行為が発覚したため、晴矢たちが高校2年生に進級した際は、強制的に留年した。妹(静花)を溺愛している。父親似。
女性に弱く、彼女らを見るとラブリーと口走る。少し卑怯かつ器が小さいが、家族想いであり、仲間や身内の危機は無視できない等人情に厚い一面も持つ。前述のスケベかつセコい性格に加え、初会の敵対時以外にも事あるごとに晴矢にボコボコにされたりと格好悪いシーンが多いため弱く思われがちだが、1人でチンピラ3人を軽く倒した魅上明を追い詰めるなど、実際の戦闘力はそれなりに高い。楽高野球部を闇討ちする肩繰高から本城勇一を連れて逃げて晴矢の教会に逃げ込んだ際、肩繰高の本性をその場にいる者たちに話したが、本城にだけは明かさないように促していた。本城とは中学時代の部活仲間であり、当時捕手を務めていたため、肩繰高との野球戦では途中からマスクを被る。元々本人は三塁手志望だった。アニメ版では捕手として先発したが、体力が限界に達したため、試合終盤で本城にマスクを託している。雨宮と庄野の会話によると表向の番長とされており、一条と日比野は裏番長とされている。
伊部麗子(いぶ れいこ)
声 - 鶴ひろみ
摩天学院高校(旧摩天女学院高校、通称マジョガク、またはクロジョとも。)の3年の女子生徒で、学園のスケバンたちを束ねる女首領。18歳→19歳。ヒール→ヒロインの1人。
木製バット2本を折る蹴り技とトリカブト毒を仕込んだダーツと指輪が必殺技。日本人離れ、女子高生離れした風貌、胸の間に携帯電話や映画のチケットを入れられるほどの巨乳モデル体型を持ち、派手な服装を好み、好色な性格。初登場時は悪役であり山奈のベスパを盗んだり、愛原めぐみに売春を強要するなどして苦しめていた。その後、一連の騒動を経て一条にベタ惚れし改心。以降は、一条の味方として晴矢たちと共闘し、リアルゲーム編以降は完全に仲間となった。
本来は明るく無邪気な性格で、手下(キョーコ、ミナヨ)とよくつるんでいる。下手な男より腕っ節は強く、彼女の本気の上段回し蹴りをまともに喰らえばバラキさえ倒される威力らしい。一条が大好きで、最終的には相思相愛の仲となっている。
手先は器用で、太郎に誘われてのリアルゲームでは、自分でコスプレ衣装(太郎がハマっていた格闘ゲームのヒロインの衣装)を作っていた。マジョガクを卒業後、SMクラブに女王様役のアルバイトとして就職する。
雨宮拓矢(あまみや たくや)
楽園北中学の3年生→私立楽園高校1年生の男子生徒。15歳→16歳。自称「ロッンローラー」の超お調子者。垂直跳びで床上3mほどの天井に頭をめり込ませることができる。FIRE GUNSの一条の大ファン。
最初の頃はその気持ちをうまく受け入れることができなかったが、FIRE GUNS復活ライブでその気持ちに気づき、椎名幹、他の友人二人と共にバンドを組んでいた。ギタリストだったが一条にベースの才能を見抜かれ、ベーシストに転向。晴矢とは犬猿の仲。森下に惚れていた。
椎名幹(しいな まさし)
雨宮と同じ楽園北中学の3年→私立楽園高校1年生の男子生徒でバンド仲間、ドラマー。15歳→16歳。無口で滅多に喋らない。雨宮と共にFIRE GUNSに入る。素手でドラムを叩くのが得意技(レッド・ツェッペリンのドラマー、ジョン・ボーナムを神と崇めており、ドラムを素手で叩くパフォーマンスはボーナムの技)。
山ノ上春香(やまのうえ はるか)
楽園高校の保健医の女性教師。23→24歳。ヒロインの1人。交通事故で家族を失っている。警察官の父と消防士の兄を家族に持っていた影響で、正義感や責任感が人一倍強く、悪意ある人間や悪い行いを決して許さない一方、極度のお人好しで、幾度か敵に拉致されては酷い目に遭わされている。
キャラクターデザインと性格などは、前作『HARELUYA』のヒロイン「シスター・クリス」を原型としており、晴矢とは微妙な交際関係になっている。
日々野晴霽(ひびの はればれ)
声 - 松尾銀三
晴矢の父親で山の上教会の神父。見た目は禿頭に白ヒゲの温厚な老人だが、騙されてクスリを服用した沢村の体から薬を抜いたり、並みのチンピラならやられる晴矢の飛び蹴りを簡単に避けたりするなど、身体能力や身につけている技術には神父らしかぬところがある。
町内の人たちからも信頼は厚い模様。
キャラクターの原型は、前作『HARELUYA』に登場した、ハレルヤの父親である「神様」。

各編の主要人物[編集]

沢村ナオキ(さわむら ナオキ)
一条のファンである中学生の少年。
神崎に一条も愛用していると騙されて麻薬漬けにされていたが、一条と晴矢に救出され晴霽に薬を抜かれて立ち直る。それ以降もFIRE GUNSのライブがあるごとに入場し、潰そうとする輩がいると知ればアメフト防具などで武装する。
森山(もりやま)、カズ
声 - 有沢俊浩吉田孝
一条のバンド仲間で、ベーシストの森山とドラマーのカズ。一条からFIRE GUNSのサポートを頼まれ、ライブハウスに向かっていたが、マッドサタン(後述)に拉致される。
マスター(DALI)
一条のいるFIRE GUNSがよくライブを開くライブハウスの店主。サルバドール・ダリを彷彿とさせる口ひげが特徴。
マスター(おでん屋)
ボブじいさんがよく通うおでん屋屋台の店主。かつて心臓発作で倒れたところをピカソとボブじいさんに救われたことから、恩義を感じている。
本城勇一(ほんじょう ゆういち)
声 - 結城比呂
楽高野球部の主将で捕手。3年生の男子生徒。18歳→19歳。2年生の時に強打者としてチームを牽引し、メンバーと甲子園を目指して予選の決勝に進出するが、野球賭博に絡んでいた対戦相手の肩繰高野球部の氷堂達に妨害され、夢を絶たれる。目の下に傷があり、それは当時の乱闘でついたもの。晴矢の事を当初は「バットを喧嘩の道具に使う不良」[8]と嫌っていたが、肩繰高野球部に襲撃された際に助けられた事で和解する。アニメ版では主将ではなく、ポジションも三塁手に変更されているが、肩繰高野球部との試合終盤で揉山に代わってマスクを被る。
君島祥子(きみしま しょうこ)
一条の初恋の相手だったが、思いを告げられずに終わった親友の1人。布袋中学の元スケバンで獄瞑(ごくつぶ)市内の高校に通う。一条のことを「マコっちゃん」と呼ぶ。憂作の恋人でもある。
風間憂作(かざま ゆうさく)
一条の不良時代からの親友。布袋中学出身。中学時代、一条にバイクの運転技術やマックスターンを教え、一条と一緒に「ニトロブラッズ」という名のバイクチームを旗揚げした。獄瞑市内の高校に祥子と共に進学し、自動車整備工場で整備士の勉強をしている。冷静な性格だが、祥子が友達をチンピラから庇って顔を見せたくない怪我をした際には元凶である蛇沼に喧嘩を売り、一発で気絶させるなど激情家の面を見せた。ミリオンの後ろ盾を得た蛇沼に足を撃たれて入院している最中、今度はミリオンに命を狙われるようになる。晴矢と一条の活躍でミリオンが壊滅したことで、ミリオンの脅威から解放された。かつて神崎に喧嘩を売った時の一条の表情を覚えており、一条がナンバー1を追い詰めた際には、その時のことを思い出した。
赤川順平(あかがわ じゅんぺい)
新設校「私立紫怨(しおん)高校」の1年生→2年生の男子生徒。16歳→17歳。亡き兄の夢である「ラスベガスで一発当てる」というアメリカンドリームを引き継ぐ為、亡き兄の遺産の隠し場所が描かれた地図の入ったドラゴンジャケットを黒崎から取り返してもらうよう晴矢たちに依頼する。晴矢からは「チャパツ小僧」と呼ばれた。ドラゴンジャケットを取り戻し、神社にある2人だけの秘密の場所に隠されていた遺産も手に入れるが、兄との本当の宝物(車やロボットの玩具)も見つけたことから兄の夢ではなく自分の幼い頃からの夢を叶える道を選び、遺産も神社に寄付した。
家族は兄と父親が登場。兄は超が付くほどのギャンブラーで莫大な借金を作りながらも1000万円を手に入れるが、その直後に亡くなる。ギャンブルバカではあったが、そのお金で順平にお好み焼きをご馳走することもあった。父親はギャンブルで運を使い切って亡くなった長男の亡骸と対面した際、順平の見ている前で初めて涙を流した。
愛原めぐみ(あいはら めぐみ)
声 - 半場友恵
山奈みちるの中学生時代の後輩の女子生徒。親の離婚をきっかけに、学校をサボって街で適当に遊んでいた。ある日、不良に絡まれたところを伊部達に助けてもらい、彼女達と知り合い遊んでいた。伊部達にヌード写真を無理矢理撮られ、それをネタに山奈のベスパを盗ませたり、果てには売春するよう脅される。
青木(あおき)
雨宮の先輩でライブハウス「エデン」の現店主。元々ライブハウスは父親が経営していたが、鮫島率いる葦怒(アシド)高校のバンドを追い出したことで連中に逆恨みされた。父親が経営を退いて引き継ぐも、葦怒高校の連中に嫌がらせを受けて、閉店の危機にある。一条は雨宮の頼みでFIRE GUNS復活ライブをこの「エデン」でやることに決め、後に最終話での晴矢ボーカルデビューへの伏線となっていく。
揉山静花(もみやま しずか)
声 - 白鳥由里
正象の妹で、夢殿(ゆめどの)学院高校の1年生→2年生の女子生徒。16歳→17歳。母親とそっくりの美人で、揉山家の家族写真を見た晴矢と一条に「遺伝子が混ざらないことがあるんだな」と言わせるほど、兄妹は容姿も性格も似ていない。
夢殿学院の学園祭では実行委員をしていたが、魅上に目をつけられ拉致されそうになる。実際に助けたのは兄の正象であったが、晴矢が自分だと嘘をついたため、彼にお礼を言うため楽高に来る。
桃山太郎(ももやま たろう)
声 - 柊美冬
ゲームの好きな小学5年生→小学6年生の男子児童。11歳→12歳。格闘ゲームのみでは飽き足らず、実際に人にケンカさせて観客の小学生達に有料で見物させていた。非常に「マセガキ」であり、自分がトランシーバを通して操るキャラが次々と相手を倒していくことで自分も強いと勘違いしていた。当初は伊部と組んで街の不良を相手にしていたが、太郎が偶然に晴矢・一条を敵として連れてきたために伊部からコンビ解消を通告される。代わりに荊木・ナオミ・シンジの3人を見つけてバトルを再開するが、最終的に3人に裏切られ、彼らを倒した一条達と和解する。
森下由紀(もりした ゆき)
雨宮・椎名の通う楽園北中学の後輩で2年生→3年生の女子生徒。14歳→15歳。不良に絡まれているところを雨宮が新品のギターを犠牲にして助けた。後に椎名に一目ぼれする。椎名と二度目のデート後に沖縄に引っ越す。
姫乃木彩(ひめのぎ あや)
花魁高校3年生の女子生徒。18歳→19歳。たまたま街で出逢った鬼頭との間に1児(ユウキ)を産んだが、彼の凶暴な計画を知ったあとはユウキを連れて鬼頭の下から逃げ出し、晴霽の教会にユウキを置いていく。その後すぐヨキに捕まる。再び鬼門高校に捕らわれた際には、入浴を強要されたときに逃げ出す計画を立てるなど、肝が据わっている(もちろん自身の考えでは全裸だったが、一緒に捕らわれていた春香に促され、浴槽に浸かっていた薬草を着けている)。晴矢からは「ヤンママ」と呼ばれる。
谷口
楽高に赴任してきたスキンヘッドの生活指導教師。庄野ら不良どもが最も恐れる教諭。

敵キャラクター[編集]

ブラック・スカルズ
「BS」というアルファベットがトレードマークのチーマー。一部のメンバーが岡本をカツアゲしていたが、そこを晴矢に邪魔される。その事で逆恨みし、岡本をリンチする形で晴矢の住所を聞き出そうとしたが、岡本が口を割らなかったため、特上の私刑“烙印の刑”を行った。それが原因で晴矢の怒りを買い、壊滅状態にされた。
キラー
かつて悪名高い肩繰(かたくり)高校でアイスホッケー部だったグループ。スケートリンクを悪用してリンチしたことがばれて退学になっている。リーダー格がいない烏合の衆である為、一度暴れ出すと制御がきかず相手を失明寸前まで追いやった事もある。その後ローラースケートに履き替えて窃盗を繰り返していた。だが、山奈みちるの大事にしているバックルを取り戻すために晴矢たちが乗り込み壊滅する。結果、晴矢は「キラーを潰した男」として神崎や氷堂に認知された。アジトは潰れたボウリング場・集英ボウルの地下駐車場。
神崎狂(かんざき きょう)
声 - 不詳[9]
私立戯堂(げどう)高校を取り仕切る人物。アメリカンバイクを乗り回すバイカーで、ドラッグ「ヘルビジョン」を売るチーマーのボス。かつて自身に挑んだ一条をリンチのようなやり方で叩きのめした。
商品にしているヘルビジョンはヒマワリに似た植物の種で、アフリカの部族の決闘儀式にも使われる興奮性の薬物であるらしく、どれほどの重傷を負おうと戦い続けることが可能。自身もヘルビジョンを服用しており、一条に殴られても蹴られても効かなかった。しかし、晴矢のパンチを受けた際に一条の攻撃では感じなかった痛覚を感じ、さらに短時間にヘルビジョンを大量に服用したための副作用で己の顔や腕が溶けてゆく幻覚を見た後、晴矢のパンチで気絶し、仲間に連れられる形で逃走。
その後、晴矢に負けた怨恨からか行方をくらましていたが、集会所のクラブ「ビヨンド」に不意に戻った後、晴矢を倒すためにヘルビジョンとの最強の組み合わせのドラッグカクテルである「マッド・カクテル」作りに没頭。チームの1人がその行動に危険を感じ、救急車を呼んだことがきっかけで捕まる。薬を体から抜かれた後に自力で脱走し、晴矢と集英ボウル廃墟にて再戦。戦いの最中、駆けつけた一条らや晴矢を前に最強のマッド・カクテルを服用しようとしたが、晴矢の挑発に対して怒りでカクテルを飲まず、怒りの力で晴矢と互角以上の戦いを行うが、敗北。その後、一条に過去の自分のことを吐露し、自分の意思で警察署に入っていった。最終話では仮出所したのか、さりげなくFIRE GUNZのライブに顔を出している。
バタフライナイフの扱いに習熟しており、一条の両脚に突き刺したり、チンピラの手首を切ったりしている。
なお、一条は過去の神崎を「クールなやつ」と思っていたが、本人は実際は何にでも熱中していたと語っている。
知名度ともに高く、一条に「日比野にあれだけパンチを打ち込んだのは多分あんたが初めてだ」と言わしめたほど実力も高い。また、肩繰高校の生徒や後に戯堂高校で幅を利かせるようになった荊木からも、神崎を強く意識しているセリフがうかがえる。
前作『HARELUYA』から「神崎」の名前で登場している敵キャラであるが、本作では容姿が黒髪から金髪へ変更されている。麻薬を仕入れて違法に売り捌いている点は同じである。
作者が一番気に入っている敵キャラクターでもある。連載中の人気投票ではメインの晴矢、一条、岡本らに続いて4位と、敵キャラで唯一ランクインしており、味方にならない敵キャラで唯一単行本の表紙に描かれている(第12巻)。
丸鬼戸零二(まるきど れいじ)
声 - 矢尾一樹
楽園高校の晴矢たちのクラスに転校してきた男子生徒。丸鬼戸グループの御曹司。
高級な腕時計やネックレスを身に着けて学校にやってくる。美形だが非常に好色。気に入った女はどのような手段を使ってでも手に入れようとする。また、自分の別荘に連れ込んだ女性を子飼いのボディガード達に輪姦させ、その一部始終をビデオ撮影してコレクションする趣味も持ち(別荘の一室には本格的なSMの道具まで揃えていた)、弱い者いじめも大好きという、救い難い偏執的な性格の持ち主。これまでの悪行は、全て丸鬼戸グループ総帥である父の力で揉み消され、そのつど何事もなく転校することを繰り返していた。
登場直後、山奈みちるを目標に定めるが、豪田をも降した晴矢の圧倒的な力と清志朗の思い、そして父の力を使おうとして失敗したのを晴矢に爆笑されて敗北、漫画ではさらに笑い者にされた屈辱から豪田の傍で悔し泣きした。その後、懲りたのかアメリカの高校へ転校することになる。豪田曰く、少しは改心したらしい。当然サドな性格であったが、単行本のおまけ漫画ではマゾに目覚めていた。
豪田(ごうだ)
声 - 石塚運昇
丸鬼戸のボディガードを務める付き人で、元プロボクサー。外見はスキンヘッドでかなりの大男。リング上で人を殺してしまったことで、以後は地下プロレスのレスラーに転向。香港の地下プロレス界のチャンプになる。晴矢の金属バットを折るパンチ力やみぞおちへの蹴りに耐えるほどのタフネスさを持ち合わせているが、最終決戦では晴矢に敗北。数ある敵キャラクターの中においては一般的かつ常識的な感覚を持ち合わせており零二の行動が社会道徳から著しく逸脱したものだと理解しているものの、倫理観と忠義との間で葛藤が生じ諫言できないでいる。零二の転校にともなう別れの際、晴矢に「お前とファイト出来てよかった」と清々しい表情で告げている。
アニメでは過去の敵キャラに包囲されるも、まとめて返り討ちにする場面がある。
マッドサタン
マナーが悪いバンドグループ。客のノリが悪いと乱闘を起こしている。ファイヤーガンズの代わりにライブしようとバンド仲間を拉致するが、一条に叩きのめされる。
氷堂純一(ひどう じゅんいち)
声 - 檜山修之
肩繰高校の野球部リーダー。セミロングの金髪に色黒の男子生徒。
ポジションは投手で左投左打。実力はあるがマナーが悪く、ライバルであった本城からも「まともに野球をやっていれば」と惜しまれ、本人も多少は気にしていた節がある。
中指だけを立てた持ち方をし、相手をデッドボールさせることを目的とする「ファックボール」を使う。その威力は高く、ヘルメットを粉々に砕く。昨年の甲子園をかけた決勝戦の裏側で行われていた野球賭博が原因で大乱闘を起こし謹慎を食らった挙句、事件の真相がバレて退学の憂き目にあい、逆恨みから本城率いる楽園高校野球部の部員達を闇討ちしていた。晴矢たちと野球の試合をし、野球のルールで敗北する。
宮村(みやむら)
声 - 西村朋紘
肩繰高校の野球部員の男子生徒。ポジションはセカンド。小柄で盗塁専門とするバッターであり、得意技は相手の脚をスパイクで怪我をさせて盗塁する「デス・スライディング」。熱くなりやすい氷堂とは対照的に冷静に状況を判断し、無理な戦いを極力避けるブレイン的存在。顔は帽子の影で隠れていたが、最後に素顔を出す。晴矢の前に敗れ、彼の恐ろしさをいち早く感じ取ったため、復讐しようとする氷堂を制止した。
岩田(いわた)
声 - 乃村健次
肩繰高校の野球部員の男子生徒。キャッチャーで4番バッター。巨大な大男で力押しをするタイプ。試合では、ボールを持った拳で相手選手を殴りつけるなどして、多くの楽高部員を退場にする。最終的に晴矢に股間を殴られ悶絶することになる。
影野道行(かげの みちゆき)
声 - 龍田直樹
「影野画廊」の代表取締役。容姿はアドルフ・ヒトラーと酷似している。
かつてボブじいさんが描いた名画「未完の情景」を手に入れることに執念を燃やしており、執拗にボブじいさんにつきまとう。当初は金で手に入れようとしていたが、ボブじいさんが首を振らないことに業を煮やして息子のサトシとその仲間の不良を使って力尽くで取り上げようとしたが、サトシらを倒されたうえ、晴矢の機転により未完の情景が燃えたと思い込む。
その後は、帝王病で病院にいたが、そこに来ていた岡本と山奈の会話を盗み聞きし、未完の情景が無事で岡本の手にあることを知って憤慨する。今度は鬼門高校の生徒を手下として使い、岡本に危害を加えることをほのめかしてボブじいさんから絵を買い受けることに成功する。5000万円で買うと言ったが、実際は札束の上下だけが本物で、その間はただの紙であった(ボブじいさんはこのことに感づいていたが、晴矢を騒ぎ立てたくないことを理由にあえて確認しなかった)。しかも後で鬼門高校の生徒に襲わせて金を取り返すつもりだったという悪党ぶり。鬼門高校の生徒への報酬はそこから払うつもりだった。
画廊に乗り込んできた晴矢達の相手を鬼門高校の生徒に任せ自分はロンドンへ絵を競売にかけに行こうとするが、決死の覚悟で追ってきた岡本と激しく争った上、楽園高校の美術室で今度は岡本の機転により未完の情景が燃えてしまったと思い込む。絵がなくなった以上、もはや岡本らには何の価値もないと言い捨てたが、岡本が10年以内に画家として成功するかどうかを賭けることにした。1人になった後、「日本にいたら成功しないタイプだ」と岡本を評し、彼の可能性を見届けるために酒と煙草を断つことを決め、煙草を投げ捨てて去る。
その後は、鬼門高校理事長の鬼頭烈が開いた美食会に出席している姿が確認できる。
影野サトシ(かげの サトシ)
声 - 拡森信吾
戯堂高校の男子生徒で影野道行の息子。未完の情景を力尽くで手に入れようとしたが、晴矢に「炎のエリマキトカゲの刑」(未完の情景に見せかけた段ボールに火をつけ、その中央に頭を貫通させる)を喰らい、逃げ惑う。
ミリオン
獄瞑(ごくつぶ)市を拠点とする暴走族。広い廃工場をアジトとし、様々な武器を所有する武闘派チームで、幹部クラスはナンバーズと呼ばれナンバーの入ったジャケットを着る事ができる(若い番号ほどランクが上)。ランク付けの方法や何番まであるのかは不明だが、ランクは実力以外にもチームへの貢献具合も関係しているらしい。ナンバー5がパトカーをひっくり返す回想シーンにはナンバー19と20番台と思われるナンバーズがいるため、少なくともナンバー20まではいるようだが、獄瞑市の出入り口を包囲できることから、実際はこの数倍いる可能性がある。ナンバー0の出した指示の内容によると、比較的重要度の高い任務はナンバー10以上のナンバーズに任される傾向にあるようである。番号を持たない下っ端連中には元々は他チームに所属していた者も多く、風間のチームであるニトロブラッズの元メンバーもいる。晴矢と一条にナンバーズを次々と倒されていき、ナンバー0が晴矢に倒された後、アジトが警察に踏み込まれたために壊滅した。
ミリオンナンバー0
ナンバー1の兄で、ミリオンの真のボス。黒髪ドレッドのオールバックが特徴。
弟と違い、己の力とカリスマ性でミリオンを纏め上げた。ミリオンを百万人の超巨大武装集団に拡大し、退屈な日本をメチャクチャにするという野望を持つ。晴矢の力を気に入って仲間に誘ったりもした(もちろん晴矢からは拒絶された)。洞察力に優れ、晴矢がナンバー2との戦いで実は計算に基づいて戦っていたことを見抜いていた。2やIIIと同じく武闘派で己の肉体を武器としており、力の集中によって筋肉を硬直させれば銃弾でも打ち抜けないと豪語するほど強靭な肉体を持つ。チーム内でも下っ端連中には彼の存在を知らない者もいるため、直接会えるのはナンバーズのみの模様。晴矢にアキレス腱を蹴りで切られて敗北し、自らの負けを認める。その後、アジトに踏み込んできた警察に部下共々捕まったが、自分と同等以上の力を持つ晴矢と出逢い戦えたことに満足したことから安らかな気持ちでいた。
ミリオンナンバー1
苗字は蛇沼で、獄瞑(ごくつぶ)高校1年生の男子生徒。ミリオンの表のボス。金髪のオールバックが特徴。
拳銃以外の戦闘能力は高くなく、兄のナンバー0のおかげでナンバー1の地位にいるにすぎないが、状況判断能力や指示の的確さから司令塔としては、それなりの能力を持っている。
ナンバー1になる前からミリオンの一員として活動しており、その時に風間とのチキンレースを展開。ルールを破って風間を痛めつけながらも敗北。このことから「臆病者(チキンヤロー)」の汚名を被ることになるが、ナンバー1の地位と拳銃を手にして、風間への報復を行い、彼を半殺しにした。
アジト内での晴矢と一条との戦いの最中、風間の居所を知ると、ナンバー0の部屋の抜け穴を使って脱出し、風間のいるスクラップ工場に足を運ぶ。卑劣な手段で風間や君島への報復を果たそうとするが、一条が駆け付けたことで形成が逆転。一条から「最後ぐらいは男らしく負けを認めろ」と忠告されながらも、意に介さず、ロシアンルーレットにかこつけて一条を葬ろうとするが、一条に策を見抜かれていた為、完全に打つ手をなくし、戦意喪失して失神。最終的には盗んだ拳銃二丁を鼻に捩じ込まれた上でガードレールに括り付けられ放置されるという悲惨な格好で、警察に捕まった。
ミリオンナンバー2
ミリオンの幹部。片目に2の数字が入った眼帯を付けている。次期ナンバー1候補。
細身の外観だが、テコンドームエタイなど打撃系を中心にあらゆる格闘技を会得していることから自らを「格闘エリート」と明言しており、ナンバー0からは「戦闘コンピュータ」にも例えられている。次期ナンバー1候補ではあるが、自身のマニュアルをどう応用しても勝てない状況になると焦りができるのが弱点。
晴矢との対決では、部屋中にガラス瓶をぶちまけながらも全く動揺しない晴矢の姿を見て、自らがガラスの破片で傷つく光景を思い浮かべてしまい、事実上の敗北を迎える。それを認めたくない一心で自棄になった状態で晴矢に挑むも一撃で敗北。晴矢の情けによりガラス瓶ではなく先に倒されたナンバーIIIの上に叩き落された。
ナンバー0とナンバー1、ナンバー15が使用した拳銃はナンバー2とナンバーIIIが警察官を襲撃し、強奪したもの。
ミリオンナンバーIII(3)
ミリオンの幹部。ニット帽にはIIIの形をした金属パーツを付けている。
拳が目視できないほど速く、重いパンチを繰り出す。普段は鉄のリストバンドで力を制御している。基本的には素手で戦うが、バックルとしているナックルダスターを武器にすることもある。負傷していたとはいえ、一条のパンチをまともに食らっても効いていないなど、打たれ強さも高い。対戦した一条の感想によれば「本物のストリートファイター」実力はナンバー2と互角のようだが、冷静さではナンバー2に劣っていることからナンバーIIIの位置にいる模様。
一条が「3分で倒す」発言をしたことから、すぐには倒さずに3分間相手をするが、ニット帽の金属パーツがナックルダスターと同じものであることに気付いた一条が放ったクロスカウンターの蹴りでニット帽の金属パーツからのダメージも受けてしまい敗北した。
ミリオンナンバー4
ミリオンの幹部。道化師の服装をしており、覆面の下の顔には「4」の文字を塗っている。
武器はナイフとレイピアが仕込まれた鞭。小柄な体格をしているが、力はかなり強く絞め技も使う。巨大な熊のナンバー5を直属の部下としている。非常に卑劣な性格で、都合が悪くなれば自分の部下も平気で見捨てる為、下のナンバーズの間でも評判は悪く、その噂はナンバー1にも伝わっていた。
自分に逆らったという理由だけでナンバー5を平然と殺した後、一条と交戦。その最中、昇格目当てで自分を支援に来たナンバーsixと仲間割れを起こし、ナンバーsixに手柄を取らせまいとナンバーsixが一条に向けて放ったボウガンをわざと自分の足で受け止めたことで、一条に勝機を与えてしまい、敗北。
ミリオンナンバー5
ミリオンナンバー4が手懐けている巨大な
極めて獰猛で、サーカスで調教師を殺したこともあり、ナンバー4に引き取られなければ本来殺処分される運命だった。ミリオンに加わった当初はナンバー4のペットではあったが、パトカーをひっくり返すパワーと警察犬をも凌ぐ敏捷性でミリオンの危機を幾度となく救ったことからナンバーズとなり「パトカーキラー」の異名でも呼ばれるようになった。
晴矢と一条との戦いでは、晴矢の機転で背中に乗られてしまい、そこから金属バットで牙を折られ、尻を叩かれ、野性の本能から戦闘を放棄して屈服する。これにより、ナンバー4の命令に従わなくなった為、ナンバー4の手で耳の三半規管を破壊されて、同じ場所を周り続けた挙句、唾がナンバー4の顔にかかったことで怒りを買い、刺殺されてしまう。
ミリオンナンバーsix(6)
ミリオンの幹部。ナンバー7やナンバー15同様にライダースーツを纏っている。
武器はボウガン。その腕前は命中精度はもちろんのこと、片腕だけでも扱える程。
ナンバー4のことを嫌っており、ナンバー4が一条と戦っている際にナンバー1から援護に駆け付けるように命令され、一度は拒否するも、晴矢と一条を2人とも倒せば、ナンバー3への昇格させることを約束されて援護に向かう。ナンバー4に昇格の件を伝え、最初に一条を倒そうとするが、ナンバー4の妨害により失敗。最終的には晴矢のキックで倒された。
ミリオンナンバー7
ミリオンの幹部で3人組。ライダースーツ姿で活動し、軍事用の暗視装置を着けている。
武器はバイクで3人のコンビネーションを駆使して標的を轢く。暗視装置により暗闇でも活動可能。
工場の一室に晴矢と一条を閉じ込め、暗闇の中で彼らを追い詰めていくが、晴矢がナンバーXから奪った火炎瓶と自身の金属パットからの火花で起こした発火を起こすという機転により、暗視装置の上から目暗ましを浴びることになって転倒。晴矢から「打ち止め」を宣言され、晴矢と一条の一斉攻撃を受けて敗北。
ミリオンナンバー8
ミリオンの幹部。風間を捜しに彼の学校へ向かった。
ミリオンナンバー9
ミリオンの幹部。風間を捜しに男子寮へ向かった。
ミリオンナンバーX(10)
ミリオンの幹部。Xが刻まれたマスクとロングコートに身を包んでおり、素顔はリーゼントヘアー。
武器はロングコート内に収納している火炎瓶。それを投げつけて発火攻撃を行う。ある程度は打たれ強い。
スクラップ工場に逃げ込んだ風間の足を火炎瓶で火傷を負わせるが、晴矢に倒された上、くすぐり地獄により、アジトの場所を吐いてしまう。晴矢はナンバーXの衣服を奪って変装し、一条を捕えた振りをしてアジトに潜入する作戦を立てたが、合言葉を知らなかったため失敗していつもの殴り込みに。息を吹き返した後は報告のためにアジトに戻るも、晴矢と一条に尾行され、ナンバー0の部屋まで案内してしまうことになった。
ミリオンナンバー15
ミリオンの幹部。ライダースーツ姿で活動。
バイク用のフルフェイスヘルメットで顔を防御し、爪先と踵にナイフの刃を仕込んだブーツで蹴りを繰り出す。ナンバー1から貸し与えられた拳銃も使用。バイクの後部座席に2人乗せた状態で病院の3階まで登ってこれるパワーの持ち主でもある。
入院中の風間を襲撃したが、ブーツの刃がロッカーに食い込んだ隙に一条に脚を折られる。最後の足掻きとして拳銃を手にするも、一条がピック投げで照明スイッチを切った隙に晴矢に倒される。戦いの後、拳銃は君島が晴矢たちにも内緒で回収した。
黒咲仁(くろさき じん)
声 - 辻谷耕史
新設校、私立紫怨高校の頭の男子生徒。大き目のリーゼント姿が外観の特徴。
ひょんなことから赤川順平のドラゴンジャケットに1000万円の隠し場所を書いた地図が隠されていることを知り、ジャケットを奪った上で地図を解読させようと拷問にかける。不意をついて逃げ出し、晴矢と一条につれられて再び姿を現した順平を捕まえ、ついでに晴矢らを倒して不良の間で名を売ろうともくろむ。腕を骨折したふりをして油断させ、右手のギプスに仕込んだエアガンによる目潰し攻撃で一条と岡本を倒すが晴矢には通用せず、逆に目潰しを喰らう。計画を変更し、晴矢を校内の一室に閉じ込めることに成功するが、油断して扉に近づきすぎたところを扉越しの拳を受けて一撃で倒された。
一部のシーンでギプスを持つ手が逆になっており、このことは作者の担当編集からも指摘されたが、扉を開ける際に右手だと開けにくいため意図的に左手に変えたと、作者が単行本のおまけ漫画で説明している。
天草鬼郎(あまくさ きろう)
声 - 矢尾一樹
摩天女学院高校が共学化された際に唯一残った男子生徒。
伊部に不良としての素質を見込まれて、愛原に万引きや売春などを強要する。その際一条にやられ、晴矢に秘奥義「くすぐり地獄の刑」で作中最も無様な全裸写真を撮られ、最終的に一条に惚れた伊部にボロ雑巾のように捨てられる。
鮫島(さめじま)
葦怒高を率いるロックンローラー。色黒に短髪の男子生徒。自分達の音楽がライブハウス「エデン」で受け入れられなかったために、逆恨みし、一条率いる新生FIRE GUNSと対峙することになる。凹凸面を研いだ鍵を、指の間に挟んでナイフ代わりに使うという意外性のある技を披露して晴矢と戦った。晴矢の腕を攻撃し、出血させることに成功したが、最終的には鍵の間を狙った手刀で叩き落とされた挙げ句に蹴り一発で倒された。
薊(あざみ)
声 - 関俊彦
鬼門高校鬼衆の1人。ヘアスタイルは髪を真っ青に染めていて、ハード系の整髪料で立ち上げるという派手なものである。そのために、通称「青鬼」と呼ばれる。
手の中に隠した特殊なワイヤー攻撃と空中殺法を得意とする。影野に雇われ、ボブじいさんから未完の情景を奪うが画廊に乗り込んできた晴矢に狭いエレベーター(アニメでは自動車)の中に誘い込まれ、血みどろになるまで叩きのめされた。その事が原因で鬼衆から降格させられる。
鬼門高校編で鬼衆復帰を目指して再登場。当初は監視役として晴矢達について回り、カメラで彼らの撮影して、鬼頭に状況を知らせていた。その後、晴矢に復讐するため、隙を突いて襲い掛かるが、再度敗北。さしたる見せ場はなく、晴矢のくすぐり地獄の刑を受けて失神し、物語から退場した。
魅上明(みかみ あきら)
声 - 不詳[10]
医大生の男子学生。
表向きは医者を目指す好青年で通しているが、裏は「儀式」と称して美女を解剖して内臓を観賞しようと目論む猟奇的退廃的な性格を併せ持っている。夢殿学院の学園祭に侵入し、揉山静香を生贄にしようとした。セラミック製メスを持ち込み、金属探知検査を潜り抜けた。強烈なムスクを付けており、それが逆に仇となって晴矢にやられる。
実は二重人格者で、医者になる将来を親に決められたせいで本来の性格が抑圧され、いつの間にか芽生えていた下品で邪悪な人格に乗っ取られてしまっていた。しかし、晴矢の圧倒的な強さのおかげで邪悪な人格は消え、彼の心は解放された。後に医者の道を捨てて両親の反対を押し切って医学部を退学し、本来の夢であった作家を目指し猟奇系の小説家となりベストセラー作品を連発する作家になったことが後日談として描かれている。
アニメでは揉山に敵対する者に雇われた刺客で、晴矢に敗れた後、裸で瓶詰めにされ晒し者にされた。
荊木ケースケ(ばらき ケースケ)
声 - 立木文彦
神崎がいなくなった後の戯堂高のグループの一派のリーダーで、3年生の男子生徒。18歳→19歳。太郎の誘いにあえて乗り、金稼ぎを目論んだ。
その後、太郎を追ってきた伊部麗子を叩きのめした。そして、一条との「試合」でジャーマンスープレックスを決められ、気絶する。筋骨隆々とした肉体でプロレス系の決め技を使いこなし、強さはかなりのものだが子供達の人気はあまりなく、彼の集金力はいまひとつだった。それでも興行主の立場から売り上げの山分けは譲らなかった。
特徴は金髪アフロヘアーで、それを伊部から聞いた一条はジミ・ヘンドリックスを連想した。常に金的ファールカップを着けて防御している。
連載版では、作者のミスで名前を「荊木真澄」と名乗った。
ナオミ
声 - 麻丘夏未
バラキがゲームの人呼びのために呼んだ花魁高校の女子生徒。色黒で金髪の、いわゆる渋谷系のコギャル。日焼けサロンで全裸で焼いているので尻まで黒い。顔はいいが性格は悪く、非常にがめつい。常に援助交際をして金を巻き上げているが、それなりのプライドは持っている様子。
バラキ曰く「シャネルのためならどんなエロい格好でもする」。実際、ギャラリーに自分の下着を売っていた。決め技はなんでもあり(アルティメット)系。バラキやシンジと比べると喧嘩の実力は落ちるようで一番反撃を食らっているが、そこらのヤンキーよりは遥かに強い。伊部麗子を目の敵にしていたが、最後はその伊部にローリングソバットを受け、気絶する。
シンジ
声 - 檜山修之
ナオミの知り合い。黒髪のオールバックの若男で、額にサングラスを乗せている。現在の言葉で言うギャル男
普段はふざけたお調子者といった感じだが、サングラスを掛けると凶暴さを剥き出しに警棒で殴りかかる二重人格の持ち主。サングラスをかけた状態になると戦闘能力も変化し、蹴りで金属バットを折り曲げる程。その時は、相手が子供でも遠慮容赦が無く、しかもその時のことは本来の彼は何も覚えていない。晴矢との戦いでは、一発で倒されるが、サングラスをかけた状態で起き上がり、再び戦うが結局負ける。
決め技は打撃系で、特技は女の子のパンツを知らない間に脱がすこと。本人曰くソーロー
シュウ
「ヘルタースケルターズ」というスケーターグループのリーダー。卑怯卑劣が服を着て歩いているようなと言われる。メンバーは悪の名門、肩繰高校を退学になった者が多いが彼の経歴については一切不明。
スキンヘッドに稲妻のタトゥーを入れている。ドラッグ常習者や神崎とは違う、死んだ目をしていると一条を言わしめており、相当酷い過去を背負っている様子。そんな外見だが、年齢は高校生と同年齢である。
女性を攫っては強姦し、それを記録した裏ビデオを作って売りさばいていたが、春香とみちるに手を出したことで晴矢達の怒りを買い、手下を一掃されたうえ自身も晴矢に倒され、春香の告発によって逮捕される。
非常に卑怯な手を使う男で、仲間を自分のいいように利用する。喧嘩の強さは別として最も晴矢を苦しめた敵でもあり、その分、他の敵キャラ達よりも痛めつけられた。「この世には神も仏もありゃしねぇんだよ」が口癖だったが、晴矢に敗北後、死にそうになったところを彼に助けられたため、逮捕されて以降は二度と言わなくなった。
ジョー
バイカー専用店「STYX」(ステュクス)に入り浸る外国人バイカー。常に数人の不良(日本人)を引き連れている。映画館で上映中に爆竹を鳴らし、その後無理やり森下由紀の唇を奪ったため、雨宮の怒りを買った。後に晴矢によって倒される。
カウボーイ
「STYX」にいる外国人バイカーの1人。バイクなしで「STYX」に乗り込んだ雨宮にリンチを加えるが、助けに来た一条に敗北し、その後拳銃を使って椎名を人質に取る。ドラッグ常習者。
シェリー
伊部にちょっかいを出した外国人マイケルの彼女で「STYX」のストリッパー。スケスケ寸前のボディータイツに黒のボンデージコスチュームをしている。元はアメリカ女子プロレスでヒールをしていた。伊部とどちらが巨乳かで本気のケンカをし、そこそこいい勝負をしたが、制止した一条の顔に引っかき傷をつけたことで伊部の逆鱗に触れてしまい、伊部から怒りの逆エビ固めを決められてKO負け。
鬼衆
鬼門高校の理事長である鬼頭烈の命令に忠実に動く兵隊(生徒)達。
正規の鬼衆の他に2軍にあたる候補生がおり、寮では地上にあるB館には候補生が暮らし、鬼衆達は地下にあるA館にいる。
A館は全部で100室あり、4部屋が空き部屋になっている。
ヨキ
鬼門高校の男子生徒。鬼頭の命により晴矢の教会に置いてあるユウキを攫いに来た。大柄で教会の机を破壊したり、車のボンネットを一発でへこませるパワーで晴霽を倒すが、後に晴矢にエルボー1発で倒される。
マサキ
鬼門高校「鬼衆」の1人。通称「鬼蜘蛛のマサキ」。
髑髏の模様がある未知の毒蜘蛛を飼いならし、噛み付かせて身体の自由を奪った上で嬲るという卑劣な戦い方を得意とする。だが本人の戦闘力は大したことはないようで、蜘蛛への命令方法を見破った晴矢に動きを封じられ、あっさりと倒される。
シキ
鬼門高校「鬼衆」の1人。通称「磔のシキ」。
大型の釘を飛ばして相手を壁に磔にする攻撃を得意とし、晴矢達を一瞬で磔にした(晴矢は服を破って強引に脱出した)。普段はローブを纏って死神のような姿をしているが、ローブの中にはトゲ付きの鎧を着ている。ローブの頭の部分は髪(モヒカン状)で、晴矢が殴っても当然ダメージはなく、カウンターを受けた。自分の鎧に絶対の自信を持っており、実際、晴矢も鎧の部分についてはダメージを与えられなかったが、鎧のトゲが命取りとなり、最後は晴矢のバットによるフルスイングで壁に叩きつけられて動きを封じられ、さらに首を折られて敗北。
キスイ
鬼門高校「鬼衆」の1人。
ユウキが連れ去られた通路があるプールをテリトリーにしており、ウナギの脂のようなローションが塗られた特殊なウェットスーツを身に纏っている。その頭部の形から晴矢にドングリと呼ばれた。酸素ボンベ無しで長い時間水中に潜っていられることが自身の最大の武器。
泳ぎの能力は凄まじく、相手を水の中に引き込む戦い方を得意とし、必殺技は両手を前に突き出して突進する「ドルフィンアタック」。一条はこれをまともに食らって肋骨を負傷した。同じく晴矢に対しても使用したが、フライパンでガードされて手の甲を痛める結果となった。
プールの水を抜くためのハンドルを賭けて晴矢とダイビングの勝負をし、自身もどこまで潜れるか挑戦することとなる。自分より深く潜る晴矢の妨害を試みるが、彼の狂気に怯み途中で引き返す。その後、晴矢のことを溺れ死んだと思って嘲笑っていたが、プールの底(水深100m)からハンドルを持って戻ってきた晴矢に殴られ敗北した。
リョウキ
鬼頭直属の調理人である、中国人の暗黒シェフ。
かつて、偉大な料理人であった父と比べられ、自信を失いかけていたところを鬼頭に見出され、彼に恩義を感じている。素手で鮫や虎を倒せる程の実力者。彼の料理法は道具を一切使わず拳法の修行によって刃と化した手刀で調理をするというもので、火の中に手を入れても平然としている。5つの型の手刀により晴矢をも苦戦させた。晴矢に敗北後、鬼頭が倒れたことを知らされ、彼の枕元で朝昼晩毎日美味しい食事を作り続けることを誓った。
鬼頭烈(きとう れつ)
鬼門高校の理事長。
自身の残り少ない余生のために美食家となったが、その中で中国で見つけた幻の「西太后の暗黒メニュー」を完成させるために姫之木彩に子供(ユウキ)を産ませ、その血を狙っている。心臓が悪かったために途中で倒れ、最後はベッドで寝たきりになる。その後の生死については語られなかった。
ズー
地方で見つけた女性を拉致監禁し、車で転々としながら犯罪を繰り返す凶悪な不良グループ「三つ目」の頭。グループ名の由来は、第三の目をあしらった装飾をどこかしらに身に着けていることから。手の甲に目のマークをつけている。異常に鼻が利き、山奈が処女であると見抜く。
小石を握りつぶすほどの握力を持つ。未来に全く関心を持たない刹那主義者。晴矢とともに車でトラックに突っ込み、それでも(強運にも、トラックに積まれていたペットボトル飲料が緩衝材になって)無事に立ち上がって無敵を宣言した晴矢の前に精神錯乱状態に陥る。本人曰く「最高の悪」。
キュー
三つ目の1人。口の部分に目を描いたマスクをつけたスキンヘッドの大男。まともな言葉を発した場面は一度もなく、深夜の五条大橋の上で武蔵坊弁慶の刀千本狩りに対抗して、車百台狩りをしていたところを晴矢に見つかり、叩きのめされる。
クー
三つ目の1人。元ボクサーで、ボクサーならではのパンチとフットワークで一条を苦しめたが、3分ごとに集中力が切れる隙を突かれ、顎に強烈な一撃を受けてダウンする。
スー
三つ目の1人。小柄なギャル男で、とりたてて目立つところはないが、態度は大きくサブリーダー格のようである。初登場時、晴矢達に記念写真を撮ってあげると声をかけ、山奈のカメラを盗んだ。その後、仲間と共に晴矢達の泊まる旅館に忍び込み、山奈を拉致する。その際、山奈に執拗に暴行を加えたことから岡本に恨まれており、直接対決する。晴矢達の強さに怯え車で逃走を図ったが、ズーの狂気に恐怖を感じ、走行中の車から飛び降り、物語から消え去った。
庄野(しょうの)
雨宮と椎名と同時に楽高に入学してきた新入生の男子生徒。16歳。作中最後の敵。
晴矢と一条を罠にはめてリンチにかけ、自分たちが楽高をシメようと企んでいた。雨宮を仲間に引き込もうとしたが拒絶されたためリンチにかけ、続いて一条を誘い込もうとするが偶然晴矢と遭遇。急遽予定を変更し、晴矢を先に倒そうとしたが有無を言わさず晴矢の究極秘奥義「消えるパーンチ」(目にも見えない超スピードで放つトリプルパンチ)を受け、倒された。

刊行情報[編集]

テレビアニメ[編集]

HARELUYA II BØY』と題し、1997年4月7日から同年9月29日までテレビ東京で毎週月曜 25時15分 - 25時45分に放送。全25話。

原作との主な相違点[編集]

アニメ版は原作とは以下の点で大きく異なる。

  • 岡本をカツアゲしたのは揉山達であり、晴矢が最初に相手をしたのも彼ら。
  • 晴矢が背中から何かを取り出す際には、背中の中からではなく手そのものに粒子が集まって物体が形成される。また、原作以上に現実離れしたモノ(幅が数車線分の巨大クマデ、揉山など)も出している。
  • 愛原の知り合いは山奈ではなく一条、赤川は登場せずに代わりに少女が出てくるなど。
  • アニメ版の晴矢の決め台詞として、「俺の背中で懺悔しな」がある。
  • 第21話では晴矢はカナヅチと設定されている(原作では「鬼衆」のキスイ戦で描かれているように、泳力も超人的)。
  • 『HARELUYA』とのリンクか、揉山に暴行されていたところを晴矢に助けられた清志朗の目に晴矢が天使のように映る、第1話オープニングでは『HARELUYA』版の晴矢が地球へ落ちるシーン、最終回冒頭では『HARELUYA』の物語が晴矢の両親に転用されたと思われる描写(ただし、最終回は夢オチを含んでいるため、どこまで作中事実かは不明)などがある。原作とは違い、晴矢は宗教的な言葉も多々発言する。
  • 最終話では晴矢達が巨大化するというドタバタぶりで終了した。

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

オープニングテーマ[編集]

TIGHT-BREAK
作詞 - 柴田浩之、倉増敬 / 作曲 - 森川浩憲 / 編曲 - 矢吹俊郎 / 歌 - SPYKE

エンディングテーマ[編集]

WORDS OF FREE」(第1話 - 第13話)
作詞 - 柴田浩之、倉増敬 / 作曲 - 柴田浩之 / 編曲 - 大平勉 / 歌 - SPYKE
「クロゼットフリーク」(第14話 - 第25話)
作詞 - 柴田浩之、倉増敬 / 作曲 - 森川浩憲 / 編曲 - 矢吹俊郎 / 歌 - SPYKE

各話リスト[編集]

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 放送日 収録VHS
1 岡本清志朗 今川泰宏 江上潔 高鉾誠 1997年
4月7日
VOL.1
2 山奈みちる うえだしげる 進藤満尾
星名靖男
4月14日
3 一条誠 鈴木利正 村田雅彦 4月21日
4 ボブじいさん 御厨恭輔 青木悠三 4月28日
5 北原俊太朗 則座誠 村田雅彦 5月5日 VOL.2
6 揉山正象 日色如夏 徳田夢之介 5月12日
7 愛原めぐみ 佐藤和治 えんどうてつや
加瀬充子
うえだしげる 星名靖男 5月19日
8 望月ゆか こぐれ今日子 たかまつしんじ
江上潔
日色如夏 関口雅浩 5月26日
9 本城勇一 今川泰宏 青木新一郎 河村明夫 6月9日 VOL.3
10 野原るい 湊屋夢吉 則座誠 高鉾誠 6月16日
11 叶さやか もとひら了 御厨恭輔
湊屋夢吉
御厨恭輔 関口雅浩 6月23日
12 レイラ 北嶋博明 うえだしげる 星名靖男 6月30日
13 神野みこ きだつよし 日色如夏 関口雅浩 7月7日 VOL.4
14 揉山静花 今川泰宏 為家尽人 7月14日
15 伊部麗子 佐藤和治 いまざきいつき 伊魔崎斎 7月21日
16 美津濃かや こぐれ今日子 湊屋夢吉 松浦錠平 関口雅浩 7月28日
17 実相寺あきこ 北嶋博明 諸谷英重 福島宏之 星名靖男 8月4日 VOL.5
18 丸鬼戸零二I 今川泰宏 佐藤浩史 御厨恭輔 寺沢伸介 8月11日
19 丸鬼戸零二II 青木雄三 関口雅浩 8月18日
20 丸鬼戸零二III 都留稔幸 西山明樹彦 村田雅彦 8月25日
21 渚乃なつみ きだつよし 福島宏之 関口雅浩 9月1日 VOL.6
22 桃山太郎I もとひら了 日色如夏 為家尽人 9月8日
23 桃山太郎II 赤西柿太 石崎すすむ 星名靖男 9月15日
24 桃山太郎III 松浦錠平 高鉾誠 9月22日
25 日々野晴矢 佐藤和治 江上潔 関口雅浩 9月29日

※1997年6月2日は放送休止。

関連商品[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 単行本および文庫本1巻に「プロローグ」として収録。
  2. ^ ジャンプ・コミックス各巻の奥付参照。
  3. ^ 晴矢達行きつけの店。話の舞台にもなる。
  4. ^ アニメ版では「俺の背中で懺悔しな!」
  5. ^ 「プロローグ」での、晴霽と岡本の初対面時の会話より。
  6. ^ 連載が進むにつれ、この夢が語られることはなくなった。
  7. ^ 50年も前に20歳でフランスへ渡ったと本人が劇中で語っている。
  8. ^ 晴矢はバットを基本的に防御に使用し、バットで人を殴るという行為は基本的にしない。
  9. ^ アニメ第25話キャスト上での表記無し。
  10. ^ アニメ第4話キャスト上での表記無し。
テレビ東京 月曜25:15枠
前番組 番組名 次番組
がんばる!
(1996年4月1日 - 1997年3月31日)
HARELUYA II BØY
(1997年4月7日 - 9月29日)
吸血姫美夕
(1997年10月6日 - 1998年3月30日)