鹿島建設

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鹿島建設株式会社
KAJIMA CORPORATION
鹿島建設本社
種類 株式会社
市場情報
大証1部(廃止) 1812
2013年7月12日上場廃止
略称 鹿島
本社所在地 日本の旗 日本
東京都港区元赤坂1-3-1
設立 1840年創業 法人設立1930年(昭和5年)2月22日
業種 建設業
法人番号 8010401006744 ウィキデータを編集
事業内容 建築土木コンサルティング小売業
代表者 押味至一代表取締役社長兼社長執行役員
渥美直紀(代表取締役兼副社長執行役員)
小泉博義(代表取締役兼副社長執行役員)
茅野正恭(代表取締役兼副社長執行役員)
資本金 814億4,700万円(2020年3月)
発行済株式総数 10億5,731万2,022株
売上高 連結:2兆107億5,100万円
単体:1兆3,050億5,700万円
(2020年3月期)
営業利益 連結:1,319億8,700万円
単体:1,110億4,400万円
(2020年3月期)
純利益 連結:1,032億4,200万円
単体:801億3,600万円
(2020年3月期)
純資産 連結:7,960億2,000万円
単体:3,704億8,500万円
(2020年3月期)
総資産 連結:2兆1,721億800万円
単体:1兆5,936億4,300万円
(2020年3月期)
従業員数 連結:18,756人 単体:7,941名
(2020年3月末現在)
決算期 3月末日
主要株主 日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 5.98%
日本トラスティ・サービス信託銀行(信託口) 4.98%
鹿島昭一 2.99%
三井住友銀行 1.93%
鹿島社員持株会 1.74%
(2017年3月期)
主要子会社 鹿島道路
鹿島八重洲開発ほか
関係する人物 鹿島守之助
渥美健夫
石川六郎
中曽根康弘
中村満義
外部リンク https://www.kajima.co.jp/
特記事項:建設業者許可番号:国土交通大臣許可 特定建設業 第2100号
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鹿島建設株式会社(かじまけんせつ)は、日本の大手総合建設会社である。対外的には鹿島と称する。

概要

スーパーゼネコン」とも称される、ゼネコン大手五社(鹿島建設、大林組清水建設大成建設竹中工務店)の一つである。

超高層ビル事業を得意とし、蓄積された高度な技術とノウハウ、業界随一の技術研究所を有している。東京駅の八重洲口再開発や丸の内駅舎保存・復原工事(2012年10月1日完成)、秋葉原地区などの開発事業や海外でのプロジェクトにも実績が豊富である。一方で社員があっせん利得処罰法違反で逮捕されるなど、数々の談合事件にも関与しており、その後の建設業者に少なからず影響を与えている。

コーポレートスローガンは「100年をつくる会社」である。

沿革

関連会社

主な施工物件

開発地等

  • 高幡鹿島台ガーデン54|東京都日野市南平, 基本計画者/宮脇檀建築研究室、1984年
  • フォレステージ高幡鹿島台|東京都日野市南平, 基本計画者/宮脇檀建築研究室、鹿島建設、1998年
  • フォレスト・ビューKAJIMA南山手|
  • 志木ニュータウン|1971年から、民間企業による住宅地開発としては国内屈指
  • とみや大清水21|宮城県黒川郡富谷町大清水一丁目 仙塩広域都市計画事業 富谷町大清水土地区画整理事業
  • シーアイタウン利府・葉山ガーデンズポート|宮城県利府町、伊藤忠都市開発
  • センチュリーフォレスト|うぐいす住宅建替事業
  • TOKYO TIMES TOWER秋葉原地区再開発事業に伴う超高層マンション
  • 汐見台ニュータウン|宮城県宮城郡七ヶ浜町汐見台, 1980年, 西洋環境開発と
  • 岡本レジデンス|アーキサイトメビウスと。世田谷区岡本の丘、邸宅マンションプロジェクト
  • ウェストヒルズ16区|福岡市西区 福岡市の中心・天神地区の西方約10kmの丘にたつ住宅街
  • うぐいす住宅渋谷区鶯谷町
  • 分譲レジデンス 「マスタービューレジデンス」|
  • 埼玉県プロジェクト『七彩の街』彩の国 機能複合型住宅市街地整備事業|リクルートコスモスほか4社の企業グループの事業計画最優秀案
  • LAZONA川崎レジデンス|駅直結、大型商業施設棟と大規模住宅棟、東芝グループや三井不動産と
  • 青葉台パークホームズ弐番館|三井不動産・鹿島建設の旧分譲、鹿島建設の施工で1995年に8月に竣工したマンション

不祥事

  • 100人を超える中国人労働者が過酷な労働により死亡した花岡事件
  • 2005年に問題となった耐震強度偽装事件との関連で、鹿島と大林組が施工した物件でも構造計算書の偽装が確認された。両社は「不審に思わなかった」と釈明した[1]
  • 2010年(平成22年)4月7日、建材メーカーの岐阜折版工業岐阜県羽島郡岐南町)などと共同開発したビル用外壁が、耐火構造の仕様に適合しないことが判明した[2]
  • 2010年(平成22年)12月、大阪市北区内で建設した21階建のビルについて、鉄骨1本が傾いたにもかかわらず、そのまま工事を続け、完工させていたことが判明した[3]
  • 2012年2月7日、岡山県倉敷市のJX日鉱日石エネルギー水島製油所で海底パイプラインをシールドトンネルで施工中に水があふれ出し、作業員5名が死亡した。原因は2013年現在も調査中である(倉敷海底トンネル事故)。
  • 2013年(平成25年)12月、鹿島が施工となった東京都港区青山のマンション「ザ・パークハウス グラン南青山高樹町」について、水道管などを設置するための「スリーブ」と呼ばれる穴600ヶ所を開け忘れ、後から配管を通すために穴を開けた(コア抜き)際に一部の鉄筋が切断された。このため同マンションの事業主である三菱地所レジデンスは契約者への引渡しを中止し、鹿島の全額負担により解体と建て直しを行うこととなった[4]
  • 2018年(平成30年)3月2日 - 中央新幹線をめぐる談合で、担当部長が独占禁止法違反の容疑で東京地検特捜部に逮捕された[5]公正取引委員会の刑事告発を受け3月23日には法人としての鹿島建設と担当部長が起訴された[6]

関連人物

関連項目

脚注

外部リンク