WNBAドラフト

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WNBAドラフトWNBA Draft)は、アメリカ合衆国女子プロバスケットボールリーグWNBAが実施するドラフト会議である。

概要

WNBAのドラフト会議は毎年4月にブリストルESPN本社で開催される。

指名を受ける資格は22歳以上で4年制大学を卒業した者、高等教育機関を修了した者、あるいは高校卒業から4年が経過した者に与えられる[1][2][3]

ドラフト指名は3巡目まで行われる。NBA同様「ロッタリー」が導入されているが、NBAとは違い3巡すべての指名順において各上位5位まで適用される。

歴史

WNBA初年度である1997年より行われている。第1回は分配ドラフト(国内既存チームの選手対象)とエリートドラフト(他のプロリーグ選手対象)と新人ドラフトの3部構成となっている。エリートドラフトでは萩原美樹子フェニックス・マーキュリーより4位指名を受けている。新人ドラフトは4巡目まで実施された。

1998年、マウゴジャータ・ディデックユタ・スターズより外国人初の全体1位指名を受ける。

2003年ドラフト指名が3巡目まで短縮された。この年には陸上競技のマリオン・ジョーンズがフェニックスよりドラフト指名された。

1位指名

選手 出身国 出身校/クラブ 指名チーム
1997エリート ディーナ・ヘッド アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 テネシー大 ユタ・スターズ
1997 ティナ・トンプソン アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 南カリフォルニア大 ヒューストン・コメッツ
1998 マルゴ・ディデック ポーランドの旗 ポーランド Wychowania Fizycznego (ポーランド) ユタ・スターズ
1999 シャミーク・ホールズクロー1,2 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 テネシー大 ワシントン・ミスティクス
2000 アン・ワウタース ベルギーの旗 ベルギー ベルギー クリーブランド・ロッカーズ
2001 ローレン・ジャクソン3 オーストラリアの旗 オーストラリア キャンベラ・キャピタルズ (オーストラリア) シアトル・ストーム
2002 スー・バード2 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 コネチカット大 シアトル・ストーム
2003 ラトーヤ・トーマス アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ミシシッピ州立大 クリーブランド・ロッカーズ
2004 ダイアナ・トーラジ 1 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 コネチカット大 フェニックス・マーキュリー
2005 ジャネル・マッカービル アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ミネソタ大 シャーロット・スティング
2006 サイモン・オーガスタス1,3 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ルイジアナ州立大 ミネソタ・リンクス
2007 リンジー・ハーディング アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 デューク大 フェニックス・マーキュリー (MINからの交換)
2008 キャンディス・パーカー1,4 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 テネシー大 ロサンゼルス・スパークス
2009 エンジェル・マコートリー1 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ルイビル大 アトランタ・ドリーム
2010 ティナ・チャールズ1 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 コネチカット大 コネティカット・サン
2011 マヤ・ムーア1, 2 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 コネチカット大 ミネソタ・リンクス
2012 ネカ・オグウマイク1 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 スタンフォード大 ロサンゼルス・スパークス
2013 ブリトニー・グリナー アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ベイラー大 フェニックス・マーキュリー
2014 チニー・オグウマイク アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 スタンフォード大 コネティカット・サン
2015 ジェウェル・ロイド アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ノートルダム大 シアトル・ストーム
2016 ブレアナ・スチュワート アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 コネチカット大 シアトル・ストーム
2017 ケルシー・プラム アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ワシントン大 サンアントニオ・スターズ
2018 A'ja Wilson アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 南カリフォルニア大 ラスベガス・エイサーズ
2019 Jackie Young アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ノートルダム大 ラスベガス・エイサーズ
2020 Sabrina Ionescu アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 オレゴン ニューヨーク・リバティ

Notes:

  • 1: そのシーズンにて最優秀新人受賞.
  • 2: そのシーズンにてオールスター戦出場。
  • 3: そのシーズンにてオールスター戦補欠。
  • 4: そのシーズンにて最優秀選手受賞。

脚注

  1. ^ Bishop, Greg (2009年6月16日). “Rutgers Basketball Star to Turn Pro in Europe” (英語). The New York Times. 2009年12月6日閲覧。
  2. ^ Analyzing the WNBA's Mandatory Age/Education Policy from a Legal, Cultural, and Ethical Perspective: Women, Men, and the Professional Sports Landscape See Note #100
  3. ^ Article XIII, Section 1 of the CBA; WNBA CBA

関連項目