B612

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B612
46610 Bésixdouze
仮符号・別名 1993 TQ1
分類 小惑星
軌道の種類 小惑星帯
発見
発見日 1993年10月15日
発見者 円舘金
渡辺和郎
軌道要素と性質
元期:2010年1月4日 (JD 2,455,200.5)
軌道長半径 (a) 2.269 AU
近日点距離 (q) 1.859 AU
遠日点距離 (Q) 2.680 AU
離心率 (e) 0.181
公転周期 (P) 3.42
軌道傾斜角 (i) 2.40
近日点引数 (ω) 211.80 度
昇交点黄経 (Ω) 172.18 度
平均近点角 (M) 268.44 度
物理的性質
直径 2~5 km
絶対等級 (H) 15.5
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B612 (46610 Bésixdouze) は、太陽系小惑星のひとつ。火星木星の間の軌道を公転している。なお“Bésixdouze (Besixdouze)”はB612のフランス語での読み下し“bé six douze”から来ていて、発音は「ベシドゥーズ」に近い。

発見[編集]

1993年10月15日北見市円舘金渡辺和郎が発見した。その後、1986年にも観測されていたことがわかった。

命名[編集]

2003年にF. エメリーとJ. グリガルの提案により命名された。フランスサン=テグジュペリの小説『星の王子さま』(1943年)に登場する、王子の故郷の(架空の)小惑星「B 612」にちなむ。小惑星番号46610を16進数で表すとB612になり、フランス語でBはbé(ベ)、6はsix(シス、次が子音だとシ)、12はdouze(ドゥーズ)と読む。なお、小惑星の名前に数字は使えず、原則としてスペースも使えない。

『星の王子さま』作中のB 612[編集]

作中では、小惑星B 612(原書ではスペースが入るが、日本語訳では入らないこともある)は、1909年トルコの天文学者が1夜だけ観測し発見した(ただし、仮に現在実際にこのような観測がなされた場合、軌道が確定できないので発見とはみなされないだろう)。王子の話を聞いた「ぼく」は、王子の星がB 612に違いないと確信する。

王子によると、彼の星は家より少し大きいくらいの大きさで、そこには3つの火山と、根を張って星を割いてしまいそうになるバオバブの芽と、よその星からやってきた種から咲いた1輪のバラの花があった。

なお、実際のB612の大きさは、光度から直径約2~5 kmと推測される。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]