迦具夜比売命
時代 | 上古 |
---|---|
生誕 | 不明 |
死没 | 不明 |
父母 | 父:大筒木垂根王 |
子 | 袁邪弁王 |
迦具夜比売命(かぐやひめのみこと、生没年不明)は、古墳時代の日本の人物。
概要
『古事記』にのみ登場する女性で、大筒木垂根王(比古由牟須美命の子)の娘であり垂仁天皇の后とされる。子は袁邪弁王。
考証
迦具夜比売の曽祖母の名が竹野媛、叔父の名が讃岐造に関連する讃岐垂根王であり、父の大筒木垂根王の名も優れた竹細工技術や月神信仰を保有した隼人の居住地である山城国綴喜郡を指すものと見られることから、この人物がかぐや姫のモデルであるという説がある。また常世信仰や不老不死に繋がる田道間守の伝説を一族に持つ神功皇后の実名と見る説もある[1]。
脚注
- ^ 「随想 かぐや姫の物語」『古樹紀之房間』、1995年。