AK-726
表示
AK-726 | |
---|---|
![]() クリヴァクI型フリゲートに搭載されたAK-726 | |
種類 | 艦砲 |
原開発国 |
![]() |
運用史 | |
配備期間 | 就役中 |
諸元 | |
重量 | 約25,000 kg[1] |
要員数 | 9名[2] |
| |
砲弾 | 5.9 kg[1] |
口径 | 76.2 mm口径 / 59口径長[1] |
銃砲身 | 空冷式、2連装[1] |
仰角 |
-5°/+85°[1] 俯仰速度:30°/s[1] |
旋回角 |
±164°[1] 旋回速度: 35°/s[1] |
発射速度 | 45発/分(1門)[1] |
初速 | 980 m/s[1] |
最大射程 | 15,700 m[2] |
AK-726(ロシア語: АК-726)は、ソビエト連邦が開発した艦砲[1]。1950年代から開発された[1]。
概要
[編集]
1950年半ばからZIF-67の名称で開発が始まり、1956年には設計局が技術案を提出、1963年に量産を開始し、海軍への納入は1964年5月から行われた[1][3]。
76ミリ連装砲と称されることもあるが、実際の口径は76.2ミリである[1]。射程は15,700メートル、射高は13,000メートルで、5.9キログラムの砲弾を毎分90発の速度で射撃することができる[2]。砲身は空冷式だが、実運用時には射撃間に海水をポンプで放水して砲身を冷却する[1]。操作要員は9名で、MR-105 トゥレル(NATO名:アウル・スクリーチ)射撃指揮装置とセットで運用される[3]。
口径の割に大型で重量があったが、性能・信頼性ともに優れた砲であり、1134B型(カーラ型)大型対潜艦から159型(ペチャ型)警備艦まで、大小各種のソ連海軍艦艇に広く搭載されたほか、ルーマニア海軍の駆逐艦マラシェシュティやインド海軍の61ME型(ラージプート級)駆逐艦など、友好国の艦艇にも搭載された[1][3]。ただし、ソ連海軍が求める性能を十分に満たしたわけではなく、後継の艦砲はさらに大口径化することになった[3]。
搭載艦艇
[編集]![]() | この節の加筆が望まれています。 |
- ペチャ型フリゲート(159型警備艦)
- ミルカ型フリゲート(35型警備艦)
- コニ型フリゲート(1159型警備艦)
- クリヴァク-I型フリゲート(1135型警備艦)
- コトリン型駆逐艦(56型駆逐艦)
- キルディン型駆逐艦(56-U型駆逐艦)
- カシン型駆逐艦(61型大型対潜艦)
- キンダ型巡洋艦(58型ミサイル巡洋艦)
- カーラ型巡洋艦(1134-B型大型対潜艦)
- キエフ級航空母艦(1143型航空巡洋艦)※4番艦「バクー」は、AK-100に変更。
- イワン・ロゴフ級揚陸艦(1174型大型揚陸艦)
脚注
[編集]出典
[編集]参考文献
[編集]関連項目
[編集]- AK-100 (両用砲)
- AK-176 (両用砲)
- OTO 76mm砲 → 西側諸国における同世代・同規模の艦砲