AKIRA (漫画)
AKIRA | |||
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ジャンル | SF・青年漫画 | ||
漫画 | |||
作者 | 大友克洋 | ||
出版社 | 講談社 | ||
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掲載誌 | 週刊ヤングマガジン | ||
発表期間 | 1982年 - 1990年 | ||
巻数 | 全6巻 | ||
テンプレート - ノート | |||
プロジェクト | 漫画 | ||
ポータル | 漫画 |
『AKIRA』(アキラ)は、大友克洋による日本の漫画、およびそれを原作とするアニメ映画、ゲーム。
概要[編集]
超能力者を巡る軍や反政府勢力の争い、近未来都市やその崩壊後の世界を描いたSF漫画。
講談社の漫画雑誌『週刊ヤングマガジン』にて、1982年12月20日号から1990年6月25日号にかけて連載[1](途中、アニメ映画制作に伴う中断あり)。全120話。題字は平田弘史が担当(PART3 - PART4)。
1984年(昭和59年)度 第8回講談社漫画賞一般部門受賞。
1988年 7月16日、アニメ映画(124分)公開。12月24日、タイトーによるゲーム発売(ファミリーコンピュータ)。
2002年、アイズナー賞最優秀国際アーカイブプロジェクト部門および最優秀国際作品部門を受賞。また、それ以前の1992年にも『オールカラー国際版』が最優秀彩色部門を受賞している。
2019年 7月、ロサンゼルスで開催されたAnime Expo 2019にてサンライズによる新アニメ化プロジェクトを発表[2]。
ハリウッドでの実写映画が企画進行中、詳細は実写版映画の項を参照。
制作の背景[編集]
1979年、大友克洋は双葉社の『アクションデラックス』に短編『Fire-Ball』を掲載した。未完に終わった同作は、70年代の若者達の物語を描いてきた大友の初めてのSF作品であり、コンピュータに支配された近未来の日本を舞台に、警官で超能力者の兄と反政府デモで活動する弟を主人公とし、人体実験に供された兄を救う為、弟達活動家が政府に殴り込み、超能力者とコンピュータの戦いで都市が崩壊する様を描いている。大友は、『Fire-Ball』が未完に終わり、当初考えていた結末まで描けなかった事が残念で、ずっと描き直したいと考えていた、しかしもう一度同じものを描き直すのなら、新しいものを始めてしまおうと取り組んだものが『AKIRA』になった、と同作が収録された短編集『彼女の想いで…』のあとがきや、後に行われたインタビュー[3]等で語っている。『Fire-Ball』からは政府の超能力研究、反政府ゲリラ、都市の破壊等の要素が『AKIRA』に引き継がれている。
大友克洋は『美術手帖』1998年12月号のインタビューで、『AKIRA』について、「東京が好きで、別の形で東京を語り直してみたい欲望があった」「戦後の復興期から東京オリンピックの頃の様な混沌を構築したかった。(東京の様に)こんなに無思想で歪んでめまぐるしく変化していく都市は魅力的」と語っている[4]。また、NHKスペシャルのシリーズ『東京リボーン』で『AKIRA』がタイトル映像等に取り上げられるに当たってのインタビューでは次の様に、廃墟からオリンピックまでの昭和の東京を描こうとした事を語っている[5][6]。
バイクの暴走少年を主人公とした事については以下の様に述べている[6]。
登場人物たちはみんな若者にしました。……ただ単に暴走して、つまんない世界にいる人間たちを主人公にして、東京の中のいろんな政治や、大きな秘密の中に触れながら、どうしようもない若者たちが少しは成長していくという話を作ったんです。 話はSFなんですけど、少しずつ自分たちで何かを見つけるんだよというメッセージは描きたいなと思っていました。それは、社会に参加して、または世界に参加して、自分たちで自分たちの道を発見する話なんです。…(中略)…いろんなことがあるんですけど、自分たちが見つけたもの、そして、自分たちがこれからなんかやってくんだよというメッセージは込めました。 — 大友克洋
近藤正高は、AKIRAが偶然にも2020年の東京オリンピック実現を「予言」した事について、「同作の連載が開始された1982年が第2次世界大戦終結から37年後だったので、その時間幅をそのまま作中の第3次世界大戦後に当てはめたのだろう」と述べている[4][5]。物語の舞台である2019年は、連載開始の年であり、作中で「新型爆弾」により、東京が廃墟と化した年である1982年からは37年後に当たる。本作にはデモ隊、オリンピック、四畳半、路地裏等の昭和の東京を思わせる、連載当時の都市再開発やバブル景気の中で失われようとしていた風景が描かれていた事、それらを惜しむというよりは、変化し続ける混沌の方をこそ愛している様だと評している[4][5]。
ストーリー[編集]
1982年12月6日午後2時17分[5][7]、関東地方で「新型爆弾」が炸裂し、東京は崩壊。これが引き金となり起こった第三次世界大戦から、世界は再建の途上にあった。
1巻(PART1 鉄雄)[編集]
2019年。東京湾には超高層建築物が林立する新首都「ネオ東京」が建設され、その繁栄は爛熟の極に達していたが、その足元では反政府デモ隊と警察が衝突する騒然とした状態が続いていた。崩壊ののち放置状態だった「旧市街」(かつての東京)でも、2020年の東京オリンピック開催[8] を機に、都市再開発が進められようとしていた。
主人公である職業訓練校生・金田率いる暴走族の少年たちは、旧市街へと続く遺棄されたハイウェイに入り込んでバイクを走らせていたところ、「爆心地」付近で白髪の少年と遭遇する。彼は軍の研究機関から、反政府ゲリラによって連れ出された実験体・タカシ(26号)であった。
暴走族のメンバー・鉄雄は、突然現れたタカシを避けきれず事故を起こし負傷する。鉄雄はタカシと共に軍の研究機関「ラボ」に連れ去られるが、タカシとの接触をきっかけに鉄雄の中に能力が目覚め始める。
金田たちは連れ去られた鉄雄を探すなかで、能力研究の秘密を追う反政府ゲリラのメンバーである竜、ケイの二人と出会い、大佐率いる軍やマサルとのタカシ争奪戦に巻き込まれる。退院し学校に戻ってきた鉄雄は、以前のようなおとなしく気の弱い少年ではなく、敵対する暴走族・クラウンのメンバーを殺しかけ、止めに入った金田に反抗する。
ラボの病院を脱走した鉄雄はクラウンのアジトに乗り込み、能力を使いメンバーを殺害し、リーダーのジョーカーを屈服させて新たなリーダーに納まると、他の暴走族への攻撃を開始した。金田はクラウンに対して、他の暴走族と糾合して反撃を試みる。
ネオ東京の路上を舞台に暴走族同士の大規模な抗争が起こるが、金田たちは能力を使う鉄雄ひとりの前になすすべなく敗れる。鉄雄はかつての仲間であった山形を金田の目前で惨殺し、金田に拳銃で撃たれる。
そこへ軍の部隊が到着する。能力発現にともなう頭痛に苦しむ鉄雄に対し、大佐は研究機関への帰還を促し、「41号」と呼びかける。
2巻(PART2 アキラ)[編集]
暴走族の抗争は軍により制圧され、鉄雄、金田、ケイらは大佐によってラボが入る超高層ビルに連行される。そこにはタカシ、キヨコ(25号)、マサル(27号)という、先の世界大戦以前の極秘研究プロジェクトで能力を開発された、老人のような顔をした子供たち「ナンバーズ」も住まわされていた。薬物を投与されながら能力を開花させつつあった鉄雄は、研究の核心にある「アキラ(28号)」に強い関心を持つ。
かつてナンバーズの子供たちの仲間であったアキラは、30年近くに渡って軍が巨費を投じ封印し続けている、謎の存在だった。一方、ラボを訪れた大佐に対して、予知能力を持つキヨコは、アキラの目覚めとネオ東京の崩壊が間もなく起こることを告げる。
キヨコはケイを能力で操り、アキラを探る鉄雄を止めようとするが、鉄雄はラボを逃げ出して旧市街に向かい、爆心地に建設中のオリンピックスタジアムの地下に隠された軍の極秘施設を襲撃する。追ってきた大佐らの説得に耳を貸さず、鉄雄は絶対零度で冷凍封印されていたアキラを目覚めさせ、連れ出してしまう。
アキラが外へ出たことを知った大佐は非常事態宣言を発令させ、軍事衛星「SOL」を使って鉄雄へのレーザー攻撃を試みる。鉄雄は攻撃を受けて片腕を失い、アキラは混乱の中でラボを脱出し追ってきたケイと金田によって保護される。
3巻(PART3 アキラ II)[編集]
連れ出されたアキラを巡って、アキラを特別な存在と考えるミヤコの教団と、アキラを取り返そうとする軍との争奪戦が始まる。ケイたちからアキラを預かった野党党首の根津は、支持母体の長であるミヤコを裏切り、部下であるゲリラも切り捨て、自らの政治的野望のためにアキラを利用しようとするが、ケイや竜、チヨコ、金田らは根津の手先から逃げ延び、アキラを連れ去る。
一方、アキラ争奪戦における非常事態宣言発令の混乱の責を政府に問われた大佐は、アキラ行方不明という非常事態に際しても与野党の醜い政争が続く状況に業を煮やし、クーデターを決行。ネオ東京に戒厳令を敷いて軍の大部隊を出動させ、アキラを捜索する。
根津の私兵、ミヤコの教団が独自に育成した能力者、大佐率いるクーデター部隊、金田たちによるアキラ争奪戦は、早朝の運河で金田らが軍に追い詰められたことで幕を閉じる。大佐の連れてきたナンバーズの子供たちがアキラの元に集まるが、アキラを射殺しようとした根津の弾丸がタカシの頭に当たってしまう。ナンバーズやアキラたちの脳内に衝撃が走り、それを引き金にアキラは37年前に東京を壊滅させた能力を再び解放した。
アキラを中心に現れネオ東京を飲み込んだ巨大な光は、やがて暗黒の球体へと変貌。それが中心へと収縮すると、ビル群を巨大な津波が襲い、ネオ東京は廃墟と化した。ケイや大佐らはナンバーズの子供たちによる瞬間移動で難を逃れたものの、金田は光に飲み込まれ行方不明になる。
ネオ東京の崩壊後、ひとり爆心地にいたアキラの前に、SOLによる攻撃を生き延びていた鉄雄が現れる。
4巻(PART4 ケイ)[編集]
廃墟となったネオ東京は政府や軍によるコントロールを失い、完全な無政府状態と化していた。鉄雄はアキラを「大覚」に祭り上げ、被災者を集めて「大東京帝国」という勢力を築き上げる。
外部からの接触を拒み、孤立した集団の支配者となった鉄雄は、被災者への食料に薬物を混ぜ、帝国の構成員にも薬物を投与して能力者を育てようとしていた。一方、ミヤコの教団は被災者に食糧や能力による治癒を与えてもう一つの勢力を築いており、ケイらゲリラの生き残りも、薬物欠乏に苦しむナンバーズらと共に教団へと身を寄せる。鉄雄はやがて、薬物でも自らの力を抑えられないようになっていく。
ネオ東京の廃墟では、切り札であるSOLの発射ボタンを持って単身で鉄雄に挑む大佐、ジョージ山田率いるアメリカ海兵隊特殊部隊、ゲリラの生き残りである竜のグループが、それぞれ大東京帝国へと迫る。
鉄雄は「隊長」が集めてきた少女たちに致死量の薬物を与え、破滅的なセックスに耽溺する。一人の少女が薬物を家族に持ち帰ろうとして飲まなかったため生き残ると、鉄雄はその少女・カオリを侍女として仕えさせるが、次第に彼女に依存していく。
鉄雄は、一言も発さず感情を表さないアキラをいぶかしみ、アキラの心の中を覗いて激しいショックを受ける。アキラとは何なのかを問うため、鉄雄はひそかにミヤコの下を訪れる。自らもナンバーズであるミヤコはプロジェクトの全容を語り、アキラに近づくことができるのは鉄雄しかいないと説く。
ナンバーズとミヤコの教団のつながりを掴んだ隊長は鉄雄に指示を請うが相手にされず、独断で兵を率いてミヤコの教団と激しい戦闘となる。その最中、薬物の摂取を止めて苦しみに耐える鉄雄は、大佐が再び放ったSOLのレーザーに刺激され、能力の爆発的覚醒を起こして空中へと飛翔し、光を集める。
その光の中から、ネオ東京崩壊時にアキラの球体に飲みこまれたビルの残骸が出現して地上へ落下し、その中に金田の姿もあった。
5巻(PART5 ケイ II)[編集]
ケイや甲斐、ジョーカーらと再会した金田がようやくネオ東京崩壊以後の状況を理解した頃、大東京帝国はミヤコ教の勢力に被災者を奪われている状況に危機感を持ち、構成員の士気を高めるためにオリンピックスタジアムで大集会を開くことを計画する。一方、ネオ東京沖合のアメリカ海軍艦隊の空母では、アキラを巡る現象を調査する米・ソ共同の「ジュヴィナイルA」計画に参加する軍人や科学者たちがアキラや鉄雄による力の発動を観測していた。鉄雄の能力の膨張は留まることを知らず、沖合の空母を急襲して自分を観測する科学者たちの前に姿を現し、研究者たちを嘲笑する。
ジョージ山田としばらく行動を共にしていた竜は、山田がBC兵器でアキラと鉄雄を抹殺しようとしていることを知る。山田は竜と決別し、ジュブナイルA計画の遅滞に不信感を持つ海軍提督が呼び寄せた特殊部隊と合流する。
オリンピックスタジアムでは大東京帝国の集会が開催され、鉄雄は余興として月の一部を破壊する。しかし、あまりに大きな力を使った鉄雄の肉体は崩壊を始め、鉄雄自身にも制御できない、肉体と機械の融合した怪物となって暴走していく。
ケイは、ミヤコやナンバーズらの力の触媒となって鉄雄と戦う決意を固め、ミヤコから禊を受ける。沖合のアメリカ海軍艦隊を襲う鉄雄に対し、ケイが立ち向う。
アメリカ海兵隊、竜、大佐らはそれぞれの切り札を持ってスタジアムに侵入を開始。金田とケイもジョーカーと甲斐のグループに合流し、スタジアムに立て篭もる大東京帝国や鉄雄との間で最後の戦いを開始する。
6巻(PART6 金田)[編集]
鉄雄はカオリの前で肉体の崩壊を起こすが、機械の腕を身体から切り離すと失われた腕が再生し、一瞬自分の形を取り戻す。
しかしそこに現れた大佐がSOLの照準器を鉄雄に向け、レーザーをスタジアムに発射する。SOLの再起動を受けて海軍提督はネオ東京への全面攻撃を決意し、SOLのレーザーの直撃を防御した鉄雄の体は直後に爆発的に膨れ上がり、もはや人の形をとどめない姿となって襲いかかる。
化け物に成り果てた鉄雄を殺すため、アキラを盾にして進む隊長。それを鉄雄に伝えようとしたカオリは隊長に撃たれる。
再び暴走が止まり形を取り戻した鉄雄は、死の間際にあるカオリを見つける。そこへ隊長の武装勢力とアメリカ海兵隊がなだれ込んだ。ジョージ山田は鉄雄のために用意した特殊な細菌ガス弾を使用する。隊長の勢力はガスに飲まれ全滅するが、ガスを吸収した鉄雄はこれまでの苦悶が嘘のように晴れ、完全に肉体と精神のコントロールを取り戻す。
海兵隊を壊滅させた鉄雄の前に金田らが現れ、鉄雄と金田の決闘が始まる。ケイも加わるが、力が完全に高まった鉄雄に一方的に圧倒される。しかしアメリカ軍の戦闘爆撃機による絨毯爆撃が開始され、さらにアメリカ軍の衛星兵器「フロイド」によるレーザー攻撃がスタジアムを破壊する。鉄雄は衛星軌道へ飛翔しフロイドを破壊し、そのまま落下させて空母に直撃させる。ジュブナイルAの科学者たちは沈没する空母から辛くも脱出する。
フロイドの攻撃の中でさまよっていたアキラを連れてスタジアムを脱出した金田とジョーカーは、行方の分からなくなったケイを探そうとする。鉄雄は死んだカオリを蘇らせようとするが叶わず、カオリを抱え、オリンピック会場地下の冷凍施設へと向かう。スタジアム内で辛くも生き残った大佐とケイだったが、ケイはミヤコに呼び掛けられ、再び鉄雄と戦う準備をする。
アキラ用の冷凍封印カプセルにカオリの遺体を運んだ鉄雄の前にケイが現れるが、鉄雄の体の中では再び能力の暴走が始まろうとしていた。アキラも鉄雄に共鳴するかのように地下施設に足を向け、アキラの後を追う金田らも鉄雄がその先にいることを察知し、竜やチヨコらと合流して地下に向かう。
地下では鉄雄が再び膨張を始める。地下に到達し鉄雄の姿を目の当たりにした金田に対し、鉄雄は一瞬姿を取り戻し「助けてくれ」と懇願するが、再び膨張を始めた鉄雄の中に金田は飲み込まれる。鉄雄とアキラは互いに呼応するかのように手の中に光を発生させるが、三度目の爆発を止めようとした竜がアキラを撃つ。
アキラとのつながりが切れた鉄雄は、自分たちを観測しているミヤコやナンバーズの能力に引き寄せられ、冷凍カプセルを地下から引き抜くとミヤコ教神殿上空に現れる。不安定な鉄雄を完全に覚醒させるため、ミヤコはナンバーズにアキラの力をもう一度解き放たせるよう頼み、鉄雄との最後の能力戦に挑む。
ミヤコに指示を受けたケイが、鉄雄とミヤコのいる神殿にSOLのレーザーを落とす。ミヤコがそれを鉄雄に直撃させると、鉄雄の最後の覚醒が起こり、神殿を中心に光が発生した。同時に、ナンバーズの仲間と共に空に浮かぶアキラがもう一つの光を発生させる。
アキラの光が鉄雄の光を飲み込んでいく中、鉄雄の体内に取り残されていた金田は、鉄雄の記憶、宇宙の始まり、「大きな力」が究極の状態を目指して進む流れに曲折をもたらすという「能力」の意義、そしてナンバーズの子供たちに行われた実験の過程を目撃する。アキラとナンバーズが鉄雄を吸収して彼方へと去ろうとする瞬間、金田はケイによってアキラの光の中から救い出され、この宇宙に引き戻される。
再び爆心地となったネオ東京に国連軍が上陸し、被災者への救援が始まる。しかし偵察中の国連軍の前に「大東京帝国」を名乗った金田、ケイ、チヨコ、甲斐、ジョーカー、そして仲間たちが現れ、「我々の国に口出しはするな!」と警告を与え、「アキラはまだ俺たちの中に生きてるぞ!!」と言い残してバイクで走り去る。
廃墟の谷間をバイクで疾走する金田とケイを、山形と鉄雄の幻が追い越してゆき、崩壊したネオ東京が蘇るビジョンと共に物語は終わる。
登場人物[編集]
メインキャラクターの名前のいくつかは『鉄人28号』のオマージュであることが明らかにされている。これは『鉄人28号』の主人公である「金田正太郎」、鉄人28号を開発した敷島博士の息子「敷島鉄雄」から取られた「島鉄雄」などに現れている[9]。原作、アニメ映画版、ゲーム版で設定に多少の差異がある。
主要人物[編集]
- 金田 正太郎(かねだ しょうたろう)
- 主人公。16歳。身長164cm。体重52kg。職業訓練校の生徒。暴走族チームのリーダー格で、自称「健康優良不良少年」。自分専用に改造したバイク(盗品)を駆り、日々を無為な暴走行為に費やしている。そのすばしっこさや逃げ足の速さは、軍隊でも捕まえられないほどで、大佐を驚嘆させた。
- 高い運動神経の持ち主で、走り屋としては度胸のある走りをする。仲間や走り屋からの人望も篤い。また、鉄雄とは幼少からの幼馴染であり、イジメを受けやすい彼を庇護するような立場の親友として接していた。
- ケイを助けたことで、反政府ゲリラと関わる。能力に覚醒し、薬物に溺れた鉄雄がリーダーとなった暴走族チーム「クラウン」との抗争で、鉄雄を追い込み銃口を突きつけるも幼馴染ゆえに引き金を引くことができず、目の前で山形を殺害される。これをきっかけに鉄雄への復讐に走るが、まだ彼に対して情を捨てきれない面を残している。
- 原作ではゲリラの一員としてケイやチヨコと行動を共にしていたが、覚醒したアキラの力に飲み込まれ、物語中盤は表舞台から一旦姿を消す。後にアキラと鉄雄の力の発動の中で、第三次世界大戦を含む一連の出来事の真相を知る。事件の終了後、ケイ、チヨコ、甲斐らと共に大東京帝国を鉄雄から引き継いだ。職業訓練校の保健婦と関係を持っているらしく、妊娠したと告げられても大して意に介していない態度をとっていた。
- また興奮剤のような薬物を日常的に摂取している様子が見られるが物語後半以降はそういった描写はなく、薬の大量摂取で衰弱していた鉄雄を殴り飛ばして咎める場面もあった。
- アニメ映画版では、アキラの封印を解いた鉄雄との決戦で怪物と化した鉄雄に呑まれてしまうが、辛くも脱出。その後、ナンバーズたちによって覚醒したアキラの力を目の当たりにし、鉄雄の救いを求める声に応じて飛び込んだことで力に巻き込まれる中、アキラたちにすら制御できなかった能力を人類が受け入れられるような「目覚め」が始まっていることをナンバーズから告げられ、最終的にオリンピック会場の瓦礫に踏みとどまった。
- 本編では姓で呼ばれ、名前で呼ばれる場面はない(アニメ映画版では生徒手帳から「金田正」まで名前を確認できる)。
- 島 鉄雄(しま てつお)
- もう一人の主人公。15歳7ヶ月(物語スタート時点)。身長160cm。体重46kg。41号とも呼ばれる。金田の幼馴染。金田のチームのスクラムハーフとして暴走中、タカシとの接触がきっかけで能力に覚醒。能力の爆発的な成長によりアキラに迫る力を手に入れ世界を翻弄する。
- 何事においてもリーダーシップを発揮し喧嘩も強い金田に対し、幼少の頃から絶えず劣等感を抱き、自分が金田を始めとする仲間たちから庇護されることに不満を抱いていた。
- 能力に覚醒した後は、全能感に溺れ、それまでのおとなしかった性格が一変して凶暴な性格となる。大佐の研究所から脱走した後はネオ東京で破壊の限りを尽くし、多くの人々を殺害。今まで劣等感を抱いていた暴走族の仲間たちにさえ平然と手を出すまでになってしまい、山形を惨殺した。
- 大佐から研究所に戻るように説得されるが、タカシ、キヨコ、マサルのようになることを拒否。衛星兵器「SOL」による攻撃を受け、右腕を失ってしまう。
- 原作では超能力で右腕が再生し月の一部を破壊するまでの力を手に入れるが、その後は力を制御できなくなり、肉体と精神が崩壊していった。決戦の末に最後は再び覚醒したアキラとナンバーズによって別次元へと消え去った。
- アニメ映画版では右腕をSOLの直撃で失い、瓦礫の破片で義手を作るが、右腕に激痛が走り苦しむようになる。オリンピック会場での決戦で制御不能となり、膨張する肉塊のような怪物へと変貌、意図せずカオリを体内に巻き込み圧殺してしまう。最終的にナンバーズによって覚醒したアキラの力に翻弄され敗北。救助に向かったタカシ、キヨコ、マサルら3人に導かれ、アキラと共に別次元へと消え去った。
- 能力を手に入れるまで金田のバイクに固執していたが、扱いきれずにエンストを起こしている。
- アキラ
- この作品の核心に位置する少年。28号とも呼ばれる。1982年に覚醒、能力の暴走により東京崩壊を起こした。このことは「新型爆弾」によるものとされてアキラの存在は隠蔽され、アキラ自身は地下施設で極秘に冷凍封印され、軍の厳重な管理下にあった。
- 原作では地下から連れ出された後、タカシの死をきっかけに覚醒し、ネオ東京崩壊を招いた。後に鉄雄たちによって「大覚」として祭り上げられるも、自我を失ったまま、周囲の人間から奪い合いの対象となる。
- アニメ映画版では調査研究のために体をバラバラにされ冷凍保存されていたが、ナンバーズたちによって呼び戻された。
- アキラを捜すことが、原作・アニメ映画共に鉄雄の暴走と狂気へのきっかけであるが、アニメ映画では対面を果たすことはなかった。
暴走族[編集]
- 山形(やまがた)
- 金田のチームの特攻隊長的存在。チームで2番目に背が高い。腕っ節が強く気性が激しいものの、仲間に対しては義理堅く面倒見もいい性格。原作・アニメ映画版いずれにおいても能力を得た鉄雄に詰め寄ったことで惨殺される。
- 甲斐(かい)
- 金田のチームのメンバー。ラフな服装の金田たちとは違い、ジャケットにタイといったトラッドな格好を好む。山形とよくつるんでおり、アニメ映画版では、鉄雄によって山形が殺される場面を目撃した。
- 原作では後のアキラ覚醒後に崩壊したネオ東京に踏みとどまって、ジョーカーと共に大東京帝国に対抗する機を覗っている。
- アニメ映画版では山形の死後、鉄雄へと挑む金田のサポートに回り、レーザー銃のバッテリー充電を行った。オリンピック会場へは避難民に巻き込まれて移動できず、全てが終わった後、金田を救助するためケイと共に駆けつける。
- 渡辺栄一
- アニメ映画版でのみ登場。脇役であるが金田チームのうちの一人。丸刈りで眼鏡をかけている。転倒した鉄雄に対して「ったく、遊んでんじゃねェぞ、こらァ!」と怒鳴った。公式資料集「アキラ・アーカイヴ」にて名前が判明。
- 竹山裕二
- アニメ映画版でのみ登場。金田チームの一人。少し髪の長い少年。ヘタなギャグにもすぐ吹き出してしまう。名前の出典元は同じ。
- 桑田満
- アニメ映画版でのみ登場。金田チームの一人。垂れ目で身長が高い。腕まくりをしている。同上。
- ジョーカー
- 暴走族チーム「クラウン」のリーダーで、金田たちと敵対している。
- チームメンバーのほぼ全員が違法薬物に耽溺するジャンキーで、薬物を手に入れるためなら強盗をも辞さない暴力的なグループであるため近隣のバイクチームからは憎悪を向けられており、ジョーカー自身もその豪腕や打たれ強さもあって他のチームから恐れられている。
- 能力に覚醒した鉄雄によってリーダーの座を奪われた挙句、打倒鉄雄に燃える金田たちとの抗争が原因で少年院に送られた。原作ではそこで災厄に巻き込まれ重傷を負うが、同じく少年院に送られていた甲斐に助けられて以降、打倒鉄雄を掲げ行動を共にする。
- アニメ映画版では冒頭の暴走シーンのみに登場し、金田と対決。アーミーの検問が厳しくなって以降は姿を消したことがセリフでのみ語られる。
- バイクいじりが得意のようで、災厄により廃車となったバイクを何台も再生させている。偶然見つけた状態の良いフライングプラットホーム(FPH。アーミーの新型兵器で空中に浮く乗物)をも仲間と修理して自ら使用した。
- チーム名の通り、登場当初はピエロのフェイスペインティングを施していたが、災厄後はタイヤ跡や道路標識など、何度かデザインを変えている。
ゲリラ[編集]
- ケイ
- ヒロイン。身長166cm。体重50kg。反政府ゲリラの少女。兄の後輩である竜とは息の合ったコンビで、当初は竜を慕っていた。
- 生年月日は2002年3月8日。グラフブックより。金田より年上と思われ、金田を子供扱いする。
- 原作・アニメ映画版いずれにおいても偶然出会った金田に窮地を救われ、言い寄られるのを拒否しつつも行動を共にする。
- 原作ではネオ東京崩壊後、ミヤコによって彼女らの能力の触媒となる能力を見いだされ、自らの意思で鉄雄と対決する。
- なお、原作内の金田に宛てた書き置きやアニメ映画版での絵コンテで「K」と記述されており、本名が明らかにされる場面はない。
- 竜作(りゅうさく)
- 通称「竜(りゅう)」。根津率いる反政府ゲリラグループのリーダー。革命を信じて行動するも、より大きなうねりに翻弄され、幾度となく危機的な状況に陥った。
- 生年月日は1992年5月31日。グラフブックより。
- 原作では鉄雄と共鳴して力を発動させようとしたアキラを目の当たりにし、これを止めようとして発砲。弾け飛んだ力の余波で崩れた瓦礫に押し潰される。
- アニメ映画版では保身を図った根津に撃たれて致命傷を負った末、アキラの騒ぎを革命と勘違いしたまま倒れて死亡した。
- チヨコ
- 反政府ゲリラの武器調達・連絡員で巨体の女性。通称「おばさん」。原作のみ登場。
- ケイを実の娘のように大切に思っている。大佐と比較しても遜色がないほどの体格を持ち、武器の扱いにも手馴れているだけにとどまらず、機関銃を片手で持ちながら発砲したり、対戦車ロケットを鈍器として振り回すなど、高い戦闘能力の持ち主。
- ケイや金田と共に偶然アキラを保護するも、届け出た根津に切り捨てられそうになり離反、根津のバックにいたミヤコの勢力と衝突する。ネオ東京崩壊後はケイと共にマサルとキヨコを保護、アキラ・鉄雄の勢力に対抗していた。
軍(アーミー)[編集]
- 敷島大佐(しきしまたいさ)
- 42歳。身長203cm。体重92.5kg。軍の実質的な最高指揮官で、凍結封印されたアキラの管理者でもあった。自衛隊高官だった父親がアキラの災厄に遭って死亡したことから、アキラにこだわる。最高幹部会の一員でもある。
- 原作ではクーデターを起こしてまで行方不明となったアキラを保護しようと試みるも、根津のタカシ誤射により失敗。再び開放されたアキラの力を目の当たりにする。ネオ東京崩壊後は単身で鉄雄を抹殺するチャンスを伺っていたが、後に同じ目的を持つケイやチヨコと共闘することとなる。
- アニメ映画版では鉄雄の暴走を食い止めようとクーデターを起こし、最高幹部会を全員拘束して失脚させる。ナンバーズを危険視しつつも親身に面倒を見ていたため、キヨコによってアキラの覚醒から救助される。
- 名前のモデルは敷島博士。
- ドクター
- アニメでは「大西」と書かれた名札を付けている。大佐の下でアキラを始めとするナンバーズの研究管理を司る人物だが、研究に熱中するあまり、鉄雄のコントロールできないほどの成長を安全より優先してしまう。
- 原作ではアキラ覚醒の際の冷媒漏れに巻き込まれ凍死。
- アニメ映画版では鉄雄の能力データの収集に夢中になり、結果としてアキラの力の開放に巻き込まれ、つぶされる観測トレーラーの中で圧死する。
ナンバーズ[編集]
- タカシ
- 26号とも呼ばれる。投与された薬品の副作用により8歳で肉体の成長が止まり、老化だけが進行した。
- 3人の古いナンバーズの中では、宇宙戦争アニメーションなどのテレビ番組を好んだり最も性格的に幼く、外の世界に出てみたいという単純な理由から物語冒頭にゲリラの手引きで研究施設から脱走、鉄雄の能力覚醒のきっかけとなる。
- 原作では根津に誤射され死亡するが、そのショックでアキラが覚醒し、ネオ東京崩壊の引き金となる。
- アニメ映画版ではアキラの覚醒を目の当たりにしてなお鉄雄を助けようとする金田を「あの人は関係ないもの」と救助に向かい、キヨコ、マサル、アキラ、鉄雄と共にこの世界から立ち去る。
- 一定以上の力を持つ実験体には番号が付けられ、手の平にもその番号が刻印されるため、通称「ナンバーズ」と呼ばれる。
- キヨコ
- 25号とも呼ばれる。タカシと同じようにして9歳で成長が止まった。
- 彼女の未来予知は93 - 95%の確率で当たり、ネオ東京崩壊も予知した。身体的にはひどく弱っており、寝たきりで自力で動くことはほとんどできないが、超能力で自分のベッドや自分自身を浮かせることができる。最初にケイを精神力で操って鉄雄に対抗するが失敗、以降はその逃走を助けるなどした。
- 原作ではネオ東京崩壊後に経緯不詳ながらマサル共々ケイやチヨコに保護されていたが、後にミヤコの教団に身を寄せる。
- アニメ映画版ではアキラの覚醒から敷島大佐を逃がした後、タカシの行動を見て、未来を変えるために彼と共にアキラの光へ飛び込む。
- マサル
- 27号と呼ばれる。タカシ、キヨコと同じようにして8歳で成長が止まった。
- 小児マヒを患っており、そのために念動力によって浮遊するカプセルに座って移動する。3人のナンバーズの中では大人に対する憧れが強く、スーツにネクタイを着用する。性格的にも冷静で落ち着いている。
- アニメ映画版では金田の救助は無理だと考えてタカシを止めていたが、それでも助けに向かった彼の姿に、アキラの光へ飛び込むことを決意する。
ミヤコ教[編集]
- ミヤコ
- 宗教団体を指導する老婆。かつてアキラの力を目の当たりにして失明するも、強い感応力で他人と視覚を共有することができる。
- 原作では仮死状態のまま廃棄された元ナンバーズ(19号)であり、ネオ東京崩壊後は多くの人物に助言を与え、鉄雄とも直接対峙する。教団内では薬物を併用して僧たちの能力開発も行っていたようで、ネオ東京崩壊後に難民保護を行う僧の中に、能力者が複数存在している。
- アニメ映画版では脇役扱いで、鉄雄をアキラと思い込み、軍を蹴散らしながらアキラの下へ向かう鉄雄の後を追うも、鉄雄が川の上にあった道路橋を破壊した際に巻き込まれ、落下する車に巻き込まれる。橋での行進時、輿の上で「おぉ清浄の炎よ 汚濁の街を焼き払い、我らの穢れた心を焼き尽くすがよい 恐れてはならぬ、その身を炎で清めるのだ」と大衆に演説していたが、死を目の当たりした際は情けなく助けを求めていた。
- ファミコン版ゲームではゲームを続きから始める際のパスワード入力画面に登場。
- 根津(ねづ)
- 野党に属する政治家で最高幹部会の一員。表ではミヤコの教団の力を背景に政界工作を行い(原作)、裏ではケイの反政府ゲリラに資金を与え指導している(原作・アニメ映画版共通)。
- 原作ではタカシを誤って撃ち、軍の応射によって射殺される。これが2度目のアキラの暴走を招き、それによって瓦礫と共に消滅した。
- アニメ映画版では軍が秘匿するアキラの正体を握ることで政治的優位に立つことを画策するが、大佐の起こしたクーデターにより失脚。混乱のさなか心臓発作を起こして死亡する。
- 榊(サカキ)
- ミヤコの尖兵を担う少女。原作のみ登場。
- ナンバーズほどではないものの能力を使え、常人では不可能なレベルでの跳躍やショック波攻撃を得意とする。まとまりのない髪型をしているため、金田に「タンポポねえちゃん」というあだ名を付けられている。
- クーデターを起こした軍、根津派、ミヤコの教団、反政府グループ残党によるアキラ争奪戦の折に金田たちと衝突。最終的に軍によって瀕死の重傷を負ったところでアキラが暴走し、瓦礫と共に消滅した。
- 彼女ら教団の能力者3人組は、ミヤコのセリフから実の娘のように大切にされていた様子。
- モズ
- 榊、ミキ同様ミヤコの尖兵を担う少女で、能力を使える。原作のみ登場。
- 天然パーマを帽子で隠してアキラを探す軍を撹乱するも、タカシの攻撃の前にあえなく失神。軍に捕らえられる。
- ミキ
- 榊、モズ同様ミヤコの尖兵を担う少女で、能力を使える。原作のみ登場。
- 金田に頭突きを食らってノックアウトされた後、軍に捕獲されたモズを救出するために動くも、射殺される。
大東京帝国[編集]
- 隊長
- 鉄雄・アキラに仕える大東京帝国の幹部。原作のみ登場。
- 能力の素質のある人間やカオリら慰安婦の確保、帝国の力を誇示するための集会開催の助言を行う一方、鉄雄には内密に帝国軍を編成しミヤコ教の神殿を襲撃したり、鉄雄に反旗を翻したりと、己の保身のために独走する一面を持っている。
- ジョージ山田が鉄雄に向けて放った細菌ガスに巻き込まれ死亡する。
- カオリ
- 原作では難民→鉄雄の遊び相手→鉄雄の侍女。当初は被災体験のショックから感情の発露も少なかったが、本来は明るく優しい性格であり、アキラの面倒もよく見ていた。鉄雄の殺害を企てた隊長に背後から撃たれ死亡する。
- アニメ映画版では鉄雄のガールフレンド。卑屈とも言えるほどに大人しい性格。力に目覚めた鉄雄の不安定な精神の拠り所となるも、暴走した鉄雄に絞め殺される。
- アニメ映画版のメイキング映像『AKIRA PRODUCTION REPORT』では、「数少ないかわいらしい容姿のキャラクターのためか、スタッフからも人気が高い」と評されている。
アメリカ軍[編集]
- ジョージ山田(ジョージ やまだ)
- アメリカ軍の工作員。階級は中尉。原作のみ登場。
- アキラ抹殺のために大東京帝国に潜入するが、他の仲間を殺され、自身も逃走しているところを竜に助けられ匿われる。後に後続部隊と合流、アキラや鉄雄を抹殺するために攻撃を仕掛けるが、即死性の猛毒細菌兵器をも無力化する鉄雄の力の前に敗れ、部隊共々圧殺された。
- ジュヴィナイルAのスタッフ
- 米・ソ等の先鋭科学者とチベットの密咒師で構成された、アキラ研究グループ。東京湾沖のアメリカ艦隊を拠点に、様々な観測データを基にアキラと鉄雄の動向を探る。
ネオ東京のバイク[編集]

作中、主人公の金田が操る「金田のバイク」を始めとする個性的なバイクは、カウルからフレームレイアウトに至るまでのセミ・イージーオーダーシステムが主流となったことによるもので、そのスタイリングは、現代で言うレーサーレプリカ風のバイクや、ビッグスクーター風のものなど多様であり、同じものは2つとしてない。
車輪内に組み込まれた常温超伝導モーターによる両輪駆動を実現し、電力はガソリンエンジンによる発電(アニメ映画版冒頭で鉄雄が押し掛けし、原作では金田が薬物を燃料タンクに隠している)。また、ボディのあちこちに貼られたステッカーは、1980年代回顧ブームによる流行である。
ただ、ジョーカーが乗る大型のアメリカンは、彼の趣味で現在と同じガソリンエンジンの後輪駆動車で、大きなマフラーが何本も伸びている[10]。映画冒頭の金田とジョーカーのチキンレースシーンでは、金田のバイクのモーター音とジョーカーのバイクの排気音が対比して描かれる。
金田のバイク[編集]
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金田のバイク | |
---|---|
全長 | 2947mm |
全高 | 1171mm(シールド含む) |
全幅 | 831mm |
シート高 | 340mm |
最低地上高 | 76mm |
ホイールベース | 2194mm |
タイヤサイズ | 前18インチ、後19インチ |
最高速度 | 243km/h |
乾燥重量 | 154kg |
発電形式 | 常温超伝導発電機 |
最高発電量 | 83.0kW |
エンジン回転数 | 12500rpm |
最大電圧 | 12000V |
その他 |
アニメ映画版の劇中でこのバイクへの興味を募らせる鉄雄によると、金田のバイクのスペックは「セラミックツーローターの両輪駆動」「コンピューター制御のアンチロックブレーキ(ABS)」「12,000回転の200馬力」。バックも可能で、さらにコンソールにはスピードメーターなどの他にナビゲートシステムも搭載されている。このうちABS、200馬力、バック、バイク用カーナビは現在の市販車で実現されている。
盗品を改造したものであるらしく、扱いに不慣れな鉄雄はエンジン5,000回転以下でギアチェンジをしたことでエンストさせてしまった。
赤一色で塗られた車体には「成田山」「Canon」「HONDA」「SHOEI」「Arai」「CITIZEN」等のステッカーが貼られている。後にアメリカのマクファーレントイズから発売された1/12スケールの金田のバイクには、CEOのトッド・マクファーレンのコミック会社「イメージ・コミックス」のキャラクター「スポーン」のロゴステッカーが貼られている。
造形上、2人以上の搭乗は想定されていないように見えるが、原作では「80kg以下ならなんとか乗れる」と言いながら金田がリアカウルを外して荷台のような部分を露出させてケイを乗せている他、加筆されたラストシーンでは座席に金田とケイが体を密着させて搭乗しており、二人がより親密な関係になったことを表している。
アニメ映画版では鉄雄にとっての「力」、そして「金田への憧憬」の象徴として扱われており、それゆえに超能力に目覚めた鉄雄はバイクへの興味を失う。鉄雄との最終決戦でも金田を乗せて活躍し、最終的にはカウルを破損しながらエンディングでも金田を乗せて走り続けた。また、冒頭の暴走シーンにおける「車体を横滑りさせての急停車」は、本作を象徴する場面の一つであり、後発の様々な作品でオマージュされている。
そのスタイルはもちろん、類似する構造のバイクすら原作公開の当時は存在していなかった。極端に長いホイールベースや、4輪のレーシングカーのように低いライディングポジション、フロントのハブセンター・ステアリング(フロントフォーク構造によらない前輪支持構造。ただし原作の雑誌掲載開始当初(1982年)にはカウルで覆われているために明確な描写はなく、ハブステアに類似した描写がなされるのは単行本5巻(1986年頃)からである)、車載コンピュータによるデジタルメーター(4輪では1976年のアストンマーティン・ラゴンダが世界初、バイクの液晶デジタル表示は1982年頃から)など、既存のいかなる車両にも当てはまらないデザインやスタイルで異彩を放っていた。
金田バイクのレプリカ[編集]
この未来的で前衛的なスタイルは漫画・アニメファンのみならず多くのカスタムバイク関係者の注目を集めた。
まず最初に、アニメーション映画公開に併せてモックアップモデル(計器類は動くが走らせることは不可能)が制作、東京モーターショーで展示される。同モックアップはカスタムバイクメーカー「ホワイトハウス」によって、アニメ映画公開に併せてタイアップしていたタイトーのスポンサードで制作された。当初、作画側から割り出したリアタイヤ径が21インチとされたが、そのような寸法のタイヤが存在しなかったため微妙に縮小されている。革ジャンメーカー「カドヤ」の提供したジャケットを着たモデルとの撮影も行われていたが、そのような事情からモデルには金田の設定よりも少し小柄な女性が担当した。その後、日本国外での公開で行方不明となっている。
250ccの市販アメリカンバイクをベースとして、同車の雰囲気を持つカスタムバイクも開発・発売された。この車両は保安基準を満たしているため、ナンバーを取得すれば公道走行も可能である。
さらにこのバイクをモチーフにした「電動バイク」がベンチャー企業によって製作された。量産化の記事が2006年のバイク専門誌に掲載されたが、リアのアルミニウム削り出しのモーターハウジングは一点モノであり、製作単価は数百万円に上った。2007年には資本提携していた企業との関係解消などの報道もあり、その後の開発の進展の音沙汰は無い。
ホンダのスクーター「リード」をベースとしたカスタムバイクもある。ベース車両は50ccと90ccが選択できるが、2ストロークエンジンであるため生産が終了しており、ベース車両は中古とならざるを得ない。
スズキからも、同車の雰囲気を持つバイクが開発され、2003年の東京モーターショーで展示された。
2004年4月には同スケール実動モデルが製作された。流石にアニメ版の常温超伝導デュアルパワー電動バイクとまではいかないものの(エンジンは249ccから998ccの単気筒から4気筒までの既存エンジンからユーザーが選択する方式を採っている。既にオーダーは受付終了)、実走可能なフルカスタムバイク(実際にナンバーを取得して公道をテスト走行している)が開発中である。なお同車は作者の原作・アニメ版監督の大友や講談社の「公認」を得ているとしている[11]。
ホンダの250ccスクーター「FUSION」をベースにした、カスタムコンプリートバイクが「才谷屋Factory」から販売されていた。また、バイク本体を含まない外装キットのみの販売もあった[12]。
後述のようにアメリカでの映画化が滞る中、アンブリン・パートナーズとして製作された2018年公開のスピルバーグ監督作品『レディ・プレイヤー1』ではヴァーチャルなゲーム世界において登場人物の一人・アルテミスが操るマシンとして、CGIで描かれた金田のバイク(作中でも「Kaneda's bike from AKIRA」と呼称)が登場し、外観の差異はあるものの部分的な実写化が達成された。
書誌情報[編集]
単行本は週刊誌と同じ大判サイズで小口への色付けを施すなど、凝った装丁になっている。日本国外ではアメリカンコミックのスタッフが着色した外国語版が流通しており、これを日本語に逆翻訳したものが『オールカラー国際版AKIRA(以下、国際版)』『総天然色AKIRA』として日本で発売された。
日本で単行本4巻が刊行された後にアニメ映画版の制作が開始され、原作漫画の連載は長期間休載となった。5巻の刊行までに実に3年間を要したが、映画の世界的ヒットにより発売された『国際版』には当時日本では未発売だった5巻の前半に相当する話が掲載されていた。『国際版』は1巻分の収録話が日本の単行本よりも少なかったため、日本で5巻として発売するには不足していた話数でも刊行可能であったためである。
4巻の巻末には「5巻が最終巻である」と告知されていたが、連載再開後は長期にわたり精力的に連載が継続されたため、結局5巻と6巻に分けられ、6巻が最終巻となった。
単行本[編集]
- AKIRA 第1巻 1984年9月21日発行 ISBN 4-06-103711-0
- AKIRA 第2巻 1985年9月4日発行 ISBN 4-06-103712-9
- AKIRA 第3巻 1986年9月1日発行 ISBN 4-06-103713-7
- AKIRA 第4巻 1987年7月10日発行 ISBN 4-06-103714-5
- AKIRA 第5巻 1990年12月11日発行 ISBN 4-06-313166-1
- AKIRA 第6巻 1993年3月23日発行 ISBN 4-06-319339-X
- オールカラー国際版AKIRA 第1集 1988年10月7日発行 ISBN 4-06-305011-4
- オールカラー国際版AKIRA 第2集 1989年3月17日発行 ISBN 4-06-305012-2
- オールカラー国際版AKIRA 第3集 1989年6月23日発行 ISBN 4-06-305013-0
- オールカラー国際版AKIRA 第4集 1989年10月20日発行 ISBN 4-06-305014-9
- オールカラー国際版AKIRA 第5集 1990年2月20日発行 ISBN 4-06-305015-7
- オールカラー国際版AKIRA 第6集 1990年5月31日発行 ISBN 4-06-305016-5
- オールカラー国際版AKIRA 第7集 1990年8月31日発行 ISBN 4-06-305017-3
- オールカラー国際版AKIRA 第8集 1990年12月10日発行 ISBN 4-06-305018-1
- オールカラー国際版AKIRA 第9集 1991年4月20日発行 ISBN 4-06-305019-X
- オールカラー国際版AKIRA 第10集 1991年9月20日発行 ISBN 4-06-305020-3
- オールカラー国際版AKIRA 第11集 1992年6月20日発行 ISBN 4-06-305021-1
- オールカラー国際版AKIRA 第12集 1996年9月20日発行 ISBN 4-06-305022-X
- 総天然色AKIRA 第1巻 2003年12月6日発行 ISBN 4-06-364500-2
- 総天然色AKIRA 第2巻 2003年12月6日発行 ISBN 4-06-364501-0
- 総天然色AKIRA 第3巻 2004年1月16日発行 ISBN 4-06-364502-9
- 総天然色AKIRA 第4巻 2004年2月16日発行 ISBN 4-06-364503-7
- 総天然色AKIRA 第5巻 2004年3月16日発行 ISBN 4-06-364504-5
- 総天然色AKIRA 第6巻 2004年4月16日発行 ISBN 4-06-364505-3
- 復刻版AKIRA アニメKC・コミックス 講談社 2000年8月23日発行
資料集[編集]
- AKIRA CLUB 1995年6月9日発行 ISBN 4-06-330003-X
- アキラ・アーカイヴ 2002年12月24日発行 ISBN 4-06-330195-8
最終回の違い[編集]
連載当時の最終回は、アキラたちが消え去った後、金田とケイがビルの上で朝日を見つめるシーンで終わるが、先述のとおり単行本では大幅に加筆修正され、後日談が追加された。
大東京帝国を金田や甲斐、ケイたちが受け継ぎ、外国の軍隊に対しアキラが金田たちの中で生存していることを宣告。生き残っていた大佐や、山形、鉄雄も一瞬ながら登場、さらに崩壊したはずのネオ東京が元の姿へと戻ってゆく幕切れとなっている。
アニメ映画版[編集]
AKIRA | |
---|---|
監督 | 大友克洋 |
脚本 |
大友克洋 橋本以蔵 |
原作 |
大友克洋 『AKIRA』 |
製作 |
鈴木良平 加藤俊三 |
出演者 |
岩田光央 佐々木望 小山茉美 玄田哲章 石田太郎 鈴木瑞穂 淵崎有里子 |
音楽 | 山城祥二 |
撮影 | 三澤勝治 |
編集 | 瀬山武司 |
制作会社 | 東京ムービー新社 |
製作会社 | アキラ製作委員会 |
配給 |
|
公開 |
|
上映時間 | 124分 |
製作国 |
![]() |
言語 | 日本語 |
製作費 | 約10億円?[52][54] |
配給収入 | 7億5000万円[55] |
1988年(昭和63年)に、日本で公開された。
まだ原作が連載中(4巻まで)の制作であったため、大友が自ら映画上映用に描き下ろした絵コンテをベースに、原作で言う3巻前後までの展開(鉄雄暴走・アキラ復活・ネオ東京の崩壊)の後、映画独自のラストに帰結する形でまとめられている。一方、クライマックスでの展開には原作のラストに通じる要素も多く含まれている。
映画製作費に、当時の日本のアニメーション映画としては破格の10億円[52][54]をかけ、70mmプリント・総セル画枚数約15万枚を使用。アフレコではなくプレスコを採用して、会話のアニメートもできるだけ自然に見えるように作画(通常リミテッドアニメーションでの人物の口の動きは3種類であるが、この作品では、日本語の母音数と同じ5種類で描かれている)、ドクターの使用する波形センサーの動きは、当時ほとんど採用例がなかった3DCGアニメーションとセル画の背景合成で再現するなど、贅沢な制作体制を取った。
同年12月のビデオ化にあたっては大友が自ら200ものカットに手を加え、さらに1億円[52][54]の巨額を投じ、撮影や音響を向上させた国際映画祭参加版としてリリース。スタッフやキャストの表記を全て英語に置き換え、ハリウッド・リポーター選出の「大人向けアニメ映画ベスト10」において4位にランクイン[56] するなど絶大な人気を集めると共に、その後の大人向けアニメの先鞭をつける形となった。
劇伴は芸能山城組が担当。ガムランやジェゴク、ケチャを使用した独特の楽曲は、劇伴の枠を超えた独自性を持ち、音楽面でも高い評価を得た。
2019年、新アニメプロジェクトの発表を受け、本作の4K画質によるリマスター版の制作を敢行。35mmマスターポジフィルムから変換し[57]、画質の向上に加えて山城祥二の指揮のもとに5.1ch音源のリミックスを実施[58][59][60]。IMAXレーザーなどIMAXシアターが導入されている全国36館にて[61][62]、2020年4月3日からリバイバル公開され[63][64][65]、6月5日からは通常の映画館でも4Kリマスター版が上映された[66][38]。さらには4K映像をドルビービジョンのHDR映像にリマスターを行い、全国7館のドルビーシネマでも12月4日に公開された[40][67]。
ストーリー(アニメ映画版)[編集]
1988年7月16日、関東地方で「新型爆弾」が炸裂し、第三次世界大戦が勃発。それから31年後、2019年の新首都「ネオ東京」では、反政府ゲリラと軍(アーミー)との衝突が続いていた。
不良少年の金田は、山形・甲斐・鉄雄といった仲間と共に、オートバイでの暴走に明け暮れる日々を繰り返していた。ある日、暴走中に鉄雄がタカシと衝突したことで警察に捕えられ、金田は留置所で出会ったケイに一目惚れする。
一方、事故をきっかけとして能力に目覚めた鉄雄は、同時に自我を肥大化させ、病院から脱走。見知らぬ少年の幻覚や幻聴に苛まれるようになり、怒りに任せて力を振るうようになっていく。そんな鉄雄を軍はアキラと並ぶ能力を秘めた実験体として管理下に置こうとするが、幼児期から金田に庇護されてきた鉄雄のコンプレックスを刺激するだけだった。鉄雄を止めるべくタカシらナンバーズも直接、あるいはケイを介して鉄雄との接触を試みるが拒絶される。
金田はケイと共に、軍のラボに潜入して鉄雄を救おうとするが、暴走した鉄雄によって山形たちが殺されたことで、鉄雄との対決を決意する。
鉄雄は軍や暴徒を退けて、導かれるように2020年の東京オリンピック会場でアキラの封印を解く。しかしそこにあったのは、分析のためにバラバラに分解され冷凍保存されたホルマリン漬けの臓器であった。駆けつけた金田が鉄雄との対決に敗れる一方、軍の敷島大佐が「SOL」(軌道レーザー衛星兵器)によるレーザー照射を実行。鉄雄はこれによって右腕を失うが、能力によって衛星軌道へ飛びSOLを破壊、墜落させる。鉄雄は右腕の代わりとして、瓦礫の破片を素材として義手を作り上げる。
翌日、オリンピックスタジアムの玉座に座る鉄雄は、大佐の説得を拒否。この時鉄雄は、肥大する能力のコントロールを失いつつあり、その兆候は肉体にも現れはじめる。金田との最終決戦の末に制御不能となった鉄雄は膨張する肉と機械の塊のような怪物へと変貌を遂げる。真っ先に巻き込まれたカオリが目の前で絞め殺されるのを見た金田は辛くも脱出。暴走する鉄雄の肉塊がタカシ、キヨコ、マサルらナンバーズを飲み込もうとした瞬間、ついにアキラが覚醒する。アキラの力がネオ東京を破壊する中、鉄雄の救いを求める声に呼応するかのように金田やナンバーズも相次いでアキラの光へ飛び込む。
金田はアキラの力に巻き込まれる中で、幼いころの鉄雄の記憶を見る。そしてナンバーズから、人々の間にもアキラの力の目覚めが始まっていることを知らされた金田。鉄雄はナンバーズとアキラによって別世界へ運ばれ、金田はケイの呼び声で元の世界へ引き戻される。
夜が明け、スタジアムの瓦礫の山で辛うじて生き延びた金田・ケイ・甲斐は、廃墟の谷間をバイクで疾走、崩壊したネオ東京へ去っていった。
声の出演[編集]
キャラクター | 日本語版 | 英語版 | 英語版(DVD版) |
---|---|---|---|
金田 | 岩田光央 | カム・クラーク | ジョニー・ヨング・ボッシュ |
鉄雄 | 佐々木望 | ジャン・ラブソン | ジョシュア・セス |
ケイ | 小山茉美 | ララ・コーディー | ウェンディー・リー |
竜 | 玄田哲章 | スティーブ・クレイマー | ロバート・ブッフホルツ |
敷島大佐 | 石田太郎 | トニー・ポープ | ジェーミソン・プライス |
ドクター | 鈴木瑞穂 | ルイス・ルメイ | シモン・プレスコット |
マサル | 神藤一弘 | ボブ・バーゲン | |
タカシ | 中村龍彦 | バーバラ・グッドソン | コディー・マッケンジー |
キヨコ | 伊藤福恵 | メローラ・ハート | サンディ・フォックス |
カオリ | 淵崎有里子 | バーバラ・ラーセン | ミシェル・ラフ |
山形 | 大倉正章 | トニー・ポープ | マイケル・リンジー |
甲斐 | 草尾毅 | ボブ・バーゲン | マシュー・マーサー |
根津 | 大竹宏 | トニー・ポープ | マイク・レイノルズ |
ミヤコ | 北村弘一 | スティーブ・クレイマー | ウィリアム・フレデリック・ナイト |
検査官 | 池水通洋 | ボブ・バーゲン | スティーブステーリー |
渡辺 | 荒川太郎 | ジャン・ラブソン | スキップ・ステルレッヘト |
桑田 | 岸野幸正 | ボブ・バーゲン | ジョナサン・C・オズボーン |
竹山 | 平野正人 | エディ・フライアーソン | |
島崎 | トニー・ポープ | ロバート・アクセルロッド | |
ゲリラ | ウォーリー・バー | マイケル・マコノヒー | |
アーミー | 田中和実 | スティーブ・クレイマー | カート・P・ウィンバーガー |
店長 | 秋元羊介 | ボブ・バーゲン | ジョン・スナイダー |
スタッフ[編集]
- 製作・著作 - アキラ製作委員会(講談社・毎日放送・バンダイ・博報堂・東宝・レーザーディスク・住友商事・東京ムービー新社)
- プロデューサー - 鈴木良平、加藤俊三
- 原作・監督 - 大友克洋
- 製作 - 野間佐和子
- 助監督 - 竹内啓雄、佐藤博暉
- 脚本 - 大友克洋、橋本以蔵
- 作画監督 - なかむらたかし
- 作画監督補 - 森本晃司
- 音楽監督 - 山城祥二
- 録音 - 瀬川徹夫
- 効果 - 倉橋静男
- 美術監督 - 水谷利春
- 撮影監督 - 三澤勝治
- 編集 - 瀬山武司
- 原画 - 福島敦子、井上俊之、大久保富彦、木上益治、沖浦啓之、坂巻貞彦、平山智、牟田清司、うつのみやさとる、竹内一義、江村豊秋、須藤昌朋、鈴木信一、植田均、富田邦、知吹愛弓、佐藤千春、瀬尾康博、時矢義則、二村秀樹、川崎博嗣、鍋島修、多田雅治、橋本浩一、岡野秀彦、堀内博之、長岡康史、仲盛文、大平晋也、北久保弘之、漆原智志、山内英子、梅津泰臣、高橋明信、寺沢伸介、本谷利明、柳野龍男、増尾昭一、小原秀一、金田伊功、河口俊夫、遠藤正明、松原京子、大塚伸治、田中達之、柳沼和良、金井次郎、高木広行、二木真希子、橋本晋治、高坂希太郎
- 動画 - 中村プロダクション、ドラゴンプロダクション、テレコム・アニメーションフィルム
- 動画協力 - OH!プロダクション、ガイナックス、スタジオダフ、スタジオディーン、MOOK、進藤プロダクション、玉沢動画舎、スタジオムサシ、スタジオLOOK、ファンタジア、ブーメラン、京都アニメーション、メルヘン社、ワープ、サムタック、スタジオぴえろ、手塚プロ、グループライナス、雷神フィルム、タイガープロダクション、スタジオ九魔、スーパースピリッツ、あすなろスタジオ、アニマル屋、マジックバス、アニメアール、ラジカルパーティー
- 色指定 - 山名公枝、池内道子、田中せつ子
- 仕上検査 - 塩谷典子、小川典子、柏倉由合子、立川照代
- 特殊効果 - 前川孝
- 仕上 - 遊民社
- 仕上協力 - テレコム・アニメーションフィルム、I・Mスタジオ、大阪アニメ・スタジオ、スタジオロビン、イージーワールド、鈴木動画、スタジオ九魔、エムアイ、スタジオノエル、スタジオマリーン、オフィスネクストワン、スタジオLOOK、ファンタジア、ボビー企画
- 美術 - 海老沢一男、池畑祐治、大野広司
- 設定・レイアウト - 渡部隆、田中精美
- ハーモニー - 高屋法子
- 背景 - スタジオ風雅、スタジオユニ、獏プロダクション、石垣プロダクション、小林プロダクション
- 背景協力 - なかやす巧
- 撮影 - 旭プロダクション、トムス・フォト
- 撮影協力 - トランス・アーツ
- CG制作 - ハイテックラボ・ジャパン(協力 - 住商電子システム)
- 演出助手 - 石堂宏之、須藤典彦
- 編集助手 - 足立浩
- クイックアクション - 森田吾朗
- 音楽
- 作曲・指揮 - 山城祥二
- 演奏 - 芸能山城組
- サウンドアーキテクト - 蒲田恵司
- 音楽ディレクター - 村本敬史、佐々木史朗
- レコーディングエンジニア - 依田平三、高田英男、吉岡恵一郎
- ミュージックエディター - 大野映郎
- 音楽制作 - ビクター音楽産業、アキラ製作委員会
- レコーディングスタジオ - ビクター青山スタジオ、アビラック ミュージックコミュニティセンター、昭和女子大学人見記念講堂
- 音響監督 - 明田川進
- 音響プロデューサー - 島田十九八
- 録音 - 内藤幸恵、清家利文
- 効果 - 柴崎憲治(東洋音響)
- 録音担当 - 尾形浩三
- 音響担当 - 三間雅文
- 音響制作スタジオ - D.S.Dゆりーか
- 音響制作協力 - マジックカプセル
- 制作進行 - 松本文一、山路晴久、高橋伸治、末定智弘、新井実、吉田純哉
- 制作事務 - 信元敬子
- 制作担当 - 角田研、池田陽一、横溝隆久
- 録音スタジオ - アオイスタジオ
- 現像 - 東京現像所
- タイトル - 石田功
- 制作宣伝 - 水尾芳正、熊井良助
- 制作スタジオ - アキラスタジオ
- アニメーション制作 - 東京ムービー新社
- 協力 - 有限会社マッシュルーム、タイトー、ソニー、ベストバイク社、フリーランスプランニング、NTT、有限会社スタジオハード、White House、KADOYA、友&愛ビジネスコーポレーション、やまもと寛斎、チチヤス乳業、コダック・ナカセ、パイオニア
- DOLBY技術協力 - 森幹生、極東コンチネンタル株式会社
TV放送[編集]
- 2004年7月10日(土曜日)26:10-28:40 TBSで放送された。
ゲーム[編集]
ファミコン版[編集]
1988年12月24日に、タイトーよりファミリーコンピュータ用ゲームソフトが発売された。
いわゆるコマンド総当たり式のアドベンチャーゲームで、シナリオ、プロデュースは大友本人が担当。ストーリーはアニメ映画版に基づいて構築されており、凝ったグラフィックや演出で、原作(アニメ)の雰囲気を再現している。また、間違った選択肢を選ぶとすぐにゲームオーバーになるなど難易度が高い[68]。
アニメ映画版を見ておかないと正しい選択肢を選ぶことが困難であったため、アニメ映画版に関するカルトクイズ的な意味合いもあった[68]。マルチエンディングシステムを採用し、バッドエンドも多数用意されているが、アキラの覚醒を金田が止めるといったアニメ映画版にはない展開や、大東京帝国の発足を匂わせるエンディングも見られる。
海外版(※後述のセガハード版含む)も発売予定だったが、開発中止となった[69]。
AKIRA PSYCHO BALL[編集]
『AKIRA PSYCHO BALL』(アキラ サイコボール)は、2002年2月21日にバンダイ(現:バンダイナムコエンターテインメント)より発売されたPlayStation 2用ピンボールゲーム。開発はカゼ。
アニメ映画版をモチーフにしたピンボール台が4台(うち1台は対戦プレイ用)あり、条件を満たすと台が変形・合体する。オープニングやマルチボール、ステージクリア時にはアニメ映画版のムービーが挿入される。
メガドライブ版[編集]
1994 - 95年頃に日米発売計画があったものの中止。今もなお続く海外のコンピュータゲーム展示会・CES出展の際、開発中のプレイ画面がフリーズする致命的なバグが出ている[69]。2019年にプロトタイプROMがコレクターの手に渡り、シューティングパートやアクションパートと言った複数ジャンルを内包したゲーム内容が公開された。
実写版映画[編集]
21世紀初頭から実写映画化に関する報道が出ていたが[70]、2019年5月にワーナー・ブラザースから製作が正式に発表され、この時点では監督にタイカ・ワイティティ、プロデューサーにレオナルド・ディカプリオ、アンドリュー・ラザー、ジェニファー・ダヴィッソンが就任。撮影はカリフォルニアで71日間に渡って行われ、2021年5月21日に全米公開予定とされていた。しかし同年7月に企画の無期限保留が発表され、公開予定などのスケジュールは全て撤回された[71]。
経緯[編集]
下記はこれまでに各種報道で示唆された情報。
- 2008年 - 具体的な監督名や公開時期が報じられ始める[72]。この時、監督にはルアイリ・ロビンソンを起用、製作の一人にレオナルド・ディカプリオも加わりワーナー・ブラザース配給で2009年夏に公開予定とされた。しかし製作は難航し、一時期は製作中止とも報道されてしまう[73](この時点でルアイリは監督降板)。
- 2009年秋 - プロジェクトが再始動[74]。ここからマーク・ファーガスとホーク・オストビーが脚本に参加。
- 2010年 - 新監督候補としてアレン・ヒューズとアルバート・ヒューズ(兄弟)の名前が報道で取り沙汰される[75]。
- 2011年
- 5月 - 「制作上の困難」を理由にアルバート・ヒューズ監督が降板[76]。この時点ではワーナー・ブラザースは製作を中断するつもりはなく、早期に新監督を決定し2011年後半ないしは2012年初めにクランクインする予定であった。
- 7月 - 新監督がジャウム・コレット=セラに決定したと報道[77]。
- 2015年6月 - 実写ドラマ版『デアデビル』第2シーズンを手掛けるマルコ・ラミレスが脚本を執筆することが決定したと報道[78]。
- 2016年6月 - ジャスティン・リンへ監督のオファーがあった(らしい)との報道[79]。
- 2017年9月 - ワーナー・ブラザーズがタイカ・ワイティティへ交渉中との報道[80]。
- 2019年
原作との相違点[編集]
- 時代設定は原作では2019年だが、実写映画版では2060年の東京となる。
スタッフ(実写版)[編集]
- 監督 - タイカ・ワイティティ
- プロデューサー - レオナルド・ディカプリオ、アンドリュー・ラザー、ジェニファー・ダヴィッソン
- 製作 - ワーナー・ブラザース
新アニメ[編集]
2019年7月4日、ロサンゼルスで開催された「Anime Expo 2019」で、新アニメプロジェクトの製作が発表された[84]。
脚注[編集]
- ^ 連載開始時は同誌はまだ隔週刊だったが、週刊化後も本作は隔週連載のままだった。
- ^ “「AKIRA」新アニメ化!新作長編SFも製作、大友克洋がAnime Expoで発表”. ナタリー. (2019年7月5日) 2019年7月5日閲覧。
- ^ 大友克洋「武器よさらば」復刊記念1万字インタビュー (5/6) - コミックナタリー 特集・インタビュー 2013年12月18日
- ^ a b c 『AKIRA』はなぜ2020年東京オリンピックを予告できたのか - 近藤正高, エキサイトニュース, 2013年9月12日 11:00
- ^ a b c d 『AKIRA』大友克洋が36年前に「2020東京五輪」を予言できたのはなぜか | 文春オンライン, 近藤正高, 2018年12月20日
- ^ a b 『AKIRA』の世界観のもと、東京の進化と再生を描く NHKスペシャル シリーズ「東京リボーン」 |NHK_PR|NHKオンライン (2018年12月14日のオリジナルからのアーカイブ)
- ^ 『AKIRA』の第一話が掲載された「週刊ヤングマガジン」1982年12月20日号の発売日と同じ日付。
- ^ 現実の2020年にも東京オリンピックが開催予定だったが、これは2013年に開催地が決定したものであり、本作とは全く関係のない偶然の一致であった。
- ^ AKIRA CLUB 1995
- ^ a b 『アキラ・グラフブック』講談社、1988年。ISBN 4-06-177711-4。OCLC 674303800。
- ^ 西坂真人 (2004年4月2日). “「ピーキー過ぎてお前にゃ無理だよ」――“金田バイク”が参考出展” (日本語). ITmedia NEWS. ITmedia. 2021年3月1日閲覧。
- ^ 渡邊宏 (2005年4月1日). “アナタのバイクを“AKIRAっぽい仕様”にするパーツ” (日本語). ITmedia NEWS. ITmedia. 2021年3月1日閲覧。
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- ^ a b 2020年9月24日にファニメーションの配給で4Kリマスター版が米国の445館で公開され、公開から3日間の興行成績で9位を記録した[44][45][46][47]。24日には一日限りIMAXでも上映された[48][49][50]。
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- ^ a b c 渡辺繁は2020年に「製作費11億(10億円+インターナショナル製作費他)かかっていません」「盛り過ぎ」とこの金額を否定している[1]。ただ渡辺自身はアニメ映画版AKIRAにはクレジットされていない
- ^ 福田瑠千代(ねとらぼ) (2020年6月8日). “映画「AKIRA」の製作費は「11億円」ではなく「約7億円」 ネット情報を関係者が訂正”. ねとらぼ. アイティメディア株式会社(ITmedia). 2021年3月1日閲覧。
- ^ a b c 実際の製作費は「7億円程度」(ねとらぼ)─ 元バンダイビジュアル渡辺繁の指摘、並びに講談社の製作担当だった角田研の証言によると「当初の予算は5億円でしたが、最終的に7億円になりました」[53]
- ^ 「邦画フリーブッキング配収ベスト作品」『キネマ旬報』1989年(平成元年)2月下旬号、キネマ旬報社、1989年、 171頁。
- ^ 米誌選出「大人向けアニメ映画ベスト10」 日本映画最上位は「AKIRA」の4位映画.com、2017年6月18日閲覧。
- ^ 取材・文 / 山下達也(ジアスワークス) (2020年4月15日). “『AKIRA』4Kでようやく真価を現す物凄さ、リマスター技術者に聞く「やっとフィルム本来のポテンシャルを全て表現できる」”. WHAT’s IN? tokyo(ワッツイントーキョー). 株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント. 2020年10月17日閲覧。
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- ^ 石井誠(いしいまこと) (2020年4月2日). “4月24日「AKIRA 4Kリマスターセット」発売記念!4月3日上映開始「AKIRA 4Kリマスター」IMAX®体験レポート”. V-STORAGE(ビー・ストレージ). 株式会社バンダイナムコアーツ. 2020年10月13日閲覧。
- ^ 鳥居一豊 (2020年4月23日). “【4K AKIRAは音が凄い!】『AKIRA 4Kリマスターセット』でますます進化したサウンドの秘密を公開!! “ハイパーソニック・ペガサス”プロセスでさらに高まった音のリアリティー”. Stereo Sound ONLINE. 株式会社ステレオサウンド. 2020年10月13日閲覧。
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- ^ 取材・文/神武団四郎 (2020年4月2日). “imaxでさらに心揺さぶられる!『akira』4kリマスター版を観るべき3つの理由”. MOVIE WALKER PRESS. 株式会社ムービーウォーカー. 2020年10月17日閲覧。
- ^ レポーター 山下達也 (2020年3月31日). “『AKIRA』IMAX上映に備えて。4Kリマスター&爆音の極限クオリティが傑作にもたらす新たな価値とは?【先行試写レポ】”. WHAT’s IN? tokyo(ワッツイントーキョー). 株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント. 2020年10月17日閲覧。
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- ^ 著者: 庄司亮一 (2020年11月18日). “『AKIRA』ドルビーシネマ上映決定、全国7館で12月4日から”. マイナビニュース. 株式会社マイナビ. 2020年11月20日閲覧。
- ^ a b マイウェイ出版『ファミコンクソゲー番付』2017年1月25日、p111
- ^ web上だと2002年には実写化の報道があったことが確認出来る。“「AKIRA」、実写映画化決定”. シネマトゥディ. (2002年4月16日) 2010年2月13日閲覧。
- ^ a b “ハリウッド実写映画『AKIRA』製作延期、無期限保留に ─ 脚本&キャスティング難航か、タイカ・ワイティティ監督は『マイティ・ソー』優先”. THE RIVER. (2019年7月17日) 2019年7月17日閲覧。
- ^ 「AKIRA」ハリウッドで実写版 スポーツニッポン 2008年2月23日
※現在は掲載期間終了につき、Internet Archive Wayback Machine内に納められたキャッシュ先 [2] から閲覧されたし。 - ^ ディカプリオのプロデュースによる実写映画版「AKIRA」は中止か? シネマトゥデイ 2009年6月15日
- ^ “実写映画版「AKIRA」は中止されていなかった!”. シネマ・トゥディ. (2009年9月9日) 2010年2月13日閲覧。
- ^ “実写版『AKIRA』の制作再始動!舞台はニュー・マンハッタンでワーナーがヒューズ兄弟と交渉中”. シネマトゥディ. (2009年2月11日) 2010年2月13日閲覧。
- ^ “ハリウッド実写版「AKIRA」の監督が降板を発表 クランクインは今年後半か来年に”. シネマトゥディ. (2011年5月27日) 2011年5月28日閲覧。
- ^ “実写版「AKIRA」監督は「アンノウン」ジャウム・コレット=セラ”. 映画.com. (2011年7月15日) 2011年7月20日閲覧。
- ^ “『AKIRA』ハリウッド実写映画化、今度は『デアデビル』ドラマ脚本家を起用”. クランクイン! (ハリウッドチャンネル). (2015年6月9日) 2015年8月9日閲覧。
- ^ “先が見えない『AKIRA』実写版、今度は『ワイスピ』監督にラブコール?”. クランクイン! (ハリウッドチャンネル). (2016年6月29日) 2016年6月30日閲覧。
- ^ ハリウッド版『AKIRA』新監督に『マイティ・ソー バトルロイヤル』タイカ・ワイティティが契約交渉中
- ^ ハリウッド実写版『AKIRA』2019年内に撮影開始か ─ 『マイティ・ソー バトルロイヤル』タイカ・ワイティティ監督が就任との報道
- ^ ハリウッド実写版『AKIRA』2021年5月、ついに米国公開決定 ─ 『マイティ・ソー バトルロイヤル』タイカ・ワイティティ監督、正式に就任発表
- ^ “「マイティ・ソー」第4弾、『バトルロイヤル』のタイカ・ワイティティが執筆&監督へ”. IGN JAPAN. (2019年7月17日) 2019年7月17日閲覧。
- ^ “「AKIRA」新アニメ化!新作長編SFも製作、大友克洋がAnime Expoで発表”. ナタリー. (2016年7月5日) 2016年7月6日閲覧。
外部リンク[編集]
- AKIRA公式サイト(バンダイビジュアル)
- 『AKIRA』ハイパーソニック・ワールドへようこそ(芸能山城組)
- AKIRA PSYCHO BALL
- AKIRA - allcinema
- AKIRA - KINENOTE
- AKIRA - オールムービー(英語)
- AKIRA - インターネット・ムービー・データベース(英語)
- AKIRA - YouTubeプレイリスト
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- 大友克洋の漫画作品
- 漫画作品 あ
- 1982年の漫画
- SF漫画作品
- 週刊ヤングマガジンの漫画作品
- 超能力を題材とした漫画作品
- 東京を舞台とした漫画作品
- オートバイを題材にした漫画作品
- 不良少年・不良少女を主人公とした漫画作品
- 暴走族を題材とした漫画
- 未来を題材にした漫画作品
- アニメ作品 あ
- 漫画を原作とするアニメ映画
- 1988年のアニメ映画
- 大友克洋の監督映画
- SFアニメ映画
- 超能力を題材としたアニメ映画
- 日本のSF映画作品
- 東京を舞台としたアニメ映画
- 東京ムービーのアニメ映画
- バンダイビジュアルのアニメ作品
- 東宝製作のアニメ映画
- 博報堂DYグループのアニメ作品
- ヤンマガKCのアニメ作品
- 不良少年・不良少女を主人公としたアニメ作品
- 不良少年・不良少女を主人公とした映画作品
- 暴走族を題材とした映画作品
- 未来を題材にしたアニメ作品
- 暴走族を題材としたアニメ