Bリーグクラブライセンス

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Bリーグクラブライセンス[1]は公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグが主幹する日本のプロバスケットボールトップリーグであるBリーグ(B.LEAGUE)への参加資格として、B.LEAGUE参加クラブに取得が義務づけられているライセンスのことである。有効期間は1年間で、毎年、審査更新される。審査は「Bリーグ理事会」が行う。B1リーグ、B2リーグのそれぞれにB1ライセンス、B2ライセンスが定められている。本項では、一般社団法人ジャパン・バスケットボールリーグが主幹する日本の男子社会人バスケットボールリーグ「B3.LEAGUE」への参加資格として取得が義務づけられるB3クラブライセンス[2]についても記す。


概要[編集]

クラブライセンス制度の導入はB.LEAGUE発足に向けたタスクフォースにおいて設置が決められた[3]。チェアマンの大河正明日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)時代に導入したJリーグクラブライセンス制度に倣ったものであるが[4]、「バスケットボール界全体の安定的・持続的な成長と発展に寄与すること」を目的としており、「クラブを取り締まり、排除することではない」と明言されている[5]

Bリーグ規約第11条に基づき定められたクラブライセンス交付規則[1]に基づき、「競技基準」「施設基準」「人事・組織体制基準」「法務基準」「財務基準」の5分野40項目の基準が設けられており、それぞれの基準が「A基準」(充足が必須の項目)「B基準」(充足していない場合に制裁・改善要求事項を科す可能性がある項目)「C基準」(判定内容に影響を与えないが、将来的に引き上げられる可能性のある基準)の3等級に区分される。各クラブは「A基準」のすべてを充足した上で「B基準」「C基準」をできる限り充足させる必要がある。

Jリーグのクラブライセンス制度はリーグと独立した審査機関が審査を行っていたが、Bリーグの場合はBリーグ理事会がライセンス審査を行うことになっている。なお、チェアマンがライセンスマネージャーを任命した上で、ライセンス事務局とライセンス諮問会を設置して具体的な審査にあたることになる。

このライセンスは2シーズン目の2017-18シーズンから交付する。有効期間は1年間で、毎年11月に申請する。B1ライセンスB2ライセンスに分けられる。

なお将来的にはB3リーグのチーム数拡大・または入れ替えを行う予定であり、B3に昇格する場合には「B3準加盟ライセンス」[6]の保有を義務付けることを予定している。

交付結果[編集]

凡例[編集]

  • 2018-19シーズン以後、「Arrowupgreen.png」が付いたクラブは前年より上位の当該ライセンスを交付されたクラブ
  • 2018-19シーズン以後、「Arrowdownred.png」が付いたクラブは前年の上位ライセンスを喪失したクラブ

2017-18シーズン[編集]

3月1日の理事会で1次交付が決まり[5]、4月5日の理事会で2次交付が決まった[7]。2016-17シーズンのB1クラブには全てB1ライセンスが交付されたが、B2クラブの内、東京EXはホームアリーナ要件を充足できず[8]、鹿児島は財務の売上高基準、資金繰り基準を充足できず[9]ライセンス不交付となり、成績に関わらずこの2クラブは2017-18シーズンはB3リーグ等に降格となる。準加盟の3クラブには全てB2ライセンスが交付された。

このうち改善が必要なクラブは20クラブだった。書類の提出が8クラブ、指導の受講が6クラブで、両方の改善が必要だったクラブは6クラブだった。

  • 改善を要求されたクラブとその内容
    • トイレ不足 - 秋田、SR渋谷、福島、群馬、熊本
    • 照度不足 - 京都、琉球、山形、西宮
    • 資金繰り・予算 - 山形、福島、茨城、群馬、西宮、島根、広島、香川、熊本、埼玉、金沢、福岡
    • 債務超過の解消 - 北海道
    • 改修計画の明確化 - 群馬
    • ガバナンス - 香川
    • その他軽微な事項 - 横浜、新潟、名古屋D、熊本

2018-19シーズン[編集]

2018-19シーズンB1・B2ライセンス[編集]

3月14日の理事会で1次交付が決まり[10]、4月4日の理事会で2次交付が決まった[11]。B1・B2ライセンスを申請したのは38クラブ(前年から1クラブ減)で、新たに東京八王子トレインズが申請を行っている。このほか、鹿児島レブナイズは申請を見送り、東京エクセレンスは申請を行ったが後に取り下げている。

申請した38クラブ全てにライセンスが交付されたが、福島と群馬の2クラブが前年度のB1ライセンスを喪失しB2ライセンスにとどまった。B1ライセンスは新たに取得した福岡を含め、25クラブが取得。一方のB2ライセンスは準加盟の八王子を含む13クラブに交付されることとなった。[10]

  • B1ライセンス (25クラブ) - 北海道、栃木、千葉、A東京、SR渋谷、川崎、横浜、新潟、富山、三遠、三河、名古屋D、滋賀、京都、大阪、西宮、島根、琉球(以上交付時B1所属)、仙台、秋田、山形、茨城、広島、熊本、福岡Arrowupgreen.png(以上B2所属)
  • B2ライセンス (13クラブ) - 青森、岩手、福島Arrowdownred.png、群馬Arrowdownred.png、東京Z、金沢、信州、FE名古屋、奈良、香川、愛媛(以上B2所属)、埼玉、八王子Arrowupgreen.png(以上準加盟)

2018-19シーズンB3ライセンス[編集]

3月8日のB3リーグ理事会で1次交付が[2]、4月5日の同理事会で2次交付が[12]、4月10日の同理事会で3次交付が[13]、4月11日の同理事会で4次交付が[14]、6月7日の同理事会で5次交付がそれぞれ決まった[15]

準加盟の岐阜を含む申請した10クラブ全てにライセンスが交付された。

2019-20シーズン[編集]

2019-20シーズンB1・B2ライセンス[編集]

3月12日の理事会で1次交付が決まり[16]、4月5日の同理事会で2次交付が決まり[17]、4月30日の理事会で全てのライセンス交付の結果が決定した[18]。B1・B2ライセンスを申請したのは40クラブ(前年から2クラブ増)で、新たに越谷アルファーズが申請を行っている。このほか、鹿児島レブナイズは申請を行ったが後に取り下げている。

申請した40クラブのうち、西宮が前年度のB1ライセンスを喪失しB2ライセンスとなった。さらに、B1ライセンスだった福岡が6月末の決算期までに1億8千万円の資金ショートに陥る可能性があるため第2回判定でB1ライセンスを喪失、4月29日までに資金確保のめどが立たなければライセンスが停止する停止条件付きのB2ライセンスが交付され[19]、4月30日に資金の目処がだったので正式にB2ライセンスが交付された[20]。また、B2ライセンスだった金沢は3期連続の赤字となりB2ライセンスを剥奪された[21]。B1ライセンスは前年から2チーム減の23クラブに交付。一方のB2ライセンスは前述の福岡や準加盟の4チームを含む16クラブに交付されることとなった。

  • B1ライセンス (23クラブ) - 北海道、秋田、栃木、千葉、A東京、SR渋谷、川崎、横浜、新潟、富山、三遠、三河、名古屋D、滋賀、京都、大阪、琉球(以上交付時B1所属)、仙台、山形、茨城、島根、広島、熊本(以上B2所属)
  • B2ライセンス (16クラブ) - 福岡Arrowdownred.png(B1所属)、青森、福島、群馬、東京Z、八王子、信州、FE名古屋、西宮Arrowdownred.png、奈良、香川、愛媛(以上B2所属)、岩手、埼玉、越谷、東京EX(以上B3所属・準加盟)
  • ライセンス不交付 (1クラブ) - 金沢(B2所属)

2019-20シーズンB3公式試合参加資格[編集]

3月6日のB3リーグ理事会で1次交付が決まり[22]、4月11日のB3リーグ理事会で2次交付が決まった[23]

B2ライセンスが交付された岩手、埼玉、越谷、東京EXの4チーム、新たに準加盟した静岡岡山佐賀の3チームを含む12クラブに参加資格が交付された。

一方で3期連続の赤字でB2ライセンスを剥奪された金沢はB3入会審査を行ったが、継続審議となった。

  • B3リーグ公式試合参加資格 合格 (12クラブ) - 岩手(B2ライセンス所有)、埼玉(B2ライセンス所有)、越谷(B2ライセンス所有)、東京EX(B2ライセンス所有)、東京CR、岐阜、アイシンAW、豊田合成、静岡Arrowupgreen.png岡山Arrowupgreen.png佐賀Arrowupgreen.png、鹿児島
  • 継続審議 (1クラブ) - 金沢

脚注[編集]

  1. ^ a b Bリーグクラブライセンス交付規則 (PDF) - ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ
  2. ^ a b “2018-19シーズンB3クラブライセンス判定結果(第1回)について”. B3リーグ 公式サイト. (2018年3月8日). https://www.b3league.jp/archives/5135 
  3. ^ 川淵「新リーグの略称は『JPBL』」第3回タスクフォース後のチーム説明会”. スポーツナビ. Yahoo! JAPAN (2015年3月25日). 2017年3月2日閲覧。
  4. ^ プロスポーツの拡大均衡 クラブ運営の人材にこそ投資 Bリーグ大河チェアマン、インタビュー(上)”. NIKKEI Style. 日本経済新聞社日経BP (2016年11月7日). 2017年3月2日閲覧。
  5. ^ a b “2017-18シーズンB.LEAGUEクラブライセンス判定結果(第1回)について”. B.LEAGUE公式サイト. (2017年3月1日). https://www.bleague.jp/news/20388.html 
  6. ^ 日本社会人バスケットボール連盟について
  7. ^ “2017-18シーズンB.LEAGUEクラブライセンス判定結果(第2回)について”. B.LEAGUE公式サイト. (2017年4月5日). https://www.bleague.jp/news/22608.html 
  8. ^ “B2ライセンス不交付に関して”. 東京エクセレンス公式サイト. (2017年4月5日). https://tokyo-excellence.jp/news/22616.html 
  9. ^ “2017-18シーズンBリーグクラブライセンス判定結果について”. 鹿児島レブナイズ公式サイト. (2017年4月5日). https://www.rebnise.jp/news/22620.html 
  10. ^ a b “2018-19シーズン B.LEAGUEクラブライセンス 第1回判定結果について”. B.LEAGUE公式サイト. (2018年3月14日). https://www.bleague.jp/news/41412.html 
  11. ^ “2018-19シーズン B.LEAGUEクラブライセンス 第2回判定結果について”. B.LEAGUE公式サイト. (2018年4月4日). https://www.bleague.jp/news_detail/id=30211 
  12. ^ “2018-19シーズンB3クラブライセンス判定結果(第2回)について”. B3リーグ 公式サイト. (2018年4月5日). https://www.b3league.jp/archives/5162 
  13. ^ “2018-19シーズンB3クラブライセンス判定結果(第3回)について”. B3リーグ 公式サイト. (2018年4月10日). https://www.b3league.jp/archives/5166 
  14. ^ “2018-19シーズンB3クラブライセンス判定結果(第4回)について”. B3リーグ 公式サイト. (2018年4月11日). https://www.b3league.jp/archives/5488 
  15. ^ “2018-19シーズンB3クラブライセンス判定結果(第5回)について”. B3リーグ 公式サイト. (2018年6月7日). https://www.b3league.jp/archives/5723 
  16. ^ “2019-20シーズン B.LEAGUEクラブライセンス 第1回判定結果について”. B.LEAGUE公式サイト. (2018年3月12日). https://www.bleague.jp/news_detail/id=58439 
  17. ^ “2019-20シーズン B.LEAGUEクラブライセンス 第2回判定結果について”. B.LEAGUE公式サイト. (2019年4月9日). https://www.bleague.jp/news_detail/id=61716 
  18. ^ “ライジングゼファー福岡のクラブライセンス交付に関する判定結果について”. B.LEAGUE公式サイト. (2019年4月30日). https://www.bleague.jp/news_detail/id=63773 
  19. ^ “2019-20シーズン Bリーグクラブライセンス判定結果を受けて”. ライジングゼファーフクオカ公式サイト. (2019年4月9日). https://r-zephyr.com/news/detail/id=13509 
  20. ^ “クラブライセンス交付に関する判定結果について”. ライジングゼファーフクオカ公式サイト. (2019年4月30日). https://r-zephyr.com/news/detail/id=13540 
  21. ^ “2019-20シーズンBリーグクラブライセンス判定結果について”. 金沢武士団公式サイト. (2019年4月9日). https://samuraiz.jp/news/detail/id=13334 
  22. ^ “【B3】2019-20シーズン B3リーグ公式試合参加資格審査結果(第1回)”. B3リーグ 公式サイト. (2019年3月6日). https://www.b3league.jp/archives/8196 
  23. ^ “【B3】2019-20シーズン B3リーグ公式試合参加資格審査結果(第2回)および入会審査結果”. B3リーグ 公式サイト. (2019年4月12日). https://www.b3league.jp/archives/8347 

外部リンク[編集]