A-A'

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A-A´」(エー・エーダッシュ) は、萩尾望都による日本SF漫画作品。 人間の人工の変異種である一角獣種について描いたシリーズの1作品で、同シリーズには他に「4/4(カトルカース)」、「X+Y」(エックス・プラス・ワイ)がある。

X+Y」は、第16回(1985年星雲賞コミック部門を受賞。

概要[編集]

A-A´」は、月刊雑誌『月刊プリンセス』(秋田書店)の1981年8月号に掲載。45頁。

4/4(カトルカース)」は、月刊雑誌『プチフラワー』(小学館)の1983年11月号に掲載。50頁。

X+Y」は、月刊雑誌『プチフラワー』の1984年7~8月号に掲載。前編50頁、後編50頁。

設定[編集]

一角獣種は、21世紀初頭に宇宙航行用に開発された遺伝変異種の人間で、盛り上がった頭部とそこに生える赤いたてがみに似た髪を特徴とする。感情表現が乏しく、動きが鈍く、注意力がないという性格的な特徴がある。また、赤外線の波長を見る能力があり、脳からはアルファ波を多く出している。しかし、ストレスに弱く、きまじめに仕事を続けるが、拒食症になり餓死した例が多くあり、種としては衰退し、現代では、隔世遺伝により、その特徴をもった人間がたまに現れるが、非常にめずらしい種となっている。

現代(23世紀頃)は、宇宙航行は既に実現され、太陽系内の惑星や衛星には人類が居住している。「A-A'」では、太陽系に近い恒星プロキシマトリマンの惑星の開発計画が進められている。開発計画のスタッフは、事故に備えて地球を出発前にクローン体が冷凍保存されており、死亡した場合にはクローン体が任務を続行する。

「X/Y」では、火星の建国から80年たっており、都市はドーム内にあるが、ドーム外でも活動が可能である。火星の大気圧を300ミリバールにする方法について、学会で検討されている状態である。

あらすじ[編集]

A-A´[編集]

一角獣種の少女アデラドは、プロキシマの第5惑星の開発計画にスタッフとして参加していたが、事故で死亡し、開発計画の前に作られたクローン体が再生された。再生されたアデラドは、3年前までの記憶を持ち、プロキシマに戻る。他スタッフはアデラドの帰還を歓迎するが、アデラドの恋人だったレグは、彼女を受け入れることができない。

4/4(カトルカース)[編集]

木星の第1衛星イオの第1実験都市に住む少年モリは、ESP能力の訓練を受けている。一角獣種研究の被験者の少女トリルと出会い、彼女の近くにいるとESP能力が増幅するのに気づく。モリは、次第にトリルに惹かれていくが、彼女の保護者である博士は、一角獣種は感情を持たない理想的な人間だと語る。

X+Y[編集]

一角獣種の少年タクトは、火星環境の改造を研究する研究者で、火星の学会に地球代表の一員として参加する。火星でタクトは、大学生となり学会でアルバイトをしているモリと出会うが、モリは、タクトに亡くなったトリルの姿を重ねる。

一方タクトは、偶然行った血液検査にて遺伝子がXX(ダブルエックス)であり、女性であることを告げられる。