BN-1200

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BN-1200は、ロシアが開発中のナトリウム冷却型高速増殖炉。電気出力12億W(1.22GW)を計画しており、OKBMアフリカントフ社(元実験機械製造設計局)によって2017年の開発完了を予定している。第4世代原子炉に準拠した安全性の向上とMOX燃料の導入による増殖比1.2~1.3・1.35のおよび窒化ウラン燃料で増殖比1.45を目標としている。BN-600をベースとしており、BN-600やBN-800に比べると炉心に大きいサイズの燃料集合体を利用し、単純化された燃料交換方式を目標としている。炭化ホウ素が炉内遮蔽物として利用される

計画では熱出力は29億W(2.9GW)、電気出力は1220MWである。一次冷却材温度は中間熱交換機は550℃、蒸気発生器は527℃で、グロス熱効率は42%、正味39%が予定されている。安全性の向上策として一次系の外部ナトリウムパイプラインの削減と受動非常冷却装置を採用している。

炉の寿命としては60年を予定しており、OKBM社は2020年に最初のMOX燃料の装荷した発電炉を運転開始し、2030年までにさらに8機を運転することを見込んでいる。サンクトペテルブルクアトムエネルゴプロジェクト(SPb AEP)も設計改良に参加する。第四世代原子炉としての設計を意図しており、0.65ルーブル/kWh(2.23セント/kwh)の電力を生み出す。ロスエネルゴアトムは外国の専門家、特に中国やインドの専門家が参加することも想定している。

ロスアトムの科学技術委員会はスヴェルドロフスク州ザレーチヌイ英語版ベロヤルスク原子力発電所にBN-1200炉を建設し2020年にも運用することをすることを承認した。2012年の初頭、BN-1200かBN-1600に加えてBREST-300(鉛冷却高速炉)の炉を二つ程建設するという声明を出した。

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