鈴木正 (思想史家)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。2402:6b00:5609:ef00:3807:ae27:9059:775b (会話) による 2018年3月30日 (金) 16:50個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

鈴木 正(すずき ただし、1928年6月23日 - )は、日本の思想史家名古屋経済大学名誉教授

名古屋市生まれ。本名・正則。雅号は華情(カジョウ) [1]

1947年、愛知第一師範学校(現在の愛知教育大学)卒業 [2]。1949年レッドパージのため中学教諭の職を失う。54年思想の科学研究会会員となり、中井正一中江丑吉狩野亨吉らを研究。市邨学園短期大学教授、79年名古屋経済大学教授。のち副学長。中国・山東大学客員教授。

『暗殺秘録 明治・大正・昭和』が日本暗殺秘録として映画化された。

著書

  • 『日本の合理論 狩野亨吉と中井正一現代思潮社・現代新書 1961
  • 『近代日本の理性』勁草書房 1967
  • 『暗殺秘録 明治・大正・昭和』原書房 1968 100冊選書
  • 『日本思想史の遺産』ミネルヴァ書房 1969 社会科学選書
  • 『日本の合理論』ミネルヴァ書房 1970 社会科学選書
  • 『狩野亨吉の研究』ミネルヴァ書房 1970
    • 『狩野亨吉の研究』ミネルヴァ書房(増補版) 2013 ミネルヴァ・アーカイブズ
  • 『日本近代思想の人間類型』新泉社 1973
  • 『近代日本のパトス』勁草書房 1977
  • 『書架のこよみ』新泉社 1979
  • 『狩野亨吉の思想』第三文明社・レグルス文庫 1981/平凡社ライブラリー(増補版) 2002 
  • 『戦中と戦後精神』勁草書房 1981
  • 『知の在野精神』勁草書房 1984
  • 『思想史の横顔』勁草書房 1987
  • 『思想者のシルエット』勁草書房 1991
  • 『日本近現代思想の諸相 書評拾集』農山漁村文化協会 1993 人間選書
  • 『日本近現代思想の群像 月旦拾集』農山漁村文化協会 1994 人間選書
  • 『時代に反する思想』北樹出版 1997
  • 『書物・人物・心景』北樹出版 1999
  • 『本と人と影』北樹出版 2002
  • 『戦後精神の探訪 日本が凝り固まらないために』農山漁村文化協会 2005 人間選書
  • 『九条と一条 平和主義と普遍的妥協の精神』農山漁村文化協会 2009
  • 『狩野亨吉と安藤昌益』安藤昌益と千住宿の関係を調べる会 2011 昌益文庫  
  • 『戦後思想史の探究 思想家論集』平凡社 2013 

共編著

  • 『日本のマルクス主義者』編 風媒社 1969
  • 『中江丑吉の人間像 兆民を継ぐもの』阪谷芳直共編 風媒社 1970
  • 『近代日本の哲学』古田光共編著 北樹出版 1983 現代哲学選書
  • 『近代日本の哲学者』卞崇道共編著 北樹出版 1990
  • 『日本思想の可能性 いま…近代の遺産を読みなおす』山領健二共編 五月書房 1994
  • 『戦後日本の哲学者』王守華共編著 農山漁村文化協会 1995
  • 『転向再論』鶴見俊輔,いいだもも共著 平凡社 2001
  • 『日本知識人のアジア認識』編著 北樹出版 2003 叢書パイデイア
  • 『アジアと日本 平和思想としてのアジア主義』李彩華共著 農山漁村文化協会 2007

脚注

  1. ^ 日外アソシエーツ現代人物情報
  2. ^ 日外アソシエーツ現代人物情報

参考

  • デジタル版日本人名大辞典:[1]
  • [2]