ADC航空86便墜落事故
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![]() 同型機のボーイング727 | |
事故の概要 | |
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日付 | 1996年11月7日 |
概要 | 管制官のミス、及びパイロットエラー |
現場 |
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乗客数 | 134 |
乗員数 | 10 |
死者数 | 144 (全員) |
生存者数 | 0 |
機種 | ボーイング727-231 |
運用者 |
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機体記号 | 5N-BBG[1] |
出発地 |
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目的地 |
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ADC航空86便墜落事故は、1996年11月7日にポートハーコート国際空港発ラゴス空港行きのADC航空86便(ボーイング727-200)が空中衝突を避ける際に、過大な操縦を行ったためにコントロールを失って墜落した事故である。機体は高速で地面に激突し、乗員乗客144人全員が死亡した[1][2]。
事故機[編集]
事故機のボーイング727は、3機のプラット・アンド・ホイットニーJT8D-9Aエンジンを搭載しており、1969年4月29日の初飛行から、27年7ヶ月ほど飛行を行っていた[1]。
事故の経緯[編集]
86便はラゴスへ向けてFL240(24,000 フィート (7,300 m))で飛行していた。同時刻にTriax Airlinesが運航するTriax185便がラゴスを離陸し、FL160(16,000 フィート (4,900 m))を飛行中だった。ラゴスの管制官は86便に降下を許可した。しかし管制官は、86便にはすでにFL100(10,000 フィート (3,000 m))への降下を許可しており、86便はすでにTriax機より下にいると誤って考えていた。FL240からの降下中にFL160付近で86便の空中衝突防止装置(TCAS)が警報を発し、パイロットが衝突回避を試みた。しかし、機体を傾けすぎたために、機体は制御不能に陥った。機体の速度はおよそ16秒ほどで280 ノット (520 km/h; 320 mph)からにマッハ1に近くまで増加した。機体は急降下し、現地時間17時05分にエジリン付近に墜落した[1]。
事故原因[編集]
事故の主な原因として、86便をTriax185便の進路上への降下許可を出したという管制官のミスが挙げられた[1]。
脚注[編集]
外部リンク[編集]
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