in vitro

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証拠(科学的根拠またはエビデンス)の強さは、上に行くほど強くなる。上に向けて蓄積されていくので二次研究が一次研究を拾いきれないラグも起こりうる。また効果のみを評価し副作用を考慮していない場合もある。
  in vitro(試験管)など

(ニューヨーク州立大学作成[1]

in vitro(イン・ビトロ、イン・ヴィトロ)とは、生物学実験などにおいて、試験管内などの人工的に構成された条件下、すなわち、各種の実験条件が人為的にコントロールされた環境であることを意味する。語源ラテン語の「ガラスの中で(試験管内で)」。対立する概念は in vivo である。

概要

理想的には、培地溶液の内容物の種類及び量について全て明らかであり、未知の条件が殆ど無いと言えるケースである。

in vitroin vivo の区別は研究分野によって多少異なる。個体あるいはその組織臓器を対象としている生理学などでは、個体を扱えば in vivo、それから取り出した組織等を扱えば in vitro となる。一方、細胞以下のミクロな対象を扱う細胞生物学や分子生物学では、培養した細胞を扱えば in vivo、細胞から取り出した細胞内器官や物質(DNA蛋白質など)を扱えば in vitro ということが多い。つまりどのレベルを「生きている」と見るかの違いである。

脚注

  1. ^ SUNY Downstate EBM Tutorial”. library.downstate.edu. 2004年3月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年9月3日閲覧。

参考文献

関連項目

外部リンク